めるとたうん バックナンバー


日々の思い

 

 

 

二月二十八日

どうやら卒業はできるらしい。

今日学校でもらった一枚の紙が、そう教えてくれた。

誰もいない学校の屋上にいったら風がつよく、寒かった。

遠くを見ると、ぼんやりと黒い大気の層が街を覆っていることに気づく。

あれが全部、大気汚染の汚れなのだとしたら、ちょっとやりきれないなと思った。

なんて汚れた街に住んでいるのかって悲しくなるから。

なんて汚れた街に住んでいるのかって知りたくないから。

屋上で一枚写真を撮った。パチリ。

それは遠くの高層ビルの写真。

夕焼けはなんでも美しく見せるな。

こういう感情だけはなくしたくないな。

 

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二月二十七日

夕暮れの街で、僕は何の役にも立たなくなったチケットを破り捨てた。

近くにゴミ箱がなかったので、ズボンのポケットにねじこんだ。

この三日間、やりたいことがあったはずなのに全て出来なかった。

それが、自分のふがいなさを証明しているようでやりきれない気分になる。

この気分が少しでも晴れればいいなと思いながら、僕は歩いていた。

ただ、ひたすらに。

一応、目的はある。目的無くして歩きつづけるほど、退屈なわけじゃない。そう思いたい。

誰もいない日曜日の学校を出発点とした。

目的地は六つ。

静まり返った学校は、非日常的な空間で、僕はそういう場所が結構好きだ。

誰もいないということだけで、自由になれる気がするってのはやっぱり間違っているんだろうけど。

結論からいえば、その日僕は目標の全てを達成することはできなかった。

五つ。それが限界だった。

足はがくがくして、みしみし音を立てるんじゃないかと思うほど痛かった。

疲れた足をひきずるようにして、電車に乗りこむ。

家に着いたのは終電一つ前の電車だった。

何やってるんだろうなあと、つぶやいてみる。

本当に僕がするべきことは、こんなことじゃないはずなのになあ。

本当にやりたいことは何なのかもわからない。わかっているけど、恐れているだけかもしれない。

やらなくちゃいけないことは知っているけれど、まだやれない。それも怖れているからだろうか。

 

ほぼ日刊イトイ新聞

今さらって感じもしますが、とりあえず覗いて見ては。様々なジャンルの人達の日記。圧巻。

 

 

二月二十六日

世界中に肥満に悩む人は約十二億人。

飢えに苦しむ人も、ほぼ同数といわれています。

バランスはとれています。歪んだバランスですが。

 

 

インターネットで知る成人病・予防と治療

 

 

 

二月十五日

〜北海道スキー編序章〜

 

早朝、まだ夜が明けない時刻。

起きると外は暗いってのは、なんだか起きるべきではない時間に無理やり起きているような気にさせられる。。

昨日の夕食の残りを温めなおして、朝食にする。

家を出る頃には、日は昇っていた。

こんな早い時間に家を出るのは久しぶりだ。

電車に乗ると、通勤姿のサラリーマンや学生の姿が目についた。

多くの人にとって、すでに朝は始まっているのだ。

なんてことを考えていると、やっぱり遅刻をした。

空港に着くと、どうやら遅刻をしたのは僕だけであるらしい。

やっぱり寝ないで来るべきだっただろうか。

早朝の約束に遅刻をしない唯一の確実な手段だろう。ちなみに、実行したのは二人とのこと。

今日から総勢男十人という、なんともいやはやな予感がするスキー旅行が始まるのだ。

しかも場所は北海道。

十人もいると、いろいろあるもので今日初めて飛行機に乗る人が三人もいたりする。あれ四人だったかな。

さっそく、誰かが飛行機の恐ろしさについて話し始めて怖がらせようとしている。

初心者Mが金属探知機にひっかかる。あたふたと、ありとあらゆる物を取り出し始める。

なんだかコントでも見せられている気がしてくる。心なしか職員さんも笑っているようだ。

メガネ、財布、PHS、時計、etc・・・。金目の物は全て外して、もう一度ゲート通過。またひっかかってる。

くまなく全身チェックへ。どうやらベルトが原因だったらしい。

というより、そんなに怪しいものがあるなら最初から外しとけと思う。まあ、これは性格の問題だろう。

ちなみに僕はひっかかったったことがない。多分、心配性の性格のためだろう。

十人いれば、いろいろある。

飛行機に乗りこむと窓際の席は、いつのまにやら幹事達に奪われている。頑張った見返りですかね。

そんな風にして飛行機は旅立つ。そして旅も始まるってことだ。

 

