サーパス神戸VS中日 ウエスタンリーグ 7月7日(日)
グリーンスタジアム神戸

 オリックス−日本ハムのデーゲームの後、 ウエスタンリーグの試合が行われる。バックネット裏に移動し、 続けて観戦。
 前の試合の終盤にミッスクピザとパニーニを買うて食べてんけど、もう1試合 見る間に腹が減ったらあかんから、中華の売店でゴマ団子とウーロン茶を買っておく。 売店閉まってしまうかと思って急いでんけど、ウエスタンリーグの試合中も開いている ようだ。これはうれしい。ウーロン茶のパックが大きめやったのもうれしい。
 ちなみに、イタリア料理売店のミックスピザは、クリケットピザと同じ薄くて 固い生地に、チーズほかアスパラ、サラミ、ピーマンなどが乗っている。これまでは クリケットピザを買っていたが、ミックスピザも売り出されたことに 昨日気づいて、昨日今日と連続で食べている。

 サーパス神戸の鳥のマスコットが2体、愛想を振りまいている。オスはトサカが ブルーで、バットを持っている。名前はサマー。背番号は384(サーパス)だ。 ピンクのトサカをしたメスは、シルキー。両手には黄色いポンポン。顔や体つきから 察するに、サマーとシルキーはアヒルらしい。

 勝利投手賞などの賞品が紹介された。全て穴吹工務店が出している。
 3時間を越えると次のイニングに入らないというアナウンス。ファーム やねんから、それでもよし。
 サーパス神戸の球団歌が流れる。それに合わせ、バックスクリーンのWビジョン に、サーパス神戸の名場面映像。この球団歌、なかなかいい歌やねんけど、1番の 「ラインドライブ、フェンスまで」という歌詞が気になる。フェンスまでやったら、 捕られてまうかもしれんやん。ライナーが伸びて長打になる爽快な場面を描きたいのは わかるけど。

SK
(中)波留   1(中)早川
(二)前田新   2(二)平野
(左)ブレット   3(一)福留
(一)高橋光   4(右)相川
(三)筒井   5(左)
藤井   6(三)牧田
(右)幕田   7(捕)上村
(捕)中野   8藤本
(遊)仲沢   9(遊)玉木
(投)宮越   (投)小川

 最大の楽しみは、平野の守備。大学時代から「牛若丸」と呼ばれ、大絶賛されて いるのだ。本来ショートのはずやのにセカンドを守っているのは、まずは大島の 後継者として育てたいということか。試合前のノックさえ楽しみにしててんけど、 ノックは行われなかった。観客を待たせないようにとの配慮らしい。
 先発の小川は、オリックスにドラフトの自由枠で入った(この言い方、ややこしい な。つまりドラフト1位みたいなものだ)新人。立命館大出身の左腕である。
 ドラゴンズでは、何といっても波留に注目。スタメン発表での拍手も、やはり いちばん大きかった。
 ブレットはリナレス入団で厳しい立場に。どんなプレーを見せてくれるか。
 昨日は4番を打っていた大豊が外れたのは残念。ベンチ前のキャッチボールでは、 相手を座らせてピッチャーのように投げていた。楽しい光景やったな。

 いよいよプレーボール。ドラゴンズの音コーチが、シルキーとじゃれてから 1塁コーチボックスに向かう。

 1回表 波留が小川の初球を打ち上げた。ファーストフライ。「ハイ! ハイ!ハイ!」と、自分が捕ると意思表示するファースト福留の声が、スタンドまで 聞こえてきた。
 前田新は141キロ直球をレフト前ヒット。1死1塁。
 ブレットは外角低めを見逃して、3球三振。「シット!」と悔しがる声が はっきり聞こえた。2死1塁。
 高橋光はサードゴロ。ピッチャーの球も、打球も、野手の動きもよく見える。 牧田の送球を受けた福留は、身体を伸ばさなかった。足でも傷めているのか。
 ベンチに戻るとき、福留がスタンドにボールを投げ入れる。恒例になっている ようだ。1塁側のファンもよく知っていて、楽しみに待っている。

 1回裏 宮越は右手を後ろに下げてから投げてくるフォーム。
 早川はセカンドゴロだったが、間一髪のアウトやった。かなり足が速いぞ。
 打撃にも期待したい平野は、ファーストゴロ。
 福留はストレートで追い込まれ、落ちる球で空振り三振。

 両投手とも、いい球を投げる。ネット裏の席は、ストレートの速さも変化球の 曲がりも、こちらの体に伝わってくる。くせになりそうや。ここから山口の速球を 見たら、ものすごいやろうなあ。
 ベンチから飛ぶ声も聞こえるが、明らかにドラゴンズの方がよく声が出ている。 特に背番号50の選手が目立ってる。善村やな。

