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1.ハリズ・オン・トゥアー
Hari's On Tour(Express)
2.サムシング
Something
3.ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス
While My Guitar Gently Weeps
4.スー・ミー、スー・ユー・ブルース
Sue Me, Sue You Blues
5.フォー・ユー・ブルー
For You Blue
6.ギヴ・ミー・ラヴ
Give Me Love
7.サウンド・ステージ・オブ・マインド
Sound Stage Of Mind
8.イン・マイ・ライフ
In My Life
9.マヤ・ラヴ
Maya Love
10.ダーク・ホース
Dark Horse
11.ホワット・イズ・ライフ
What Is Life
12.マイ・スウィート・ロード
My Sweet Lord
Recorded Dec. 13, 1974 in Largo, Maryland
All tracks written and produced by George Harridson
except "In My Life" written by Lennon McCartney
1974年、ジョージはソロとなって初めてのコンサート・ツアーを行った。このツアーは、26都市、45ステージにもおよぶ大規模なもので、その日程は
11月 2日 カナダ・バンクーバー パシフィック・コロシアム
4日 ワシントン州シアトル シアトル・センター・コロシアム
6日 カリフォルニア州サンフランシスコ カウ・パレス
7日 (同上)
8日 カリフォルニア州オークランド オークランド・コロシアム(昼夜2回)
10日 カリフォルニア州ロングビーチ ロング・ビーチ・アリーナ
11日 カリフォルニア州ロサンゼルス ロサンゼルス・フォーラム
12日 (同上、昼夜2回)
14日 アリゾナ州ツーソン ツーソン・コミュニティ・センター(昼夜2回)
16日 ユタ州ソルトレークシティ ソルト・パレス
18日 コロラド州デンバー デンバー・コロシアム(昼夜2回)
20日 ミズーリ州セントルイス セントルイス・アリーナ
21日 オクラホマ州タルサ シビック・センター
22日 テキサス州フォートワース タラント・カントリー・コンべンション・センター
24日 テキサス州ヒューストン ホフェインツ・パビリオン(昼夜2回)
26日 ルイジアナ州バトンルージュ ルイジアナ州立大学・アセンブリ・センター
27日 テネシー州メンフィス ミッドサウス・コロシアム
28日 ジョージア州アトランタ オムニ(昼夜2回)
30日 イリノイ州シカゴ シカゴ・スタジアム(昼夜2回)
12月 4日 ミシガン州デトロイト オリンピア・スタジアム(昼夜2回)
6日 カナダ・トロント メープル・リーフ・ガーデン(昼夜2回)
8日 カナダ・モントリオール モントリオール・フォーラム(昼夜2回)
10日 マサチューセッツ州ボストン ボストン・ガーデン(昼夜2回)
11日 ロードアイランド州プロビデンス シビック・センター
13日 メリーランド州ラルゴ キャピタル・センター(昼夜2回)
15日 ニューヨーク州ロングアイランド ナサウ・コロシアム(昼夜2回)
16日 ペンシルバニア州フィラデルフィア スペクトラム
17日 (同上、昼夜2回)
19日 ニューヨーク州ニューヨークシティ マジソン・スクエア・ガーデン
20日 (同上、昼夜2回)
と、かなり日程的に詰まったものであった。
このようなハードスケジュールの上に、ツアーに合わせて発売されたアルバム「ダーク・ホース」からも伺える通りこの時期のジョージは声帯を痛めており、後にエリッククラプトンが「初日からのどを壊していた」とコメントしていたように、声はがらがらで、また、新曲を中心とした内容が観衆の反感をかうなど、当時のこのツアーに対する評論家の評価や客の反応は芳しくなかった。
加えて、コンサート終了後に観客が残していった、ブルドーザーで集めなければならなかったほどのゴミに、ジョージ自身も失望する結果となったのだった。
そういったことからか、ジョージはこのツアーからのライブ・アルバム制作をすることはこれまでなく、ツアー自体も91年のジャパンツアーまで行うことはなかった。
今回リリースされたこのアルバムは、12月13日のメリーランド州ラルゴでのステージからのもので、これまで海賊版で裏で流通されていた音質の悪いオーディエンス録音のものと違い、モノラルではあるがライン録音のしっかりとしたものである。ツアーの途中からプロモーターのビル・グラハムが演奏中の飲酒を禁じたせいもあって、いわれていたほど演奏もアレンジも悪くなく、むしろジョージのライブとしては出来がよく驚くほどである。
全体的に大胆にファンキーなアレンジがなされており、"In My Life, I Love God More"と歌って反感をかったという「イン・マイ・ライフ」などは、最初何の曲だかわからないほどであるが、大規模なブラス隊を引き連れたこのツアーはそれだけでも結構聞きごたえのあるものとなっている。
ラストの"My Sweet Lord"も、派手にアレンジされており、あらゆる神の名を繰り返し叫びつづけるそれは、ある種の宗教団体の集会のようにも感じるが、やはりここがこのステージ一番の盛り上がりを見せるハイライトとなっている。
ジョージののどの調子からか、全体としてボーカルが少なく、インストゥロメンタル・ナンバーが、1曲目の「ハリズ・オン・トゥアー」と、これまで未発表だった7曲目「サウンド・ステージ・オブ・マインド」の2曲選ばれれいるのも興味深い。
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