

「そんな真冬の夜に」が終わったところで、ステージ上には脚の高い椅子が3つ並べられました。そこに、スズーキさんを中央にして、両脇にソプラノサックスを持ったJr.さんとアコースティックギターを持ったマロさんが座りました。他のメンバーはどうしたかというと、ステージJr.さん側袖にジャッキーさんはタンバリン、ガジさんは三浦さんのおニュー(笑)の打楽器、ハカマさんは振るとシャカシャカマラカスのような音がする手の平大の楽器(名前がわからない)とそれぞれいろんなパーカッションを持ってスタンバイ。三浦さんはそのままパーカッションセットの前に。
「今日はワンマンって事で前々から告知してたら、なんと、僕の手元にファンから一通の手紙が届きました。今日はそんな手紙をここでご披露したいと思います。えー・・・東京都板橋区のペンネーム『プリンセス天童よしみ』さんです」
それ絶対ファンからの手紙じゃないってー!!(笑) ずいぶんちゃちい紙に書いてあったっぽいし(笑)。
で、その手紙の内容を簡単に書くと、今日9月29日がプリンセス天童さん(プリンセス天功とかけてるらしい(笑))、もといプリンセス天童さんのもう一つの怒りん坊な人格「ナギサ・オオシマ」(笑)の誕生日(出現日?)だということで、天童さんの大好きなマロさんのアコギをバックに何か一曲プレゼントしてほしい、という事でした。かなりはしょって書いたけど、実際この手紙を朗読していたのを聞くと、内容があまりにも可笑しくて笑いが止まりませんでした・・・。
「・・・ってなわけで、ペンネーム『プリンセス天童よしみ』さん、今日来てくれてると思うけど(笑)、そんなプリンセス天童よしみさんに一曲プレゼントしたいと思います! こんな曲をアコースティックバージョンにしてみました」
と言う事で演奏されたのは、ナギサ・オオシマの出現で彼氏を傷つけてしまったというプリンセス天童よしみさんの涙・なみだの物語にちなんで、「涙・なみだの物語」のアコースティックバージョン! この曲やってるとき、メンバーみんなすごく楽しそうでした。ニコニコして。スズーキさんなんて、途中で椅子の上に立ち上がっちゃって、慌ててJr.さんやさらには袖で演奏していたハカマさんまでも飛び出して椅子を支えたりしてて(笑)、そんなところもとても微笑ましく感じたりして。
「涙・なみだ〜」の演奏が終わると、みんな口々に「いやー、よかったよ! よかったよ!」とお互いの労をねぎらいあっていたんだけど、そんな中スズーキさんだけぽつーんと独りぼっち・・・。「オレは? ねぇ、オレだろ?!」ときょろきょろ他のメンバーを見るけど、全員全く無視!
「・・・必要、ないんだね?? みんなオレが必要ないんだね?! オレはもう帰らせてもらう!!」
そう言ってスズーキさん、ステージから駆け下りて帰っちゃいました。そんなスズーキさんを、ステージ上のメンバーは引き留めないばかりか「バイバーイ」と平気で見送ってる人も(笑)。後には客席からの「えーっ」というブーイングだけが残り・・・。
「・・・どうしよっか?(笑)」
「帰っちゃったよ、ほんとに(笑)」
「俺らでやりますか?」
「やりましょうっ。たまには」
おーっ、そうつながるのか! 何でもJr.さんが言うには、最近よくガジさんと二人でカラオケに行っているとか。で、今度バンドをバックに歌いたいよね、ってことで、ミニモニやらキンキやら(笑)数曲候補にあげていたらしく。
「でも、やっぱり今日歌うなら・・・あれだよな?」
そのJr.さんの言葉を合図に、演奏スタート。そしてガジさんが歌い出したのはなんと・・・GLAYの「HOWEVER」!! 歌い出した瞬間、場内には拍手ではなく「えーっ?!」という驚きの声と笑い声でした(笑)。ていうかあまりにも意外だったもんなぁ(笑)。でも、笑いはしたけど、思ったより上手かった!(何気にまたしても失礼(爆))
しかし、驚くのはまだ早かった! この後「中だるみ覚悟で私も一曲歌わせていただこうかな、と(笑)」と言ってJr.さんが歌い出したのは、久保田利伸の「Missing」。これが、めちゃくちゃ上手かった!! カラオケとかいう次元ではないです。まるで自分の持ち歌であるかのように熱唱するJr.さん。普段コーラスで歌ってる様子を見てもけっこう歌が上手そうだとは思っていたけど、まさかここまでとは・・・かっこよすぎ! 一瞬惚れそうだったくらい(笑)。マジ素晴らしい!!
