3月3日。雷を伴う物凄いストームで家から出られずチケットを無駄にしてしまったので、上のスキャンでは右端がちぎられていない。Filterのステージは見たことがなかっただけにひどく落ち込んだ。
Sick and Twisted
Tour (Korn) ![]()
2月29日。学生生活の中で最後に見たライブとなった。
ある意味自分の中でKornに対する気持ちの整理がついたライブになったと思う。
いろいろな事情があってStaindも最後の2曲しか聴けなかった。それでもアーロンが"Mudshovel"を悩んでいる感じで歌っているのを見れて良かった。
Spike&MikeのSick&Twisted Animation Festivalの脳みそを食べたり、爪を剥がしたり、人形を爆破したりと過激でエグイいかにもアメリカンユースの気に入りそうな映像とアニメが流された。
Kornの演奏の合間にフィールディがカメラと共に舞台裏に入り、リンプ・ビズキットのフレッド・ダースト、Loveline(ラジオ番組)のホスト、アダム・カローラや他数人が舞台裏に遊びに来ている様子が映し出された。全員でうまそうにジョイントをまわしていた。
Static-X &
Powerman 5000 ![]()
2月2日節分の日、スタティック・エックスとパワーマン5000。このライブはライブハウスではなく大きめのクラブで行われたのでまたいつもと違った感じだった。8時開演だったが、道に迷ってクラブ到着が9時を過ぎてしまった。
「有難う。次の曲はアルバムタイトルにもなっているウィスコンシン・デス・トリップだ。」
中に入るとすでにスタティック・エックスがステージ上で演奏中。 しまったDopeを見逃した。。。かなりがっかり。遅れない様に早めに家を出たのに。。
ウェイン・スタティックがギターを弾きながら唸る様に歌っている。相変わらずすごい髪型で遠くからでも絶対見間違える事はない。そしてギターのフクダ コウイチ。思ったより小さくてやせている。たぶん隣にいるスタティックとベースのトーニー・カンポスがデカイせいもあると思うけど、たぶん170cmそこそこで、すごく頻繁に動く。ギターを振り回し、観客の方に上体を突き出したかと思うと、その場で一回転して、軽くジャンプしてみたりと軽妙。写真ではかなり屈強に見えるけれど、かなり良い人そうだった。
改めてまわりを眺めてみると、ホワイト・ゾンビのTシャツを着ている人を何人か見かけた。その気持ちわかります。 しかし今回はパワーマン5000がメインなだけあって、全体的に女の人の数も多いし、男もメタルファンと言うよりは、赤や青の頭に黒い口紅をして、Prodigyのキースみたいな鼻ピアス、ぴったりとした皮のズボンにブーツをはいているようなゴスパンクっぽい人達が多かった。Orgyとかと客層がダブりそうな気がした。
ウェイン・スタティックが「Push It」と次の曲を紹介するとすごい歓声が上がる。照明ライトがクラブ内をぐるぐる回り、モッシュピットが発生し、トーニーはヘッドバングし、フクダは跳ね、ウェインが吼える。一番の盛り上がりだ。やはりヒット曲は一番最後に演奏される。ウェインが叫ぶ。
「Push It. Push It.」
ウェインが礼を言い、スタティック・エックスはあっさりとステージを去る。 ピットから吐き出されて来た男達がバーに群がり、ビールが飛ぶように売れる。15分くらい待つと、地元のラジオ局KROQのスタッフが登場して、
「今日はプロのカメラマンが来ていてビデオをまわすから、みんな行儀良くするように。」
と言って笑うと、カメラが登場する。観客は喜びの声を挙げビデオに写ろうと両手を挙げてアピールする。
クラブ内が暗くなり歓声が上がる。いよいよパワーマン5000の登場が近づく。待ちきれなくなりみんな騒ぎ出す。メンバーが舞台袖から歩み出して来ると、すごい歓声が上がる。まわりの女の子達が
「ぱわーまーん!」
とヒステリックに叫び出す。想像以上の人気だ。
ステージには2000と云う大きな数字のまわりをパワーマン5000のシンボルマークの骸骨が囲んだ垂れ幕がかかっている。メンバーの衣装はまさに"Tonight The Stars Revolt!"。荒廃した未来都市からやって来たサイバーパンクロックンロールアイドルと云う感じだ。
ボーカルのスパイダーは自分達への歓声を確認するかのように何も言わずにステージ中央にただ立ち尽くす。"Supernova Goes Pop"の演奏が始まると、スパイダーは首を傾げ天井を見ながら、肩程の高さに両手を挙げて軽くひじを曲げ手首を垂らして、上半身を回転させる。壊れたロボットみたいだ。 女の子達が悲鳴を挙げる。
"Tonight The Stars Revolt!"からのトラックが続き"Mega!! Kung Fu Radio"からは今回のライブを通して2曲のみ。"Tonight The Stars Revolt!"のサポートの為のツアーだからある程度は理解できるが、これでパワーマン5000の方向性がハッキリしたように思う。
"Nobody Is Real"を歌い終わるとスパイダーは観客に向かって話し掛ける。
「サンキュー、ロス・アンジェルス。最高だ。この街は最高だ。我々は元々イーストコースト、ボストンとかマサチューセッツとかで活動を開始したが、今はLAに住んでいる。今日のライブもツアーの中でベストだ。」
もちろん観客は大喜びで腕を挙げ奇声を上げる。
「今日はMTVからクルーが来ている。モッシュピットの中に入ることがどんな事なのか知りたいらしい。」
とスパイダーが言うと一人のクルーが手のひら大のハンディカメラをもって観客の中に入ってくる。
「我々がどんなモッシュをするのかMTVに教えてやろう。」
とスパイダーが叫ぶと男の観客の野太い怒号がクラブ内を覆う。 危険なくらいの恐ろしいやる気を感じる。 そしてヒット曲、"When Worlds Collide"。ものすごい歓声と共にスパイダーは大槻ケンヂの様な声で歌い出す。タトゥーの入った上半身裸の筋骨隆々とした男達が大喜びで回転を始める。まわり過ぎて溶けそうなくらいの大回転だ。
「Are you ready to go? 'cause i am ready to go.」
とサビに入るとじりじりしていた男達が待っていましたとばかりに激しくぶつかり合う。太い腕に思いきり突き飛ばされて、ぼろぼろになって外に出ようとするとものすごい形相で中に突き返される。こんなにハードなモッシングは久しぶりに見た。テレビが来ていると言う事でみんな必要以上に張り切っている。ピットの激しさに耐え切れずに流れ出てくるものもいる。カメラマンの姿はもうとっくに見えない。Tシャツやプラスチックカップがピットに投げ込まれるが、それらは勢い良く弾き出されて宙に舞う。すごい光景だ。ステージ上はスパイダーが絶叫する。まわりの女の子達は失神寸前でスパイダーの名を呼び続ける。人の手の上に乗ってステージに向かう女の人はあらゆる所を触られ、Tシャツを脱がされそうになり大声で騒ぐが誰も気づかない。
カオスだった。
フェスティバルのような興奮の中でパワーマンはステージを去っていった。あまりフロアが大きくないクラブでのライブという事もあって、圧倒的なエネルギーを目の当たりにしたライブだった。爆発していた。