能・狂言鑑賞記録


2002.07.23(日)*納涼茂山狂言会@大槻能楽堂
【番組】解説→萩大名→無布施経→死神
天神祭の前夜祭みたいなイベントで、狂言会がありました。
解説は、茂山さんとこお馴染みの千之丞さん。今日も愛くるしいお姿でした(笑)
今話題のダイエット食品の中国茶は危ないだとか、こんな暑い日にわざわざ
能楽堂まで足を運ぶ私達は物好きだ(笑)とか。
千之丞さんのテンションも今日は快調だったんじゃないかと・・・
〔萩大名〕 大名:茂山千作 太郎冠者:茂山茂 庭の亭主:茂山正邦 後見:丸山やすし
大名はオレンジ×白の段熨斗目に、黒地に笹と波の模様の入った素襖。
太郎冠者は水色の縞熨斗目に緑の半袴、茶色地にゆきなずなが入った肩衣。
亭主は緑と薄い黄色の段熨斗目に、グレーの素襖。
以前から、萩大名の大名役は、千作さんで観て見たい!!!!と思っていたのが
今回、みごとに夢が叶いました!
想像通り、想像以上のバカ大名っぷりの千作さん、お見事です。
この曲のあらすじは、→コチラ
「七重八重九重とこそ・・・」は、いつまでも頭に残るので気づけば独り言を
言ってしまうので、注意してください。
〔無布施経〕 僧:茂山千之丞 檀家:茂山七五三 後見:茂山逸平



2002.03.17(日)*大萬燈祭奉納狂言@北野天満宮
【番組】三本柱→土筆→鬼瓦→太刀奪→附子
      小舞(泰山府君→名取川→海道下り→鐘の音→道明寺→鮒)
     柿山伏→舟船→口真似→棒縛→蝸牛→福之神
13時から始まる奉納狂言。天満宮に到着したのは丁度13:00.
1・2曲するのかと思いきや!行ってビックリ!! 11曲!!
終わるのは、17:00頃と言うアナウンスが流れて来ました・・・。
でも、タダで観られる狂言やから、観ないと損やし。でも終わってみるとアット言う間でした。
まず一曲目は、今年2度目の三本柱。果報者に茂山良暢くんで、以前みた良暢くんより
ずいぶん、どっしりとした演技をしていました。
写真でもわかるように、茂山忠三郎一門と言うか
私にはよくわからんけど、お弟子さんをはじめ、お稽古されてる一般の方
がいらっしゃいました。
女性の方には頑張ってもらいたいけれど
やっぱり、声の通りは男性にはかなわない。聞き取れないのは残念でした。
途中、お腹が空いたので、退席し後半、棒縛からまた参戦。
あんなに天気が良かったのがウソのように、ポツポツ雨が降り出しました
蝸牛では、これまたビックリ。外国人が演じてらっしゃる!!!
しかも、大名役なので、素襖を身にまとってるんやけど、裾を引きずるどころか
引きずる分もないぐらい高身長なので、ちょびっとしか引きずってなくて
それもまたおかしかった。
しかも、日本語上手いしやで。ちょっとアドリブも入ってて
すごく楽しそうでした。
待ってましたの忠三郎さん。
最後の最後に出てこられました。でも、私の期待してたおとぼけ忠さんではなくて残念・・・
京都まで行くのは大変やけど、こんなにも狂言を観られたら幸せ〜♪


2002.02.10(日)*東西狂言@LICはびきの
【番組】解説→昆布売→千鳥→仁王
羽曳野って聞いたことあるけど、何処よ?から始まりました。
何電車で何駅って言うのだけ調べて、行き当たりばったりで行った感じ。
今回は自由席ということもあって、みんな何時から並んでるんやろう??と思いながら
12時30分ごろやったかな?到着したのは。館内に入ってビックリ。
すでに長蛇の列。すごいわ・・・・萬斎さんパワー・・・
いよいよ開場で、なんとか真ん中の7・8列目ぐらいをキープ。
先に来て、2列目をキープしていた、龍笛の仲間と(アホな)お話しをしていました。
会場は、舞台目の前に見事なパイプオルガンがあり、
全体的にモダンな感じの上品な会場でした。
始まってすぐ、解説の千之丞さんが出てこられました。シックな青のスーツが可愛くて(笑)
お話しもおもしろい話と千之丞さんのキャラクターで場内は爆笑。さすが芸人。
初恋の相手は「アイちゃん」でままごとをよくした話しを恥ずかしそうに話すのがまたおもろい
そのままごとが、狂言とよく似ていると説明されてました。確かにそうや!
