Nine Inch Nails On Crossbeat (2-24) 
(SeemsLikeSalvation)

 

トレント・レズナーが表紙のクロスビート誌にチャーリー・クローサー、ダニー・ローナー、ジェローム・ディロンの短いインタビューが掲載されている。

 

クロスビート: 現在のテープワームの進行状況はいかかですか?

ダニー・ローナー:もっと攻撃的で、アップテンポでヘビィな感じにしたいと思っている。"The Fragile"はグルーヴ感で作られた為、リアクションだったように思う。だから今回は意識的に攻撃的でアップビートな音を作りたいと考えている。

 

クロスビート: ナイン・インチ・ネイルズに対して差別化を図りたいと思っていますか?

チャーリー・クローサー:もちろん。実際トレント・レズナーはテープワームプロジェクトで歌っているが、ナイン・インチ・ネイルズと似たような音楽を作るつもりはない。パンテラのPhil AnthermoとToolのメイナードと作った曲が4曲くらいあるが、NINと全く違ったオリジナルなものになっている。これはとても重要な事だ。(テープワームは)今年の終わりくらいにはリリースしたいと思っている。

 

クロスビート: ナイン・インチ・ネイルズとテープワームの違いは何ですか?

チャーリー・クローサー: NINはトレントと密接に繋がっているもので、彼の心からやってきている。我々が歌詞を書いたりする事はない。しかしテープワームでは、メイナードが書き始めて、トレントと我々がそれを仕上げたりした曲もある。テープワームとNINは全く違うものだ。

ダニー・ローナー:もしトレントが全ての曲を書いてしまうと、歌詞やそのテーマがとてもNINに近いものになってしまうので、他の人と協力して作るようにしている。

チャーリー・クローサー:トレントは自分のスタイルで音楽を作らないことで苦労していると思う。

 

クロスビート誌の読者投票で"The Fragile"はアルバム・オブ・ザ・イヤーに投票され、トレント・レズナーはベスト・ソングライター部門で2位、男性ベストボーカリストで3位にランクインした。そしてその両部門でBeckが1位に選ばれている。

 

クロスビート: 例えば、ベックは彼にある全てのプレッシャーを喜びと興奮に変えたと言いますが、彼の音楽についてどう思いますか?

トレント・レズナー:ベックはとても頭の良い人間だと思う。彼の音楽については良く解らないがユーモアを感じる。しかしあまり興味がない。私は何か滑稽なものやジョークみたいなもの、あるいは「心配するな、全てうまく行く」のようなウィル・スミスが言いそうな事だけれど、そういったものには全く興味がない。ベックの音楽をそういうものと比較するわけではないけれど、彼の音楽の中には何か皮肉めいたものがあるし、あまり注意を払いたくない。

最近の音楽界には私の興味をそそらないものがたくさんある。ベックもそのうちの1人だ。本当の事を言えば、彼のスタイルは好きではない。冗談やユーモアは嫌いだ。コメディ映画も見に行かない。この世の全てはやがて終わるのだから笑いたいとは思わない。私は世界の暗くシリアスな部分により興味がある。

 

 

 

 

 

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Trent Reznor on X-Press Magazine (2-16) 
(http://www.xpressmag.com.au/bdo/nin.html)

 

 

質問: アルバムをレコーディングするという事はある種、特に"The Fragile"では孤独な作業だったようですが、今このツアーが始まってどの様に感じていますか?

始めたばかりだから、本当の事はまだわからないが、恐れていたより良い感じで進んでいる。

"The Downward Spiral"のツアーの時、ナイン・インチ・ネイルズはとても良いライブバンドになったと思った。我々は音楽の力を知り、そしてその力をどの様に現すかを知った。"The Fragile"のライブは("The Downward Spiralと比べて)少し難しいものだと思う。なぜなら飛び跳ねたり、叫んだりが少なくなり、もう少し考えて演奏するような感じになったからだ。我々がどこから来て現在どこにいるのかナイン・インチ・ネイルズの歴史がわかるようなセットを作りたいと思っていた。そして"Pretty Hate Machine"の様な古いものが、私がまだ妥当だと感じるのかも考えていた。そしてリハーサルを初めて、新しいドラマー(ジェローム・ディロン)の加入によってかなり違いが出て来た事に本当に驚いた。その古いアルバムからの曲はまるで生きているみたいで、全く月日を過ぎていないようだった。

"The Fragile"の曲をライブバンドとして演奏する事はそれよりも更に複雑だったし難しかった。(99年の11月に)初めてバルセロナで演奏した時、観客が新しい曲古い曲全ての歌詞を知っていたのには、安堵のため息を吐いた。だからツアーはとてもうまく行っていると思う。

 

質問: "The Fragile"が発売されるまでに長くかかった事に多くのインタビューで焦点が置かれていますが、この類の質問に飽き飽きしていますか?

