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| 1.It Won't Be Long | 8.Roll Over Beethoven |
| 2.All I've Got To Do | 9.Hold Me Tight |
| 3.All My Loving | 10.You Really Got A Hold On Me |
| 4.Don't Bother Me | 11.I Wanna Be Your Man |
| 5.Little Child | 12.Devil In Her Heart |
| 6.Till There Was You | 13.Not A Second Time |
| 7.Please Mr. Postman | 14.Money |
| 発売日 | 1963.11.22.(英) | |
| プロデューサー | ジョージ・マーティン | |
| レコーディング | 63.7.30.〜10.23. | |
| 参加ミュージシャン | ジョージ・マーティン(ピアノ、オルガン) | |
| 手持ちのCD | CP32-5322(東芝EMI)*mono | |
| 購入時期 | 1987年11月 |
| シングルヒットの連発もあり、ビートルズ人気がイギリス国内で社会現象にまで発展した時期に発表されたセカンド・アルバム。ハード・スケジュールを縫って
レコーディングされたこともあり、サウンド、曲作りとも粗削りな印象が強い。しかし、敢えてシングル・ヒット曲を1曲も含んでいない点は当時としては斬新。「アルバム=シングルの
寄せ集め」というのが当たり前だった時代に早くも、アルバムをシングルと分離して制作した彼らの姿勢は、時代を先取りしていたと言える。ハーフ・シャドウのジャケットも印象的。 全英アルバム・チャートでは前作PLEASE PLEASE MEを抜いてトップに立ち28週連続1位を記録。売上枚数も国内だけで100万枚を売り、イギリスのアルバム史上初のミリオン・セラーとなった。 |
| このアルバムを聴いた第一印象は「地味」「粗削り」・・・。のちのようなアイドル的な要素も薄いし、音もよくない。しかし、最初から気に入っていた。とにかくブラック色が濃い、渋目のサウンドが特徴。
といっても、前作PLEASE PLEASE MEのようなモータウン、ガール・コーラス・グループ的な黒さとは違う、もっとディープでハードな黒っぽさと言った方がよいだろうか。
とにかく、ブラック色の濃さでは全アルバム中No.1と言ってよいだろう。 また、そのサウンドを象徴するかのように演奏も荒っぽい。前作と比べれば、それがはっきりと分かる。特に、聴いていて気がつくのはシンバルの音が 異常なほど大きいことである。演奏が荒々しく感じられるのはこのシンバルの音のせいだろう。おそらく、ハードなビートルズが苦手な人は、このアルバムでの演奏の荒さを嫌っているかもしれない。しかし、基本的にR&Rが好きな私からすれば、このアルバムの その荒々しさが好きで、好きでたまらない。結果的に「ライブ感覚」を重視した前作以上にガレージ・バンド的な側面が現れている、そんな愛すべき1枚だ。一般的にはPLEASE〜よりも評価は低いようだが、私はこっちの方が好き。 曲構成を見ると全14曲中、オリジナルは8曲、カバー6曲は前作と変わらず。相変わらずジョンのカラーが強く、彼のボーカルの素晴らしさが目をひく。とはいえ、ポールの超ポップな3:All My Lovingに、のちのメロディ・メイカーとしての 片鱗が感じられる。が、残念ながらスモーキー・ロビンソンの10:You Really Got A Hold On Me、チャック・ベリーの8Rll Over Beethoven、モータウンのヒット曲Please Mr. Postman、Moneyなどの有名曲が多いせいか、オリジナル以上にカバー曲の印象の方が強いのも事実ではある。 |
| A.:作者、Lennon-McCartney作品の場合、大文字の方が実際の作者。カバーソングの場合はオリジナル・シンガー B.:ボーカリスト、カッコ内はコーラス、ハーモニー C.:イギリスでのシングルヒット記録。シングルB面曲はその旨記載 D.担当楽器ーg:エレキ・ギター(赤字がリードギター)、ag:アコースティック・ギター、b:ベース、d:ドラム、 har:ハーモニカ、p:ピアノ、or:オルガン 曲名の後の得点は私自身の好感度。(100点満点) *なお、名前の記述はJ:ジョン、P:ポール、G:ジョージ、R:リンゴ、GM:ジョージ・マーティン |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| このアルバム以降、HELP!の頃まで頻繁に見られるようになる、ジョン独特の解釈のR&Rナンバー。ちょっとポップなメロディ、ミドル・テンポの楽曲に、マイナー系のコードを導入した、このテの曲はジョン独特のものであり、彼ならではのスタイル。「究極のジョン・レノン流ロックン・ロール」だと思う。 ジョンのボーカルと、ポール、ジョージのコーラスの掛け合いも初期のビートルズの典型的なスタイル。このように前作と違い、オリジナリティも芽生えはじめているのもこのアルバムの特徴。中級以上のファンに人気のある曲でもある。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| 前作PLEASE PLEASE ME収録のAnnaを思わせるR&Bバラード風のジョンの作品。地味で、シンプルな曲だが、初期のジョンらしい、渋いボーカルを堪能できる。聴きどころはその、ボーカルだけだと言ってもいいかもしれない。 |
