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| 1.Love Me Do | 10.Long Tall Sally |
| 2.From Me To You | 11.I Call Your Name |
| 3.Thank You Girl | 12.Slow Down |
| 4.She Loves You | 13.Matchbox |
| 5.I'll Get You | 14.I Feel Fine |
| 6.I Want To Hold Your Hand | 15.She's A Woman |
| 7.This Boy | 16.Bad Boy |
| 8.Komm, Gib Mir Deine Hand | 17.Yes It Is |
| 9.Sie Liebt Dich | 18.I'm Down |
| 発売日 | 1988.3.7.(英) |
| プロデューサー | ジョージ・マーティン |
| 参加ミュージシャン | ジョージ・マーティン(ピアノ) |
| 手持ちのCD | CP32-5601(東芝EMI)*mono(1〜5,8,9) *stereo(6,7,10〜18)) |
| 購入時期 | 1988年春頃 |
| ビートルズの全アルバムのCD化は87年に完了したが、もともとビートルズはアルバムとシングルを切り離してリリースしてきたこともあり、一部の大ヒット曲がCD化されないという弊害が生じた。そこで、アルバム未収録のシングル・ヒット曲、
シングルB面曲、4曲入りEPのみで発売された曲、編集盤等のみに収録されたテイクなどを寄せ集めて編集、全アルバムCD化が終了した翌年の88年に発売されたのがこの2枚の編集盤であった。Vol.1にはデビューから65年のアルバムHELP!までの時期のテイク、Vol.2には
65年のアルバムRUBBER SOULから解散までの時期のテイクが収録されている。 ビートルズがシングルとアルバムを切り離してリリースしてきたせいか、代表曲といわれる曲の多くがアルバム未収録。それらがここに収録されており、絶対に外せないアイテムといえる。その一方で、普通のアーティストなら「捨て曲」を収録するシングルB面に 名曲を多く収録してきたことにも驚かされる。 |
| このアルバムは編集盤なので、特に論じることはない。しかし、このアルバムが発売された時、オールド・ファンの多くが複雑な気持ちになったのではないだろうか。全アルバムを揃えて、この2枚を購入すればビートルズの全曲が揃うというのは実にありがたいことである。
だが、LP時代及びこのアルバムが発売になる以前、多くのファンはアルバム未収録曲を求めて、多くの編集盤、シングル盤、4曲入りEPなどを買い集めていたのである。それなだけに、このアルバムが発売になった時、便利になったことを喜ぶとともに「せっかくシングルや編集盤を買い揃えたのに」と嘆いた方も多かったと聞く。
私の場合はCD化がはじまった時期にファンになったこともあって、そうした苦労をあまり知らない。ただ、多くのシングル・ヒット曲がアルバム、つまりCDに収録されていないことを知って、初期のベスト盤「オールディーズ」、後期のベスト「ヘイ・ジュード」などのカセットを購入して、
これらのテイクを集めたものだ。ということで、そうした苦労を多少は理解できるつもりだ。それなだけに、ファンになった当初からこの2枚を購入することのできる新しいファンをうらやましく思ってしまうのである。 この2枚を聴いて感じるのは、シングル・ヒット曲はいうまでもないが、先にも述べたがB面曲のクオリティが高いということである。普通のアーティストは「捨て曲」をB面に持ってくるんだろうけど、ビートルズの場合、A面やアルバム収録曲にも負けない名曲を多く配している。 これらの曲の多くがアルバムに収録されずに、シングルを購入しないと聴けなかったというのだから驚かされる。今でこそ、このアルバムで楽に聴けるが・・・。A面曲に関しても、代表曲の多くがアルバムに未収録だったわけで、ビートルズがデビューから解散まで、一貫して「シングルとアルバムの分離」という ポリシーを貫いてきたということが分かる。 代表曲の多くが収録されているので、ベスト盤代わりに購入しようと思う人もいるかもしれないが、一部レアなテイクもあるし、アルバムに収録されているヒット曲は入ってないし、アメリカ編集盤であるMAGICAL MYSTERY TOURに収録された67年のシングルが抜け落ちているから適切だとは思えない。 これはあくまで、全アルバムを購入した人のためのものであろう。 |