曲が終わると場内われんばかりの歓声と拍手! 「ありがとうございました」とJr.さんが慎ましやかに挨拶をしていると、さっき帰ったはずの(笑)スズーキさんが「これがお前らのエンターテイメントかっっ!!!」と叫びながら登場!
「うわっ、タカさん!!(焦)」
「Jr.、お前熱唱じゃねーか!!(笑) ガジ、なんでGLAYなの??(笑) まったくぅ・・・・・・オレも、歌っちゃおうかなぁ??」
おおー! スズーキさんもカラオケいきますか! しかし、「行こうか!」というかけ声に続いたイントロは、あれ? さっき聴いたような・・・。
「♪やわらかな〜、って違うよっっっ!!(笑)」
それ、ガジさんがさっき歌った「HOWEVER」じゃないすか!(笑)
「ガジの二番煎じかよっ! オレはっ!」
気を取り直して別の曲・・・って、ん? これも聴いたイントロだなぁ??
「♪言葉ぁ〜に・・・できるかよっっっ!!!」
今度はさっきJr.さんが歌った「Missing」じゃないすか!!(笑) 怒るスズーキさんに、ハカマさん「じゃあ、これでどーだよっ!!」。その声に続けてマロさんがギターをじゃかじゃか鳴らす。あれっ、「J.B.」だ! ってことは・・・?
「歌ないじゃんっ!!」
そのとーり!!(笑) 歌は後半ほんのちょっぴりだけの、ほとんどインストゥルメンタル(笑)。
「歌えたの今んとこだけ・・・」と不満顔をスズーキさん。と、次に間髪入れず続いたのは「羊たちの深刻」。
「歌っていいですか? みなさん、歌っていいですか? スズーキタカユキ、一生懸命歌わせていただきます!」
ようやく本当に歌える事に喜んだスズーキさん、なんとその気がはやりすぎて、ライブではCDよりも少し長めにイントロをとるところを、CDと同じ長さと勘違いして早めに歌い出してしまった!! スズーキさんは何事もないように歌い続けたけど、焦ったのは楽器隊! 慌ててスズーキさんに伴奏を合わせる。それを見ていたこっちもちょっとヒヤヒヤ(笑)。そしたらスズーキさん、「お前のせい」と言わんばかりに、歌いながらハカマさんの襟首をつかんだ!(笑) 「オレじゃねーよぉぉぉぉ(泣)」てな表情をしながらも演奏を続けるハカマさん・・・かわいそうに(笑)。
「・・・余計な事をたくさんやって、オレ達UNSCANDALは疲れています(笑)。そんな疲れる事を予想していたさっきのカラオケ、いかがでしたか?」
「よかったよ!!」
「・・・よかったってよー!」
「ホント??」
「『ホント??』って・・・熱唱してたくせに!!(笑) やってらんねーよな、やっぱりボーカルなんてのはさぁ! つまんねーことやったらオレのせい、ウケたらみんなの手柄だろっっ??」
スズーキさん、ちょっといじけ気味(笑)。その時、客席後ろの方から「がんばれよー!」という声が。どうやらアンスキャの友達バンドのボーカルの方らしいです。
「お前なー、こんなとこ来てる暇あったらちょっとでも練習しろっ!! ・・・いや、ゴメン、またそんなこと言って少ないバンド友達を減らすのもなんなので(笑)。今日はめでたい席ですから毒舌も少しセーブしつつ・・・チューニングは大丈夫ですか、歌麿さん?」
「大丈夫よっ!」
「大丈夫ですか、それはよかった!」
いくらなんでも極端(笑)。同じようにハカマさんにも「どうですか?」と聞くと、ハカマさんも「全然オッケーよ!」。そしてガジさんにも・・・。
「ガジローさん・・・GLAYは好きですか?」
なぜに(笑)。しかもガジさんが答える前に「それはよかった!!!」。ガジさん・・・しばらくはこのネタでいじられますね(笑)。しかも、こんなMCの後に演奏するのが「つみびとの歌」だったりするんですよ(笑)。この落差がすごい(笑)。
そして続いては、マロさんがギターであのリフをゆっくりと・・・こっ、これは・・・あれですね!! 思わず血がざわざわ騒ぎ出しました。
「じゃあっ、前にレピッシュのトリビュートでやりました『Magic Blue Case』をっ、今日はやっちゃおーっと!!」
来たよー! 場内からもわぁぁっという歓声が! ギターリフは次第に早くなって、音が全て重なった時にはリフのスピードも私の興奮も最高潮! レピッシュ万歳、アンスキャ万歳、そしてワンマン万歳! 今日は三浦さんのパーカッションも入って、ますますかっこいいーーーーーっ!!
