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| 1.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band | 8.Within You Without You |
| 2.With A Little Help From My Friends | 9.When I'm Sixty-Four |
| 3.Lucy In The Sky With Diamonds | 10.Lovely Rita |
| 4.Getting Better | 11.Good Morning Good Morning |
| 5.Fixing A Hole | 12.Sgt.Pepper's Lonely Hearts Club Band[Reprise] |
| 6.She's Leaving Home | 13.A Day In The Life |
| 7.Being For The Benefit Of Mr.Kite |
| 発売日 | 1967.6.1.(英) |
| プロデューサー | ジョージ・マーティン |
| レコーディング | 66.12.6〜21(9) 67.1.19.〜4.4(1〜8,10〜13) |
| 参加ミュージシャン | ジョージ・マーティン(ピアノ、オルガン) ニール・アスピノール(ハーモニカ:7,タンブーラ8) マル・エヴァンス(ハーモニカ:7) |
| 手持ちのCD | TOCP-5328(東芝EMI)*stereo |
| 購入時期 | 1988年春頃 |
| ビートルズにとってというよりも、ロック史上初のコンセプト・アルバム。全体を架空のバンドのショウに仕立て、1,2.の間や、11〜13の間にインターバルを
置かないなど、曲単位ではなく、アルバム単位で聴かせようとする姿勢が現れている。こうしたスタイルはこれ以降のロック界では常識となるコンセプト・アルバムや、「ロック・オペラ」的なアルバムの先駆けとなった。
サウンドも、前作REVOLVERより本格化した特殊録音、ストリングスやブラス・アレンジの多用をさらに推し進め、より複雑かつきらびやかで多様な音楽性を確立するに至っている。特に、前年のライブ活動の休止のおかげで
時間をレコーディングにさけるようになったことが大きく、アビー・ロード・スタジオにベッドまで持ち込んで、スタジオ内で作業することも多くなった。 アルバムは全英21週、全米15週連続1位を記録。このアルバムはそれまでのビートルズ・ファンのみならず、全てのロック・ファン、さらにはクラシック、ジャズなどロック以外のファンやミュージシャンの間でも大絶賛され、ビートルズはある種「神格化」されるようになったのである。 特にこのアルバムを支持したのは、当時アメリカで流行しはじめたヒッピー達であった。彼らはベトナム戦争に反対して、反戦運動を展開、ロックを聴き、ドラッグを常用してそれまでの常識を打ち破り、新たな文化を確立していた。 このヒッピーによる文化が吹き荒れた67年を「フラワー・パワー・イヤー」などと呼ぶが、このアルバムは正にその「フラワー・パワー」を象徴するもの、といえるのかもしれない。そのサウンドももちろんだが、60人にも及ぶ有名人に囲まれたアルバム・ジャケットも 大変な話題となった。また、世界ではじめて歌詞カードのついたレコードでもあった。なお、このアルバムからそのコンセプトを無視できなくなってか、アメリカでもイギリスと同じ仕様で発売されるようになった。67年度グラミー賞において「最優秀アルバム賞」「最優秀コンテンポラリー・アルバム賞」「最優秀エンジニア賞」「最優秀ジャケット・デザイン賞」の 4部門を受賞。今でも「ロック界の金字塔」といわれ「名盤」の名を欲しいままにしている。 |
| (2)解説のところでは、このアルバムを誉めちぎっている私だが、これはあくまでも一般論。個人的には全ビートルズのアルバムの中で最も距離を感じるアルバムである。凄さは認めるけど、非ロック的なサウンドには今一つ馴染めないし、