狂言には小道具・舞台というものがないから、観客の私たちがココになにがあると
想像をしなければいけなく笑える人は賢い人だということ。
今日の公演が上手くいかなかったらそれは観客の責任。
上手く行ったら、私たち(千之丞さんの事)のおかげ。
なんて面白い事を言うてはりました。一緒に行った友達は千之丞さんにハマッた。
〔昆布売〕 大名:野村萬斎 昆布売:石田幸雄 後見:月崎晴夫
大名は、白と薄緑の段熨斗目、扇模様の青緑の素襖。太刀・扇・烏帽子の格好。
昆布売は、こげ茶の縞熨斗目に薄緑の肩衣。背中には季節柄、梅の模様でした。
黄土色の半袴に昆布を持っていました。
この曲のあらすじは、→コチラ
スッと舞台に入って来られる萬斎さんの姿はいつもながら上品でカッコいい。
強気な大名も、昆布売りとの立場が逆転してしまってからは、
言われるがまま謡い、舞う姿はおかしかった。
〔千鳥〕 太郎冠者:茂山千作 酒屋の亭主:茂山千之丞 主人:松本薫
主人は、薄茶と白の段熨斗目に水色の素襖。太郎冠者は、緑の縞熨斗目に水色の肩衣。
肩衣の背中には巻物の模様。茶色の半袴でした。
酒屋の亭主は、白と紫の段熨斗目に、青緑の素襖でした。
この曲のあらすじは、→コチラ
さすが年季の入ったご兄弟だけあって、息のあったやり取りはさすがでした。
千作さんの、どうやってでも酒を手に入れようと試行錯誤する姿は、物を言わずとも
おかしさがこみ上げて来ました。野村家とは違い、ほんわかした
楽に鑑賞できる狂言でした。
〔仁王〕 博奕打ちA:茂山七五三 博奕打ちB:茂山あきら
      参詣人:茂山千三郎、丸山やすし、茂山茂、佐々木千吉 男:茂山千五郎
大人数の狂言。七五三さんが仁王に化けて色んな顔をする所が、悪役やのに
七五三さんのやさしいお人柄が出てて、そのギャップがおかしかった。
その代わり、装束の肩衣には、悪役らしく鬼面が描かれてました。
この曲のあらすじは、→コチラ
解説の千之丞さんのお話にもあったように、堅苦しく感じる狂言の中に
唯一アドリブが出てくる場面があるそうで、楽しみにしていました。
そのアドリブとは、仁王さんに願掛けをする場面で、それぞれの個性が出ていました。
例えば、
千三郎さん→僕の友達に野村萬斎くんと言う方がいます。彼はすぐに東京に
 戻らなければならなく「時間が無い、時間が無い」と言っておりました。
 どうか新幹線の時間に間に合いますように・・・・
あきらさん→となりの部屋?に千五郎という者がおります。彼は酒が好きなので
 酒が過ぎないように見守ってください・・・・
茂さん→僕の従兄弟に宗彦と言う者がおります。彼は去年、結婚しました。
 僕にも目麗しい方を・・・・
佐々木さん→阪神タイガースという球団があります。去年はサッチ−問題で泣かされました。
 今年は星野監督が入って来ます。どうか優勝・・・
 とまでは言いませんので、せめてAクラス入りを・・・・
古典芸能の中に、現代の生々しい個人的な祈願に開場は大爆笑でした。
自分が関西人だけあって、やっぱり関西の茂山さんの方が安心して観られるのは
気のせいかな?