| A.:作者、Lennon-McCartney作品の場合、大文字の方が実際の作者。カバーソングの場合はオリジナル・シンガー B.:ボーカリスト、カッコ内はコーラス、ハーモニー C.:リリース形態 D担当楽器ーg:エレキ・ギター(赤字がリード・ギター)、ag:アコースティック・ギター、b:ベース、d:ドラム、 p:ピアノ、org:オルガン、har:ハーモニカ、ep:エレキ・ピアノ 曲名の後の得点は私自身の好感度。(100点満点) *なお、名前の記述はJ:ジョン、P:ポール、G:ジョージ、R:リンゴ、GM:ジョージ・マーティン |
| A.McCARTNEY-Lennon B.P(J) C.シングル(62.10.5.発売,全英17位) D.J(har),P(b),G(ag),R(d) |
| ご存知、ビートルズのデビュー・シングルとなった曲で、ファースト・アルバムPLEASE PLEASE MEにも収録された。しかし、ここに収められたのはシングル・バージョンで、アルバムに収録されたテイクとは別テイク。レコーディングは62年9月4日に行われているが、セッション・ドラマーのアンディ・ホワイトがドラム、リンゴがタンバリンを担当したアルバム・バージョンと異なり、 リンゴがドラムを叩いている。演奏全体の出来もアルバム・バージョンよりも劣る。特に、ガチガチに緊張していたというポールの声はところどころ震えており、ポールの気持ちが伝わってくる。なお、このテイクの間奏にはハンド・クラッピングが入っているが、アルバム・バージョンにはない。 |
| A.McCartney-Lennon B.J&P C.シングル(63.4.11.発売,全英1位) D.J(har,ag),P(b),G(g),R(d) |
| 初の全英No.1ヒット、Please Please Meに続いて発売されたサード・シングルでジョンとポールの共作。雑誌NMEの読者投稿コーナー、From You To Usにヒントを得て作られた。歌詞はファンへのメッセージ。曲自体はビートルズの初期のトレード・マークともいえるジョンのハーモニカを全面にフューチャーしたもので、 ジョンとポールのダブル・ボーカルも印象的。ちょっと哀愁の漂うメロディはいかにも「マージー・ビート」といった感じのもの。サビの転調は、後のビートルズの作品と比べると特筆するほどのものではないが、ポールによると「思いついた時は『やった!』と思った」ということで、成長の跡が窺える。なお、この曲のステレオ・バージョンは イントロにハーモニカが入っていない別ミックスである。レコーディングは63年6月5日。 |
| A.McCartney-Lennon B.J&P C.シングルFrom Me To YouB面(63.4.11発売) D.J(har,ag),P(b),G(g),R(d) |
| シングルFrom Me To YouのB面として発表されたジョンとポールの共作。哀愁漂う「マージー・ビート」風の曲調、ファンへの感謝の意を表した歌詞、ハーモニカ、ジョンとポールのハモリと、どれをとってもA面曲に近い内容で、「同じコンセプトで2曲作ったけど、こっちは今一つだからB面に回した」といったところか。 なお、ステレオ・バージョンにはエンディングにハーモニカが入っていた。レコーディングは63年3月5日、13日。 |
| A.Lennon-McCartney B.J&P(G) C.シングル(63.8.23.発売,全英1位) D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| 4枚目のシングルとして発売され、半年に渡って全英チャートに居座り、また全英で160万枚を売上げて当時のイギリスのシングル売上の新記録を樹立した初期の代表曲。ジョンとポールの共作だが、ポールが主導権を握って作られている。当初はI Love Youというタイトルに決まりかけていたが、ちょっとひねって 三人称のSheという言葉を使って変化を持たせた。今考えると凄いことでもないが、当時のロック、ポップスのレコードの歌詞としては珍しいものだった。サウンドも斬新で、イントロなしのいきなりコーラスではじまるオープニング、ジョンとポールのハモリにところどころジョージも加わってのコーラス・ワーク、 意味のない”Yeah Yeah Yeah””Woo”などの掛け声を効果的に使うなど、当時としては考えられないほどのインパクトを持つ。後追いで聴いても鮮烈なんだから、リアル・タイムで聴いた人たちの受けた衝撃は計り知れないものがあったであろう。だが、当初はポールがShe loves youと歌った後にジョンとジョージがYeah yeah yeahと 追いかける形になりそうだったとか、イントロなしの歌い出しにマーティンが反対したとかいうエピソードもあり、一歩間違うとそのインパクトが薄れる可能性もあったようだ。サウンドもポップなメロディに、R&Rのノリをとりいれるという、ビートルズ独自解釈のR&Rの完成を印象付けられる。 初心者の頃の私なら、好感度100をつけていただろう。レコーディングは63年7月1日。 |