 2回裏 2死から、牧田の当たりは右中間へ。センター波留がランニング キャッチのファインプレー。そのまま走りながら外野席にボールを投げ入れた。

 4回裏 平野の2打席目はセカンドゴロ。アウトになったが、足も速いの が確かめられた。
 福留は自打球を当て、うつ伏せに寝転んでしまう。シュートやったんかな。 何とかもう1度打席に立ったが、見逃し三振。
 相川がショートの暴投で塁に出たが、後続なし。宮越の好投続く。

 5回表 中野がセンター右へ大きな当たり。ワンバウンドでフェンスに 当たる二塁打。無死2塁。
 仲沢がスリーバントを決める。1死3塁。
 波留の放った強いゴロが、前進守備の一二塁間へ。平野が飛び込んだが、だめ。 ライト前に抜けるタイムリーヒット。ドラゴンズ先制。D1−0SK。
 1死1塁で、前田新はライトフライ。2死1塁。
 ブレットへの初球、波留が走った。ブレットは空振り。盗塁成功。2死2塁。
 小川がワンバウンドを投げてしまったが、キャッチャー上村がよく止めた。2死 2塁のまま。
 ブレットシフトで、ショートが2塁ベースのすぐ横にいる。引っ張ることが多い のだろう。しかし、この打席のブレットは、左中間へ大きなフライを打った。レフト 迎が追いついて、ドラゴンズ1点で攻撃終了。

 5回裏 牧田が左中間へ打ち返す。ブレットがバックして、半身の体勢で 好捕。
 2死後、藤本が一二塁間に引っ張った。ファースト高橋光が飛びついて捕った。 ベースカバーの宮越にトス。ファインプレー。ドラゴンズ、好守でサーパスの反撃を 許さず。

 グラウンド整備の時間。サマ−とシルキーも出て来て、客席にサービスする。 グラウンドキーパーの1人が、自分のトンボをサマーの持ってるバットと交換。サマーが トンボをかけることに。いいノリで面白かったな。

 6回表 小川は5回まで投げたところで交代。4安打1失点。よく投げた。 大きなカーブが印象に残ってる。さすがに高評価で入ってきた投手や。
 代わってマウンドに上がったのは、余。昨年のワールドカップで銅メダルを獲得 した台湾のエースだ。期待の若手の登板に、大きな拍手が送られる。酒井コーチに 見守られつつ投球練習。右投げで、振りかぶって足を体の後ろにひねるフォームだ。 投球練習で最速の球は、135キロだった。
 先頭の4番高橋光がピッチャー返し。余のすぐ左を抜くライナーで、センター前 ヒット。無死1塁。
 筒井は投手前に送りバント。1死2塁。
 134キロの真っ直ぐ(?)を藤井がジャストミート。いい当たりやったけど、 レフトフライ。レフト迎が2塁送球。飛び出していた2塁走者があわてて戻る。 ぎりぎりセーフ。平野の足がベースに届いてなかったのかもしれない。
 幕田に対し、余はスライダーを多く使う。投球練習でもスライダーが多かった。 幕田はファールで粘った後、レフト前にクリーンヒット。2走高橋光が3塁をまわる。 レフト迎、バックホーム。ノーカットだ。いい球が返ってくる。キャッチャー上村は ブロックをして待っている。アウトや。と思ったが、上村がボールをこぼした。 ブロックに阻まれていた高橋光が、足を伸ばしてホームを踏む。上村がボールを拾って タッチし直すのより早かった。D2−0SK。
 バックホームの間に幕田は2塁まで行っている。2死2塁で中野。1塁線ぎりぎり のファーストゴロ。
 余はこの回だけの登板やった。がんばってほしいが、まだ課題がありそう。 投球の間合いも長すぎた。

 ところで、チェンジの間には毎回、サーパス神戸の歌がかかる。サビ前の盛り あがるところからなので、気になるあの「ラインドライブ、フェンスまで」が必ず 歌われるのだ。この試合が終わるまでに、この部分を20回近く聞くことになる。 もうすでに耳についてはなれなくなってきたぞ。

 6回裏 玉木は高い球を打って、レフトフライ。
 早川は流し打ち。サード正面。これを筒井がはじくエラー。1死1塁。
 俊足の早川が出たところで、平野の第3打席。ワンナッシングからヒットエンド ラン。しかし、バックネットへのファール。3球目は外のスライダーを空振りで、三振。 2死1塁。
 福留の初球に、早川がスタート。が、福留が打って、高いバウンドのセカンドゴロ に終わった。

