人生識字、憂患之始(2003年8月編)

8月です。
世間は夏休み。
本がたくさん読めると良いのですが・・・。

決まり文句(コピー)
このページは僕が最近読んだ本(小説中心、たまに漫画、聞いたCDも)
を紹介するコーナーです。僕の評価を客観的に把握しやすいように書名の
下に星印を書いていますが、★が1点、☆が0.5点で5点満点となっています。


『デルフィニア戦記第U部異郷の煌姫3』 茅田砂胡 中公文庫
★★★★★
というわけで結婚しちゃったよ!

国家間の大きな戦争に突入する、その前段階のお話。
つまりは第1部(国を追われた王が国を取り戻す)と
第3部(大きな戦争)との間の繋ぎのお話ですね。

まあ、つまりは結婚と。
(8月30日)


『狂乱廿四考』 北森鴻 角川文庫
★★★☆
江戸時代の絵画師、河鍋狂斎が描いた一枚の
幽霊画に隠された謎が事件を引き起こしていく。

というストーリー。
下調べもしっかりとしており北森鴻らしい作品です。
主人公は河竹新七の弟子である、お峯。彼女が
好奇心丸出しに事件の真相めがけて突っ走る・・・。
どっかで聞いたことのあるような・・。
(8月28日)


『デス・タイガー・ライジング』 荻野目悠樹 ハヤカワ文庫
★★☆
スペースオペラものになりそうな第1巻。
あらすじを大雑把に、でも全部書いてみましょう。

政略結婚をさせられそうな1組の男女中を心に話がまわって
いきます。女性の兄がテロリストの一員であり、その兄との
接触により男との婚約が解消される。そして会えなくなっている
うちに男のほうが遺伝子改造だか何だかされ、事態は戦争に
突入・・・。女性は男に会いたいがために軍医に志願し・・・。

ていうかラブロマンスか?
まだ1巻なのでどうこう言えないかもしれませんが、広がりのなさ
を感じます。スペースオペラ?
(8月23日)


『マルドゥック・スクランブル 排気』 冲方丁 ハヤカワ文庫
★★★★
これはもう言うことなし。

カードゲームが行なわれても、実際のガンアクションが行なわれても
その疾走感とリアルさは全くかわりません。その昔、クリスティの
ポアロものでブリッジ(カードゲームの一種)におけるカードの手で
犯人を割り出すというものがありましたが、それとは全然違います。
あの時は何を言っているのかさっぱり分かりませんでしたが(その後、
二階堂黎人の作品でもブリッジに出会いましたが、分からないのは相変
わらず)、今回はカードその一手一手に意味が存在するのがよく
分かりました。さすがウフコック。さすがネズミ。

というわけで3部作最終巻。
(8月20日)


『ネバーランド』 恩田陸 集英社文庫
★★★★★
これは面白すぎて涙がでそうです。
最高だ。

舞台は地方の私立高校。
全国から生徒が集まってくるため、そのほとんどが寮生活を
強いられる状況です。まるで我が母校のよう。
しかも町の中心地からは離れているため、買出しのためには
電車に揺られていかなければならない・・。おお!
走馬灯のように僕の高校時代が・・・。

その中で主人公を含む4人(寮生活者3人+自宅生1人)が冬休みに
寮で自給自足生活を送るわけです。普段の教室で演じていた仮面を
全て取り払った状況での共同生活。次第に明らかになってくる皆の
過去。この時期ににしか悩めない数々の出来事が読者を襲ってきます!
(8月16日)


『イリヤの空 UFOの夏 その4』 秋山瑞人 電撃文庫
★★★★
描写は違和感があるし、表現はどこか飛び出しているし、
文章は繋がらないし、ともう既に僕はこの手の小説が
読めない世代に突入しているのかもしれないと
思わせてくれる作品です。それでも読めてしまうのはやはり

ボーイ・ミーツ・ガール

だからでしょうか。
ラピュタにしろナディアにしろ、みんなボーイ・ミーツ・ガール
じゃねえか!やっぱ少年が少女に出会わないと話がスタート
しないんだよ!

という最終巻。
でも結末はその2作品とは相反するけど。
(8月14日)


『マルドゥック・スクランブル 燃焼』 冲方丁 ハヤカワ文庫
★★★★
これは面白い!
徐々に僕の中での価値が上がっています。

この巻の前半はドクターの旧職場での様子が
描かれています。つまりはウフコック(喋るネズミ)の
治療(というか修復)を行い、且つ情報収集といった
ところ。館内で完結した自主性が少々恐ろしい場所
ですね。

後半はカジノ三昧。
ポーカーなどはよく分かりませんが、面白さだけは
伝わってきました。

出てくるヤツらほとんどが、自らの有用性を探すために
行動している、そんな小説です。
(8月11日)


『フリー・フライヤー』 米田淳一 ハヤカワ文庫
★★
何で買っているのかが少々分からなくなるシリーズ。
くだらないから、えーっと。

今回は空賊の囮捜査を行なうことになったシファとミスフィ。
ところがその裏にはまたあのオッサンが!

というわけで相変わらず無敵のロボットコンビです。
戦艦をぶち壊されてしまった日にはもうパワーバランスに
頭を抱えるしかないでしょう。
(8月8日)


『ドグマ・マ=グロ』 梶尾真治 新潮文庫
★★★
いつの間にかに「泣けるホラー」などと呼ばれるように
なってしまっている梶尾真治です。
泣ける?泣けますか?

それはともかく毎回読んで思うのは少々チープな設定なのに
それでも読めてしまうカジシンの凄さでしょうか。
もうホラー映画でしか出てこないような典型的などろどろモンスターが
出てくるんですよ!新潮文庫で。
(8月3日)


『デルフィニア戦記第二部異郷の煌姫2』 茅田砂胡 中公文庫
★★★★
相変わらずのデルフィニア。
リィは強いなあぐらいの感じで。
話の途中だからコメントは難しい。
(8月1日)


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