![]() トップ・ページに戻る |
![]() 前のページに戻る |
| 1.Day Tripper | 9.Get Back |
| 2.We Can Work It Out | 10.Don't Let Me Down |
| 3.Paperback Writer | 11.The Ballad Of John And Yoko |
| 4.Rain | 12.Old Brown Shoe |
| 5.Lady Madonna | 13.Across The Universe |
| 6.The Inner Light | 14.Let It Be |
| 7.Hey Jude | 15.You Know My Name [Look Up The Number] |
| 8.Revolution |
| 発売日 | 1988.3.7.(英) |
| プロデューサー | ジョージ・マーティン |
| 参加ミュージシャン | ニッキー・ホプキンス(ピアノ:8.) ビリー・プレストン(エレキ・ピアノ:9,10、オルガン:12,14) ブライアン・ジョーンズ(sax:15) マル・エヴァンス(bvo:15) |
| 手持ちのCD | CP32-5602(東芝EMI)*mono(15) *stereo(1〜14)) |
| 購入時期 | 1988年3月 |
| A.:作者、Lennon-McCartney作品の場合、大文字の方が実際の作者。カバーソングの場合はオリジナル・シンガー B.:ボーカリスト、カッコ内はコーラス、ハーモニー C.:リリース形態 D担当楽器ーg:エレキ・ギター(赤字がリード・ギター)、ag:アコースティック・ギター、b:ベース、d:ドラム、 p:ピアノ、org:オルガン、ep:エレキ・ピアノ 曲名の後の得点は私自身の好感度。(100点満点) *なお、名前の記述はJ:ジョン、P:ポール、G:ジョージ、R:リンゴ、BP:ビリー・プレストン |
| A.LENNON-McCartney B.J&P(G) C.両A面シングル(65.12.3.発売,全英1位、全米5位) D.J(g),P(b),G(g),R(d,タンバリン) |
| アルバムRUBBER SOUL収録曲と同時期にレコーディングされて、両A面シングルとして発売された曲。ジョンの作品で、ポールが手伝っている。そのストレートな曲調はRUBBER SOULと同時期にレコーディングされたとは思えないものだが、ジョンによるとあくまでもヒット狙いで作った曲であったとか。ただ、ポールは We Can Work It Outをシングル発売したいと主張、2人とも全く引かなかったために両A面シングルとなった。「ヒットを狙った」といっても、こうしたリフを打ち出した曲はビートルズにしては珍しく、ストーンズ、キンクスなどに刺激されたのではないだろうか。フィルを多用するリンゴのドラミングも印象的。また、歌詞もちょっとドラッグ体験を匂わせる部分もある。ボーカルはジョンとポールだが、歌い出しの高音部は ジョンには出なかったのか、ポール1人。よって、ジョンの作品で、ダブル・ボーカルなのにポールの声の方が目立って聞こえる。レコーディングは65年10月16日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J) C.両A面シングル(65.12.3.発売,全英1位、全米1位) D.J(ハーモニウム,タンバリン),P(b),G(ag),R(d) |
| Day Tripperと両A面で発売された曲で、ポールが主導権を握って書いた作品。サビはジョン作。サビをワルツにアレンジしたのはジョージである。こちらはいかにもRUBBER SOULのセッションで録られたというのが分かる作風で、フォーク・ロック風のサウンド、ジョンのハーモニウムを中心にした構成はこの時代ならでは。 その中にポールならではのポップ・センスが感じられ、派手さはないが実にまとまった作品である。ジョンのハモリも効果的。レコーディングは65年10月20日、29日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J,P&G) C.シングル(66.6.10発売全英1位、全米5位) D.J(g,シェイカー),P(b),G(g),R(d) |
