MY CD COLLECTION

毎回1つのテーマに絞って私の手持ちのCDをご紹介、個人的な思い入れなどを語っていくコーナーです

      
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第10回:アメリカからのビートルズへの返答
TODAY & SUMMER DAYS / THE BEACH BOYS
収録曲
1.Do You Wanna Dance(踊ろよベイビー)、2.Good To My Baby、3.Don't Hurt My Little Sister(元気をお出し)、 4.When I Grow Up [To Be A Man] (パンチで行こう)、5.Help Me, Ronda [LP Version]、 6.Dance, Dance, Dance、7.Please Let Me Wonder、8.I'm So Young、9.Kiss Me Baby、10.She Knows Me Too Well(知ってるあの娘)、11.In The Back Of My Mind、 12.Bull Session With ”Big Daddy”(ビッグ・ダディと一緒に)

13.The Girl From New York City(ニューヨークの娘)、14.Amusement Parks U.S.A.、15.Then I Kissed Her(あの娘にキッス)、16.Salt Lake City、17.Girl Don't Tell Me、18.Help Me, Ronda [Single Version]、 19.California Girls、20.Let Him Run Wild、21.You're So Good To Me(素敵な君)、22.Summer Means New Love(恋の夏)、23.I'm Bugged At My Ol' Man、24.And Your Dreams Come True

25.The Little Girl I Once Knew、26.Dance, Dance, Dance [Altanate Take]、27.I'm So Young [Altanate Take]、28.Let Him Run Wild [Altanate Take]、29.Graduation Day [Studio Version]       

      

      

 

 
発売1990年(1965年)
メンバーブライアン・ウィルソン(b,vo,key)
マイク・ラブ(vo)
デニス・ウィルソン(d,vo)
カール・ウィルソン(lead・g,vo)
アル・ジャーディン(g,vo)
ブルース・ジョンストン(bvo:13〜24.)
プロデューサーブライアン・ウィルソン
手持ちのCDTOCP-6514(東芝EMI)
購入1995年秋頃

  1964年ブリティッシュ・ビート勢のアメリカ進出時、唯一イギリス勢に対抗できる存在とされたのがビーチ・ボーイズ。リーダーのブライアン・ウィルソンは「ビートルズに勝つ」ことに躍起となり、 ビーチ・ボーイズも急速な勢いで作品のクオリティを高めることに成功した。だが、一方でブライアンはビートルズに対する恐怖心を拭い去ることができず、65年になると、遂に他のメンバーがツアーで世界中をまわっている間も、 ただ一人スタジオに篭り、作曲、プロデュース業に専念するようになった。ここにご紹介するCDは、 そんな1965年に発売された2枚のアルバム、THE BEACH BOYS TODAYとSUMMER DAYS [AND SUMMER NIGHTS!!]を2in1にしたもの。TODAY収録曲が1〜12、SUMMER DAYS収録曲が13〜24、そして残りがボーナス・トラック。ビーチ・ボーイズの初期のアルバムは、 1990年にこのような形で2in1のCDが発売されて重宝されたものだが、残念ながら今は国内盤は廃盤。60年代初頭の彼らのアルバムは、トータルで30分前後の短いものが多いから、2in1で聴きたいし、何とか国内盤を再発して欲しいところだ。

  まず1〜12.がTODAY収録曲。PET SOUNDS以前の最高傑作といわれているアルバムで、デビュー以来の「陽気で明るい」イメージを踏襲しつつも、パーカッションやハンド・クラッピングなどで音の隙間を埋めていくフィル・スペクター的なプロデュース・ワーク、 さらには、それまでにはない影のある楽曲も登場するなど、翌年のPET SOUNDSに繋がる要素も垣間見えるのが特徴。つまり従来のイメージは守りつつも、より完成度の高い作品に仕上がっており、初期の集大成といっても過言ではないだろう。LP時のA面はアップ・テンプな曲が多く、 デニスの歌うボビー・フリーマンのカバー1.Do You Wanna Dance、マイクとブライアンの声の絡みが印象的な4.When I Grow Up、アルのちょっと力み気味のボーカルが魅力的な5.Help Me, Ronda、Surfin' U.S.A.→Fun Fun Fun→I Get Aroundの発展形6.Dance Dance Danceなどが注目。 特に6.のようなストレートな曲に「隠し味」としてカスタネットが使われていたりと、ブライアンの「音選び」「楽器選び」の上手さが発揮されていている。B面はバラードが続くが、Don't Worry Babyの発展形7.Please Let Me Wonder、甘くささやくようなボーカルが魅力の9.Kiss Me Babyなどは、 それまでにない色気や落ち着きすら感じられる。10.She Knows Me Too Wellのポップなメロディも見逃せないところで、個人的には今述べた3曲は、ビーチボーイズの全キャリアの中でもずば抜けた仕上がりだと思う。また、低音のマイクと高音ファルセットのブライアンという、全く個性の異なる2人の声の絡みが 印象的な曲が多いのもこのアルバムの特徴といえる。