「コンセプト・アルバム」という評価にも疑問を感じるし・・・。以下、それらについてひとつずつ解説するが、その際「ビートルズは全て好き」という大前提のもとで語ってるということを覚えておいていただきたい。 まずこのアルバムは本当に「コンセプト・アルバム」なのか? 「架空のバンドのショウに仕立てる」というのはポールのアイデアであり、実際1:Sgt.Peppers〜でバンドの紹介、バンドが登場、次に登場するビリー・シアーズの紹介をし、 続く2With A Little〜でビリー・シアーズが登場するくだり、さらに12では1のリプライズが登場、ショウの終わりを告げ、アンコール・ナンバー13:A Day In The Lifeが登場、最後に意味不明の挨拶・・・。 このあたりや、曲間にインターバルがなく続いていく部分などは確かに「コンセプト」にのっとっている。しかし、それ以外の曲はこの架空のショウには一切関係ない。本当は全曲に関連性を持たせようとしたけど、結局出来上がってみるとそうはなっていなかったというのが事実ではないだろうか。という風に考えると、意外と「コンセプト・アルバムとして仕上げようとしたが、思ったようにはいかなかった」というのが真実ではなかろうか。 もちろん、コンセプト・アルバムなどは一般化しておらず、ロック・オペラが流行するよりも前のこの時代にしては斬新なアイデアであり、その点では評価できる。しかし、これ以降に登場したコンセプト・アルバムと比べて優れているとはいえるはずもなく、世間での評価は若干「過大評価気味では?」というのが私の本心だ。 次にこのアルバムの楽曲のクオリティは、彼らにしては必ずしも高くないというのが私の印象だ。あくまでも「ビートルズにしては」というレベルの話ではあるが・・・。特にRUBBER SOUL、REVOLVERの2枚のアルバムの楽曲のクオリティが、ビートルズの全キャリアの中でズバ抜けて優れているがためにその印象は拭えない。 作品の内訳はジョンが3曲、ポールが8曲、ジョージが1曲、ジョンとポールの共作が1曲となっている。こうしてみると、ポールの作品数が異常に多いのに気付く。このアルバムのポールの作品は非凡な才能が感じられるものが多い一方、若干書きなぐりっぽい曲も目につくという感は否めない。 特に前作REVOLVERに提供した曲のクオリティが高かっただけに、その小粒さが目につく。一方のジョンはわずか3曲。私は当時のジョンはスランプ状態だったと思う。ドラッグにどっぷり漬かって、普通の会話も出来ない日も多かったそうだし、また全曲CMだの、ポスターだのを見てそれをヒントに書かれたものばかりだし・・・。ギターもキーボードも弾いてない曲も前作以上に増えている。本人も後に、この時期創作意欲が衰えていたことを告白している。 デビュー以来、ジョンとポールの間にはいい意味での「ライバル関係」があり、そのことが2人の創作におけるエネルギーになっていた。だから、ジョンの創作意欲の低下が、ポールにも影響を及ぼし、ポールの作品のクオリティを若干落としてしまったということではないだろうか。 ただ、ちょっと聴いただけではそのことには気がつかない。これは特殊録音や斬新なアレンジによってそうした部分をカバーしていると言えなくもない。一方、ジョージはインド音楽のみならず、インドの哲学や文化にまで傾倒。「当時ビートルズであることに興味を失っていた」とさえ漏らしている。 リンゴは他の3人がアレンジや特殊録音をやってる間、待たされることが多くなり「退屈だった」と言っている。こうしてみると、4人の中で本当に熱意を持ってアルバム制作にあたっていたのはポール1人だったと考えてもよい。つまり前作REVOLVERからはじまった「非バンド化」「ビートルズの音楽プロジェクト化」は このアルバムに至って決定的になったとも言え、既に彼らが「解散」に向かっていることを物語っている。 以上のように見ると、確かにその展開、構成は素晴らしいし、特殊録音やアレンジの斬新さは認めるし、「名盤」であることも認めるが、私には世間でいわれているほどの評価を下すことはできない。ただこのアルバムの中には、あの「フラワー・パワー」という独特な67年という時代そのものが「真空パック」されている という印象は強い。だからこそ、あの時代を生きてない者にとってこのアルバムの本当の凄さは実感できないのかなあ、と思ってしまう。ちなみにはじめて聴いた時、ヘッドホンをつけて聴いたが、ラストの意味不明の挨拶が終わった頃には頭がクラクラしそうになった。「違和感」なんてもんじゃなかった。 残念ながら、今でもその時の気持ちは完全には拭い去ることができていない。・・・以上、若干辛口なことを述べてきたが、「ビートルズは全て好き」という大前提のもとに語っているということを再度力説しておく。 |