| A.Lennon-McCartney B.J&P C.シングルShe Loves YouB面(63.8.23.発売) D.J(har),P(b),G(g),R(d) |
| シングルShe Loves YouB面で、ジョンとポールの共作。ハーモニカをフューチャーした、シンプルで哀愁の漂う「マージー・ビート」風の作品である。ジョンとポールのハモリが印象的で、シンプルな曲なのに変に耳に残って無視できない。 しかし、サビでジョンが”change your mind”を”make your mind”と歌い間違ってその後苦笑いしているのに、そのテイクをそのまま使ったあたりは疑問だが、マーティンはミス云々よりもノリを重視したと考えられなくもない。レコーディングは63年7月1日。 |
| A.Lennon-McCartney B.J&P C.シングル(63.11.29.発売、全英1位、全米1位) D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| ビートルズのアメリカ進出、世界進出を狙って作られたジョンとポールの共作。ノリのよい前半部分、サビでメロディアスに転調した後I can't hideと盛り上げていくという展開に、明らかな「ヒット狙い」が窺われる。
ハンド・クラッピングも効果的。ジョンとポールのハモリもいかにもビートルズらしいが、1コーラス目のサビはユニゾンなのに、2コーラス目ではハモリになっていたりと、細かいところまで考えられている。にもかかわらず、ジョンは歌詞を間違えており
歌詞カードにNow let me hold your handと書かれている1行は正しくはYou let me hold your hand(ライブではそう歌われている!)である。しかし、ジョンが |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.シングルI Want To Hold Your HandB面(63.11.29.発売) D.J(ag),P(b),G(ag,g),R(d) |
| シングルI Want To Hold Your HandのB面に収録されたジョンの作品で、「隠れた名曲」といわれている。本当にB面に収めるにはもったいない作品である。詞作もこの時期のジョンにしては珍しくシュール。this boyとthat boyは同一人物で、 一人の人間に潜む二面性を歌ったものである。曲はアコースティックなサウンドと、ジョン、ポール、ジョージによるハーモニーを生かしたものである。特に、3人の息の合ったハーモニーが印象的で、ライブで一本のマイクに3人が顔を寄せ合って歌うシーンが 印象的だった。また、サビで抜け出てくるジョンのボーカルも素晴らしい。なお、ギターはほとんどアコースティックだが、エンディングにちょっとだけジョージの担当するエレキ・ギターの音も登場する。なお、この曲の日本発売時のタイトルは「こいつ」。 一体、何考えてんだか・・・(笑)。レコーディングは63年10月17日。 |
| A.Lennon-McCartney B.J&P C.シングル(旧西ドイツのみ:64.3.5.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| 旧西ドイツでのみシングルとして発売されたI Want To Hold Your Handのドイツ語バージョン。ビートルズはデビュー以前、ハンブルク巡業を何度も行っている関係上、早期に西ドイツ公演を希望していた。しかし、60年にジョージが国内強制退去になったり、ポールが逮捕されたりしたという「前科」があったために 入国できず(詳しくはこちらを参照)、実現しなかった。その代わりとして実現したのがこのドイツ語バージョンのシングルの発売であったが、ポールを除く3人はレコーディングを嫌がったという。そのせいか、演奏の出来は悪く、ノリも悪い。特にジョンの声がほとんど聞こえず、ポールの声ばかりが目立っている。 一応、西ドイツではNo.1を記録しているようだ。LP時代は超レア・テイクで人気が高かったようだが、「珍しい」ということ以外とりたてて聴く価値のあるテイクとは思えない。レコーディングは64年1月29日、Can't Buy Me Loveと同時にレコーディングされた。 |