もちろんそういう質問はされて当然だと思う。そしてその類の質問にはもちろんうんざりしている。このアルバムに5年かかったと言われているが、それは正確ではない。最初の2年間は"The Downward Spiral"のツアーに費やした。そして(マリリン)マンソンの"Antichrist Superstar"のレコードに取りかかったが、思ったより長く、半年くらいかかった。この時点でおよそ3年が過ぎている。そしてこのアルバムに取りかかるまでの残りの時間は私が無駄に費やしてしまった。"The Fragile"に2年かかった。これ自体長いけれど、レコードを作るのに5年かかったわけではない、レコードとレコードの間が5年空いてしまっただけだ。

 

質問:過酷な"The Downward Spiral"のツアー、"Antichrist Superstar"のプロデュース、おばあさんの死などがあり、"The Fragile"は創造的な意味でも音楽的な意味でも過渡的な意味合いを持っていると思いますか?

本当にそう思う。"The Fragile"は偏移であり、啓発的でもあったと思う。このアルバムは頂上から始まり底に落ちてゆくアルバム"The Downward Spiral"よりもポジティブなものだと感じている。"The Fragile"は底辺から始まり、外に出るかあるいは、上に登る道を少なくとも探している。このアルバムは確実に報いがあったし、癒しのプロセスだったと思う。

 

質問: ほとんど治療であったというわけですね?

全くその通りだと思う。

 

質問: 音楽はいつも治療的なものなのですか?

私にとってのナイン・インチ・ネイルズはいつもそういった感じだ。爆発してしまいそうな私の感情、あるいはその感情を他の有効的な方向に変えたものからナイン・インチ・ネイルズは来ている。それが怒りの音楽を書く事だし、とても心に通じているものだ。正直な感情を表現するから、裸でいるような気分だ。

そして私がその感情を叫びと共に外に吐き出した時、気分が少し冴え、自分でそこに美を見つけ出す事ができる。怒りや醜さを何か他の良いものに変えていったのだ。そしてそれがある種自己発見的な意味での治療になった。良くなる為の方法、自分自身に対して誇りを持つ為の方法だ。 そして我々がライブで音楽を演奏した時、観客が歌詞を大声で歌っているのを見るとその歌詞が彼等にとって何か意味のあるものだったのだと思う。私は彼等を知らないけれど、私が書いた何かが彼等の心の一部を打ったのを見ると、私は気分が良くなる。そして私は目的を見つけたような気がする。

"The Fragile"でそういった事を続けた。このアルバムはどこか別の所から来た別の感情だけれど、確実に私の一部だ。私は自分の頭をこじ開けて中に何が入っているのかを調べ、どうして自分がこの様に感じるのか、そしてどの様にその感情を表現したら良いのかを考え出す為にそこら辺をつつき回している。

 

質問: ルー・リードが自分自身の1989年のアルバム"New York"は、本や映画のように全体の中で経験される必要のある曲のサイクルだと語っていましたが、2枚組のCD"The Fragile"をそのように見ていますか?

RightとLeftそれぞれのディスクをそのように考えている。曲をスキップしたり、1つ1つの曲を別々に聴いたりと言うのは全体を見ることを比べると大した問題ではないと思う。全体を見るためにはリスナーにかなりの時間と努力を要する事が解った。そして今日の流れの速い世界ではそれは難しい事になってきている。両方のアルバムを通して聴く事が好ましいが、1つのディスクだけを独立させて聴く事もできると思う。

 

質問: "The Downward Spiral"で巨大な成功を納め、このダブルアルバム"The Fragile"に最初どのような反応を期待しましたか?