| A.:作者、Lennon-McCartney作品の場合、大文字の方が実際の作者。カバーソングの場合はオリジナル・シンガー, B.:ボーカリスト、カッコ内はコーラス、ハーモニー C.:イギリスでのシングルヒット記録。シングルB面曲はその旨記載 D担当楽器ーg:エレキ・ギター(赤字がリード・ギター)、ag:アコースティック・ギター、b:ベース、d:ドラム、 p:ピアノ、ep:エレキ・ピアノ、org:オルガン、har:ハーモニカ 曲名の後の得点は私自身の好感度。(100点満点) *なお、名前の記述はJ:ジョン、P:ポール、G:ジョージ、R:リンゴ、GM:ジョージ・マーティン |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.J(g),P(b,g),G(g),R(d)・・・(+フレンチ・ホルン) |
| アルバム・コンセプトにのっとってポールが書いたタイトル・チューン。架空のショウの始まりを告げる内容で、司会者のバンド紹介、バンドの登場、次に登場する「ビリー・シアーズ」の紹介までが歌われている。そこに、スタジオにあったサウンド・コレクションから選んだ歓声をオーバー・ダビング、 雰囲気を盛り上げている。うち、エンディングの歓声は当時は未発表、77年に公式発売されたビートルズのハリウッド・ボウル・ライブからの歓声が使われた。ギターは「リードがポール、リズム・ギターがジョージ」ということになっているが、 ギターは明らかに3本入っているので、ジョンもギターを弾いていると判断した。あと、これは私の発見だが、オープニングの演奏の始まる前にかすかに、「ポールのアホ!」といったような声が入っている。イントロの歓声はロイヤル・アルバート・ホールの歓声をダビングしたものであり、 日本語が入ってるはずはないから、空耳だろうが確かにそう聞こえる・・・。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.R(J&P) C.ー D.J(カウベル),P(b,p),G(g),R(d,タンバリン),GM(org) |
| ポールの作品で作詞はジョンが手伝っている。ボーカルをとるのは前曲で「ビリー・シアーズ」と紹介されたリンゴ。リンゴにしては珍しく渋いボーカルで、彼のベスト・ボーカル・ナンバーだと断言できる。ビリー・シアーズはこのショウの「道化役」といったところで、歌詞もなかなかほのぼのとしたもの。にもかかわらず、「ハイになる」という言葉が ドラッグを連想させるとして、放送禁止になったというから信じられない! リンゴのボーカルと、ジョン&ポールのコーラスが対話形式になっており、ビートルズにしては面白い構成。特に、”Do you need anybody”の歌い回しを1コーラス目と2コーラス目で変えているジョンとポールのセンスが光る。 ポールのベースも、彼のベスト・プレイの一つと思える素晴らしいもの。なお73年、リンゴはソロ・アルバムRINGO収録のI'm The Geatestにおいても「ビリー・シアーズ」を演じているが、この曲の作者はジョンであった。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.ー D.J(ag,p),P(b,org),G(g,タンブーラ),R(d,マラカス) |