多分続きます。

 

 

 

 

二月十二日

週末の渋谷は人で溢れている。

駅の改札口を出た瞬間にわかる。

駅前の広場。信号を待つ人々。人、ヒト、ひとの群れ。

何台ものTVカメラがその光景を撮るために集まってくる。

すぐ傍で、TVカメラの前でインタビューを受けている女性がいる。

イマドキの女性。顔は黒い。目の回りだけは白い。髪は脱色されている。靴はもちろん厚底だ。

あの姿を見るたびに思う。

あれを全てのヒトが普通だと見なすようになったら、その時大事な何かが失われるのだろうと。

それは、ひょっとしたら日本人としての誇りってやつじゃないだろうかね。

いやいや、この街ではそんな姿がアタリマエなのさ。

ふと横を見れば、イラン人らしい男が、おそらく違法であろうテレホンカードを何枚も手に持ちながら佇んでいる。

多分、値段は十枚千円だろう。なんで知ってるんだろう。買ったこともないくせに。

目の前に何人もの女子高生に囲まれたおじさんが見える。

そうそう、昔TVで見たことがある。渋谷に集まる女子高生のプリクラや写真を集めているおじさんがいるって。

今でもいるんだ。

そして僕は、いつものようにレコード店へと向かう。

 

 

ハンバーガーショップの二階の窓際の席に座っていた。

なんで窓際かといえば、下の景色が見えるからさ。壁を見つめているよりはマシだからね。

それに面白い。

ここは、目の前のヒトの流れを観察できるスポットのようだ。

目の前のゲーセンで、マラカスのようなものを振り回して遊んでいる女の子がいる。

あれは、なんていうゲームだろう。音楽ゲームの一種かな。

面白そうではあるけれど、多分僕はやらないだろうな。

さっきから男の二人組が所在なげにしている。

上から見ていると、よくわかる。

多分ナンパでもしたいのだろう。

お、ちようど女の子が二人で来たぞ。

どうする?声をかけるのか?

彼らは声をかけようとして、でもやっぱりできなかった。

うろうろとさ迷ったあげく、そのうち消えて行った。

まるでゲームのように目の前の光景は流れる。

一瞬の停滞も許されない。この街はそういう場所だ。

僕は席を立ちあがる。

休憩は終わった。目の前の流れに飛びこもうじゃないか。

今度は僕が誰かに見られる番だ。

だって、この街はそういう場所だから。

 

明示的に宣言されます

日記です。

 

 

 