| アルバムREVOLVERと同時期にレコーディングされて、アルバム先行の形でシングル発売されたポールの作品。ビーチ・ボーイズに影響を受けた複雑なコーラス・ワークを打ち出した曲で、3人で3回歌ってダビングされている。2コーラス目のジョンとジョージのコーラスはFrere Jasquesと言っているらしいが、 これはフランス語で、フランスのグループの名前らしい。ただ、ジョンが一ヶ所歌い出しをミスっているのも聞き取れる。演奏はポールのベースが印象的で、ポールによるとこのベースもビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンを意識したものらしい。リード・ギターがポールとする説もあるが、ジョージと考えて間違いないだろう。なお、この曲がライブで演奏された最後の作品になったが、 3人だけでこのコーラスを再現するのに大苦戦していた。レコーディングは66年4月13日から14日、夜を徹して行われた。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.シングルPaperback WriterB面(66.6.10.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d,タンバリン) |
| Paperback WriterのB面に収録されたジョンの作品。REVOLVERと同時期に録られたということもあって、テープ操作が施されている。「悪い状態の時でも気持ちの持ち方次第でどうにでもなる」という応援歌のような歌詞が味わい深い。演奏の方はポールのベースとリンゴのドラムが強烈。まるでギターのようにベースを操るポール、 ほとんどフィルばかりのリンゴのドラムを聴いていると、ザ・フーのジョン・エントウィッスル、キース・ムーンを思わせるところもある。エンディングの部分はIf they rain comes they run and hide your headsと歌ったものを逆回転させたものである。レコーディングは66年4月14日、16日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J,P&G) C.シングル(68.3.15.発売,全英2位、全米4位) D.J(g),P(b,p),G(g),R(d)・・・(+サックス) |
| 68年初頭、インドに渡る前の68年2月3日、6日にレコーディングされ、シングルのみで発売されたポールの作品。オールドR&Rやニュー・オーリンズ・サウンドを思わせる曲調で、サイケ一色だった67年の作風と大きく変わっている。曜日を並べた詞作はマザー・グースを意識したものであるといわれている。演奏はピアノを中心としたもので、 ジャズ・ミュージシャンによるサックスもフューチャーされている。リード・ギターはジョンとジョージのユニゾン。間奏のコーラスは紙を口に当てて歌ったものである。ポールの太い低音ボーカルも印象的だが、このスタイルはこの曲ではじめて登場したもので、後期によく聴かれるもの。しかし、はじめて聴いた時、その低音のためにリンゴが歌っていると勘違いしてしまった。 チャート上の成績は振るわず、イギリス、アメリカ以外にも1位になれなかった国が多かった。 |
| A.Harrison B.G C.シングルLady MadonnaB面(68.3.15.発売) D.・・・(+インド楽器他) |
| シングルLady MadonnaのB面に収録されたジョージ作のインド音楽風作品。ジョージは68年、インド音楽からなるサントラのソロ・アルバムWANDERWALL MUSICを出しているが、この曲は、その収録曲とともに録られたものであった。レコーディングは1月12日、インドのポンペイで現地のミュージシャンを使って バック・トラックを録音、2月6日、8日にジョージのボーカルを入れて完成させている。ということで、ビートルズのメンバーは楽器は演奏しておらず、またジョージ以外のメンバーは不参加である。この曲がB面ではあるが、ジョージの作品としてははじめてシングル盤に収録されたケースとなった。歌詞カードにミスがあるので訂正しておく。 (誤)”The less one knows, the less one learns”→(正)”The less one know, the less one really know”、(誤)”Go out without travelling, see all without learns”→(正)”Arrive without travelling, see all without looking”。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J,P&G他) C.シングル(68.8.30.発売,全英1位、全米1位) D.J(ag),P(b),G(g),R(d,タンバリン)・・・(+ストリングス) |
