とりあえず、ポンポンの毛づくろいなどして第二部「みっちーのソウル
ショー タイム」を待つ。あ、さっき買ったうちわも出しておこうかな。
ハート型で みっちープリント面とMichieロゴ入りの面のうちわ。かなり
前の席だけど 前にいるカメラクレーンがちょっと邪魔。そんなことを
思ってると、 「背徳王子のテーマ」が!そして、セリで現れたみっちーは、
光るターバンを 巻いて、中東かインドかといった出で立ちで全身キラキラ
眩しい!マハラジャみっちーは軽やかに踊り出る。「求めすぎてる?僕」
ただし、絡みなしのソフトモード(笑) まだ明るいから?野外だから??
既に登場のこの時点で汗は滴っている。MCでは、ターバンが特注って
ことが判明(笑)
そのまま、「今夜、桃色クラブで……」に突入、そしてMC。
「一万二千人富士急ベイベー!!」「 一番端っこ見えるかー?遠いなぁ。
スタンドベイベー!……それを果たしてスタンドっていうのかな(笑)」
スタンドというより、山の斜面なんだよ(笑)
「こっちがわの 後ろベイベー、裸部!こっちの前ベイベー、裸部! 端っこ
ベイベー、裸部!やー、大変だこりゃ(笑)」 「愛しいよ、おまえ達……」
その後、何度も「愛しいよ」発言はあったけど、最初の一回はこちら側に
向けて発せられたものだった(はあと)
しかし、当然ながら会場が広すぎるので、左右に呼びかけると数秒の
タイムラグが生じる。「はじっこベイベー!」「………きゃーーっ!!」
ってなもんだ。でも、これだけのベイベー&男子が揃った光景には
まんざらでもなさそう(笑)
「よっしよっしよっし(笑)←イマヤス風。約1万2千人のみんな、
1万2千 人で僕の名前を呼んでごらん!みんな 気合入ってるか?
(イェーイ!)よし、それじゃせーのっ(みっちーーー!!)もー、ちゅっ
ちゅっちゅっ!それから、あれやっていい?何といっても今日は、1人の
ビッグショー。メンバーもいいかな??やることといったらこれでしょう!
1人のーっ!! (ビッグショーー!!)OK、今のはね、40%ね(笑)」
ちょっと声が揃わないのは、やまびこのせい?
「次は100%でいこう。一丸となって(笑)OKかな?OKの人はうなずいて。
おぉぉ、急に真っ黒になったよ(笑)さぁ、いってみよう!98年夏・僕みっちー
!!1人の!(ビッグショーー!!) はーっはっはっはっ!」
高笑いをしつつ去るみっちー(笑)「ありがとー!じゃ、バイバイ」
(えーーっ!)笑いながらUターンして来るみっちー。
「そうそうそう、今日はね、1万2千ベイベーに見せたいものがあるんだ。
とっても大切な物。チェーホフ、お願い」
今日は夏服の執事チェーホフに宝石箱を持って来させ、「ぱかっ」と
言いながら開け、伝説の秘宝・王子の涙を取り出す。秘宝とはいえ世界に
10個は あるらしいが(笑)これをベイベー達にプレゼントすると言う。
「非常に貴重なものなので、この世界にわずか10個しかない。1万2千分の
10の確率(えーーっ)どう、やる気出てきた?(笑) 簡単に手に入る喜び
なんてダメダメ!やる気出てきた?(イェーーーィ!)伝説の秘宝が欲しい
かい?(欲しーーい!)みんな本当にありがとうね(笑)よく付き合って
くれてるよ(爆笑)さぁ、この10個の 宝石を手に入れるためには、この
ショーの中で暗号を 探し出さなければならない!(えーー)なんで『えー』
なんだよ(笑)今回のこのショーの中で5つのキーワードが登場します。
それを並べかえると暗号がとける。ね、それをみんなは アンケート用紙か
何かに書いて、応募してください(笑) 急に伝説チックじゃなくなって
きちゃったな(笑)それでは、まず最初のキーワード。はい、画面に注目!
