荷物
ずっと何かを背負ってきた
それが何かを知らず
何のためにあるのかも知らず
下ろすことも知らず
ただ、物心付いた頃から背負っていたので
当たり前だと思いずっと背負っていた
親も友達も知らない人も
みんなもそれぞれ何かを背負っていて
私もこうやって生きるものだと思っていた
時にはそれはあることを忘れるくらい軽いものであったり
時には立てないぐらいに重すぎるものであったり
時には勝手に背中から私に主張をしてきたり
時には泣きたいぐらいに愛おしいものであったり
まだ何なのかはよくわからない
最近気付いた
ちょっとだけそれを下ろせることに
下ろすことは可能なんだってことに
置いていくんじゃない
捨てていくんじゃない
ただ下ろすことは可能で
重すぎるときには軽くすることも必要なんだってことに
また
落ち着けば
それを背負っていけばいい
無理なら
墓へと入るその時に
一緒に中へ入ればいい
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