空
彼女の心は空だった
果てしなくどこまでも続く空
闇が訪れることをしらない
ただ澄み渡る青空だった
そして包まれたまま
彼女は逝った
闇を知らない彼女が知った
初めての黒い闇は
棺桶の中での
腐食の色だった。
その日は、
彼女の様に、
澄んだ空が、
ただ、
在った。
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