Ferryさんの婚約解消後はメンバーはそれぞれソロ活動にいそしんでいたわけでFeryさんのソロは勿論Manzaneeraの801など内容的にも勿論のこと発表された数からいっても充実していたんですが
manifesto / '79
にて突如復活。それもFerry,Manzanera,Mckay,Tompsonの揃い踏みでだから再度驚きもんです。
この活動再開あたりの作品からようやくダンディーなFerryさんファンの女の子がほっとできる内容にとなっていくんです。
せっかくグループ復活ながらもオリジナルメンバーだったドラマーのPaul
Tompsonは「マニフェスト」を最後に脱退してからバンド的一体感が段々薄れていきます。
結果メンバーも流動的になり、音楽的にも活動停止前の前衛ポップスを土台に英国ニュー・ウェイブの風味を足したりソウルの要素を加えハイブリッド的になっていきます。
僕が思うに英国版Steely Danと化していきます。
そうこうするうちそれまでRoxy MusicとFerryさんのソロとを区別をつけるためにも本家Roxyでは禁じ手だったカヴァーを収録した
flesh & blood / '80
を発表。
続いて現時点でのオリジナルラストアルバムであり究極のRoxy
Musicの作品と言われる
avalon / '82
を発表。
avalon発売に伴うワールドツアーでRoxy Musicとして日本に初来日。内容的にも無駄のない洗練された良い演奏のツアーを行い、誰もがRoxy
Musicの明るい未来と信じていたんです。
ツアーの後にFerryさんの父親の不幸があり、結局、またもFerryさんが個人的に活動を停止を宣言し今日にいたります。
このときのツアーの模様はライブ盤で聴けます。
最初はレコード時代にミニアルバム。長い間未CD化でしたが90年に何の脈絡もなくフルアルバムとして発表されました。この頃から時々Roxy
Music再結成が噂されるようになったのです。
the high road / '83
heart still beating / '90
90年代に入りボックスセット発表の頃、またマムーナ発表の頃と、Roxy
Music再結成の噂もあったものも未だ実現していません。特にマムーナのときにはあのEnoがFerryさんのソロに参加したうえに再結成に前向きな発言があったりで相当期待したんですけどこのまま期待していて良いんでしょうか
さて活動再開後のRoxy Musicのポイントは2つ。
ひとつはダンディーの権化の様に云われるBraian
Ferryさんの必殺技。あの囁くような、溜息をつくようなヴォーカルスタイルを完成させたこと。そうあの休符の多い矢沢栄吉みたいな歌い方である。
もう一つは豪華で複雑だけれど分厚くない彼らならではの音世界です。その重層の緻密さはPeter
Gabrielもかくやという具合です。特に最後の2枚においてアンディー・ニューマークの強靱なビートと幾重にも重ねられたManzaneraの万華鏡の様なギター、レギュラーのキーボーディストが不在なことも影響しているのかManzaneraのおかげかふつうのバンドならキーボードかストリングで重ねるところをひたすらギターを重ねることによって生み出されるものだ。
この軽い触感の豪華なバックトラックはため息をつくかのような休符の多いFerryさんのヴォーカルスタイルとメロディーラインを生かすための発明であり、この休符の多いヴォーカルスタイルと隙間の多い豪華なバックトラックのスタイル組み合わせこそが後期Roxy
Musicだ。
でもってこの音世界はRoxy Musicの活動停止後はFerryさんのソロアルバムで脈々と受け継がれています。
Ferryさんのソロ " Boys & Girls "が頂点だと僕は思ってます。