2002.01.26(土)*若手能@大槻能楽堂
【番組】舞囃子(弓八幡)→能(歌占)→狂言(惣八)→舞囃子(巻絹)→能(葵上)
今日の公演は関西の若手能楽師によるプロデュース公演でした。
開場になってから入ったので良い席がないかも?と思ってたら、ぜんぜん客は少なかった。
おかげで、正面席をキープできました。
脇正面の席がほとんど埋まらない状態でしたが、
途中からどこかの学校の生徒さん達が来てました。
今日、一番ビックリしたのが囃子方の中に女性がいたこと。
初めて能舞台に上がる女性の人を生で見ました。能管と小鼓で。
始まる前、狂言方の善竹隆平さんが解説をして下さいました。
〔歌占〕 シテ/渡会何某:高林呻二 子方/幸菊丸:高林昌司 ワキ:則久英志
歌占のあらすじは→コチラ
子方の高林昌司くんを先頭に登場する。
この曲は、子方とのやり取りはインパクトがあるんやけど、全体的に変化が無いので
途中から眠くなりました(笑)
〔惣八〕 惣八:善竹隆司 有徳人:善竹忠亮 出家:善竹隆平 後見:上吉川徹
狂言では、あまり作り物の小物は使わないで扇や葛桶などを見立てたりするけれど
この曲では唯一、作り物の魚が2匹使われる。鯛と鯉。
惣八のあらすじは、→コチラ
主人は薄いオレンジと白の段熨斗目に薄い緑の素襖。出家は紫色の着物
料理人は、白とグレーの縞熨斗目にオレンジ色の肩衣、濃い紫の半袴でした。
出家が魚を鮮やかに料理したり、料理人が読経するなど、服装とのミスマッチが
おもしろく、最後は鯛を持って読経したり、巻物を料理しようとしたりと
見ていて楽しくなる曲でした。会場内も学生さん達に大うけでした。
〔葵上〕 シテ/六条御息所の霊:上田大介 ツレ/照日の巫女:水田雄吾
     ワキ/横川小聖:福王和幸 ワキツレ/臣下:江崎敬三 アイ/下人:小笠原匡
葵上と言う曲なのに、葵上は登場しない。その代わりに病気で寝込んでいると言う設定で
葵上の着物だけが舞台の上に広げられる。 この曲のあらすじは、→コチラ
前半は、この曲もゆったりしているので眠くなる。後半、シテが後見座につき
そこで装束を着替え、間狂言が入り、ワキの横川が登場するあたりから
少しずつ、曲調が激しくなってくる。着替え終わったシテは般若の面をつけ
横川と対戦する。
シテの苦しんで後退すると思いきや責めてきたりと動きがすごく良かった。
この頃には眠気も去っていました。学生さん達は寝てたな、完全に(笑)
最後の最後、幕に入るとき、シテに続いてツレが立ち上がるんやけど
限界やったんでしょう。足がしびれてひっくり返ってしましました。
見ているこっちが心配になってしまいました。ああ言う場面を見るのは初めてだったので
ドキドキしたけど、即座に地謡の方がスッと助けに来られていました。
私の想像では、「あぁ、あの後、彼は怒られてしまうのね・・・」とか
余計な事を考えてしまった。でも、よかったね。巫女役やったからお面かぶってて。
直面だったら、はずかしさ倍増やもんね。
やはり、若手だけあって、まだまだ修行が足りないのかな?
でも、しびれるのはしゃーないでしょ。あの後どーなったのかしら?
13時から始まった公演、終わる頃には17時で外は真っ暗でした。


2002.01.09(水)*新春狂言2002@近鉄劇場
【番組】謡初(雪山)・小舞(八島)→レクチャートーク→素囃子(神舞)→三本柱→止動方角
今年初の能楽は和泉流・野村家から始まりました。お席もなかなか良い所で
萬斎さんのレクチャートーク時には、目線がちょうど合う位置(合ってないけど・・・)
舞台は柱の代わりに門松や青竹が置かれ、橋掛かりも竹で造られていました
背景は半円形に注連縄が下がっていてとてもお正月らしい。
トークでは、野村家のお正月の謡初・小舞のこと、今日の装束のこと、
茂山家では馬の役を担当すると 「飼い葉料」が出る話などなど
萬斎さんのマイペースなお話でした。
〔三本柱〕 果報者:野村万作 太郎冠者:深田 博治 
      次郎冠者:高野 和憲 三郎冠者:月崎 晴夫
この曲は→コチラ
果報者の装束は紅白の段熨斗目に黒の素襖(野村家では決まっているらしい)
素襖には折鶴の模様が入っていました。
3人の冠者達は色違いで太郎冠者は薄茶色の縞熨斗目に草色の肩衣、藍色の半袴。
次郎冠者は緑色の縞熨斗目に水色の肩衣、紫の半袴。
そして三郎冠者はグレーの縞熨斗目に薄緑の肩衣、だいだい色の半袴でした。
月崎さん高野さん深田さんトリオが一生懸命でこちらまで固くなってしまったけど
それがまた良かった。「いぇいいぇい」の掛け声で柱を持つところもおかしかったし。
三本柱に囲まれて万作さんが跳ねている時に、頭にのっけてるの何て言うんや?