| 「ホワイト・アルバム」のセッションでレコーディングさたシングル・ナンバーで、ポールの作品。世界中で大ヒット、特に全米では9週連続1位というビートルズ最大のヒット曲となった。 ポールによるとジョンとヨーコが親密になり、前妻・シンシアとの離婚が決定的になった際に、ジョンの当時7歳の息子ジュリアンを励ますために書いた曲であるということである。だが、ジョンは「自分に当てた曲ではないか」と語っていた。実際「あの娘を見つけたんだろう、モノにしろよ」とか、「彼女を抱きしめるだけでいい、 そうすれば君の世界は明るくなる」などのくだりは、ポールがジョンとヨーコの関係を祝福し、励ましているようにもとれる。つまり、当初ポールは2人のことを応援していたが、後にポールが思った以上に2人が親密になってビートルズ崩壊の危機まで招いてしまい、それを見て慌てたポールは考えが変わって2人の関係を認めたくなくなって、それで「ジュリアンに宛てた」と言っているような気がしてしまう。 また、the movement you need is on your shoulderの一行はポールは書き直すつもりだったが、ジョンが「残しておけ」とアドバイス、今でもポールはこの部分を歌う時、ジョンを思い出して込み上げてくるものを感じるそうだ。レコーディングはポールがピアノとベース、ジョンがアコースティック・ギターを担当。 ジョージはレズリー・スピーカーを通したギターを弾いたが、ポールに消され、ジョージは激怒したという。実際、ところどころにしか聞こえない。また、ストリングスも導入。エンディングのコーラスにはそのストリングスを担当したオーケストラのメンバーも参加。ただし、 うち1人は怒って帰ったらしい。エンディングのコーラスがやたら長く、フェイド・アウトも異常に遅い。だけど、全然だらだら続く感じがせずにドラマティックな印象を受ける。それは、次第に激しくなるジョンのギターとポールのピアノはもちろんだが、それ以上にポールのアドリブ・ボーカルに負うところが大きい。こんなポップなバラードで ソウル・シンガー張りのボーカルを聞かせるあたりがポールらしいセンス。ポールが単なる「ポップ系ボーカリスト」ではないということの証明である。「ポール・マッカートニー・フォローワー」といわれる大多数のアーティストに決定的に欠けているのがこの感覚ではないだろうか? レコーディングは68年7月31日から8月1日にかけて。 |
| A.LENNON-McCartney B.J C.シングルHey JudeB面(68.8.30.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d),ニッキー・ホプキンス(p) |
| Hey JudeのB面に収録されたジョンの作品。ジョンがはじめて書いた政治的なメッセージ・ソングで、最初はスローな曲で、ジョンはシングル発売を望んだ。しかし、メッセージ性を嫌ったポールとジョージに反対され、アップ・テンポのR&Rにアレンジされて、B面に回されての発表となった。なお、この曲の原形ともいえるスロー・バージョンが「ホワイト・アルバム」収録のRevolution 1である。 歌詞は全く同じだが、ここではcount me outの後の”in”がない。曲自体はかなりテンポ・アップされており、さらにジョン、ジョージの2本のギターもかなり歪んでいるので、まるでパンクのような荒々しい出来。また、ピアノはストーンズのセッションなどで当時売り出し中だったニッキー・ホプキンス。彼はビートルズ解散後のジョン、ジョージ、リンゴのソロ・アルバムのセッションに 欠かせない存在となる。なお、プロモーション・ビデオには別テイクが使われており、そちらにはRevolution 1で聴くことのできるポールとジョージのドゥ・ワップ風のコーラスがついていた。正直、そちらのテイクの方がこのテイクよりも出来がよい。乞CD化!レコーディングは68年7月10日〜12日。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J) C.シングル(69.4.11.発売、全英1位、全米1位) D.J(g),P(b),G(g),R(d),BP(ep) |
| 69年1月27,28,30日、Get Backセッションでレコーディングされて同年4月にシングル発売されたポールの作品。その後70年に発売されたアルバムLET IT BEにも収録されているが、ここに収められたのはジョージ・マーティンがプロデュースを務めたシングル・バージョン。ベーシック・トラックは同じだが、オープニングとエンディングのしゃべりが入ってない他、 リピートが1回多くて、フェイド・アウトして終わる。なお、このシングル盤にはビリー・プレストンの名前をクレジット。ビリーはビートルズの全レコードにただ一人、「ゲスト」としてクレジットされたミュージシャンとなった。ビリーの名はこれ以降、広く知られるところとなる。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P) C.シングルGet BackB面(69.4.11.発売) D.J(g),P(b),G(g),R(d),BP(ep) |