| A.Lennon-McCartney B.J&P(G) C.シングルKomm, Gib Mir Deine HandB面(旧西ドイツのみ:64.3.5.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| She Loves Youのドイツ語バージョンで、旧西ドイツのみのシングルKomm, Gib Mir Deine HandのB面に収録された。こちらもやはりノリの悪い演奏で、ジョンはところどころポールにつられて、ポールのパートを歌ってしまっている。なお、こちらは後にアメリカでもシングル発売されたので、 Komm, Gib Mir Deine Handよりは入手しやすいテイクだったようだ。それにしても、この2曲を聴くと「人気者も辛いなあ」と思ってしまう。レコーディングは64年1月29日。 |
| A.o:リトル・リチャード B.P C.4曲入りEPLong Tall Sally(64.6.19.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d),GM(p) |
| アルバムA HARD DAY'S NIGHT収録曲と同時期にレコーディングされ、4曲入りEPとして発売されたテイク。同アルバムが全曲オリジナルで占められたアルバムだったので、敢えてアルバムには収録しなかったものと思われる。4曲入りのEPは、当時のイギリスでは頻繁に発売されていたものであるが、全曲アルバム未収録かつシングル発売なしの曲で占められた ビートルズのEPはこれとMagical Mystery Tourのサントラだけであった。この曲は、50年代の黒人ロックン・ローラー、リトル・リチャードの代表曲。ポールはそのボーカル・スタイルにおいて、リチャードから多大な影響を受けており、ここでもその影響の顕著なハイトーンでソウルフルなボーカルを聞かせている。私はポールの「ベスト・R&R・ボーカル曲」を選ぶとすれば、迷わずこれを選ぶだろう。 そのボーカルに尽きる曲だが、演奏のまとまりもよく、特にリンゴの荒々しいドラミングが素晴らしい。ギター・ソロは最初がジョン、2番目はジョージが担当。デビュー以前からライブで演奏されている曲で、ビートルズにとってはやり慣れた曲だったのだろう、1テイクでOKとなった。60年暮れのライブ(詳しくはこちらを参照)などの伝説も生んでいる。 64年2月の初の渡米時のワシントン、ニューヨークでのライブでも、まだレコーディングすらされていなかったはずなのにラスト・ナンバーとして演奏。以降もビートルズのライブのラスト・ナンバーとしてお馴染みだった。レコーディングは64年3月1日。 |
| A.LENNON-McCartney B.J C.4曲入りEPLong Tall Sally(64.6.19.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d,カウベル) |
| ジョンがソング・ライティングをはじめたばかりの頃に書いた曲で、63年に一部書き加えて、ビリー・J・クレイマー&ザ・ダコタスに贈った曲。他人に贈った曲をビートルズ自ら演奏したいわゆる「セルフ・カバー」ということになるが、これがビートルズ唯一の「セルフ・カバー」。という理由もあって同時期のアルバムA HARD DAY'S NIGHTには収録されなかったのであろう。 一見、単純なポップ・ナンバーのようだが、ジョンのギターが一部で当時流行のスカのリズムを刻むなど、斬新な試みも施されている。また、ジョンのもの憂げで力強いボーカルが歌詞にマッチしていて、単調な感じが全くしない。それは、ルックス先行でボーカリストとしての魅力に欠けるビリー・J・クレイマーのテイクと聴き比べるとよりはっきりと分かる。よって、単調な曲だけど、 中級以上のファンには人気が高いようだ。レコーディングは64年3月1日。 |
| A.o:ラリー・ウィリアムズ B.J C.4曲入りEPLong Tall Sally(64.6.19.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d),GM(p) |