| サウンド、詞作とも幻想的でドラッグの影響の感じられるジョンの作品。曲調はもちろん、曲名の頭文字がLSDになることから、ドラッグソングとされ、放送禁止になった。しかし、ジョンは息子・ジュリアンの描いた絵や、「不思議の国のアリス」をヒントに書いたと亡くなる直前まで主張し続けていた。あの、馬鹿正直なジョンがそこまで言うんだから、 きっとそれが真実だと思うが、ドラッグの影響が全くなかった、とは思えない曲でもある。その詞作はもちろん、唐突な転調にもドラッグの影響が感じられる。イントロから入ってくる音はポールが弾いたオルガンの音を録ったテープを変則回転させたもの。ガリガリという感じの音がジョージの弾くタンブーラというハープのようなインド楽器。ジョージのギターの音も無気味な感じがする。 なお、74年にはエルトン・ジョンのカバー・バージョンが大ヒットしているが、そのバージョンでバック・ボーカルとギターでサポートしていたのはジョンであった。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.J(g),P(b,ep),G(g,タンブーラ),R(d,コンガ),GM(p) |
| ポールが64年にリンゴが入院した際にビートルズのツアーに同行したセッション・ドラマー、ジミー・ニコルの口癖をヒントに書いた曲。一部、若い頃のジョンを連想させるようなくだりがあるので、ジョンが詞作を手伝ったものと思われる。ポールのボーカルにNo, I can't complain、Can't get much worthと返すジョンのコーラス・アレンジのセンスが光る。実際、ポールは最近でもことある毎に、 このコーラス・アレンジを引用して、ジョンのセンスを絶賛している。ジョージは部分的にサポート。イントロのギターは左がジョン、右がジョージ。ジョージ・マーティンのピアノや、ジョージのインド楽器、タンブーラなども効果的。しかし、シンプルでポップな曲で、一歩間違うと単調になってしまう恐れがあるのに、そうなっていないのは、 1コーラス毎に入っている楽器、コーラスのパターンなどのアレンジをガラっと変えているためで、こんなところにも、ポールのセンスが感じられる。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.J(マラカス),P(b),G(g),R(d),GM(ハープシコード) |
| いかにもポールらしいポップ・ナンバー。歌詞はポールにしては珍しく、難解で、社会風刺的な内容。しかし、Holeという言葉が「注射の跡」と解釈され、ドラッグソングと勘違いされて放送禁止になった。実はかつては、「リード・ギターとハープシコードはポールによるもの」とされてきたが、後の調査でベースと、リード・ギター、ハープシコードは同時に録られたことが発覚している。 よって、リード・ギターはジョージ。ハープシコードについてはジョン説とジョージ・マーティン説があるが、私はジョージ・マーティンだと思う。まあ、そうなるとジョンがギターも、キーボードも弾いていないことになるし、ジョン説も捨て難いが・・・。地味で小粒な曲だが、ポールらしいセンスは感じられる。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J) C.ー D.・・・(+ストリングス) |
| ポールが家出少女に関する新聞記事をヒントに書いた曲。ポールのボーカルにクロスして入ってくる両親の嘆きのフレーズはジョンの作、ボーカル。ポールとジョンのボーカル以外は、ストリングスのみで構成されており、 ジョージとリンゴは不参加、ビートルズのメンバーは楽器を演奏していない。なお、ストリングス・アレンジはジョージ・マーティンではなく、アレンジャーのマイク・リーンダ。ポールがマーティンにアレンジを依頼した日、マーティンは多忙であったため、ポールは仕方なく、リーンダに依頼したそうだが、 マーティンはそのことで気を悪くしたとか・・・。実際、マーティンのアレンジではないせいか、典型的なビートルズ・サウンドとは、趣が異なっているような印象を受ける。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(J) C.ー D.J(org,p),P(b,g),G(har),R(d,har),GM(ウォーリッツァー・オルガン),ニール・アスピノール(har),マル・エヴァンス(har) |
