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「RAINBOW '84」(12/13)
ビデオを整理してたら、RAINBOWの'84武道館公演の映像が出てきました。
「おおっ、こんなところにあったのかっ!」
と思い観返してたら、色々と思うところがありまして。以下につらつらと…。
ビデオは、武道館の外観シーンから始まります。
会場正面には興行看板が掲げられており、RAINBOWがこれからライブを演るんだということを誇らしげに辺りに示しています。
その看板には、大きく、そしてカタカナで、こう書いてあります。
「レインボー」
それはないだろう。
よりによって、なぜカタカナなんだ。 大きくすればするほど、字面が情けなくなるじゃないか。
しかも、書体が非常に可愛らしい。
これが、ロニー・J・ディオ、コージー・パウエル、グラハム・ボネットも在籍した、あのRAINBOWか。
威信も何もあったもんじゃない。
武道館正面に「レインボー」と書かれた看板が掲げられている図を想像していただきたい。
とても、これからロックコンサートが始まるとは思えない。
チビッコ向けのヒーローショーが始まってしまうんじゃないかと心配になってくる。
ま、そんなことはどうでもよろしい。肝心なのはライブの内容だ。
「BENT OUT OF SHAPE」時のツアーということで、セットリストに"Fool For The Night"や"Stranded"、"Fire
Dance"が入っているのが個人的にはウレシイ。
そして、それをエネルギッシュに歌うジョー・リン・ターナー、若いっ!
リッチー・ブラックモアとロジャー・グローバーに挟まれているせいか、余計に若く見える。 少年のようだ。
が、その二人に気圧されないふてぶしさはさすがである。 まさにゴールデン・ボーイ。
リッチーは、いつ見てもリッチー。
この人、ホントにどこでも変わらないなぁ。 全然老けないし、髪型、衣装、ステージアクション、さらには手グセまで同じ。
リッチーだけ観せられて「これいつのだ?」と訊かれても答えられない。
とはいえ、この当時の路線なんでしょう、メロディアスなソロが多いのが特徴。 なかでも"I Surrender"のエンドソロは絶品です。
そして、相変わらず目が怖いリッチーでした。
久しぶりに観直してみると、それまで気付かなかったことにも目がいくもので、
「デイヴ・ローゼンタール、良い仕事してるな〜」
としみじみ思ったりして、気が付くと、じっくり見入ってました。
が、問題はロジャー・グローバーである。
いえ、RAINBOW内におけるロジャー・グローバーの重要性はわかってますし、プレイスタイルにも文句のつけどころなんてありません。
が、一人だけ格好が完全に浮いてるんです。
白のベースを弾くロジャー・グローバー。
これはいい。
が、上下とも白のスーツを着、白い帽子をかぶり、白い靴(しかもエナメル)まで履くとなると話は変わってくる。
他の若手メンバーのようにラフな格好が似合わないというなら、リッチー・ブラックモアのように落ちついた格好にしたらどうなのか。
この格好は、浮いている以前にファッションとしてどうなのか、とすら思えてくる。
いや、そもそも、よりにもよってなぜ白なのだ?
だって、ヒゲ面なんですよ、このおぢさん。
顔が地味だからって(?)、格好をハデにすることはないじゃないか。
プレイだけではなく、メンバーのルックスにも厳しいというリッチー・ブラックモア。
Deep Purple加入当時のデイヴィット・カヴァディールに痩せるように注意したり、何度言っても直さないグラハム・ボネットの衣装をハサミで切ったというウワサもあるほどです。
が、なぜロジャー・グローバーのこの格好を容認したのか、管理人は本番前に以下のようなやりとりがあったのではないかと想像します。(あくまで想像)
リッチー「ロジャー、お前、その格好は…」
ロジャー「どうだ、なかなかイカしてるだろう」
リッチー「…。ああ、そうだな…」
さすがロジャー・グローバーである。
いくらリッチー・ブラックモアといえど、Deep Purple、RAINBOWと影でバンドを支え続けたこの働き者には面と向かって注意などできないに違いありません。
(思えば、"Death Alley Driver"のPVでの白ブーツも衝撃的だった)
話をもとに戻そう。
ライブ本編の後にはオマケとして、メンバーのインタビューが収められています。
インタビューはリラックスしたムードで進んでいきます。
ジョー・リン・ターナー、ロジャー・グローバー、デイブ・ローゼンタール、チャック・バーギの出席者も、ジョークを交えながらも真摯な態度でインタビューを受けます。
って、出席しろよ、リッチーっ!
ちなみに、ここではベレー帽をかぶってるロジャー・グローバー。(アンタはマンガ家かっ!)
インタビューが終わったあと、4人揃ってのコメントを求められたメンバー。
肩を組み、カメラ目線で力強く言います。
「We Are RAINBOW!」
って、一人足りねーぞ!
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