まとめた言い方で、批評されるのが嫌いです。
けなされても、ほめられてもどんな形であれ、私は気分が悪くなります。
たとえば、性別、出身地、職業、業種、世代等々…あげくに血液型(謎)。
数あるまとめられ方の中でも、一番嫌いなのが、この血液型による分類です。
確かに、血液型による気質の傾向の違いがあることは、実証されているのだそうです。
それは、国の国民性に大変よく現れているそうです。たとえば、日本ではA型が多いことはよく知られていますよね。インドでは、B型の割合が高いそうです。このように大きいまとまりで物事を考えるには、「まとめる」ことは非常に有用です。その国の国民性というのは確実に存在しますし、それが高じて文化とか慣習に発展していることはよくあります。国とは言わず、同じ国内でも、地域性とか、そういったものもあるでしょう。そうやって、いろいろな気質の人間が世の中にいることを認めるのは良いことだと思います。
ただし、血液型を占いのように考えている人には、ちょっと首を傾げてしまいます。
A型は生真面目?B型は享楽的?自分勝手?O型はおおざっぱ?AB型は冷酷?
みんながみんな本当にそうでしょうか?
人間誰しも、生真面目になるところ、自分勝手になるところ、大ざっぱになるところ、冷酷になるところ…おなじ人でもそれぞれあると思います。
端から見たら生真面目なB型の人がいるかもしれません。すっごく、几帳面なO型の人もいるかもしれません。ちょっとルーズな所のあるA型の人がいるかもしれないじゃないですか。
大多数がそうだったから、ほらやっぱり(あんたもや)」的な物言いには、やっぱりちょっと疑問を感じてしまうんです。その分類が何でもそうです。その人を構成するたった一つの要素だけをあげて、その人を批評するのです。私には、「眼が澄んでいるから善人」とか「バカの大足」とかいうものと同じに聞こえます。
そんな私が「○型の割に、君は仕事が丁寧でいいねぇ」と言われても。誉められた気なんかしません。そういう言い方だと「○○の割にはよくやった」という気持ちが裏にあるわけでしょう。そんなんだったら私は、誉めていりません。そのまま「とりあえずよろしい。でもほんとはもっとこうこうしたら…」とかなんとかアドバイスいただいたりする事の方がよっぽど私には嬉しいです。
他のことでもまとめられるのは、とにかく大嫌いです。唯一許せるのは、職業で、まとめられることくらいでしょうか。
人は、たくさんの要素で構成されています。要素で分けられない部分まで含めてすべてでもって「その人」なのです。
…って偉そうに言うたところで、おまえは何もんやと言われたら、まず口をついて出るのが名前、そして所属組織と職業なんですよね。私だって、しかるべきところで聞かれれば、出身地とか血液型とか生年月日とか言いますしね。
自分以外の人にも共通に理解することができるとっかかりを与えているんだと考えるようにしています(無理矢理)。それがわからないと、話もできないって考えてる方もいらっしゃるようですからね。
そう思っていても「○型の女はねぇ…」とかいう物言いには、本気で傷ついたり、腹を立てたりしてしまうのですが。