  一方、13〜24.がSUMMER DAYS収録曲。ツアーでブライアンの代役を務めていたブルース・ジョンストンが正式加入してのはじめてのアルバムだが、彼が参加しているのは数曲、しかもバック・ボーカルのみ。TODAYと比較すると若干クオリティが落ちるかなという印象だが、雰囲気的には似通ったものがあり、初期のイメージを踏襲しつつも、さらに完成度の高いサウンドを打ち出している。 何といっても注目は、初期の彼らの集大成ともいえる1曲、19.California Girls。イントロのプログレッシブな展開と巧みなコーラス・ワークが圧巻で、ミック・ジャガーも大絶賛したとか。実は大のビートルズ・ファンであるカールが歌うビートルズのTicket To Rideそっくりの17.Girl Don't Tell Me、TODAYにも収録されていたけど、こっちはシングル・バージョン、より力強い仕上がりの 18.Help Me, Ronda、初期の彼らには珍しい、ソウルフルな印象の20.Let Run Him Wildといったところも注目。他にもカールのギターにブライアンによるストリングスの絡むインスト22.Summer Means New Love、ブライアンがコミカルなボーカルを聞かせるボードヴィル調の23.I'm Bugged At My Ol' Man、 アカペラ・コーラスの24.And Your Dreams Come Trueなど、様々なスタイルの作品が混在しているのもこのアルバムの魅力である。

  というわけで、2枚とも初期の彼らの集大成。確かに「能天気」かもしれないけど、隅々にPET SOUNDSに繋がっていく「影」を感じることができる。一般的には「過渡期」といわれるけど、私はその辺のバランス感覚がとても好き。 PET SOUNDSは確かに凄いけど、そのバランス感覚が失われてしまっている、私にはそう思える。別に頑なに「初期のイメージを守る」必要もないと思うが、「グループ」の枠をはみ出し、「ブライアンのソロ作品」に仕上がっているものを「ビーチ・ボーイズのアルバム」として評価するのはどうかと。極論だけど、「ジョンの魂」をビートルズ名義で発表するようなもの。なので、やはりこの2枚のアルバムが、私にとっての「ビーチ・ボーイズ」の最高傑作なのである。

   アルバム好感度     90


THE ORIGINAL SINGLES 1965-1967 Vol.1 / THE BYRDS
収録曲
1.Mr. Tambourine Man、2.I Knew I'd Want You、3.All I Really Want To Do、 4.Feel A Whole Lot Better(すっきりしたぜ)、5.Turn! Turn! Turn!、 6.She Don't Care About Time、7.Set You Free This Time、8.It Won't Be Long、9.Eight Miles High(霧の8マイル)、10.Why(何故)、 11.5D [Fifth Dimention] (霧の5次元)、12.Captain Soul、13.Mr. Spaceman、14.What's Happening ?!?!、15.So Tou Want To Be A Rock'n Roll Star(ロックン・ロール・スター)、16.Everybody's Been Burned(燃えつくせ)       

      

 

 
発売1980年
メンバージム(ロジャー)・マッギン(vo,g)
ジーン・クラーク(per,vo:1〜14.)
デヴィッド・クロスビー(g,vo)
クリス・ヒルマン(b,vo)
マイク・クラーク(d)
手持ちのCD28DP-1079(ソニー)
購入1991年頃

  フォーク、ブルーグラスの世界で活動していたメンバーが集まってバンドを結成、当初はフォークを演奏していたが、ビートルズの登場に触発されてロックに転向、ジム・マッギン(後にロジャーと改名)もジョージを真似て12弦エレキ・ギターを購入。そしてボブ・ディランのナンバーを ビートルズ風コーラス・ワークと12弦エレキを前面に押し出したサウンドでカバーした1.Mr. Tambourine Manでデビュー、フォーク・ロックの火付け役となった。・・・・あまりにも有名なエピソード。つまり今回のテーマにいちばんピッタリなのは、このバーズだといっても過言ではない。 このアルバムはそのバーズの初期、デビューから1967年発表の4枚目のアルバムYOUNGER THAN YESTERDAY(昨日よりも若く)期までのシングルA、B面曲を順に並べた編集盤。奇数番のトラックがA面、そのB面が続く偶数番のトラックという構成になっている。

