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イーグルスの名前は、洋楽なんて全く知らなかった小学生の頃、つまりリアル・タイムで知っていた。Hotel Californiaは、ピンク・レディなどとともにレコード売上のトップを争っていたし・・・。そのせいだろうか、ビートルズに目覚め、その後多くのロックを聴きはじめるようになった当初から、 私はイーグルスに興味を持っており、ビートルズ、ストーンズの次に買った洋楽のアルバム、つまり初めて買ったアメリカン・ロックのアルバムは、彼らのオール・タイムのベストだったのである。ということで、特別想い入れの強いバンドでもないのだけど、 つきあいの古いアーティストのひとつであり、全オリジナル・アルバムを購入した、数少ないアーティストでもあるのです。(意外でしょう?:笑) ベスト盤を購入した当初、熱心に聴いたのはやはりもともと知っていたこともあってか、アルバムHOTEL CALIFORNIAの頃の曲だった。しかし、何度も聴くうちに、後期の彼らには「さわやかさ」のようなものが皆無で、 重苦しさを感じることも多くなった。次第に後期の2枚を聴く機会は減り、初期の曲の方が好きになった。ということで、今では後期も好きだけど、むしろ好きなのは初期の3枚のアルバムである。初期の3枚にあるさわやかさ、 軽やかさこそが彼らの魅力であり、私は好きだ。 ということで、初期の3枚はいずれも好きで、甲乙つけ難い。敢えて一枚選べば3枚目のON THE BORDERということになるが、今回のテーマに一番合っているのはこのファースト。元フライング・ブリトー・ブラザーズのバーニー・レドンが持つカントリー色が強く、最も「さわやかさ」「軽やかさ」が感じられるせいかも・・・。 バーニーの個性が色濃い6:Train Leaves Here、8:Earlybird、さらにデビュー・シングルとして有名な1.:Take It Easyあたりにそれが顕著。もちろん、これらも好きだけど、このアルバムに関してはバラードの4:Most Of Us Are Sad,9:Peaceful Easy Feelingの2曲で決まりといったところ。特に後者は「さわやかで軽やか」という初期の彼らのカラーが最もよく現れたナンバーで、「海辺のドライブ」に似合いそう。 一方で重厚な2:Witchy Woman、10:Tryin'、R&R調の3:Chug All Nightのような曲もあるから、決して単調な感じがせず、むしろ懐の深さを感じる。まあ、4人のメンバーともイーグルス結成前にそれなりの実績を持ってる人たちであるとはいえ、デビュー作とは思えないほど完成度の高いアルバムである。 とにかく、私にとって「夏に似合うアーティストNo1」は文句なくイーグルス。今ではそれほど思い入れは強くないし、聴く機会も多くないけど、夏になると突然聴きたくなってしまう。 *アルバム好感度 80
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私がビーチ・ボーイズを聴くようになったのは高3の頃、オールディーズにはまった頃だった。つまり、ビートルズや多くのロックと出会うよりも以前のことであり、また、「ロック」ということを意識してではなく、 あくまでも「オールディーズ」として接していたということである。その後、ロックを本格的に聴くようになってからも、彼らを「ロック」であるとは思えなかった。時代、世代的にはビートルズ、ストーンズ、ボブ・ディランに近いんだけど、「硬派」な要素が稀薄で、能天気な「古き、良きアメリカ」という色の方が強いし・・・。 なのに、「ロックの名盤ガイド」などには彼らは「ロック」として扱われている・・・。ちょっと奇妙な感じがしたものだ。まあ、彼らが「オールディーズ」ではなく、「ロック」として語られるのは、PET SOUNDSがあるからこそなのだろうけど、このアルバムのことや、ブライアンのことを知るまでにはしばらく時間がかかった。 その後、PET SOUNDSを体験。だけど、「凄い」とは思う反面、「大好き」にはなれなかった。これは現在まで変わらない。私にとってのビーチ・ボーイズは65年までの「能天気で、古き、良きアメリカを思わせるオールディーズ・バンド」であり、この時代の彼らが一番好きである。 