二月十一日

強い風の日だった。

何故だか知らないが、僕は空港に向かっていた。

風がびゅうびゅうと吹き付け、自転車で走っている、すぐ横は大型トラックがひっきりなしに通り過ぎて行く。

トラックが通過していく際の巻風と強い向かい風が、自転車の歩みをさらに遅いものにしていた。

何故だか知らないが、その時僕は無性に飛行機が見たかった。

それも、なるべくなら近くで見たかった。きっと大した意味なんてないのだろう。

見たことがないから見たい。そんな単純な理由でしかないのだ。

それが、たまたま今日だっただけのことだ。

明らかに自転車が通ることなど想定されていない細い歩道を延々と走りつづける。

左手には、空港か、空港関連の敷地らしい土地がずっと続いている。

もう何キロも走りつづけている気がする。

まだまだ道は続く。少しうんざりしてくる。ただでさえ今日は風が強いのだ。

ふいに道が下り坂になり、しばらく進むと大きなトンネルが口を開けていた。

思わず自転車を止めてトンネルを見つめる。もう、これまでにしようと思い、自転車の向きを変えた。

とても自転車が進めるようなトンネルには見えなかったのだ。

その時、車線の反対側に自転車に乗った人がトンネルに向かってくるのが見えた。

あ、行けるんだと思った瞬間、くるりと自転車をトンネルに向けている自分がいた。

やっぱり行けるところまで行ってみよう。

トンネルはとても大きく、中に入ると轟々と大きな響きを立てていた。

やっとのことでトンネルを抜ける。

トンネルを抜けた場所には空港の整備工場や、航空会社の建物が立ち並んでいる場所だった。

自転車でいろいろ周ってみる。

ここまで来ると、ようやく飛行機の発着する場面や、滑走路を走る飛行機を見ることができる。

ここまで来たからには、そういうシーンを見るのが当然であるが、すでにここまで来ることに疲れきっていた。

故に、ほとんど見ることもなく帰った。

過程が大事であって、結果はあまり重要視されないのだ。少なくとも今日の僕はそうだった。

帰る途中に見た、金網ごしに見たカラフルにデザインされた一機の飛行機。

耳に残る、エンジン音。

遠く、それでいてくっきりと富士山のシルエットが見える。手前に見えるのは丹沢山系だろうか。

今日は空気が澄んでいるらしい。きっと風が汚れを吹き飛ばしたのだろう。

とりあえず、今日はそれだけでいいや。

 

Haneda Airport Information

 

 

二月十日

いつもと違う道。

川の中州に白い水鳥が何百羽も休んでいた。

渡り鳥だろうか。

初めて見る光景。

思わず目が奪われる。

近くで見たくなったので、川辺まで行って見る。

すごい数の水鳥。群生地のようだ。

多分、ここで越冬をするのだろう。

遠い北の国から、はるばる飛んできたのだろう。

背中のリュックからカメラを取り出そうとしたら、犬が寄って来た。

そしたら飼い主らしいおじさんが僕に言った。

「兄ちゃんが、カバン開けたから、何か餌くれると思って寄ってんだよ」

残念ながら餌になりそうなものは何もなかった。

僕が何もくれないことを見極めると犬はきびすを返してどこかに行ってしまった。

何だか、妙におかしかった。

そんな事に気をとられていたら、鳥が急に一斉にはばたいた。

絶好のシャッターチャンスだったにもかかわらず、カメラの準備が間に合わない。

多分、撮った写真は何だかよくわからないシーンだったろう。

ある日の夕刻の出来事。

 

Online Bird Watvhing

 

渡り鳥の飛来

インターネット探訪新聞記者の目で見たインターネットの世界。読売新聞大阪。

 

 

 

二月九日

夜、雪が降った。

夜の闇の中から忽然と姿を現す雪は、幻想的な世界を作り出す力がある。

白く、白く、目に映る景色は次第に雪に覆われていく。

どこまでも静謐な空間が広がる。雪は音を吸い込んでいく。

今年初めて見た雪だった。

 

雪センター

社団法人らしいです。

ユキダス

雪国新潟県のようすをライブカメラで見ることができます。

 

 

二月五日

横浜中華街に行ってきました。

あの回せるテーブルを使って中華料理を食べました。もちろん回しましたよ。面白かったです。

コース料理も初体験でしたが、満喫しました。十種類くらい。食べきれません。今度は朝食抜きで挑みます。

ちょうど春節祭というお祭りの初日で、非常に混んでいました。

お祭りということでパレ-ドのようなことをやっていたのですが、すごい人だかりであんまり見えませんでした。

あやうく圧死するのではないかと思いました。凄まじかったです。

お祭りって、なんであれほどまでに人を熱狂的にさせるんでしょうね。

ハレの空間としての非日常性が人を興奮させるのかな。

今度行くときは一日歩き回ってみたいです。

 

 

 

 