心の中では、このアルバムを作っている時、自分自身を裸にして、自分の頭、自分の音楽、私の音楽を作る方法を見つめなおしている時、このアルバムはゼロから作らなければならないと思った。音が変わってきてしまったからだ。私は歳をとった。かなり長い時間が過ぎた。音楽シーンも変わった。それを取り巻く環境も変わった。私は自分が作ったこのレコードをとても誇りに思っているが、これがどういうリアクションを受けるか全く解らなかった。誰かが注目してくれるかどうかも解らなかった。 このレコードをチャートに入っているような他の音楽と比べてみると、明らかに突出していてどうもうまくフィットしない。だからこのレコードが(商業的に)成功したのを見るのは嬉しい驚きだった。そしてそれよりも賞賛を得る事が嬉しかった。

 

質問: 今日の音楽界から大きく離れてしまっていると感じているようですが?

一般的にはそう感じている。私は世捨て人のようなものだから、友達もほとんどいない。しかし今の音楽で興奮するようなものは少ない。部分的に良いと感じる事もあるが、一般的な使い捨ての音楽というものに興味がない。なぜその使い捨てが必要とされているのは解るが、もう十分だ。

 

質問: "The Fragile"は何かギターによって作られているアルバムですが、しかしギター音楽として最近褒めちぎられているものとは全く違います。これは意図的なものなのですか?それともレコードプロセス上の産物なのでしょうか?

これは私の潜在意識下のものなので、答える事ができない。しかし正直に言って意識的にレコード制作のプロセスの中で今の音楽界に文句を言うつもりは全くなかった。

私とAlan Moulder(エンジニア/ミキサー)が時間をかけて、一体何が我々をインスパイアしたのかについて考え、そして過去にできなかった事に挑戦していただけだ。レコードの作り方、曲の構築の仕方、曲のレイヤーの重ね方、あらゆる方法を試した。そしてある時ほとんどギターに付きっきりになっている事に我々自身驚いた。このアルバムは別にギターっぽい音である必要はないと思っているが、およそ90パーセントの音はギターかあるいは何らかの弦楽器から作られている。 まるで芸術作品を作るかの様なアプローチの仕方だった。人々がナイン・インチ・ネイルズを気に入ってくれるかどうかは関係ない様な感じでこのアルバムを作った。

私は自分自身のスタジオとレーベルを持っているので、自分が納得するまで十分な時間を取る事ができる。それを乱用する事もできるし、たぶん我々も少しはそれを悪用しただろう、しかし芸術のように純粋にこのアルバムに取り組んだ。

"The Downward Spiral"のように、きっちりとしたルールをもってこのアルバム制作に取りかかったわけではない。ただ純粋に自分の頭から何が飛び出してくるのか、そして自分が今どこに居るのかを知りたかっただけだ。時間が経つにつれ潜在意識がルールになった。潜在意識が導く所へどこへでも従い、どこへ行くのかを見た上で編集し何が良くて何が悪いのかを見極めた。たくさんのアイディアが溢れ出してきた。このレコーディングは2人の男が絶望的な顔で頭をかきむしっている様なものではなかった。やる事がいつもありすぎた。最初はそれらが一体どこに我々を導いてゆくのが解らなかったので、それらのアイディアを1つの方向に持って行きたくはなかった。後にこのレコードの大部分は「これをアルバムのようにしよう」とか「これをこの曲に入れて意味が通じるようにしよう」などと話し合いがあり、とても編集されたものになった。

 

質問: 歌詞は曲を作る段階で出来てきたものですか?それともレコーディングの時ですか?歌詞を書くことは大変でしたか?

地獄の様なプロセスだった。最も報いのあるものだが、同時に最も難しく、精神的に厳しい、いらいらする作業だった。歌詞はレコーディングの3番目のプロセスで、最初は何についても書いた。我々は全てのインストゥルメンタルを終わらせ、どこに向かっているのかを見た。更に自分の頭の中を検査して、歌詞的に意味のあるものを作り出す為前に、私はミュージシャンとしても人間としても自信を取り戻す必要があった。私は座って物語を書くことはほとんどしない。普通は私の感情を言語化し、そこから何かを作り出そうとする。

 

質問: ビッグ・デイ・アウトでオーストラリアをツアー中ですが、人気の音楽、あるいはオルタナティブミュージックと呼ばれるものをあなたが軽視しているということを考慮に入れて、このフェスティバルはナイン・インチ・ネイルズにとって良いフォーラム(公開討論の場)であると思いますか?

