たんぽぽ

踏み荒らされた草原を歩く
道などそこには見当たらず
潰れてく花が行き先を告げた

花達を踏むまいとして
あの子は虫を踏みつけていった
虫達を救おうとして
あの人は花を踏みにじってた

それでも負けなかった強い花がいたの


たんぽぽ


綿毛を捕まえようとしていた
小さな私は何処へ向かった?
強く強く生きていけたらと
私は彼女を喰べてしまった。


そんな気がする

あの瞬間少しでも迷いがあれば
あの瞬間少しでも痛みがあれば
        泣いていたら
        笑っていたら

表情があったなら


彼女を救えていたかもしれない

過ちを犯さずして祈れたかもしれない




また、風に揺れてる
何処へ行くのかわかっているのね

小さな小さな

小さな




ちいさな




たんぽぽ





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