月光

月光


街灯のちっともないこの道に 影が伸びていた

見上げれば 随分手前に浮かぶ 真珠色した月

雲達は月に寄り添うように 淡く淡く照らされてる

それはまるでおとぎ話で

あの向こうには 見た事ない国があるんじゃないか なんて事さえ

本気で思える

 月よ 僕のこのちっぽけな体(カラ)を その月光で貫いて

 照らしてくれないのなら せめて 心を殺してよ


僕の立ってるこの場所は はるか君から見えてるかな

まっすぐ目の前に引かれてる 夢と現実の境界線

灯は敷き詰められるように 遠く遠く輝いてる

それは少し不自然で

何もかも吸い込みそうなあの空に 全て委ねてみようか なんて事さえ

迷いなく思える

 月よ 僕のこのちっぽけな体(カラ)に その白光のように溢れる

 届く事がないのなら せめて 心を枯らせてよ


 月よ 僕のこのちっぽけな体(カラ)を その月光で貫いて

 照らしてくれないのなら せめて 心を殺してよ