オリックスVS日本ハム 7月6日(土) グリーンスタジアム神戸

 今日は内野指定席を買う。グリーンスタジアム神戸では初めてや。自分の方に 向かって打球が飛んで来る外野席もいいけど、最近は内野席に惹かれている。 打者のスイングや内野手の動き、ピッチャーの球を間近で感じられるから。
 家を出るときはあんなに晴れてたのに、球場に入ると上空は雲に覆われていた。

BW
(遊)金子   1(中)
(二)奈良原   2(二)大島
(一)小笠原   3セギノール
(左)オバンドー   4(左)塩谷
(三)   5(一)シェルドン
(右)田中幸   6(遊)塩崎
DTクローマー   7(三)進藤
(中)井出   8(捕)日高
(捕)実松   9(右)庄司
(投)正田   (投)

 ついに正田が見られる。1999年夏の甲子園 、桐生第一の優勝投手や。
 ファイターズの5番には、ホークスから移籍の林が入っている。ひと月ほど前は 高砂でのウエスタンリーグに出てたのに、このメンバー で5番を打つとはすごい。
 ブルーウェーブは外国人選手をスタメンに戻していて、ほっとした。
 谷の1番は、今季僕が見るのは初めて。楽しみや。
 庄司は契約金ゼロで入団した2年目の選手。プロ入り初安打が見られるか。

 1回表 2死走者なしで小笠原。ツーストライクから、体に近いボールを 投げられる。身をひねってよけたが、球は腕のすぐそばを通っていった。危なかったな。 それから、外のボールを見逃し三振。さすがに厳しい攻めに遭っている。

 1回裏 セカンド奈良原のジャンピングスローもあり、正田は順調な 立ち上がり。ストレートは最速145キロ。

 2回表 オバンドーは三遊間へライナーを放つ。サード進藤が飛び込むも、 及ばず。レフト前ヒット。無死1塁。
 林の打席で、1塁走者オバンドーが好スタート。ヒットエンドランだ。林は 空振りして三振に倒れたが、オバンドーは盗塁成功。1死2塁。
 田中幸雄レフト前ヒット。オバンドーは3塁ストップ。1死1・3塁。
 しかし、ここで具が踏ん張る。クローマー三振。井出はバットを止めてしまい、 高いピッチャーゴロ。具が1塁方向へ動いて捕り、そのまま自分でベースを踏んだ。

 2回裏 塩谷の当たりは三遊間へ。サード林のグローブに当たって方向が 変わり、レフト前に抜けていくヒット。金子に任せてたらどうやったかなあ。強い打球 じゃなかったから、それでも内野安打やったかな。無死1塁。
 シェルドンは正田の球につまったが、ボールはセンター前に落ちるポテンヒット。 無死1・2塁。
 6番塩崎は送りバント。3塁前への緩いいいバントだ。正田が捕って1塁へ。 しかし、これがセーフ。左投げの分、1塁送球に時間がかかったか。内野安打で無死満塁。
 進藤は正田が打ち取った。と思ったが、つまったフライはまたライト前へ落ちた。 正田には不運なヒットが続く。1人還って、ブルーウェーブが先制。大歓声が起きた。 BW1−0F。
 ここでコーチがマウンドへ行く。背番号75。浅野コーチや。巨人にいたことが あって、子どもの頃好きやった。スライダーといえば、浅野やったなあ。
 同時に3塁側ブルペンでは、立石と武藤が投球練習を始めた。
 なお無死満塁。正田は日高に対し、ノースリー。押し出しで崩れてしまうのか。 だが、正田はツースリーまで持っていった。フルカウントからの勝負球。日高の当たり は、つまったフライ。これがまたまたセンター前に落ちるポテンヒットに。3塁走者に 続いて、2走塩崎も3塁を蹴った。実松のブロックに突っ込んで、セーフ。BW3−0F。
 無死1・2塁で庄司。バントを試みたが、空振り。このとき2塁走者進藤が飛び 出してしまう。実松がボールを持ったまま二三塁間へ行き、挟殺プレー。進藤を アウトにする間に、1走日高は2進。1死2塁。
 やっとワンアウトになって、立ち直るかと思えた正田。けれど、庄司に四球を 与え、1死1・2塁。
 ランナーがたまって、谷。引っ張って、強い打球で三遊間を破った。レフトの オバンドーは、捕ってから投げるまでに時間がかかってしまった。2塁走者がホーム イン。BW4−0F。
 もう1度浅野コーチが出てくる。ピッチャー交代。いい当たりは今の谷のヒット だけやったけど、この交代は仕方ない。庄司のところで流れを止めておきたかった。 プロ入り後初めて見た正田は、2回途中KO。この次に期待。
 マウンドは立石。1998年社会人野球日本選手権 決勝で、プロ入り前の勇姿を見て、それ以来注目している。
 1死1・2塁から、大島はセカンドゴロ。奈良原が金子に送って、谷が二封。 ダブルプレーは無理と見た金子は、オーバーランの走者を刺そうかと3塁をうかがうが、 走者は戻る。昔巨人のセカンド土井が、6−4−5と送ってサードで刺したファイン プレーを思い出した。土井は翌日も同じプレーを狙って、そのときは3塁セーフやった。
 2死1・3塁で、セギノール。強烈な当たり!高く舞い上がった打球は、曇り空 にとけて見えなくなり、やがてバックスクリーン左のスタンド上段で弾んだ。3ラン ホームラン!ダイヤモンドを一周したセギノールがホームに入る瞬間、 「ビューティフル!」という球場DJの言葉とともに、バックスクリーンに炎が 噴き上がった。BW7−0F。