| これも4曲入りEPLong Tall Sallyに収録された曲で、ラリー・ウィリアムズのカバー。ジョンのドスの利いたボーカルと激しいシャウトが印象的で、そのジョンのボーカルに尽きる。反面、全体にかなりラフな出来。ジョンは2回歌ってダブル・トラック・ボーカルを作っているが、2コーラス目で片方はBut now you got a boy friend down the streetと歌っているのに、 もう片方はBut now you don't care dan for meと歌ってしまっている。演奏自体のリズム感も悪く、リフを弾いているジョージのギター、マーティンのピアノともどこかぎこちない。そのため、ピアノはマーティンではなくポールという説もある。リフはジョージが弾いているので、ギター・ソロはジョンが担当。データにはないが、ギター・ソロの音は 明らかにリッケンバッカーの音だし、ソロの部分でもリフを弾くジョージのギターの音がするから、ジョンが担当したと思う。せっかくの初期を代表するジョンのベスト・ボーカル・テイクのひとつではあるが、演奏の出来が悪いのが残念。レコーディングは64年6月1日、4日。 |
| A.o:カール・パーキンス B.R C.4曲入りEPLong Tall Sally(64.6.19.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d),GM(p) |
| ロカビリー・シンガー、カール・パーキンスのカバー。デビュー以前はピート・ベストが歌っていた。イントロのリフはジョンとジョージの2人で担当。ボーカルのバックではジョンはコード・プレイに回り、以降のリード・ギターはジョージ。ただ、ジョン説もあり、私には判断しかねる。また、間奏のギター・ソロは2回弾いてダビングしているが、実はこの曲のレコーディングの日、 ちょうどイギリス・ツアー中のカール・パーキンスがアビー・ロード・スタジオに顔を出しているので、片方はカール・パーキンスが弾いたのでは?ともいわれている。また、カールのオリジナル・バージョンにはなかった「桃の木云々」という歌詞が加えられており、これはひょっとするとカールがオリジナルで使わなかった歌詞をリンゴに教えたのかもしれない。 リンゴのダブル・トラック・ボーカルがズレているのは、歌い損ねではなくて狙ったものと思われる。なお、この曲は海賊盤で聴ける60年のクオリーメンのホーム・レコーディングでジョージのボーカル・バージョンを、62年12月のハンブルク、スター・クラブ・ライブでジョンのボーカル・バージョンを聴くことができる。さらに、90年のワールド・ツアー中のサウンド・チェック等でポールはこの曲を演奏。 彼のライブ盤TRIPPING THE LIVE FANTASTICに収録されている。ということで、4人全員のボーカル・バージョンを聴くことのできる唯一の曲でもある。レコーディングは64年6月1日。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.シングル(64.11.27.発売,全英1位、全米1位) D.J(ag),P(b),G(g),R(d) |
| 64年暮れのアルバムBEATLES FOR SALEと同時期にレコーディングされて発売されたシングル・ナンバーでジョンの作品。イントロのギターによるフィードバックが印象的だが、これがこの後流行するフィードバック・ギターの元祖といわれている。このフィードバックは「偶然生まれた」という説もあるが、先にポールがベースをつま弾いて、それにジョンがギターを近づけるという 2人による「合作」によって生まれているのが分かるので、「偶然」ではないということが分かる。しかし、そのフィードバックだけではなく、曲全体に不思議なムードが漂っている。リンゴのユニークなドラム、エコーのかかったボーカルなども当時にしては斬新で、曲調もロックとも、カントリーとも、ポップとも、ラテンともとれそうな「ジャンル分け不可能」なものである。また、ツイン・リード・ギター的な ギター・サウンドで、イントロから入るリフはジョンによるアンプに繋いだアコースティック・ギター、間奏のカントリー風のソロがジョージによるもの。レコーディングは64年10月18日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P C.シングルI Feel FineB面(64.11.27.発売) D.J(g),P(b,p),G(g),R(d,チョカルホ) |
