《 World Cup 》

2002年5月31日
この日アジア初のWorld Cup
2002 FIFA World Cup KOREA/JAPAN
が開幕する。

World Cup

これは単なるサッカーの国際大会ではなく
国家対国家の戦争である。国家の威信がかかった戦争である。

自分自身はWorld Cupに興味を持ち始めたのは
1990年のイタリア大会から。この時にはこのWorld Cupというものの
大きさは知らず、ただただ世界の一流のプレーに圧倒されたという感じか。

このWorld Cupというものが、どれほどの国民の期待が
そのナショナルチームにかかっているか。どれほどの重さがあるものなのか
実感したのは1994年のアメリカ大会期間中のある事件からである。

当時コロンビア代表のエスコバル選手。
この名前を聞いてピンと来る人もいるだろう。
彼は予選リーグのとある試合においてオウンゴールをしてしまったのである。
これが事件の原因だった。これだけが事件の原因だったのである。
エスコバル選手はこのオウンゴールのために、殺されてしまったのである。

これは自分の中でかなりの衝撃を受けた。
それまでは、World Cupといえど、国際大会の一つという認識だった。
確かに日本が当時、あと一歩で出場を果たす事が出来ず
「ドーハの悲劇」として、サッカーの試合が語られるようになるほどの
大きさがあるということは感じていた。しかし、その程度の事では図れないものだと痛感した。

「私は殺されるためにサッカーをしているわけではない」

アスプリージャ選手が事件後に語った言葉である。
確かにその通りだと思う。ただ、それほどの期待を国民がしているという事なのである。
世界各国の国民がそれだけ国の威信をかけているのである。
それを代表しているのが代表チームであり、代表選手なのである。

日本のサッカーの歴史は世界に比べれば浅い。
実力もまだまだ及ぶものではない。
しかし、それだけの大きく意味のある大会を開催するホスト国として
情けない試合をしてもらっては困るのである。
全世界の人々が注目している大会。未だかつてホスト国が予選敗退した事は無い。

日本と韓国はその事を忘れてはならない。
代表チームの選手はその事を忘れてはならない。
国民はその事を忘れてはならない。

もし、予選敗退したなら。。。
全世界へ向けてどれほど大きな恥をさらすことになるのか。

全世界の人が「アジア」のレベルを推し量るのである。
国家戦争に完全に敗北する事になるのである。

出場する選手は国の威信をかけて予選は突破してもらわなくてはならない。
応援する我々もそれだけの意識を持って応援すべきなのである。

World Cup

これは国家対国家の戦争である。
国家の威信のかかった
唯一「サッカーボール」という武器を使った戦争である。