| A.Lennnon-McCARTNEY B.P(P) C.ー D.J(g,ag),P(b),G(g),R(d) |
| ポールの初期の名曲。シングルカットしてもよさそうなほどの佳曲。ポールらしい、親しみやすいポップなメロディが印象的。しかし、ジョンが掻き鳴らす3連符弾きの強烈なリズム・ギターが、アクセントになって、単なる軽い曲になっていないのもミソ。 ジョージのチェット・アトキンス風のギターソロも短いながらうまくハマッている。ハモリはポール一人の多重録音。ただし、ライブでは、ジョージがハーモニーを担当していた。(ジョンは3連符弾きで大変だったから?)個人的には、初心者の頃、結構ハマッた曲だった。 |
| A.Harrison B.G C.ー D.J(g,タンバリン),P(b,クラベス),G(g),R(d,アラビアン・ボンゴ) |
| ジョージ初のオリジナル作品。友人に「なぜジョンやポールのように曲を書かないのか」と言われてその返答(タイトルは「ほっといてくれ」の意)のために書かれたと言われている。正直、まだまだ個性の感じられない凡作。 が、それを盛り上げるかのようにパーカッション類を多くオーバー・ダビング。また、リード・ギターはジョンだという説もあるが、根拠はなく、私も信じてない。 |
| A.Lennnon-McCartney B.J(P) C.ー D.J(har),P(b,p),G(g),R(d) |
| ジョンとポールの共作で実にシンプルな詞、構成の曲。もともと、他のアーティストに贈るか、リンゴに歌わせるかするために作られたとか・・・。全曲のうち、ジョンのハーモニカを最も前面に押し出した曲で、聞き物は もちろんそのハーモニカ。また、ピアノはポールが弾いているが、これは、レコーディングでメンバー自身がキーボードを担当したはじめてにケース。あと、ボーカルだが、「ジョンの多重録音」とされているが、「ハモリはポール」説、「全編ジョン&ポールのダブルボーカル」説も根強い。 私が聴いた限りではジョンが歌い、ハモリをポールが担当、さらにサビの”come on,come on, come on”はダブル・ボーカルではないかと思う。作者もジョン単独という説もあるが、ポールの作詞メモが発見されており、2人の共作と見るのが妥当だろう。単純で人気も低い曲だが私は好き。 |
| A.o:アニタ・ブライアント B.P C.ー D.J(ag),P(b),G(ガットg),R(ボンゴ,d) |
| 前作収録のA Taste Of Honeyに続くミュージカルで歌われたスタンダード・ナンバーのカバー。しかし、今回ははじめてのアコースティック・セットによる演奏でなかなか注目。この曲のアレンジがうまくいったことで、次作以降、アコースティック・セット によるレコーディングが増えていく訳で、カバー・ソングながら見逃せない。ジョージはクラシック・ギターの一種であるガット・ギターでリード・ギターを弾き、リンゴはボンゴを担当。ドラムキットは、ハイハット・シンバルのみ使用。このテの曲は苦手だが、この曲に関しては、 メロディアスで親しみやすいので、私は比較的、気に入っている。 |
| A.o:マーヴェレッツ B.J(P&G) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| モータウンのガール・コーラス・グループ、マーヴェレッツのカバー。70年代に入ってカーペンターズもカバー。マーヴェレッツとカーペンターズのバージョンは全米No.1になっている。それに対し、 このビートルズ・バージョンはシングルカットすらされていない。にもかかわらず、ビートルズ・バージョンの人気が高いようだ。それほど、ここで聴かれるバージョンは完成度が高い。それはジョンの悲壮感漂うボーカルの 為だと言ってよい。ポールとジョージのコーラスもうまく絡んでいるし、私も、ビートルズ・バージョンがダントツの出来だと信じている。3コーラス目だけちょっとコーラスのパターンを変えているのも上手い。 |