最初のショー(1月21日のオークランドでのビッグ・デイ・アウト)の前であったならば、いいえと答えていたと思う。我々は自分達のショーをこの様な状況に持ち込んだ。10時間以上も太陽の下にいたような観客ではなく、我々独自の環境でライブを行った方がもっと適当だと思う。しかし我々はやりがいがあるけれども、この状況に適切だと思われるようなセットを組んだ。最初のショーは私が恐れていたよりもかなりうまく行った。なぜならナイン・インチ・ネイルズは2つのロックバンド、フー・ファイターズとレッド・ホット・チリ・ペッパーズ、にはさまれていたからだ。どちらのバンドも好きだが、我々があの様な環境にフィットするかどうか解らなかったし、更に最初の3分の2のショーは太陽の下でだった。我々の領域とは少し違ったけれど、我々がすべき挑戦だったし、今までのところ成功だと思う。

 

質問: あなたはとてもプライベートを大切にする人ですが、マリリン・マンソンやコートニー・ラブの様な人達のメディアでの発言によって、あなたの生活が公にされてしまっている事に対処していくのは難しいですか?それとも慣れてしまいましたか?

こういう事に対処していくのはいつも難しいけれど、彼等の口から出てくる言葉の90パーセントは間違いなので今は少し楽になった。そして私は言い返すのか、あるいは放っておくのか考えなければならなくなる。そしてたいていほおっておく事にする。本当の事ではない事に対する噂話などはいらいらするものだ。あるいはそれらの話には真実の断片があるのかもしれないが、発言者が有利になるように変えられてしまっている。そういうものには時々とても傷つけられる。今はある種の壁があるので、彼等もそれほど私に近づく事はできないと思う。

 

質問: "The Fragile"の前に、精神的充足以外は全て手に入れたとおっしゃっていましたが、それを聞いた時60年代にミック・ジャガーの有名な言葉を思い出しました。彼は"Satisfaction(満足感)"という曲を書いていて、その満足感を現実に手にいれましたかとインタビューされた時、「性的にはイエス。経済的にはノー。哲学的には、挑戦している。」と答えました。過去5年の経験、そして"The Fragile"の制作プロセスそしてその結果をまとめて、どの様に感じていますか?

ミックのその返答にはほぼ100パーセント賛同する。"The Downward Spiral"が発売された時、私は自我を含んだ独立体のようなものだった。「どんな人間も必要ないし何も必要ない。どんな神もどんな理屈もいらない。私は長い事馬鹿にされつづけてきたが、今、自分自身の足で立っている。ファック ユー。」と思った。その時の精神レベルはそんなものだった。

"The Fragile"が教えてくれた事は理性の為に、精神性の為に、神を感じる為に、それがなんであろうが人を必要とする感覚だった。一体何がそのように私に作用したのかはまだ解らないが、人に頼っても良いと言う事が解った。人と交流しても良いんだと悟った。 自分のした事が自分に戻ってくると言うカルマの感覚を多くの人は持っている。私もとても強くそう信じている。それが"The Fragile"制作中に考えた事だ。だからこの質問にはそのミックの答えを私の答えとして書いておいて欲しい。

 

 

 

 

 

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Trent Reznor on VIBE (2-15) 
(SeemsLikeSalvation)

 

1月11日の東京ベイNKで収録されたトレント・レズナーのインタビューがVIBEで放映された。

 

トレント・レズナーは日本に滞在中、秋葉原で買い物をしたと語り、ライブで演奏するのとスタジオでレコーディングをするのはどちらが好きかという質問に対して

「昔だったらライブと答えただろうが、今はスタジオで働くほうが好きだ。音楽を作る事ができるから。」

と語り、誰かプロデュースしたい人はいますか?と尋ねられると、

ドクター・ドレーとプランがある。人種的な壁を超えたものを作りたいと思っている。」とコメントし、「Sadeの様な女性ボーカリストを捜している。R&Bスタイルではなくソウルフルな声を捜している。そういうボーカリストと本当に一緒にやってみたい。」

などと言及した。 更に

「コラボレーション(共同作業)はの私の写真を誰かに見せるようなものだ。」と語り、「しかし"The Fragile"制作でコラボレーションに自信がついたので、もう一度誰かとやってみたい。」