 3回表 7点を追うことになったファイターズ。先頭の実松は簡単に 打ち上げて、センターフライ。
 金子はライト線に落ちるヒット。1死1塁。
 奈良原の打席でヒットエンドラン。セカンドゴロで、2死2塁。
 小笠原はレフト線へライナー。進藤が飛びついたが、打球は抜けて、ライン いっぱいに入るタイムリー二塁打。さすが小笠原という当たり。BW7−1F。
 2死2塁。オバンドーは右中間へ大飛球。しかし、守備範囲の広い谷が追いついた。

 この3回表、ネッピーが3塁側内野席に現れた。普通に席にすわると頭が大きくて 後ろの人が見えなくなるので、空いている一画に陣取る。髪など、材質は案外柔らかそう やった。
 周りからの声援に手を振って応えていたネッピーは、チェンジになると、3塁 ベンチの上へ。そこでラッキーパチンコや。大きなパチンコを使ってスタンドへ ビヨーン!とプレゼントを飛ばす、グリーンスタジアム神戸人気のゲーム。何年も前 からやってるけど、まだ僕はキャッチできたことがない。

 3回裏が終わって、これも恒例のロデオレース。4、5歳くらいの子どもたちが、 馬の形をしたバルーンにまたがって跳ねながら進み、1塁ベンチ前を競走するという イベント。毎試合やっている。
 今日は1人の子が参加をいやがり、出てくるのが遅れた。僕も恥ずかしがりの 子どもやったから、気持ちはわかる。その子が馬の上に座る前に、レースは開始されて しまった。4回表が始まるまでに終わらなあかんもんね。その子は積極的に進むこと なく、大差でビリ。最後は持ち上げられてゴールまで運ばれていた。微笑ましい光景 でした。

 4回表 先頭の林がレフト前へクリーンヒット。無死1塁。
 田中幸雄はツースリーから低いボールをライト前へのフライ。セカンドの大島が バックして捕った。1死1塁。
 クローマーは初球、足を上げてスイング。ステップの仕方を変えて打ちにいくこと があるねんな。今度はすり足で打って、いい当たり。左中間へ伸びていったが、レフト 塩谷がおさえた。2死1塁。
 井出は四球を選び、2死1・2塁。
 走者がたまって登場は、3回からマスクをかぶっている高橋信。守備につくこと がアナウンスされたとき、3塁側の女性ファンから激しい拍手が起こってた。人気ある ねんな。選手名鑑を見ると、打撃が売り物で一発長打もあるという。ここで打ったら 試合がわからなくなるぞ。しかし、ワンバウンドの球をハーフスイングして空振りを 取られ、三振。ここは具が貫禄を見せた。

 5回裏 セギノールからの打順。ホームランの次の打席で注目したが、 高めのストレートをあっけなく見送って、三振。このあたりが石毛監督には不満なのか。 しかし、セギノールの一発は魅力で、スター性もある。毎試合使い続けてほしい。 今のブルーウェーブ打線に、セギノールを外す余裕はないやろう。
 塩谷はサードファールフライで2死。
 シェルドンはライトへ強烈なライナー。一瞬ホームランかと思ったが、フェンス 直撃。2塁へは行けず、シングルヒット。2死1塁。
 塩崎は流し打ちでライト前ヒット。ツーアウトやし1塁走者は3塁へ向かうかと 思われたが、シェルドンは打球を見ながらゆっくりと2塁へ。なんてシェルドンらしい 走塁や。しかも、シェルドンは3塁へ行けなかったことを気にする様子もなく、2塁 ベース上から塩崎へ拍手を送っている。のんびりとしてるねんけど、大らかさが 感じられてにくめない。見てて楽しくなってしまう。妙に好きな選手や。2死1・2塁。
 進藤のスイングは、「うまく打ったな」という感じ。それが意外に伸びて、レフト スタンドポール寄りの中段へ入った。3ランホームラン。BW10−1F。
 日高がホームラン性の当たり。ライトの動きを見てると、やはりホームランに なるようだ。ところが、ボールはフェンス際に落ちた。二塁打。今日はライトが田中 幸雄やった。去年も外野を守ることが少なくなかったみたいやけど、僕には三遊間を 守ってる姿の方がしっくりくるなあ。ファイターズにはつらい場面が続いている。

