<2日目・縄文杉登山の巻>

朝3時50分起床!!
結局、あまり眠れないまま・・・
前日に、予約しておいた、朝と昼のお弁当をフロントまで取りに行き、部屋で、朝の
お弁当を食べる。
とにかく、山はトイレが少ないので、朝食はホテルで取って、トイレへ行っておくように!
と、言われていたから。
慣れない登山用の服や小物を身に付け、ザックに水やお弁当を詰めて、これまた
慣れない登山靴を、玄関で悪戦苦闘しながら履き、5時過ぎに、迎えに来てくれたバスに
乗り込んだ。
夏のシーズン中は、車両規制があったりするので、ツアーなどで申し込む方がいいかも。
登ってみて実感した事だけど、登山に慣れてない人は、絶対ガイドさんを頼んだ方が
良い!! 理由は追々・・・

宿から、約1時間ほどで、荒川登山口に到着。
バスの中で紹介されたガイドさん1人に、今回は私達4人と、大阪からいらした若い女性
2人の6人が1グループ。
バスから降りた途端、とっても涼しい!!
昨日、山では雨が降ったらしく、そのせいで涼しいらしい。
トイレを済ませた後、準備体操をして、いよいよ登山開始!!
 こんな感じの登山口。
片道約10キロの道のりの内、8キロは、トロッコ道。1列に並んで歩きます。
起伏の少ないなだらかな上りだけど、結構ペースが速い!
普段から、歩くペースが早いと、よく言われる自分には、なかなか良いペースに感じた
けど、母が大丈夫かな?とちょっと心配になったり〜。
ガイドさんからは、絶対に真ん中を歩くように、枕木の端は滑るから、絶対に踏まない
ように!!と厳しく注意があります。
行きは淡々と歩いて下さい。見て欲しい所では、止まって合図します。
絶対上やら横を見ない!足元をしっかり見ながら歩いて下さい!!
よそ見したら怪我しますよ!!と何度も。
最初は、なんか怖いガイドさんやなぁと思ってたけど、実はとっても良いガイドさんだった。
「荒川トンネル」
歩き初めてすぐに出現するトンネル。
なんか出てきそう??(笑)
ちょっとワクワクする。

トロッコ道には、20ほどの橋が
あります。
この橋には、欄干がありますが・・・
こんな風に欄干のない橋も幾つかあって、
余所見をしてはいけない!というのも、
納得・・・
足元遥か下は、大きな岩がゴロゴロした、
渓谷だったり〜
なかなかスリルがあって、最初のうちは、
ちょっと怖かった(^^;
高所恐怖症の人には無理かもしれない。


あまり、景色を楽しむ余裕もなく、淡々とトロッコ道を45分、約2キロ半ほど
歩いた所で、昔、集落があった「小杉谷」へ到着。
ここで、少し休憩。。。まだまだ足は余裕だ。
キレイな沢が流れていて、水が汲めると言う事だったので、少し水分を補充。
この登山では、持参する水分はペットボトル500mlで十分。
途中に、こういう水場が、何箇所かあって、天然のミネラルウォーターが汲めるの。
登山の時は、普通の水より、スポーツ飲料などの方が良いので、粉タイプの物を
持って行くと便利なのです!お茶は利尿作用があるので×
5〜10分ほど、ザックを降ろして、足を休めたら出発!
この休憩時間の間隔も、とっても大切なのね。長過ぎてもよくないし、取らずに
歩くのもよくない。
この辺の判断が、登山経験のない自分達だけで行くと、難しい所。
この後も、淡々とトロッコ道を歩いていくと、ガイドさんが、
「もののけ姫」は見ましたか?と皆に尋ねた。
ほとんど全員が見ました〜!と言うと、教えてくれました。
何かに似てない?
「もののけ姫」に出てくる
“ししがみ様”のモデルになった木
だそうです。
写真では分かりにくいけど、
目もちゃんとあるのよ〜
自然ってすごい・・・
そろそろ足も、だるくなってきたなぁ〜と
思っていた頃、人が集まる杉が・・・
「三大杉」
一代目が倒れ、その上に2代目が
そして、2代目が切られた切り株に
3代目の杉が育ったという杉。
屋久島の地下は硬い岩盤に
なっているため、根っこが持ち上がって
くるので、根元に空洞がある杉が多く
見られるらしい。

長かったトロッコ道も、やっと終点の大株歩道入口。
8キロの道のりは、さすがに少し足にきてるかも・・・
休憩と、トイレと、水分補充を済ませ、いよいよ本格的な登山道に突入!!
急勾配で不規則な木の階段や、木の根っこ、石の段差を登って行く。
ペースもゆっくり、こまめに休憩を入れつつ、足元に注意して登る。