と話した。 インタビュアーが「もう映画のサントラは作らないのですか?」と尋ねると、

「もしデイビッド・クローネンバーグや本物の映画人にサントラを作るように頼まれたら、ナイン・インチ・ネイルズを止めてサントラ作りをするだろう。」と答え、「映画のサントラ制作はとても興味深いし、映画作りに関わりたいと思っている。」と加えた。

 

 

 

 

 

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Jonathan Davis on Melody Maker (2-11) 
(the korn network)

 

イギリスの雑誌Melody Makerに"Make Me Bad"ビデオ撮影中のジョナサン・デイビスのインタビューが掲載されている。この中でジョナサンはマリリン・マンソン、コートニー・ラブ、アラニス・モリセット、バックストリート・ボーイズなどについて語っている。

 

マリリン・マンソンについて

「彼は嫌いだ。」彼の敵の悪口を言う事や攻撃することを嫌うジョナサン・デイビスが冷笑する。「マンソンは私の息子(ネイサン)を私生児呼ばわりした。ひどい男だ。彼(マリリン・マンソン)が私生児だ。彼は自分のを掘っている。彼が引退していくのが楽しみだ。」

 

コートニー・ラブについて

「彼女も嫌いだ。(マンソンと)同じくらい狂っている。我々がどのように女性をレイプしたとか訳のわからない事を話し出したりする。彼女は頭が変だ。」

 

アラニス・モリセット、ブリットニー・スピアーズ、N'Sync、バックストリート・ボーイズ、リッキー・マーティンについて

「全員クソだ。」ジョナサン・デイビスは叫ぶ。「彼らは全員腐って地獄で死ぬ事になる。全員嫌いだ。リッキー・マーティンもバックストリート・ボーイズも、N'Syncも、全てのアイドルグループは消えて欲しい。もしそうしたいなら、そのファンも消えればいい。我々(Korn)はMTVでそういうクソ達と一緒にならなければならない。吐き気がする。いつも「Kornは彼らと同じなのだろうか?」と考えさせられる。

 

 

 

 

 

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Marilyn Manson: (2-10) 
Is Adult Entertainment Killing Our Children? Or Is Killing Our Children Entertaining Adults?
(Marilyn Manson: The Last Tour on Earth)

 

 

大人の娯楽は我々の子供を殺す事か?あるいは我々の子供を殺す事が大人の娯楽なのか?

我々の新しいアルバムのタイトルは"In the Shadow of the Valley of Death"となる。私の映画"Holy Wood"で語られる話についての100以上の曲を書いた。我々はデス・バリーや他の場所でレコーディングを行っている。バンドは影響力のあるBon Harris (Nitzer Ebb)とDave Sardy (Bark Market, Slayer)と作業を行っている。私がこのアルバムをプロデュースする事になる。Dave Sardyが副プロデューサーとミキシングを担当する。

このレコードは"Antichrist Superstar"が始めた物を終わらせるレコードになり、今までのどのアルバムとも全く違った音になる。しかし最も暴力的だが、最も美しいものになると言うことはできる。錬金術、私とO.T.Oとの関連、JFK、そして聖書からインスピレーションを得ている。このアルバムは子供相手に売り払われそしてその子供達によって破壊された世界の為のサウンドトラックとなる。しかしたぶんそれがこの世界の価値なのかもしれない。

私は新しく強い人類に希望を持っている。啓発の世代、ホルス(エジプトの太陽神)の世代。我々がひざまずくからこそ、偉大な人物は偉大なのだ。何かを育て作り出す時が来た。

今我々は両親に警戒するようにと言われた様な人間になった。彼らは世間知らずだった。我々はそうなるべきなのだ。 我々は本当に死の影 (shadow of death)の中に、あるいはそれを宣伝するビルボードの上に座っている。我々は皆死を迎える。そしてその時たくさんの人が写真を撮ってくれていれば、我々は英雄になるだろう。

しかし今全ては人気コンテストになってしまった。

どの様に死ぬか。

何人を道連れにするか。

理由はなんだったのか。

サウンドバイトはどのくらい良いのか。

人々が平等に残酷に殺人を犯しているその場所で、我々は殉教者さえ作り上げる。

殺人は金になる、悲しみも金になる、しかしジーザス・クライストももちろん金になる。「彼女は神の為に死んだ。なぜならもし彼女が自分の信仰を否定したならば、今でも生きているだろうから。」

 

もちろんだ。

 