| 69年1月28日、Get Backセッションでレコーディングされて、シングルGet BackのB面に収録されたジョンの作品。また、幻となったアルバムGET BACKにも収録される予定だったが、結局アルバムLET IT BEにも収録されないまま終わった。この時期のジョンの代表曲ともいえるこの曲をLET IT BEに収録しなかったフィル・スペクターの意図は計り兼ねる。 ヨーコに宛てたシンプルかつブルージーな名曲である。特に激しくシャウトしたり、語り掛けるように歌ったりというメリハリのあるジョンのボーカルが素晴らしく、後期のジョンのベスト・ボーカルのひとつであろう。映画で見れる「アップル屋上ライブ」のシーンではジョージもコーラスで参加していたが、ここではジョージの声は聞こえないようで、ポールのみの担当であろう。このシングル盤、「両A面」でも十分いけそうな気がするが・・・。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P) C.シングル(69.5.30.発売、全英1位、全米8位) D.J(ag,g),P(b,p,d,マラカス) |
| ジョンがヨーコとの結婚式や平和運動のことや、それを追い回すマスコミへの皮肉を歌った作品でシングルのみで発売された。書き上げてすぐにでも発売したかったジョンは、ジョージとリンゴが不在だったにもかかわらず、ポールの手を借りてレコーディングを済ませてしまった。ということでジョージとリンゴは不参加。ポールがベースの他、ピアノ、ドラムを担当している。 しかしまるでジョンのソロ作品のようなこの曲に、よくポールが手を貸したものだと思うが、ポールが協力を渋ったらジョンはポールの反対を押しきってソロ・シングルとして発売を強行、そのままビートルズを抜けるのではないかという恐れがあったから、文句を言わず協力したのであろう。ポールのベース、ピアノ、ハモリはいずれも素晴らしいものがある。 歌詞は辛辣で、キリストを皮肉ったようなフレーズもあるためアメリカでは放送禁止になり、1位にはなれなかった。ビートルズのディスコグラフィの中でも、まるでジョンのソロ・シングルのような異色の曲であり、これがシングル発売されたというのも奇妙に思える。レコーディングは69年4月14日。 |
| A.Harrison B.G(P) C.シングルThe Ballad Of John And YokoB面(69.5.30.発売) D.P(b,p),G(g,ag),R(d),BP(org) |
| The Ballad Of John And YokoのB面として発表されたジョージの隠れた名曲。B面として発表されたために長く注目されることのなかった曲だが、これは紛れもないジョージの傑作だと思う。ただ、レコーディング・データに謎が多い。「ジョンとポールは不参加」という説もあるが、このテクニカルなベースは、ポールのプレイ以外の何ものでもないからポールは参加しているはず。 それに「A面がジョンとポールだから、こっちはジョージとリンゴだ」とする人もいるけど、根拠とするには弱いと思う。 「ジョンはリズム・ギター」という話もあり、これは判断に困るが、68年以降のジョージの作品にジョンが参加していないというケースは多いから、参加していないと考えても不思議はない。さらに「ピアノはビリー・プレストン、オルガンはジョージ、またはポール」という説もあるが、ピアノはベタベタのコード弾きで、これをわざわざビリーに弾いてもらう必要があるとも思えず、 ビリーが参加しているとすればオルガンの方だろう。ということで、213曲中、担当楽器に最も謎が多い。ただ、曲自体は名曲である。演奏面では変則的なリズムをキープし続けるリンゴのドラミングが素晴らしい。レコーディングは69年4月16日、18日。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G他) C.チャリティ・オムニバス・アルバムNO ONE'S GONNA CHANGE OUR WORLD(69.12.12.発売) D.J(ag,g),P(p),G(タンブーラ、マラカス),R(d) |