それがズルズル落っこちてきてヒヤヒヤしたけど
万作さんは、止まった瞬間さっと下を向き、シャキーンとかっこよく戻されていました。
さすがだわ。♪シャギリ留を着メロにしてたから、ちょっと嬉しかった。
〔止動方角〕 太郎冠者:野村 萬斎 伯父:野村 万之介
             主:石田 幸雄 馬:竹山 悠樹
まず、主人の装束は緑と白の段熨斗目に、こげ茶色の素襖。
伯父さんは黄土色と白の段熨斗目に青みがかったグレーの素襖が
上品で万之介さんにピッタリでした。
太郎冠者は薄黄色地に青縞の縞熨斗目にオレンジ色の肩衣。
肩衣の模様は笹?っぽいのでよくわかりませんでした。
黄緑色の半袴で萬斎さんにも良く似合っていました。
この曲は→コチラ
石田さんと萬斎さんの掛け合いは、息がピッタリで、
お二人とも表情がとても愛嬌がありました。
お馬さんの役は本当に大変そうでした。
常に手足が動いている上によつんばで、おまけに賢徳のお面をつけて息苦しいやろうなぁ。
最後に暴れ出して逃げていく場面では、勢い余って行き過ぎて後見の方に
橋掛かりへ誘導されてる所では本当に馬に見えました。
落馬する場面での萬斎さんの飛び上がり方はすんごい高さでビックリした。
劇場内は足が寒くて顔が暑くて、良い環境ではなかったのが残念でした。
今度は、靭猿で小猿ちゃんを見てみたいなぁ。


2001.11.10(土)*第十二回 皿田能@サラダホール
【番組】舞囃子(小督)→狂言(太刀奪)→仕舞→能(求塚)
お隣の市で行われた能楽。近所と言うこともあって張り切って着物を着て行った。
この辺では古典芸能は定着していないらしく大阪市内からの団体さん達が多かった。
客層は、年配の方中心で、大ホールの中には半分ぐらいしか入ってなかった。
私が座った位置は、3列目でちょうどいいかな?って思ったけど実際座ってみると
演者の足元がちょうど見えない位置だった。しくった。
お隣に座っておられたおばさまも一人で来られたらしく、少しの間お話をしていました。
会場に入ってなにより驚いたのが、舞台上になんとも立派な能舞台。
以前、ココに萬斎さんが来られて仮能舞台を褒めてらした意味がようやくわかった。
狂言は、太郎冠者:茂山忠三郎 主人:山口耕道 男:茂山良暢
初めて見る忠三郎さんに始めっから釘付け。愛嬌があると言おうか・・・
肩衣のかぶらの絵がとても可愛らしかった。
この曲のあらすじは、→コチラ
主人がとっ捕まえた男を縛る為に縄を用意するんやけどその縄がほどけている為に、
急がなアカンのに、ほどけてるからと綯いはじめる。
急げ急げって言われるのに、悠々と綯ってる太郎冠者がかわいい。
忠三郎さんの太郎冠者をもっと沢山観てみたい!
これだけ魅せてくれる太郎冠者をされる方ならきっと
アホ大名なんてのもきっとステキなんやろうなぁ・・・うぅ、観たい。
次にお能。
兎名日処女:中村彌三郎  間:茂山忠三郎
やっぱりお能は、装束が華やか。
今回のは亡霊のお話で、白っぽい装束やけど何処か綺麗。
この曲のあらすじは、→コチラ
前半は前シテの菜摘女達とワキの旅僧の掛け合い。後にツレ女達は幕へ入り
シテ一人が残ってワキを求塚に案内する。この前シテの菜摘女が実は兎菜日処女の亡霊。
ココで何があったかを僧に語った後、始めから用意されていた
作り物の塚(幕で覆われている)の中に入ってしまう。
そこで、間狂言の忠三郎さんの語りに入る。
この時の忠三郎さんは、本狂言の時とは違い凛々しくてカッコよかった。
その後ろの幕の張った塚の中で
着替えをしている模様。ちょっと横から見えてました(笑)
ここから後半。僧が女の為に読経をする。すると塚の中から声がし、幕が開かれる。
見事に着替え、能面はさきほどの少女から霊女の顔へ。怖かった・・・
地獄での苦しみを語るんやけど、鉄鳥が頭を突付いて脳みそを食べるとか
火柱に掴んで「あら熱や」とか、まっ逆さまへ暗闇の中を落ちていくなど
苦しんでる様子が臨場感たっぷりで怖かった。
そして僧のおかげで成仏すると言った感じ。
なんだか食い入るように鑑賞してしまった。
帰り際にお隣のおばさまに「またお目にかかれるといいわね」と言ってもらえた。
うれしかった。


2001.10.25(木)*第二十七回 能・狂言の夕べ@大槻能楽堂
【番組】能(草子洗小町)→狂言(仏師)→仕舞→半能(石橋)
ふと思い立って足を運んだ、能楽堂。一人で観に行ったのも初体験。
そして能楽堂で観るのも初体験。
会場に入って大感激。今までテレビや写真でしか見たことのなかった能舞台が目の前に!
