7月になりました。
もう少しで夏休みに入ります。暑い夏は畳に寝転がって
本読むのが一番なんですけどねえ(今の家には畳がない)。
決まり文句(コピー)
このページは僕が最近読んだ本(小説中心、たまに漫画、聞いたCDも)
を紹介するコーナーです。僕の評価を客観的に把握しやすいように書名の
下に星印を書いていますが、★が1点、☆が0.5点で5点満点となっています。
『過ぎ行く風はみどり色』 倉知淳 創元推理文庫
★★★★★
読めば読むほど倉知淳の凄さが伝わるようになってきた
最近。最初読んだ時は何だコイツと思った猫丸先輩ですが、
今や出てこないとつまらないぐらいですね。
猫丸先輩の後輩(こう書くと不自然極まりない)の実家では
最近不穏な動きがあるらしい。亡き妻に謝りたいという気持ち一心で
祖父が怪しい霊媒師を招き入れているらしい上に、それに対抗
すべく大学の心理学研究所の人間も顔を出しているとのこと。
ともするうちに祖父が殺され、さらには次の殺人も・・。
頼みの猫丸先輩は・・・・。
猫丸先輩はもう何してんだか。どこでそういうバイトを見つけて
くるのでしょうか。
とりあえず言える事はダメ人間を書かせたら倉知淳の右に出る者はなし。
(7月27日)
『赤ちゃんがいっぱい』 青井夏海 創元推理文庫
★★☆
というわけでNHKでドラマ化された『赤ちゃんをさがせ』の
続編になります。
陽奈さん、解雇されました。
リストラです。不景気。
それはともかく再就職先で起きた赤ちゃん置き去り事件。
よくよく調べると再就職先の上層部の裏にも何か隠し事が・・。
前作でも見せた好奇心一杯の助産師さんが大活躍です。
元気ですね。
(7月24日)
『夢・出逢い・魔性』 森博嗣 講談社文庫
★★★
おきまりの英語タイトルはYou May Die In My Show.
『封印再度 Who Inside』以来の大ヒットではないだろうか、と恐る恐る
考えてみます。
今回も練無くん、紫子さん、紅子さん、保呂草さんというおきまりのメンバー。
女子大生クイズ大会(!)に出ようと、紫子さんが練無くんと紅子さんとで勝手に
応募してしまうところから話は始まります。ってか、その予想通りの練無くんの
ポジションはどうだろうか・・・。練無くんが女性に見えるのは良いとして(良くは
ないような気がする。もの凄くする)、紅子さんも女子大生か・・。
とにかくテレビスタジオで殺人事件が発生というお話。
いつも通りの雰囲気でお楽しみいただけます。
(7月21日)
『リセット』 北村薫 新潮文庫
★★★★★
素晴らしい!
これで直木賞が取れなかったというのですか!
もう何で取れって言うんだ!
時と人シリーズの第3作目。
この後、続くのかどうか知りませんが、それまでの2作と
決定的に違うのは優しさ。これまでは時の残酷さが強調さ
れてきたのに対し、今回は時がつなげる優しさが感じられます。
「また、会えたね」
読み始めたら眠れなくなり、次の日の講義に遅刻してしまいました。
駅から大学まで走りましたが(こういう時に限って、少し遠い本部
キャンパスだったりする)、息が切れてもこれを読んでの遅刻なら
本望だねと間違った解釈をしていました。
(7月16日)
『降魔弓事件』 太田忠司 徳間文庫
★★★
いつの間にやらラブコメです。
名門高校を経営する名家内におけるイザコザに
巻き込まれてしまった野上さんと俊介くんと
いったところでしょうか。理事長と孫の対立。
その中で孫が4メートルもある矢に刺されて亡くなって
しまった、まるで当家に伝わる伝説のように。
というのが話の筋ですが、それほど際立っては
いません。だいたいそんな矢が実際に犯行に使われた
などとどうやって思えばよいのですか。
やはり太田忠司は京極夏彦に比べると、その幻想感が
ないように感じられます。
そのかわりアキちゃんは涙、涙でしたけどね。
(7月13日)
『象と耳鳴り』 恩田陸 祥伝社文庫
★★★
恩田陸の連作短編集。
非常に短い小噺のような作品から普通の長さの短編まで
全ての主人公は『六番目の小夜子』の主人公の父親・・。
って覚えていませんでした。
とにかく切れ味鋭く、短く、そして時には立証された解決を
提示しないまでも優れた作品集に仕上がっていると思います。
(7月12日)
『デルフィニア戦記第U部異郷の煌姫1』 茅田砂胡 中公文庫
★★★★
待ってました。
という第二部。
前回から姫は帰ってしまったのかと少々気に病んでいましたが、
王宮もそれ以外も境界なく自由に闊歩しているようで何よりです。
それはともかく、ようやく改革派を退けたと思ったら、今度は
謀反の恐れ。ファンタジーにしては以外ですが、ようやく魔法使いが
出てきました。魔法街にいる胡散臭いお婆さんでしたが。
予言者と言った方が良いのでしょうか?
(7月9日)
『夏の魔術』 田中芳樹 講談社
★★★☆
昔、ラジオドラマで聞いた作品。
文庫化されないので、ノベルズで買ってしまいました。
オフィートがどうのこうのとか、拝火教がどうのこうのとかは
高校の世界史の授業で聞いた記憶が薄らとありますが、
基本的には読み飛ばしです(わかっていない)。
それらとからめながら、心の悪の部分に魅入られた人々の
悲しい結末って感じですか。
とりあえず主人公と来夢の二人が微笑ましい作品です。
(7月8日)
先月。
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