| ジョンが骨董屋で見つけた19世紀のサーカスの宣伝のポスターをヒントに書いた曲。詞はそのポスターの中の文句をそのまま書き写したもの。サウンド面では大胆なSEが印象的。最初、ジョンはジョージ・マーティンに昔のスティーム・オルガンの音を入れたい、と依頼した。しかし、スティーム・オルガンは手に入らず、 そこでマーティンはオルガンを弾き、そのテープを細かく切って、空中に投げ、落ちてきたものから順に繋ぎあわせ、それを変則回転させたり、逆回転させたり、コーラの缶に巻き付けたりして生み出した。それにジョンとジョージ・マーティンのオルガンやジョージ、リンゴ、アシスタント・マネージャーのニール・アスピノールとマル・エヴァンスによるハーモニカなどが、 サイケデリックな雰囲気を作り出している。硬い音のギター・ソロはポール。ハモリはジョン自身が担当。ここでも、間奏で唐突な転調が採り入れられている。 |
| A.Harrison B.G C.ー D.G(ag,シタール,タンブーラ),ニール・アスピノール(タンブーラ)・・・(+タブラ,ソードマンデル,ディルルバ,タンブーラ,ストリングス) |
| 前作REVOLVER収録のLove You To以上に濃厚なインドの影響の感じられるジョージの作品。歌詞はインド哲学の影響も感じられる。演奏はジョージ、ニール・アスピノールに、ロンドンにあるアジア・ミュージック・サークルのメンバーによるインド楽器が中心で、ジョージ以外のメンバーは参加していない。 とはいえ、インド楽器以外に、ジョージ・マーティンのアレンジによるストリングスも入っており、一応、西洋的な雰囲気も残している。正直、私にはあまり理解できない世界・・・。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.P(b,p),G(g),R(d,ベル)・・・(+クラリネット) |
| ポールがデビュー以前に書き、キャバーンでアンプやマイクにトラブルがあった時、よく演奏していた曲。66年にポールの父親が64歳になったのを期に、詞を書き加え、レコーディングした。曲調はディキシーランド風でロック・バンドには似つかわしくないが、ビートルズがやると違和感がないのが面白い。歌詞は実にほのぼのとしたものだが、digging the weedsという部分は 「マリファナを栽培する」とも解釈できるため、物議をかもした。サウンドはシンプルで、ポールのベースとクラリネットが中心。リンゴはブラシでドラムを叩き、ジョージはエンディング付近でほんの少しではあるが、粋な感じのギターを聞かせている。ジョンはコーラスのみの参加。なお、テープの回転操作をしているため、ポールの声が甲高く聞こえる。私のこの曲との出会いも 「ポンキッキ」であった・・・。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.P(J&G) C.ー D.J(ag,櫛?),P(b,p),G(ag),R(d),GM(p) |
| ポールは67年初めにスピード違反で捕まっているが、その時の婦人警官をモデルに書き上げた曲。最初は「恨み、つらみ」を書き綴るはずだったが、結局はここで見られるような、オチまでついた「気の弱い男が女を口説き損ねる」ストーリー風の歌になった。演奏はシンプルだが、コーラス・アレンジが面白い。ただ、なぜかジョンの声にだけ深いエコーがかかっていたり、 「チュク・チュク」「アー」といったコーラスなど、結構意味不明だったりする。また、エンディング付近でジョンは櫛で紙を叩いてパーカッション代わりにしており、これも意味不明だが、この音を出すために、かなりの時間をかけたとか・・・。間奏のピアノはジョージ・マーティン。ポールらしいポップ・センスは感じるが、やっぱり小粒な感じがする。 |
| A.LENNON-McCartney B.J(P&G) C.ー D.J(g),P(bg),G(g),R(d)・・・(+サックス,トロンボーン,フレンチ・ホルン) |