ということで、ここに挙げたのはまさに「乱立状態」の60年代初頭の音源を使用した編集盤のひとつで、バラードばかりを収めた「バラード集」である。現在は廃盤だそうで、残念なところ。初期ビーチ・ボーイズといえば、Surfin' USA、Fun Fun Funなどのアップ・テンポなナンバーの方が有名だろうし、人気も高いのかもしれない。私もそれらの曲は好きだ。だけど、それらの曲を 「夏の定番」「夏に聴きたい」という気持ちは意外と起きない。理由ははっきりしないが、それらの曲は、「サーフィン」自体が珍しかった時代のもので、68年生まれの私にはピンとこないし、「時代」を感じるせいなのか、それとも小学生の頃から肥満児で(今は人並みの体型です、念のため!:笑)人前で裸になることに抵抗があり、その上カナヅチなために「海」が嫌いだったせいか・・・。とにかく好きなんだけど、なぜか それほど思い入れが強くない。ということで、私が好きなビーチ・ボーイズ・ナンバーは極端に65年以前の、しかもバラードに偏っているのである。 収録曲は今更説明の必要もないほどの名曲揃い。超有名曲に混じって5:Lonely Sea、6:Your Summer Dream、12:Keep An Eye On Summerのような、脚光を浴びる機会の少ない曲が選曲されているのが嬉しい。また、全体を見渡すとマイクではなく、ブライアンがボーカルをとる曲が多いのにも気づく。アップ・テンポな曲はマイクの方が合うんだろうけど、バラードにはやはりブライアンの繊細な声、キャラクターの方が似合っている。 さらに、ブライアンの「メロディ・メイカー」ぶりが発揮されているのもアップ・テンポな曲よりも、むしろバラードの方のような気がする。つまり、私がブライアンの「才能」を強く感じるのは、難解で今一つピンとこないPET SOUNDSではなく、60年代前半までの曲、しかもバラードである、ということだ。特に一般的には「サーフィン・サウンドからPET SOUNDSへの過渡期の作品」といわれている13:Kiss Me Baby、14:She Knows Me Too Well、15:Please Let Me Wonderの3曲は、 私の中では「ブライアンの最高傑作」である。こんなこと書くと、ブライアンのコアな信者に怒られそうだけど・・・(笑)。しかし、PET SOUNDSから18:God Only Knows、19:Caroline Noを選んでいるが、他の曲とのイメージが違い過ぎるから、全曲65年までの曲ばかりを選んで欲しかった。 このアルバムは「夏の暑い夜」に聴くのがよいです。バラードは夜です。 *アルバム好感度 90
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DISK-2.1.Ain't That A Shame(ファッツ・ドミノ)、2.Johnny B. Goode(チャック・ベリー)、3.I Only Have Eyes For You [瞳は君ゆえに] (フラミンゴズ)、4.Get A Job (シルエッツ)、5.To The Aisle(ファイヴ・サテンズ)、 6.Do You Wanna Dance [踊ろうよベイビー](ボビー・フリーマン)、7.Party Doll(バディ・ノックス)、8.Come Go With Me(デル・ヴァイキングス)、9.You're Sixteen-Your Beautiful [And You're Mine] [夢見る16才](ジョニー・バーネット)、10.Love Potion No.9 [恋の特効薬](クローヴァーズ)、11.Since I Don't Have You(スカイライナーズ)、12.Chantilly Lace(ビッグ・ボッパー)、13.Teen Angel(マーク・ダイニング)、14.Crying In The Chapel [涙のチャペル](ソニー・ティル&オリオールズ)、15.A Thousand Miles Away(ハートビーツ)、 16.Heart And Soul(クレフトーンズ)、17.Green Onions(ブッカー・T&MG's)、18.Only You [And You Alone](プラターズ)、19.Goodnight, Well It's Time To Go(スパニエルズ)、20.All Summer Long(ビーチ・ボーイズ)
