こうえん

公園の樹の下で 幼いあの子が泣いてるの
輪の中には入れなくて
ブランコでひとり 泣いてるの

ジャングルジムの中も この街も同じすぎるから

残酷に笑って 幼いあの子は"おいてけぼり"
走ったって追いつけなくて
空カンで転び 遠くを見るの

すべりだいの上は とても高すぎるから

まっ赤な夕日を目にしたわたし
涙は少し枯れかかってる
声に出せば楽だったよね
だけど 耐えきれるほど 強くなかった
強くなかったの

かくれんぼの途中にも 幼いあの子は泣いてるの
みんなは一人を残したままで
ママの待つ家へ帰っていったわ

あの子はひとり 砂場で遊んでいるのよ

行列に入れなかったわたし
悔やんだことは一度もないの
混ざってしまえば楽だったよね
だけど 耐えきれるほど 器用じゃないの
器用じゃないのよ

無くしたものは どれだけ増えたの?

膨らんだ空を抱えたわたし
押しつぶされた心と共に
素直になれば楽になれたね
だけど 泣き叫ぶほど 強くなれたの?
わたしは強くなれたのかしら

あの子がこっちを見て笑ってる
微笑みかえせる?
わたしは胸を張って生きていける?



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