| 68年2月4日、8日、シングルLady Madonnaのセッションでレコーディングされたジョンの作品。その時はボツになり、69年1月のGet Backセッションで再度レコーディングを試みたものの、満足のいく出来には至らなかった。結局、69年12月発売の動物保護基金のチャリティ・オムニバス・アルバムNO ONE'S GONNA CHANGE OUR WORLDに68年に録音されたテイクが収録された。 ここに聴けるテイクはその68年録音分のテイクで、70年のアルバムLET IT BEに収録されたテイクとは別テイク。ここにはストリングスなどがオーバー・ダビングされていないので、ポールとジョージのコーラス、ワウハウを使用したジョンのギター、ジョージのインド楽器・タンブーラの音もはっきりと聞こえる。ただ、リンゴのドラムはカットされている。 またレコーディングの日、急に女声コーラスが必要になったが、日曜日で合唱団等を呼ぶことができず、ポールがスタジオの前にいた少女ファンたちに声をかけ、その場で行われた簡単なオーディションで選ばれたファン2人がコーラスを担当している。うらやましい話だ!(笑)。このバージョンは「羽ばたきバージョン」などと呼ばれるが、このCDが発売されるまでは、 先にご紹介したチャリティ・アルバムがすぐに廃盤になったこともあって「超レア・テイク」であった。しかし、このバージョンもLET IT BE収録テイクほどひどくはないにしても成功しているとはいい難く、ジョンの一世一代の名曲は満足な形でレコーディングされることなく終わってしまった。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.シングル(70.3.6.発売,全英3位、全米1位) D.J(b),P(p),G(g),R(d),BP(org) |
| ビートルズのラスト・シングルとして発表された曲で、アルバムLET IT BEにも収録された。しかし、ここにで聴けるのはジョージ・マーティンがプロデュースしたシングル・バージョンで、LET IT BE収録テイクとは別テイク。ただし、ベーシック・トラックは69年1月31日にレコーディングされた同じものが使用されている。ここではブラスは入っておらず、リピートが一回少ない他、 ギター・ソロ(69年4月30日録音)やビリー・プレストンのオルガンが違っている。今ではポールの一世一代の名曲として知られるが、シングル発売当時はイギリスでは1位にはなっていない。 |
| A.LENNON-McCartney B.P(J,マル・エヴァンス) C.シングルLet It BeB面(70.3.6.発売) D.J(p,org,ハーモニカ,笛,マラカス,タンバリン),P(b,p,笛,マラカス,タンバリン),G(g,ビブラフォン,マラカス,ハーモニカ,笛,タンバリン),R(d,ボンゴ,マラカス,タンバリン),ブライアン・ジョーンズ(sax) |
| シングルLet It BeB面として発表されたジョン作のおふざけソング。単純な歌詞、激しい転調、奇妙な声のジョンとポールのボーカルや叫び声、うめき声からなる曲で、とても一世一代の名曲のB面には似つかわしくない。しかし、こうしたユーモアのセンスもビートルズの重要な要素ではある。まずジョンとポールのヤケクソ気味のコーラスではじまり、 いかがわしい雰囲気のジョンの語りとポールのキャバレー歌手風の歌へと続く。さらにポールの高音の奇妙なボーカル部分、そして最後にはボードヴィル風のピアノとストーンズのブライアンの吹くサックスなどに乗せたジョンとポールの奇声が延々と続いて終わる。ところどころでマル・エヴァンスの声も加わっている。特に、エンディング部分でのジョンのセンスには恐れ入る。 こうした目茶苦茶な曲だが、レコーディングは実に長期にわたって行われている。レコーディングは67年5月17日にはじまっており、以降同年の6月7、8日までかけて、バック・トラックのみ完成させた。しかし、その後長く放置されており、69年4月30日になってようやくジョンとポールによるボーカル・パートのレコーディングが行われている。だが、完成後も発表の予定がなかったため、ジョンのプラスティック・オノ・バンドのシングルとしての 発売も予定されていた。しかし、ジョンよりもポールのボーカルの目立つこの曲が、プラスティック・オノ・バンドの曲として発売されていたら奇妙なことになっていただろう。また、ボーカルのレコーディングが行われたのは69年だが、ジョンとポールの楽しそうな様子を聞いていると、とても仲違いしていた時期に録音されたとは思えない。 |
*アルバム・トータルの好感度 90
*:1999年1月13日UP
![]() トップ・ページに戻る |
![]() 前のページに戻る |