Apple/東芝EMI TOCP-6954 【6th album】
Extra Texture
1975
You
The Answer's At The End
This Guitar (Can't Keep From Crying)
Ooh Baby (You Know That I Love You)
World Of Stone
A Bit More Of You
Can't Stop Thinking About You
Tired Of Midnight Blue
Grey Cloudy Lies
His Name Is Legs (Ladies And Gentlemen)

<解説>
 ジョージのアルバムで、最も短いインターバルで発表されたアルバムがこの『ジョージ・ハリスン帝国』という凄い邦題をつけられたアルバム。
 前作の反省からかアレンジもしっかり練られており、しっかり歌い上げられたボーカルと、宗教性も抑えた内容とでいい感じになっているのだが、何より内容がジョージの私生活を反映して暗すぎたために大衆に受け入れられず、前作"Dark Horse"とこの"Extra Texture"がジョージの評判を地に落とす事になる。
 同じバラード主体の"Living In The Material World"では、前向きな中での壮厳さから来る暗さであったのに対し、このアルバムではただ暗さのみが前に出て、明るい"You"と"His Name Is Legs"で挟んだ構成になっていてもそれが埋め切れないでいる。
 ほかには、"The Answer's At The End"や"Can't Stop Thinking About You"あたりが光っているが、やはり周りの暗さに押しつぶされてしまっている。
 絶望の中で力を振り絞って歌い上げられたような楽曲は、ジョージのアルバムの中では最も心の深淵に突き刺さるものがある。明るい気分で聴くと暗くてたまらないものがあるが、気分が沈んだ時に聴くとなんとも勇気のようなものが与えられる不思議なアルバムである。またジョージのボーカルのキレは全アルバム中随一ではないかと思う。
 ジャケットはLPでは上の写真のように、中央の文字がくりぬかれて、ジョージのおどけた顔が覗いているというデザインになっていたのだが ※注:写真は合成です(苦笑)、CDでは単なる文字になっていて面白味のないジャケットになっている。

この作品は、(当時の)Appleから出る最期のアルバムとなったため、アップルのマークは齧られて芯だけになったデザインが使用されている。
なおCDではこのデザインは使用されていない。



◆コード譜◆

You
The Answer's At The End