最初の見所「翁杉」
推定樹齢2000年といわれている杉
苔に覆われた風貌は、名前の通り、
なんとなく“翁”って感じがする(笑)
そして、次の見所、「ウイルソン株」
だけど、人が多かったので、帰りに
ゆっくりと中に入って見ることにして、
ここでは休憩のみ。
まずは、縄文杉に辿り着く事を
第一目標にしましょう!とガイドさん。
それに、この株の中は、午後からの
方が、太陽の光がキレイなんだとか。
さて、ここまで、まずは第一関門突破!
でも、ここからがさらに長く、きつくて辛い登りが続く・・・
ほぼずっと、母の後ろを歩くようにしていたんだけど、おしゃべりな母が、
かなり無口になってきた。
60歳の足には、そうとう堪えていたようだ。
足が上がり難そう・・・大丈夫かな?
この辺りまで来ると、朝一で登った人たちが降りてくるのに出会う。
挨拶を交わしながら、「まだまだ!頑張って下さいね!」と声をかけて下さる。
「あとどのくらい?」と、会う人ごとに尋ねる母。
「まだまだやって言うといて下さいよ〜」と、後ろからはっぱをかける私。(笑)
そういう自分も、かなり辛くなってきた・・・そんな時に現れたのが。。。
「大王杉」
でかい!!今まで見た中では一番の大きさ。
推定樹齢3000年。
大王の名に相応しい迫力だ。
疲れた体に、気合が入った。
そして、「夫婦杉」
手前の杉と奥の杉の枝が繋がってるの。
仲良く手を繋いでいるように見える。
ここを過ぎると、目指す縄文杉まで、もうちょっと。
降りて来る人達が、「あと少しです!頑張って!!」と、声をかけてくれる。
気持ちは逸るけど、なかなか動かない足・・・母は相当辛そうだ。
30分ほど歩いた所で、人々の歓声が聞こえてきた。
そして、チラチラと、縄文杉の姿も見えてきた!!
縄文杉を見るためには、展望デッキに上がらなければならない。
以前は触る事も出来たらしいけど、根っこが踏まれ、杉が弱ってしまうのを防ぐため
今はデッキが作られていて、見るのみ。
さすがに、一番人の多い時期。かなり混雑していたけど・・・
ついに会えた〜〜〜!!!
「縄文杉」!!!
この時ばかりは、感動で涙が出そうになった。

推定樹齢7200年とも言われている縄文杉。
大人11人が、手をつないで輪を作ったくらいの
大きさだそう。
現在、見つかっている中では、最大の屋久杉。
諸説あるようですが、7200年が納得できる。
他の杉とは全く違う風貌。
なんだか神々しくさえ感じる。
ものすごい迫力と、オーラ。
人が多くて、ゆっくり縄文杉と語り合うなんて事は出来なかったけど、
写真を撮って、ちょっと眺めてから、もう少し上の、広い場所で、昼食タイム。
朝、宿で受け取ったお弁当。う〜ん・・・イマイチだけど、帰りのパワーにはなる。
この時、やくしかが一頭、お弁当を狙ってやってきた。
でも、人から餌を貰う事は、鹿が野生で生きていけなくなる事。
絶対に、あげてはいけないのです。
心を鬼にして、近寄ってくる鹿に「ダメ!」と一喝。

お弁当を食べて、少し休憩したら下山。
帰る前に、もう一度だけ、今度は少しゆっくりと、縄文杉との時間を作ってくれた
ガイドさん。
帰りは、行きにはゆっくり見れなかった、風景や杉の説明もしてくれた。
こんな面白い枝も。
メデューサ?蛸の足??(笑)
登りきったときは、帰れるかなぁと思ったほど、疲れてたけど、
お弁当たべたら元気になった(笑)
割と、楽に歩ける。
景色を楽しみつつ、足場が良い所では写真も撮る余裕も出てきた。
行きに、とばした「ウイルソン株」。
秀吉が命じて、切られたとも言われている木の切り株。
帰りには、中に入って、見る事ができた。

10畳分ほどある内部。
中に入って上を見上げると、こんな感じ。
だけど、ある場所から見上げると・・・
こんな風に、ハート型に見える
地点がある。
そして、しばらく歩いていくと、こんな木も・・・
何に見える??
大きな魚が口を開けているように
見えませんか?
USJのジョーズみたいに、頭を入れて、
写真を撮る人、多数(笑)

行きは長く感じられた、約2キロほどの登山道。
帰りも長くて、下りは足に負担もかかるけど、行きよりは楽に降りてこられた。
そして、またまた長い、トロッコ道の始まり。
長いトロッコ道だけど、自然がとってもキレイ。
そんな事を感じながら歩ける余裕が出てきた。
杉の切り株の上に芽を出した、
杉の赤ちゃん達。
新しい命の成長は、ゆっくり
ゆっくり進むのです。
壊してはいけない、自然を改めて
感じる登山でもあります。
行きで通った橋が、幾つも出てきて、あの荒川トンネルを越えると、
ついに、登山も終了!!!
往復約20キロ。10時間。歩ききったぞ〜〜〜!!!
無事、帰ってきたところで、ガイドさんと握手。
皆で、登山口の看板をバックに、ばんさ〜い!!ポーズの記念写真(笑)

他のグループも、下山して、揃った所で、バスで宿へ。
バスの中では、ガイドさんが隣だったので、明日行く予定の白谷雲水峡のこと
などを、いろいろと教えて貰った。
明日は、ガイドさんも白谷でのガイドをするらしく、また会うかもしれないね〜
と言われていた。
最初は怖そう・・・と思ったガイドさんだったけど、的確な判断をしてくれて、
とても上手に歩かせてくれた。
その証拠に、帰りが凄く楽に歩けた事と、動けなくなる程の、筋肉痛を覚悟
していたのに、ほとんど痛みが出なかったの!
これにはほんと、びっくりした!!

宿へ帰ってからは、温泉で汗を流してほっこし。
しっかり夕食を食べ、また、少し屋上で星を観察。
この日は、流れ星が見られて、ちょっと満足。
さすがに、体も心地良く疲れて、早めの就寝で、ぐっすり熟睡〜〜

3日目へ続く