Dark Horse/Warnar Bros. WPCP-4384 【10th album】
Gone Troppo
1982
Wake Up My Love
That's The Way It Goes
I Really Love You
Greece
Gone Troppo
Mystical One
Unknown Delight
Baby Don't Run Away
Dream away
Circles

<解説>
 ジョージのアルバムの中では商業的にとびぬけて失敗した作品。アメリカのチャートで100位にも届かなかったようだ。しかし、これは失敗したというより、ジョージもワーナーもほとんど売る気がなかったというのが正解のようだ。これまで意欲的に取り組んできたプロモーション・ビデオがこのアルバムからは一つも作られていないことにそれが窺える。
 たしかにシングルヒットとなりそうな派手な曲こそないが、これも"George Harrison"同様、セールスの貧弱さに反して高いクオリティーを誇っている。アルバム全体を通しての完成度としては、ひょっとしたら"All Things Must Pass"や"Cloud Nine"などよりも上かもしれない。
 能天気さのなかに、限りない優しさが同居するこのアルバムでは、だれもがマイ・ベストのひとつとなるような曲を見つけることになると思う。

 苦悩するジョージはこのアルバム発表後、なかば引退発言ともとれる発言をして、しばらく音楽業界から離れ、それよりも軌道に乗っている自らの映画会社「ハンドメイド・フィルムズ」の方に力を入れていく事になる。
 ド派手なジャケットはアルバム"Extra Texture"の"His Name Is Legs"で主役に祭り上げられたことのある「レッグズ」ラリー・スミスによるデザイン。



Dark Horse/東芝EMI TOCP-67338 【10th album (remastered)】
Gone Troppo
2004
Wake Up My Love
That's The Way It Goes
I Really Love You
Greece
Gone Troppo
Mystical One
Unknown Delight
Baby Don't Run Away
Dream away
Circles
Mystical One(Demo Version)*

*bonus tracks

<解説>
 年代が新しくなっているせいか、このアルバムあたりになるとあまりリマスター効果は顕著ではない。よく聴くと確かにクリアになって入るのだが、印象としてはほとんど変わらない。
 個人的にはかなり好きなアルバムなので(ジャケットの写真にある大きなサングラスを駄菓子屋で見つけて大喜びで買ったりしている)、リマスター盤のなかで一番多く聴いているアルバムなのだが、"Written on a rainy day in St Barts"と注釈がある"Mistical One"のデモバージョンはあまり好きではなかったりする。



◆コード譜◆

Mystical One
Unkown Delight