ようこそ"ballad of big nothing" またの名を「誤訳の王国」へ。「王様」も真っ青!の直訳によるエリオット・スミスの詞の世界をお楽しみください。
「異国のことばで書かれた歌詞が、どうしてこんなにも心を揺すぶるのだろう?」
エリオット・スミスの歌詞を訳してみようと思ったのは、この疑問がきっかけだった。
エリオット・スミスのインタビューを読んでいると、彼の話し方が彼の詞の雰囲気に実によく似ていることに驚く。彼の話の中には、彼の詞に出てくるお気に入りのフレーズといったものがしょちゅう顔を覗かせる。つまり彼は話すように歌い、歌うように話しているのだ。詩人、ということでいったら、エリオットの詞のほとんどは韻文というよりむしろ時にとても散文的だ。コンマもピリオドも改行もなく書き付けられた、セルフ・タイトルアルバムの歌詞のいくつかがそれを最も示しているように思う。
身近な友人や恋人、家族を題材にとりながら、彼の詞は常に己の内面に向かい、外に向かって何かを声高に主張するということが決してない。そして彼が、そのささやき、つぶやくような歌声で罵りを口にするとき、私は彼の自己に対する誠実さに、慄然とせざるをえないのだった(笑)。
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<NEW!>amasaさんの訳詞「スピード・トライアル」掲載!(2002年11月1日)下のジャケットフォトをクリック! (figure8は多分当分の間工事中)
roman candle
elliott smith
either/or
xo
figure8(工事中)
アルバム未収録曲
Heatmiser(工事中)
投稿の王国
ミス・ミズリー
訳詞/遠藤昌弘
ジョニ赤の助けを借りて 今日をのりきる
毒の雨を流し込んで 悪い考えで頭をいっぱいにする破られた2枚の切符と 何もする事の無い時間
ミス・ミズリー 僕がいなくて本当にさびしいのかい?公園にいた男が僕の手相を読んで
君は強く めったに間違ってたりはしないって
それは自分のことじゃないのか?君と街の外へ旅に出る計画を立てていたんだ
君が残していった雑誌で見たあの場所に
君はもういないけど 僕はちゃんとやっているよ
ミス・ミズリー 僕がいなくて本当にさびしいのかい?こんな僕を見るくらいなら いっそ消えてほしいんだろう
僕だって分かってる 頭がまともなときはね
隣の部屋のテレビから 青い光がうかぶ
人の失態を笑うコメディーなんだ ドタバタってやつ
君を忘れてしまうことは 簡単なことだ
でも 君も知ってるようなこんな僕だから
君が望むならすぐに戻ってきてしまうよ
ミス・ミズリー 僕がいなくて本当にさびしいのかい?スピード・トライアル
訳詞/amasa
ステンドガラスの黒い大聖堂にいる馬の足元で
君に出会えたこと 彼は喜んでいるよ
高く優しい歌声は 反響し
指揮者を破滅させようとする
召集令が下るのは先だとしても それは
宿命のように確実で 運勢のように現実的
君の居場所は 誰にも分からない
それはただ 君の顔を横切る しばしの微笑み
居ながらにして臨む スピードへの挑戦
コンセントでは ショックが足りないって
幼い君が 何をそんなに粋がってるの?
君が下に見てる人達は 問題が何か知っていて
君はまるでパチンコ玉 分かるだろ
いつだって君には 逃げ帰る場所がある
何の障害もない道を 進むための
それはただ 君の顔を横切る しばしの微笑み
居ながらにして臨む スピードへの挑戦
それはただ 君の顔を横切る しばしの微笑み
そこら中で臨む スピードへの挑戦