| ジョンがコーンフレークのCMをヒントに書いた曲。この時期のジョンらしく、唐突な転調が印象的。ブラス・セクションは前作REVOLVER収録のGot To Get You Into My Lifeの時と同じ、サウンド・イン・コンポレーティッドのメンバーが担当。 リード・ギターはポールで、REVOLVER収録のTaxman同様のアグレッシブでカッコイイもので、個人的には大好きなソロ。リズム・ギターはジョンで、ジョージもギターを弾いている、ということになっているが、私には、2本分の音しか聞こえないので、消された可能性もあるが、ジョージがギターを本当に弾いているのかどうか、疑問だ。なお、エンディングには動物の鳴き声が入っているが、 これは「強い者から弱い者へ順に聞こえる」と言われている。しかし、実際は小鳥→猫→犬→馬→羊→ライオン→象→猟犬とラッパ→牛→ニワトリという順番であり、必ずしもそうは言えないような・・・。そして最後のひよこの声が、次の曲のギターの音と重なっている。 |
| A.Lennon-McCARTNEY B.J,P&G C.ー D.J(g,マラカス),P(b),G(g),R(d),GM(org) |
| 1を受ける形で登場するリプライズでポールの作品。ここでは、ショウの終わりを告げている。演奏は1よりもシンプルで、ストレート。ボーカルはジョン、ポール、ジョージの3人で担当。イントロのone,two,three,fourのカウントはポールだが、 ジョンがそれに続いてfive,sixとつぶやいているのが聞こえる。なお、未聴だが、モノラル・テイクでは、エンディングでポールのアドリブのボーカルやシャウトが入っているらしい。 |
| A.Lennon-McCartney B.J/P C.ー D.J(ag),P(p,b),G(コンガ),R(d)・・・(+ストリングス) |
| アンコール・ナンバーとして登場するジョンとポールの共作による大作。もともとは、ジョンが新聞記事や自身の主演映画How I Won The Warの試写会でのエピソードなどを書き綴っていたもの。しかし、行き詰まってポールに協力を求め、ポールがI love to turn you onという、意味深なワン・フレーズを加えた。 さらに、ポールの少年時代の通学風景を書いた未完成の曲とメドレーにすることを決定。2つの曲の間にポールのアイデアでここに聴かれるようなオーケストラが入れられ、大作に仕上がった。一歩間違うと失敗作になりかねない可能性もあったが、 斬新なアイデアで、大作になった、という典型的な例といえる。しかし、I love to turn you onというフレーズが「ドラッグを奨励している」とされ、放送禁止になった。ジョンの歌うパートでの、ジョンの異常なほど透明感のある、無感情なボーカルが印象的。演奏は実にシンプルでジョンのアコースティック・ギター、ポールのピアノを中心に構成されており、ジョージはコンガのみの担当。 また、オーケストラは後でダビングされているため、ベーシック・トラックのレコーディング時にその部分でマル・エヴァンスがカウントを数え、目覚し時計を鳴らしていたが、その音がそのまま残ってしまっている。しかし、目覚し時計の音が偶然ポールの歌うwoke up〜以下の歌詞にマッチしてるのが面白い。エンディングの延々続くピアノは、 ジョン、ポール、リンゴ、マル・エヴァンスの4人が「せーの!」といった感じで鍵盤を叩いたもの。その音は消えるまで延々録られているが、はじめて聴いた時はちょっと怖かった。なお、この曲のオーケストラのレコーディングの日、スタジオにストーンズのミック&キース他、多くの友人を呼び、ちょっとしたパーティのようなものを行い、それをフィルムに収めた。 これは本来、アルバム発売記念の特番用だったが、この曲が放送禁止になったためにオクラ入り。現在ではANTHOLOGYのビデオで見ることができる。このアルバムがロック以外のジャンルのミュージシャンやファンに支持されのは、意外とこの「大作」の貢献が大きい。思い入れは強くないが、 この曲がなければ、プログレやクラシカル・ロックの誕生はなかったのではないかという想いは強く、凄い曲であることに異論はない。 |
| なお、全曲終了後には、犬にしか聞こえない信号音と、ビートルズによる意味不明の挨拶が入っている。この挨拶、CDではフェイド・アウトするが、LP時代は針を上げるまで鳴り続けていたとか・・・。 最後までやりたい放題、といったところ・・・。でも、この挨拶、何て言ってるのかな? |
*アルバム・トータルの好感度 70
*:1998年10月1日UP
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