 7回表 独特の声が聞こえてくる。「燃えよドラゴンズ」の歌やった。 「ドラゴンズのラッキー7です」というアナウンスがなくていきなりやったから、 ちょっとびっくりした。そういえば、昼間の一軍の試合は男のDJがアナウンスしてる けど、この試合はウグイス嬢だ。
 ブルーウェーブは相木−久保のバッテリーに代わった。相木はサイドハンド。 球が速い。しかし、球速表示はそんなに出ていない。横や下から投げられると球速以上 に速く感じるというが、確かにそうかもしれない。
 仲沢は132キロの球で三振。
 波留に対しては137キロ、136キロと投げ込んでくる。1塁ベンチの方へ ファールを打っていた波留だが、次のスライダーを痛烈に引っ張った。サードへ ワンバウンドの打球。牧田が体を前に傾け、最悪でも前にこぼす形にしつつ、うまく 捕球した。ファインプレー。
 相木は速い球を見せておいてから、スライダーで前田新から三振を奪った。いい ピッチャーやなあ。

 7回裏 相川三振の1死、迎が高めの球をセンター左へライナーで打ち 返す。波留がダイビングして、その勢いで回転。ボールをグラブに収めていたが、その 前にワンバウンドしていた。ヒット。1死1塁。
 牧田はツースリーから3球連続エンドラン。ファール2つの後の3度目は、 センター右のフライになった。2死1塁。
 久保もセンター左へ大きなフライ。これも波留が追いついて、ボールをスタンド に投げ入れた。

 8回表 ブレットが打席に入る。サイドスローの相木、左打者への投球は どうなのか。
 ブレットは引っ張って、セカンド左へ強烈なゴロ。平野が飛びついて捕った! すぐに1塁送球。投げた後、背中からグラウンドに転がる。それほどの体勢からの送球 だったのだ。1塁アウト。ファインプレー!おおお、これが見たかったんや!評判 どおりの平野の守備。素晴らしい!
 高橋光のゴロが一二塁間へ。平野は倒れながらこれを捕球、処理。うまいうまい。 連続ファインプレーや!ほんまに牛若丸やなあ。いやあ、ほれぼれする。
 相木は筒井をシュート攻め。最後はスライダーでセカンドフライに打ち取った。

 8回裏 1死。玉木が高めの直球を引っ張る。レフトブレット、バック。 ジャンピングキャッチ。ファインプレー。

 9回表 4番手の牧野が登板。球が速いので有名や。山梨学院大付出身。 見られてうれしい。上げた右足をブラブラさせてから投げるフォーム。
 まず大豊が代打に出て来る。観客から拍手。149キロの速球。足を上げる大豊 には、牧野のフォームはタイミングとりづらそうや。それでも大豊は痛打。ピッチャー 返しの打球はマウンドで跳ね、大豊シフトで2塁ベースの右にいたショート玉木が 捌いた。アウトになったけど、さすがの当たりや。普通の守備位置ならセンター前に 抜けていた。大豊、また上で活躍してほしい。
 幕田は150キロの速球に空振り三振。
 中野は148キロを弾き返した。センター前ヒット。2死1塁。
 代打善村が登場。ベンチで大きな声を出していた選手だ。ライトへの大きな フライ。

 9回裏 ドラゴンズは宮越から小山にスイッチ。宮越は8回を投げ、ヒット 2本しか打たれなかった。ナイスピッチ。
 先頭は平野。小山は初球、147キロの速球。うわ、投球練習では最高133 キロやったのに。あれは何やったんや。わざと速い球投げてなかったんかなあ。平野は ライトフライ。
 代打板倉。フライがキャッチャーの真上に上がった。風で右に流されたが、中野 が捕ってファールフライ。2死。
 4番相川。春には一軍のブルーウェーブで見ていた選手だ。土壇場で何とかする か。しかし、147キロ速球をショートフライ。小山の球もすごい。試合終了。

 投手戦で、短い試合やった。2時間20分。
 サーパスのベンチ前に、中尾二軍監督をはじめ、馬場や酒井らのコーチが揃って いる。選手たちはベンチの中にいるらしくて、見えない。中尾監督が今日の反省点など を話している様子。
 そのミーティングが終わると、酒井コーチが相木を呼んで、握手をしていた。 今日のピッチングを称えていたのか、それとも何かいい報告があったのか。
 先発した小川も出てきた。負け投手にこそなったものの、5回を好投して 晴れやかな顔をしていた。

 サーパス神戸には、いい選手が多いな。平野、相木、小川、牧野。みんな守りの 選手なのがおしいところか。今のブルーウェーブには打力が必要やもんな。
 それでも、平野の守備力はほんまにすごい!飛び抜けている。内野守備だけなら イチロー級や。守りだけでもスターになれる。一軍に置く価値あると思うな。
 噂どおり、神戸に牛若丸がいた。これからたくさん平野のプレーを見に行きたい。 数多くの野球ファンに見てほしい選手や。

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勝 宮越(4勝2敗) 敗 小川(1敗) S 小山
MVP 平野(SK)
優秀選手 宮越(D) 相木(SK) 小川(SK) 牧野(SK)
高橋光(D) 波留(D)
ファインプレー 平野(SK) 波留(D) 高橋光(D)  牧田(SK) ブレット(D)

 公式サイトによると、フェニックスだそうです。失礼。


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