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文学部に通う女子大生「私」が感じた日常的な謎を、噺家の円紫師匠が解き明かす、といったミステリ。
読みながら、メロメロになってしまいました。
「私」の感受性と会話のテンポが絶妙なのです。
忙しい毎日を送っていると気付かないようなことに、「私」はふと足を止め、思いを馳せる。 その感性が非常に瑞々しい。
そして、円紫師匠以外にも登場人物がとても魅力的。その登場人物との会話のテンポ、また、その間が実にいい。たまらない。
なぜ中年男性にこのような文が書けるのだ、と不思議に思います。
もしかして、これがミステリだったりして。
P.S.
もう読んだことのある方、気付かれました?
そう、これ、第二作目なんです。
気付かなかった…。うぅ…(涙)
この「私」と円紫師匠シリーズ、「私」が徐々に成長していく様が肝心なのです。 まぁ、それでも十分話はわかるんですが、口惜しい…。
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