これもまた本で下調べをしてあったおかげで、ココが脇正面やな。とか
アレが一ノ松・二ノ松・三ノ松。ほんまに奥に行くほど小さくなってる!
一人で興奮してたはいいが、この気持ちを誰にも伝えられないのは悲しい。
その点、一人でよかったのが、満席の中、正面席のちょうど真ん中あたりで
一席だけ空いていて運良く、良い席で鑑賞することが出来た。
客層はやはり、お着物を召した年配の方々が多かった。
能の知識はほとんど無かったけど、
行く前に草子洗小町を調べ、会場で配られた説明書きだけでも、内容はだいたいわかった。
この曲のあらすじは、→コチラ
小野小町:永山禮三郎 大伴黒主:宝生 閑 黒主の供人:野村萬斎
    帝:観世淳夫 紀貫之:片山清司
この曲の間の黒主の供人役で萬斎さんが出演されていました。
帝役に小学校低学年ぐらいの子方が出られていてとても可愛らしくて見入ってしまった。
風邪を引いていたのか、時折鼻をすすっていて、とても一生懸命でした。オツカレサマ。
能はとても装束がキレイで(狂言が悪いわけではなくて・・・)小野小町の舞いは本当に
美しかった。地揺とか言葉をもっと理解できればおもしろかったのになぁ。
後から知ったけど、この時の装束は江戸時代の文化財級ものだったらしい。
続いて狂言。
すっぱ役が万作さん。田舎者役が萬斎さん。後見に月崎さんが入られてました。
太郎冠者の装束は青い千鳥の肩衣に黄緑色の狂言袴で色の組み合わせがキレイでした。
すっぱの装束はベージュの小袖に薄茶色の上着、
渋みの効いた紫の袴で万作氏にしっくりハマってました。
親子二人の息はピッタリ!
前回出番の少なかった万作さんをじっくり観ることが出来た。
万作さんは、<運び>と言い、<構え>と言い、一味違ったなぁ。
すっぱと田舎者の何とも言えないやりとりがおかしかった。
仏師のあらすじは、→コチラ
ホールで観るのと能舞台で観るのとでは、ぜんぜん違う。
床を踏む音なんて全然違う。あまりの大きさにビックリしたぐらい。
狂言は25分と短いけれど、おもしろくて10分ぐらいに感じられた。
この後は、仕舞と半能(石橋)があり、終える。
今、狂言を観て帰って来たところやのに、もう次の狂言が観たくなってきたなぁ。


2001.10.22(月)*まちがいの狂言@びわ湖ホール(和泉流・野村家)
雨の降る中、滋賀県は大津・びわ湖ホールまで足を運んだ。
でもまぁ、今回の演目は伝統的なものではなくて、新作狂言になるし。
シェイクスピアの「まちがいの喜劇」をもとに場所を室町時代に置き換えたお話。
ホール内に入ったのは18:40頃。
会場に入ると何やら変な者が居た!!
よく見ると武悪の面をつけた“もののけ達”が5〜6人。
立ったまま何もしてないのもいれば、お客さんにちょっかいを出す者。
かと思えば何食わぬ顔で座席に座っている者。
口々に「ややこしや〜〜」発する言葉はそれだけ。
みんなで遊ぶもののけ達はとても可愛らしかった。鬼の面なのに・・・
おかげで始まるまでの時間、楽しく過ごせたのと思ってもいなかった演出に
本題にとても期待を膨らました。
一同、もののけの格好で始まったと思ったら携帯の電源を切る・カメラ撮影禁止
と言った内容の事を演出されていました。
あらすじはと言うと、→コチラ
お父さん役が万作さん、お母さん役が万之介さん、その双子の息子が石田幸雄さん
太郎冠者が萬斎さん、金次郎が月崎晴夫さん。
とても慌しくそして、とってもややこしい。
一つ整理するポイントは上手・下手からの登・退場でしょう。
途中、タイタニックの船頭でするお決まりのポーズだとか取り入れてました。
領主役の石田淡朗くん。とても将来が楽しみなお声の持ち主やけど
丁度、変声期やったんかな?時折、声が裏返って苦しそうでした。
野村家の基本の構え「手を握る」ってやつも前もって頭に入れておいたので
実際、舞台でそれを観るとポイントポイントをチェック出来るのもおもしろかった。
最後、カーテンコールで3度も出て来て頂き、最後には万作さんは、
角頭巾までお取りになって深々とお辞儀をされていたのが印象的だった。