最初のキーワードは「バ」です……あ、いいよそこ、メモらなくても(笑)
そんなに大した ことじゃないから(笑)」ちなみにこれは私達だ(笑)
ごめんねみっちー、つい習性で(笑)だがこのキーワードが、後に混乱を
招くのである(笑)
「今日はね、あまりにも壮大なスケールなので、それぞれ勝手に楽しんで
ちょうだい(笑)できる限りの ことはするから、王子として。えー、
「堕天使の花嫁」、そして「翼をください」というツアーが終わって1ヵ月、
ミッチーは色々新しい曲を作ったり、試行錯誤しています。 まずは、こんな
新しい曲を聞いてちょうだい。……きれいな嘘。うふっ」
さて、かねてから約束していたこの日の新曲「きれいな嘘」
明るめでアップテンポで、途中で転調しまくってワルツっぽくなっている
曲だった。今年中に再び聞けるのかなと、ふと思う。せつない思いが
よぎるのは、歌詞のせつなさのせいだけだったのかな?そして、明るく
かーいらしく「ワンダフル入浴」、ハイテンションのまま「彼と彼女の
こと」……ここまで息もつかせずやってきて。
「お座りよ」
「みんな自分の席はあるかな?座ろう。1人1人はちっぽけでも1万2千人
集まるとこんなにすごい景色が 見れるんだねぇ。なんだか、風も涼しく
なってきて、ま、できすぎた野外の コンサートだったら夕焼けとかね。
出たりするんじゃないかと思うんですけれど……何ぶん僕はレインマン(笑)
この前のツアーでも結構至る所で 雨降ってたねぇ。えー、今日はみんな
ここに集まるにあたって、意気込みとかっていうのはあっただろうか?
よーしよし。それじゃリサーチタイムだ。この1万2千の中で一体男子はどれ
くらいいるのか?さぁ、勇気を持って報告したまえカミングアウトしたまえ。
男子ー!(イエーィ!!)おぉ、いいじゃんいいじゃん。 30人以上はいるね
(笑)それじゃ、今日のために洋服を新しく作ったり、購入したという
ベイベー!(歓声)OK、それじゃ、夏の終わりの思い出を作りにきた
ベイベー!(歓声)では、涼しくなってきたところでこんな曲を聞いて
ください。……真昼の月」
全員を座らせ、「真昼の月」を……!この曲を生で聴くのは何か月ぶり
だろう。既に傾きかけた陽の下で、それでもまだ月はその姿を現すには
間があって。薄紅と薄暗がりが混ざり合う微妙な空気に、ボサノヴァの
リズムが溶けてゆく。真夏の遅い夕暮れ時だけの、特別な一曲だった。
そして「展望デッキ」……5ヵ月前に、この曲を歌いながら毎日の
ように涙を流していたみっちーの姿が蘇る。一度、不覚にも目の前で
泣いてしまったのを見咎められ、涙を流したままの彼に逆に、泣かないの、
とでもいうように、儚い笑顔でかぶりを振られたこととか(笑)
かじかんだ指でショーに通っていたあの頃は、富士急ワンマンのことなど
想像もしなかったけれど。ほんの5ヵ月、されど5ヵ月。なんだか
とてつもなく昔のことのように思えてしまう。
みっちーが去ると、ゴージャスなダンサーズが登場し、「ワルイコト
シタイ」のインストゥルメンタルで踊る。みっちーが再度登場したのは
舞台中央のセリからで、そのまま「フィアンセになりたい」「その術を
僕は知らない」になだれ込む。とにかく会場もステージも広すぎるので、
煽るだけでも全力ダッシュしないといけないから大変だ。この頃には
もう陽は暮れて、華やかなライトと、弾けんばかりのオーラを放つ
みっちーだけが山の闇夜を照らしている。とにかく、よく動く動く。
いつもだって踊る走る跳ねるとテンションの高い彼だけど、今日は
それ以上に、空間と対峙している。
そう、いつもならなによりもベイベーと対峙している彼が、この日この
場所でまず対峙しているのが空間だった。仕方がないこととはいえ、
少々物足りなさを感じてしまうのも事実。開演から感じていた違和感は
これだった。
いつもの数倍の幅のステージでは、右から左まで煽りに行くのにも数十
メートル。いつもと同じテンションでは、最後までもたない。だから
だろうか。確かにハイテンションではあるのだけれど、今までの
ように、このまま倒れてもいいっていうくらいの全開モードではない。
どこか、セーブしている。……ペース配分を考えれば、それが当然の
ことだというのはわかる。これができうる精一杯の配分だということも。
だけどやはり、どこか物足りないのだ。今まで、配分なんてものを
はなっから無視したように、見ているこっちが心配になるほどの
テンションでワンマンショーをこなし続けてきた姿に驚きつつも
慣らされてきたからだろうか。
ハイペースなのを見れば、嬉しいながらもちょっとは配分考えようよと
ハラハラするくせに、いざ配分を考えられると、それでは満足できない
カラダになってしまっていることに気付く……求めすぎ?(笑)
だがしかーし!緩急自在な彼が、このままで終わらせるわけはないのだ。
「さぁ、どんどん気分を昂揚させて……エロチックにして……いこう、
いこう!」
一旦袖に引っ込むと、次に出て来たのは、白衣の……精神科医M!!