| A.o:チャック・ベリー B.G C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| 50年代のR&Rの帝王:チャック・ベリーの代表曲。「ベートーヴェンをぶっ飛ばせ!」という、いかにもチャック・ベリーらしいR&R讃歌である。ということで、明らかにジョン向きの曲だが、ここではジョージがボーカル。ただし、デビュー以前の一時期はジョンが歌っていたそうだ。しかも、ハンド・クラッピングを 効果的に使っており、意外にポップに仕上げている。それはそれで、成功しているものの、個人的にはジョンに歌ってもらって、もっと本格的なR&Rに仕上げて欲しかったと思わなくもない。しかし、ボーカルに、リード・ギターにとがんばっているジョージには好感を持てる。 特に、チャック・ベリーのギターを必死にコピーしている様子が微笑ましくもある。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d) |
| 前作PLEASE PLEASE MEのセッションでレコーディングされながら、ボツになったポールの作品。アレンジを変えてレコーディングし直してはいるものの、やはり、作品としては今一つ。とはいえ、ポールのはつらつとしたボーカルは悪くない。 |
| A.o:スモーキー・ロビンソン&ミラクルズ B.J(G&P) C.ー D.J(g,ag),P(b),G(g),R(d),GM(p) |
| モータウンの大物シンガー・スモーキー・ロビンソンのカバー。リード・ボーカルをジョン、ハモリがジョージという珍しいパターン。ポールはサビと”you really got a hold on me”のコーラスのみの参加。ここでもジョンの堂々とした歌いっぷりが印象的。この、渋く、難しい曲を見事に歌い上げている。 ジョンとジョージはスモーキー・ロビンソンの大ファンで、ジョージはソロになって、彼に捧げたPure Smokeyという曲を発表している。また、この曲は解散間際の映画Let It Beの中でも演奏している。 |
| A.Lennon-McCartney B.R(J&P) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d,マラカス),GM(or) |
| デビューしたてのローリング・ストーンズに依頼されて、メンバーの前でジョンとポールが書き上げた2人の共作。そのストーンズ・バージョンは彼らのセカンド・シングルとして発表され、彼らにとって初の全英トップテン・ヒットとなった。 ビートルズ・バージョンはリンゴのボーカルで、ライブの定番になっていた。 しかし、よく聴くと、サビの部分はリンゴは歌っておらず、ジョンとポールのみが歌っている。(ライブではリンゴも歌っていた)リンゴのボーカルのせいもあって、無感情な感じのビートルズ・バージョンよりは、生々しさむき出しのストーンズ・バージョンの方が個人的には好き。しかし、あのストーンズのはじめてのヒットが Lennon-McCartneyソングというのもなかなか興味深い。 |
| A.o:ドネイズ B.G(J&P) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d,マラカス) |
| 無名の黒人ガール・コーラス・グループ、ドネイズのシングルB面曲のカバー。こんな無名曲を取り上げるあたり、4人がいかにマニアックな音楽ファンであったかが忍ばれるところ。ジョージのボーカルと、ジョン、ポールのコーラスの絡みが聞き物。特に、2人の人物の対話形式の歌詞をジョージ、ジョン&ポールが それぞれ担当して歌っているのが印象的。リード・ギターはジョンという説もあるが、やはりこれも、私は信じてない。 |
| A.LENNON-McCartney B.J C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d)GM(p) |
| あまりにもシンプルすぎる未完成品っぽいジョンの作品。1コーラス、2コーラスとも同じ歌詞だし、メロディも単純。にもかかわらず人気の高い不思議な曲でもある。私も、何年か聞き込んだあと、急に好きになった。本当に不思議だ。 |
| A.o:バレット・ストロング B.J(P&G) C.ー D.J(g),P(b),G(g),R(d)GM(p) |
| R&Bシンガー・バレット・ストロングのカバー。前作PLEASE PLEASE MEのTwist And Shout同様、ラストにジョンのドスの効いたボーカルを押し出したヘビーな曲を持ってきている。一般的には、Twist And Shoutの方が有名だが、私はこちらの方が好きだし、完成度も高いと思う。 特にエンディングに向かって吠えまくるジョンのボーカルは大変な迫力。それと好対称なポールとジョージの甲高いコーラスとの絡みも素晴らしい。この曲をカバーしているアーティストは多いし、ストーンズも発表しているが、どのバージョンもビートルズ・バージョンには及ばない。また、ジョンは69年、 ヨーコやクラプトンと出演したトロントでのロック・フェスティバルでも演奏しており、ジョンのお気に入りの曲だったようだ。 |
*:1998年7月12日UP
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