もしこの学校襲撃事件(コロンバイン高校)の犠牲者が「助けてくれ、神を憎んでいるんだ。」と言ったとしたら、この狂った殺人者は彼自身の「キリスト教の価値」に従い、他のにきび面を狙っただろう。たぶんWB(ワーナーブラザーズ)ネットワークのテレビの為に作られたようなものではそんな事を言う。哀しい事だが、その哀れな少女と彼女のクラスメート達はキリストの為に死んだわけではないし、他の誰の為に死んだわけではない。Dylan Kleboldがライフルを向けた所に彼女の頭があったから彼女は死んだだけだ。

我々はこれらの死は不必要であったという事で合意できる。 それは私の祖父の死も、あなたの兄弟、父親、あるいはJFK、キリストの死も同じ事だ。しかし殉教を現金や罪、恐怖に基づいた人気コンテストにする事はやめよう。我々がこの様な悲しい出来事に対して流した涙を全て瓶に受ける事ができたなら、彼らはそれをボトルウォーターとして我々に売り返してくるだろう。キリストが十字架に磔られた像は人類史上、世界中で最も大量に売られている大量生産の商品になっている。

我々はどこへ行くのか?芸術だと私は思う。それが我々が生きている事を価値のあるものにしてくれる。芸術は決して我々を死に駆り立てるものではない。全ての芸術家は2面性を持っている。片手には人間の感情を持ち、もう片方でその芸術家は非人間的な機械となる。しかし誰も彼の心を理解する事はできない。彼の創造的な芸術作品を理解する事ができるだけだ。私は乗り物だ。芸術家が我々の為に何をしているかを解釈する事を期待できない。しかしそれは我々を変化させなくてはならないし、その変化の中で我々がその解釈となる。その答えに。

精神異常と創造は細い線で区切られているだけだ。狂気が純粋な啓発だと誰が言えるだろうか?

ただやれるだけだ。

やる事全てはこの可哀想な死にゆく地球へ垂直に墜落していく飛行機の一部でしかない。しかし芸術は、あなたが作り上げるものは、燃える翼の上に立ち上がり、一時的な生や死の様な愚かな事を忘れるだろう。灰になって消えていく直前の瞬間の美しさを堪能する為だけに。

 

マリリン・マンソン
3番目のそして最後の獣

 

 

 

 

 

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Billy Corgan Comments on Nine Inch Nails (2-8) 
(SonicNet Music News Of The World)

 

1999年9月10日のソニックネットでのインタビューでスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンがトレント・レズナーについてコメントしている。

「ジミー(チャンバレン)が脱退した時、スマッシング・パンプキンズは昔のスマッシング・パンプキンズではなかった。だから我々も元のままに戻ろうとはしなかった。そしてジミーが戻って来て、我々は文字通り元のさやにきっちり収まった。」 丸坊主のバンドリーダーは自分達のバンドとナイン・インチ・ネイルズのようなビリー・コーガンが雇われメンバーの寄せ集めだと思うようなグループとは一線を引く。

「深く掘り下げていった時、私とトレント・レズナーや他のバンドリーダーとの違いは何だ?トレントは自分勝手にしている事を隠し立てしない。彼は変わっていかない。違いはスマッシング・パンプキンズは一つになっている。これはただ単に何が良い事かという事に対しての考え方の違いだと思う。」

 

 

 

 

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Danny Lohner Talks About Nine Inch Nails (1-21) 
(Reznor nails his sound -- The Press )

 

影響力のあるバンド、ナイン・インチ・ネイルズはトレント・レズナーの頭脳の所産であるが、そのカリスマ的なフロントマンよりもバンドの音に何かあるのかギタリストのダニー・ローナーに質問した。 誤解しないでくれ、とナイン・インチ・ネイルズのギタリスト、ダニー・ローナーは言う。トレント・レズナーがナイン・インチ・ネイルズそのものだ。 タイム誌の"1990年代で最も影響力のある人間"に選ばれているレズナーはナイン・インチ・ネイルズの名の語り、地を割るような数枚のインダストリアル/ゴス・パンクアルバムを作り出した。 これらのアルバムは主にレズナー自身によってレコーディングされ、レズナー独りがほとんどの楽器を演奏しプロダクション作業を行った。