私とこのアルバムの出会いは、高3の秋、文化祭の時に同じクラスの女子が、クラスの出しものの劇のBGM用にとコピーしたテープを持ってきた時だった。ちょうど当時はチェッカーズなどの影響で、 「オールディーズ」を意識する機会が多かったこともあって、耳を奪われたものだ。以降、邦楽一筋だった私はオールディーズにはまり、高3の1,2月頃にビートルズに出会うまでの短い間、 私の中での「オールディーズ・ブーム」が続いた。とはいえ、当時はほとんどラジオでのエア・チェックが中心で、「アルバムを買う」という発想は全くなかった。その後ロック一筋になった私が突然思い出したようにこのサントラのCDを購入したのは、社会人1年目の頃だった。とにかく、店頭で偶然再会して「衝動買い」したものだ。 いうまでもなく、映画は73年にアメリカで公開されたジョージ・ルーカスの出世作。ベトナム戦争に疲れていたアメリカ人に「古き、良きアメリカ」を思い出させたこともあって、大成功を収めていることもご存知の通りである。 しかし、アメリカ人ではないし、「古き、良きアメリカ」にノスタルジーを感じない私にとって、この映画自体は別に面白いとは思えなかった。とはいえ、このサントラ盤は文句なしの名盤だと思う。 まさに「オールディーズのオムニバスの決定版」といえる内容だから、純粋にオムニバス盤として楽しめる。ビル・ヘイリー、デル・シャノン、チャック・ベリー、バディ・ホリー、プラターズなどのお馴染みの定番に混じって、 一発ヒットものや、中ヒットもののコーラス・グループのナンバーが多く収録されているのが注目。特にコーラス・グループものが多く、しかもバラードが多い。そうした曲DISK-1.2:Sixteen Candles(クレスツ)、12:He's The Great Imposter(フリートウッズ)、DISK-2.3:I Only Have Eyes For You(フラミンゴズ)、5:To The Aisle(ファイヴ・サテンズ)、11:Since I Don't Have You(スカイライナーズ)、19:Goodnight Well It's Time To Go(スパニエルズ) あたりの、哀愁の漂うメロディを聴いていると「古き、良きアメリカ」に何の思い入れも、ノスタルジーも持ってないのに、ちょっと甘酸っぱいような気分にさせられる。これこそオールディーズの魅力だと思う。超有名曲は少ないけど、聴いていて文句なく楽しめる。 だが、完全に「白人主導」だったはずの50年代のアメリカを描いた映画なのに、黒人アーティストの曲が多く、ポール・アンカ、ニール・セダカ、コニー・フランシスといった典型的な白人ポップスが収録されていないというのも面白いが、それなのに「あの時代」を思わせる雰囲気が満ち溢れているのはちょっと不思議な気もする。ロック・ファンにも DISK-1.4:Why Do Fools Fall In Love(フランキー・ライモン)、17:Barbara Anne(レジェンツ)、DISK-2.6:Do You Wanna Dance(ボビー・フリーマン)はビーチ・ボーイズ、DISK-1.20:Ya Ya(リー・ドーシー)、DISK-2.1.:Ain't That A Shame(ファッツ・ドミノ)はジョン・レノン、 DISK-2.9:You're Sixteen(ジョニー・バーネット)はリンゴ・スター、DISK-2.10:Love Potion No.9(クローヴァーズ)はサーチャーズのバージョンでも知られているから「これがオリジナルか」という楽しみ方もできるだろう。 オールディーズのノスタルジックなメロディは、このアルバムに限らず「晩夏」によく似合う。お盆明けの8月20日前後にこれを聴きながら、「ああ、今年の夏も終わりか」などと思うと、ちょっと感傷的になってしまう。 *アルバム好感度 90
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*:1999年8月1日UP
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