「Magic Blue Case」のラストからそのまま流れるかんじで、今度はハカマさんのベースリフから始まるこの曲、「Have a Good Time」! 場内からはおのずと拍手が。
「今日はみんなどうもありがとう! っと、こんなMCをしたら、これが最後の曲だと思うでしょっ?? ・・・最後の曲になりました!」
えーっ、もう最後になっちゃったの?? もっと観たいよ!! 客席からも「えーっ」とブーイング。
「うるせうるせうるせーっ!! ちゃんと『ちよこれいと』を持ってきてあげました! フルハムくん!」
「はーい!」
「今日の『ちよこれいと』の種類は何?」
「(横からごそごそと取り出しつつ)キットカーット!」
「またかぁーっ!!」
スズーキさんキレ気味ながらも、うちら的には大喜び! やっぱ基本はキットカットでしょう!
「みんなもう知ってるとは思うけど、この曲で、フルハムくんのお眼鏡にかなったキミ達に、『きつとかつと』をプレゼント!! 今日はワンマン用にでっかいキットカットもあるんだろ?」
すると三浦さん、横からさらに大きな箱入りキットカットも取り出した。うぉーっ、欲しーっ!!
「てめーな、出すの忘れてんじゃねーよ、このエセアフロ!(笑) あいつさ、インチキ本書いてごっそり稼いで、ああ見えても板橋では金持ちが住むので有名なマンションに住んでやがんだよ。でもそれは、お・や・の・カ・ネ☆(笑)」
めちゃくちゃ言うなぁ(笑)。でもとりあえず、言いたい事は全て言ったようで、言った後「ありがとーフルハム三浦!」とお礼言ってました(笑)。
「でもツアーには来るなよ!」
お礼は言ってもツアーには参加させないんだ(笑)。そんなめちゃくちゃなMCが繰り広げられている間も当然ハカマさんはずぅっとあのリフを引き続けており(笑)。「そろそろ始める?」というスズーキさんの言葉に「早くしてくれ」という表情。
「ワン、ツー・・・あっ、ちょっと待って!」
うわー、久々に出ましたねこのフェイント!(笑) 拍子抜けしてリズムを崩したハカマさん、その流れで沖縄民謡調にリフを弾き始めました(笑)。それにのせて後ろの打楽器隊も沖縄民謡調な弾むリズムを叩き出すも、スズーキさんアドリブについていけず「今のはオレはどうすればよかったの??」(笑)。たまにこーゆーことされると困るんだよな、と言いつつ、それでもさらにスズーキさんフェイント! さすがのハカマさんも、「次始めなかったら殴るからな!」。マジです(笑)。でも当然そんなことでスズーキさんがひるむわけもなく、この後も「ばーか、オレは今ノッてきてんだよ!」と何度もフェイントかましてました(笑)。
で、ようやく本番。この曲といえば、おやつタイムの他にももうひとつお楽しみがありますね! 1番しょっぱなでのブレイクタイム。今回は、映画「千と千尋の神隠し」の観客動員数を話題に上げ・・・。
「でもさぁ、アンスキャの観客動員数って、結成してから今までのべどんくらい?? 『千と千尋の神隠し』とどっちが多いかなぁ??」
「・・・う〜〜〜〜〜ん・・・」
指折りつつ考えるハカマさん。「千と千尋〜」の動員にあっと驚いたポーズをとっていたスズーキさん、ガジさん、Jr.さんも、一生懸命計算する仕草をする。
「ビミョ〜〜〜に、アンスキャ??」
「ハカマお前なぁ、嘘ばっかりついてると神隠しにあうぞ!」
「おじょぉ〜ずぅ〜〜〜〜〜!!」
マロさんのつっこみにフロント3人子供のような笑顔で拍手。そういうオチか!(笑) うちらも思わず拍手。
で、間ははしょっておやつタイム! スズーキさん、三浦さんのおニューの楽器を再び首にひっかけて、今度は何をしてくれるのかと思ったら、「♪Oh輝かしい・・・」と、特に何をするでもなく無表情で歌い出す。時々マイクスタンドを境に楽器を反対側にずらしたりするも、やっぱり無表情。それがかえって笑えてしまったりして・・・そういうこともある(笑)。
で、スズーキさんが1フレーズ歌い終えたところで三浦さんがキットカットの袋を手に後ろから楽器の間をすり抜けて登場して、私達の隣にずらっと並んでいた名付けて「アンスキャキッズ」達にいっぱいチョコを配ってました。その様子は、赤い衣装も手伝って、まるで季節はずれのサンタのおじさん?(しかしボンバヘッド(笑))