 ブルーウェーブ、ラッキー7の攻撃前。「見晴るかす神戸」の応援歌が流れ、 ネッピーとリプシーが踊る。今日は曇ってて暗いから、外野に並んだ木々を走る白い ライトがきれい。そして、バックスクリーンの炎のイリュージョン。

 7回終了後には、「野球場へ連れてって」の合唱。これいっつもマイク持ってる スタッフの女の子たちが、恥ずかしがって声出せへんねんなあ。張り切って歌ってくれた らいいのに。
 今日はブルーウェーブ応援TV番組のDJが加わってたけど、彼もあまり歌って くれず残念。
 そういえば、今日は2階席でその番組の「青風怒涛」と題した応援企画が行われ ている。水色の風船を揺らして、特に2回のビッグイニングでは目立ってた。

 8回表 小笠原からの攻撃。具は7回1失点でマウンドを下り、ピッチャー は萩原。フルスイングで引っ張った打球はぐんぐん伸びて、ライトポール際最上段への ホームラン!小笠原はほんまにほんまにすごい!BW10−2F。
 オバンドーもレフト前ヒット。無死1塁。
 右投手に代わったので、代打木元が登場。レフトスタンドのファイターズ応援団は、 「いい湯だな」を演奏。「ババンバ バン バン バン キ! モ! ト!」のリズム でコール。木元はレフトフライで、途中出場の竜太郎が捕る。1死1塁。
 今日2安打の田中幸雄が、またいい当たり。角度もある。バックした竜太郎が しかし、今度は前進。強い逆風が吹いているようだ。今日はずっと風が強くて、ホーム 上に砂埃が舞ってタイムがかかったり、目に何か入った小笠原が打席を外すシーンも あった。ここは竜太郎が追いついて、2死1塁。風がなかったらおもしろい打球やった けど。
 クローマーは四球。2死1・2塁。
 しかし、井出はセカンドゴロ。ファイターズこの回1点のみ。

 9回表 3番手・今村が登板。野手から転向して2年目の右腕。 先頭の高橋信はサードゴロ。
 金子はライト前ヒット。5打席全部右狙いやった。1死1塁。
 途中出場の島田がセンター前ヒット。金子は2塁をまわったところで止まりそう だったが、センター高見沢の動きを見てスピードを上げ、3塁を陥れた。あるいは、 センターを欺くためにわざと途中で足を緩めたか。1死1・3塁。
 小笠原は痛烈なピッチャー返し!あっという間に抜けて、センター前タイムリー ヒット。バットが球を捉えた時の音と、打球の速さがすごかった。内野が天然芝でも これやもんね。雨が降ってきて屋根のある上段に避難してたけど、小笠原の打席は近く で見たくて、前の席に戻って見ていた。その甲斐あって、ものすごい打撃を体感できた。 小笠原は今日も猛打賞。BW10−3F。
 1死1・2塁。オバンドーは右中間を破る二塁打。点差があるためか、3塁 コーチは1走小笠原をサードで止める。これでオバンドーも3本目のヒット。 BW10−4F。
 1死2・3塁。代打からセカンドに入っていた木元。ファイターズ打線は勢い づいている。木元もいい当たり。だが、この打球はセンターへのライナーとなった。 3塁走者がタッチアップでホームイン。BW10−5F。
 2死2塁。ファイターズはワンアウトのまま攻めたいとこやったな。木元の当たり はおしかった。これで落ち着くかと思えたが、田中幸雄が四球を選び、2死1・2塁。 次のクローマーに一発が出たら、2点差や。これはもしかして、大逆転があるかもしれ んぞ。
 石毛監督はたまらずピッチャー交代。左のクローマーに左の嘉勢をぶつける。
 しかし、クローマーは嘉勢の球を左へ痛打。レフト竜太郎が後退。バックしなが らジャンピングキャッチ!そのままの勢いでフェンスに激突。しかし、ボールは 離さない。竜太郎のファインプレーで試合終了!

 ヒーローインタビューは具。防御率はリーグトップの1.82だ。
 ブルーウェーブが勝ち、1挙7点の攻撃もあってんけど、いちばん心に残った のは、小笠原の猛打やった。

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BW   0    0    0    10

勝 具(5勝4敗) 敗 正田(2勝4敗)
セギノール17号3ラン(立石) 進藤2号3ラン(立石)  小笠原22号(萩原)
MVP 小笠原(F)
優秀選手 セギノール(BW) 具(BW) 谷(BW)
ファインプレー 竜太郎(BW)


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