| シングルI Feel FineB面として発表されたポール作のR&B風の作品。ポールのハイトーンのシャウトが印象的な出来で、ライブの定番曲であった。演奏は実にシンプルで、ジョンの強烈なコード・カッティングが曲をリードしていく。ジョージは間奏のソロのみ、リンゴもシンプルにリズムを刻んでいるだけなので、余計にジョンのギターが際立って聞こえる。 ただ、ライブではジョージはピアノのフレーズをギターで弾いていた。また、リンゴはマラカスのようなパーカッション、チョカルホも担当している。レコーディングは64年10月8日。 |
| A.o:ラリー・ウィリアムズ B.J C.ベスト・アルバムA Collection Of Beatles Oldies(66.12.9.発売) D.J(g,org),P(b,ep),G(g),R(d,タンバリン) |
| アルバムHELP!のセッションでレコーディングされながらボツとなり、本国・イギリスでは66年発売のベスト・アルバム「オールディーズ」に未発表曲として収録されたラリー・ウィリアムズのカバー。ボツになったのは出来が悪いからではなく、同アルバムに同じラリー・ウィリアムズのDizzy Miss Lizzyが収録されたためだと思われる。ただし、アメリカでは65年6月発売の編集盤BEATLES VIの収録曲として 一足早く発表されていた。ラリー・ウィリアムズのカバーといえば、ジョンのドスの利いたシャウトを伴ったボーカルということになるが、この曲も例外ではなく、聴きものはそのジョンのボーカルに尽きる。そのジョンのボーカルといい、ジョージのダブル・トラックのリード・ギターといい、同時期にレコーディングされたDizzy Miss Lizzyとの共通点が多く見られる。なお、CDの歌詞カードは全編間違いといっても過言ではないが、 とてもすべて訂正できないのでここでは省略する。レコーディングは65年5月10日。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.シングルTicket To Ride(65.4.9.発売) D.J(ag),P(b),G(g),R(d) |
| 65年4月、アルバムHELP!の先行シングルとして発売されたTicket To RideのB面に収録されたジョンの作品。色を巧みに使った詞作はBaby's In Blackを思わせる。しかし、曲自体は3部のコーラスを全面に押し出しているのでThis Boyの続編といった趣がある。コーラス・ワークはさらに複雑になり、サビのジョンのボーカルもよりソウルフルに仕上がっている。にもかかわらず、こちらはライブでも全く演奏されず、 このCDが発売されるまでは本当に埋もれていた曲でもある。ジョージのボリューム・ペダルを使用したギターも耳に残る。レコーディングは65年2月19日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J,P&G) C.シングルHelp!B面(65.7.23.発売) D.J(org),P(b),G(g),R(d,ボンゴ) |
| シングルHelp!のB面に収録されたポール作のハードなR&Rナンバー。ポールがLong Tall Sallyを意識して、そのLong Tall Sallyに代わるライブのラスト・ナンバーとして書いた曲でもある。発表直後の65年夏のアメリカ・ツアーから、ライブのラスト・ナンバーとして演奏された。ポールのヘビメタすら連想させられてしまうヘビーなボーカルが素晴らしい。コーラスのI'm really downのパートはポールとジョージ、ジョンは低音でdownと歌っている。ジョージのギターはトレモロを使った
彼にしては珍しいもの。ジョンはオルガンを担当、鍵盤がカタカタと鳴っている音まではっきり聞こえるほどの荒々しいプレイで、ライブでも肘を使って弾くなどのパフォーマンスをたびたび見せていた。しかし、気が乗らないステージではオルガンではなくギターを弾いており、日本公演でもステージの隅にオルガンが用意されていたにもかかわらず、ジョンが弾くことはなかった。それにしても、この曲はYesterdayと同じ日にレコーディングされたというのだからポールには驚かされるところ。
また、こんな完成度の高い曲をシングルB面に回したというのも凄いが、シングルB面曲をライブのエンディングに持ってくるバンドなんて、有名無名、新旧を問わずビートルズだけではないだろうか。歌詞カードに誤りがあるので訂正しておく。(誤)”Man buys one woman,clothes to wear”→(正) |
*アルバム・トータルの好感度 90
*:1999年1月13日UP
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