彼女と話せた時間はとても少なかった。

故にこの話は僕の主観が入っているに違いない。

「東京に来たのは何度目なんですか?」

「ええとね。昔東京に住んでいたことがあるの」

「そうなんだ。でも今は東京を離れているんですよね」

「うん、そう。ずっと向こうに住んでいたしね。友達も沢山いるし」

「なんで東京を離れたんですか?」

「仕事がね。ちょうど勤めていた会社が事業縮小っていうのかな。そういうのがあってね。

もう止めどきかなあって思ったの。そう、今は多分その会社ないと思う。だからちょうどよかったのかもね」

僕が本当に聞きたかったのは、彼女が東京を離れた時に、どう思ったのかだった。

彼女は何を考え、何を思いながら、東京という街を後にしたのか。

僕が今一番知りたいことはそれだ。

多分、それは僕が東京という街しか知らないからだと思う。

東京は日本の全てという人もいる。東京には何でもあるという人もいる。

それは正しいことかもしれないし、間違っているのかもしれない。

彼女が東京で過ごした四年間に何があったのだろうか。

僕には何も想像することができない。

多分、彼女に会う事は、もう二度とないだろう。

いつか僕は東京という街から離れるのだろうか。

その時、僕はやっと理解することができるのかもしれない。

 

横浜中華街解体新書

中華街の住人によるガイド。

横濱中華街光臨指南

非公式横浜中華街観光案内だそうです。

 

二月四日

渋谷へ行く。

坂本サトルと川村結花のライブ。

坂本サトルは何回も聞いているが、川村結花は初めてなので楽しみだ。

場所は渋谷タワレコの地下にあるステージワンという所。

無料でドリンクをくれたりサービスも良い。

ただ、今日のコーラは炭酸が抜けていて、しかもぬるかった。

気が抜けたコーラは、どうしてこんなにおいしくないのだろう。

最初に坂本サトル。

新曲「愛の言葉」は聴きこむほどに、しみじみと心に響いてくる曲だ。

でも、「天使達の歌」はやはり聴き飽きてしまった感がいなめなかった。

後ろにいた女の子二人が、この歌、ちょっと聴きすぎたね。と言っていたが全く同感だなあと思った。

それでも好きなアーティストには違いないのだけれど。

次は川村結花。

今日が新年最初のライブになるので、ちょっと緊張気味とのこと。

川村結花は、名前はあまり知られていないが、CMソングで使われている曲が多い。

有名なCMではコカコーラで流されている「ときめきのリズム」とかがある。

キーボードを弾きながら、歌ってくれた。

ライブ後にタワレコでCDでも試聴しようかと思ったら、

渋谷のレコード店はどこも営業時間が長くなっていることに気づいた。

これも不景気対策ってやつなのだろうか。

渋谷の駅前では「スロウ」というバンドが歌っていた。

寒さに震えながらも、ちょっと聞いてみる。

そんな、音の一日。

 

川村結花

レコード会社にあるHP。試聴もできます。

 

 

二月三日

今日こそは遅刻をするのはやめようと思い、眠いのを我慢して無理やり起きた。

自分としては頑張ったつもりだったが、やっぱり少し遅れる。

しかし、一番最後ではない。一安心。それでもブービー賞ですが・・・。

友達の反応が素晴らしかったです。

友人A 「奇跡だ。明日は雨に違いない。あ、雪かも」

友人B 「誰か、約束の時間一時間早く教えたの?」

友人C 「問題は次だな」

友人D 「それでも遅刻じゃん」

全く、僕は素晴らしい友人を持っています。

 

現代時間考

栃木銀行広報文化部がやっています。時間に関するアンケート結果など。

遅刻をしてみよう!

ダウンタウンのお二人によるトーク。

 

 

二月二日

芝生の上で、何羽もの鳩が体を丸く膨らませて日向ぼっこしている姿を見た。

なんだか、とても幸せそうだった。

人だって、そんなことで幸せを感じることができるはずなんだよなあ。

晴れ渡った空を見ながら、ふとそんなことを思った。

 

ちはるのホーム

多次元尺度構成法という名の日記はおすすめです。大学の研究員の方のページのようです。
ある意味、WEB日記の理想形ともいえますね。

 

 


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