しかし1月21日にオークランドのビッグ・デイ・アウトでライブが予定されているもう一つのナイン・インチ・ネイルズ、つまりライブバンドとしてのナイン・インチ・ネイルズも存在している。 「ライブのナイン・インチ・ネイルズは体験的なものだ。トレント・レズナーとそのアシスタントだけではない。」とローナーは言う。

ローナーは1994年のセカンドアルバム"The Downward Spiral"からレズナーと行動を共にしている。ナイン・インチ・ネイルズのサイドプロジェクトSkrewでNINの最初のドラマー、クリス・ブレナと共に演奏し、ツアー時にナイン・インチ・ネイルズがヘルプを必要としているか尋ねた。偶然にも同じ日NINのギタリストが脱退し、 ローナーはレズナーのスタジオ、チャールズ・マンソンファミリーが殺人的破壊をぶちまけた悪名高いテートのマンションに招待された。 ローナーは"The Downward Spiral"から数曲演奏し、レズナーとはそれ以来の仲だ。

「トレントがミュージシャンを探す時は、楽器を演奏する事とライブの経験、両方が豊かなミュージシャンを探す。」とローナーは言う。 「月並みに聞こえるかもしれないが、トレントは全てのライブに110パーセント集中できるようなミュージシャンを求めている。ナイン・インチ・ネイルズのライブは感情的に強烈な体験だ。肉体的にも精神的にもとても多くのものを必要とされる。コントロールされ焦点の合わせられた怒りだ。」

直接性という言葉がナイン・インチ・ネイルズを端的に現している。音楽は技巧を凝らされ、洗練されたものになってはいるが、その歌詞は怒り、孤独、あるいは絶望を痛みを伴うほど直接的に表現している。このバンドの多くのアルバムは痛々しいが、そのような解放された感情表現がカルト的な人気を誇る理由になっている。

ビルボードに2年間居座り続けた1990年のアルバム、"Pretty Hate Machine"はインダストリアルとパンク、ダンスリズムの目がくらむような混合体だった。続くアルバム"The Downward Spiral"、"The Fragile"は前作よりも更に暗いものになっている。 時間の流れもハリウッドでの活動も(レズナーはオリバー・ストーンの"The Natural Born Killers"とデビッド・リンチの"Lost Highway"のサントラを制作した。)彼の怒りを鈍らせはしなかった。

しかしテート・ポランスキーのマンションの購入、コートニー・ラブ(ニルバーナのボーカル、カート・コベインの未亡人)との短い恋愛、そしてゴシック・ショックロッカー、マリリン・マンソンなどを有するレコードレーベルの運営など、レズナーの周りを取り囲む状況はミステリアスなものになっていく。 「トレントはそういったもの(マスコミ)と生きる術を学ばなければならなかったし、それを受け入れなければならなかったのだと思う。」とローナーは言う。「そんな時、時々驚いてしまう。なぜなら彼はどこにでも居るような普通の男だからだ。彼はそういったものを無視しているけれど、時々何かが彼はメディアが作り上げた偶像、"トレント・レズナー"なんだと思い出させてくれる。」 レズナーは"The Fragile"製作中の2年間メディアの注目をかわし続ける事ができた。 "The Fraglie"を完成させるためにこれだけの月日がかかった。

「誤解しないでくれ。トレントがナイン・インチ・ネイルズのそれぞれのアルバムの裏にいる男だ。彼は自分が達成したいと思っているものに対する全般的で強いビジョンを持っている。トレントは誰にもできないような方法でものを聞くことができる。」

"The Downward Spiral"が発売された後、全てのハードロックバンドはナイン・インチ・ネイルズの音に似せようとしているようだった。例えば、アメリカのチャートを賑わせているKornはインタビューでいつも彼らの最も大きな影響としてナイン・インチ・ネイルズを挙げてきた。そして彼らは自分達をインスパイアしたバンドよりも大きな商業的成功を収めている。 しかし音楽的な事になるとそれは別の話だ。その激しさではどのバンドも"The Downward Spiral"を打ち負かすことはできていないし、"The Fragile"でナイン・インチ・ネイルズが新しく作り上げたスタンダードを超える事もできていない。

「もしナイン・インチ・ネイルズが何かに影響があったとすれば、それはバンドは怒りの感情を露わにしていても良いし、同時に感情的な音楽を作っているときは繊細(Fragile)になっても良いと言う事の中にあると思う。」とローナーは言う。

 

 

 

 

 

 

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