  まず1〜4.がファースト・アルバムMR.TAMBOURINE MAN期、5〜8.がセカンド・アルバムTURN! TURN! TURN!期の曲。つまり、「ディランの曲をビートルズ風にカバー=フォーク・ロック」なバーズの姿はこの時期にある。 有名な1.Mr. Tambourine Manと、セカンド・シングル3.All I Really Want To Doはともにディランのカバー、それとサード・シングルで大ヒット曲の5.Turn! Turn! Turn!の3曲は、 まさに「王道フォーク・ロック=王道バーズ・サウンド」。マッギンによるディラン風のボーカル、ビートルズ風のコーラスなど、確かに世間でいわれる通り「ディラン+ビートルズ」に仕上がっているが、霧のかかったような篭った音、エコーのかかったサウンドなど、フィル・スペクターなどの アメリカン・ポップスの影響も垣間見える。「ビートルズ+ディラン」のイメージの一方で、ビートルズとも、ディランとも全く違った印象を聞き手に与える理由は、実はそんなところにあると思う。また、マッギンにギターを取り上げられたジーン・クラークの叩くタンバリンもサウンドの中核になっていることもポイントといえよう。 ただこの時期、ソング・ライターとして最も才能を発揮していたのが、実はそのジーン・クラークで、ブリティッシュ・ビート風のポップなR&R4.Feel A Whole Lot Better(個人的には一番好きな曲)、ビートルズのTicket To Rideそっくりのリフ、リズム・パターンの6.She Don't Care About Time などの佳曲を提供。しかし、ことごとくB面に回されており、彼が脱退したくなる気持ちも分かる。むしろ「ビートルズっぽい」のは、実は1.Mr. Tambourine Manなどよりも、ジーン・クラーク作のオリジナルの方かなと私は思う。

  だが、「バーズ=フォーク・ロック」というイメージ通りの作品を発表していたのは、実は1965年のみ。9〜14.は翌1966年発売のサード・アルバムFIFTH DIMENSION(霧の5次元)期のナンバー。レコーディング中にジーン・クラークが脱退するアクシデントはあったものの、マッギンが12弦ギターをトランシーバーに繋いで弾いたという、インド風の9.Eight Miles High、 ドラッグを連想させるような11.5D、スティール・ギターやフィドルこそ入ってないものの、カントリー・ロックの元祖ともいえそうな13.Mr. Spacemanなど、浮遊感のある個性的なサウンドを確立、「スペース・ロック」と形容され、サイケの元祖となった。15,16.は1967年発表のYOUNGER THAN YESTERDAY(昨日よりも若く)期の作品で、 ホーンやパーカッション類をダビング、歓声などのSEも多用した15.So You Want To Be A Rock'n Roll Starなど、より手の込んだ作品を発表するに至っている。つまり、1965年に確立した「フォーク・ロック」のイメージを自ら打ち壊して前進した姿がここにある。

  世間では「バーズといえばフォーク・ロック」となるけど、そのイメージを守っていたのは ごく短期間であり、彼らは「フォーク・ロック」などという枠にはめて短絡的に語られるべき存在ではない。この後も彼らはグラム・パーソンズの影響もあってカントリー・ロックにのめり込んでいくわけで。ちなみに、66,67年には脱退したジーン・クラークに代わって、クロスビーが頭角を現わしてきている。しかしこの後、そのクロスビーも脱退、 次に頭角を現わすクリス・ヒルマンも、後に加入するグラム・パーソンズも、みんな出ていってしまう。つまり、このバンドはマッギンというまとめ役が、他のメンバーの力を利用してバンドをまとめ、ひとつの頂点を極める→その後みんな巣立っていく。そんなバンドなのかもしれない。実際、巣立ったメンバーほぼ全員が後に何らかの形でブレイクを果たしていることを思うと、余計にその気持ちを強くさせる。 「フォーク・ロック」というのも、そのいくつかあった頂点の一つに過ぎないのではないだろうか。

   アルバム好感度     80


THE MONKEES
収録曲
1.The Monkees(モンキーズのテーマ)、2.Last Train To Clarksville(恋の終列車)、3.She(彼女)、 4.Daydream Believer、5.Listen To The Band、 6.A Little Bit Me, A Little Bit You、7.I'm A Believer、8.I Wanna Be Free(自由になりたい)、9.Pleasant Valley Sunday、10.I'm Not Your Stepping Stone、 11.Shades Of Gray(灰色の影)、12.Valleri(すてきなヴァレリ)       

      

 

 
発売???
メンバーデイヴィー・ジョーンズ(vo,g)
マイク・ネスミス(g,vo)
ミッキー・ドレンツ(d,vo)
ピーター・トーク(b,vo)
手持ちのCDSH-1718(いわゆる「駅売り」のCD、邪道だな:笑)
購入1996年頃

  ビートルズ人気に目をつけたアメリカのレコード会社、テレビ局などのショー・ビジネス界が結託して生み出したのがモンキーズ。つまり、「ギョーカイ」が考えたコンセプトにのっとってオーディションでメンバーが選ばれ、一流のソング・ライターが用意した曲を、一流のスタジオ・ミュージシャンを使ってレコーディング、 テレビのバラエティ番組で主演を務める。・・・彼らは「アーティスト」ではないし、 厳密には「バンド」でもない。敢えて悪い言い方をすれば「ギョーカイ」の「企て」によって生み出され、「ギョーカイ」の用意したレールの上で活動した「作られたスター」。もちろん、メンバーはそれぞれに音楽的才能のある人たちだけど、モンキーズのメンバーとして、その才能を発揮することができたのは後期になってからだったし。そんな彼らに「ビートルズのライバル」というレッテルを貼ったり、ビートルズと比較したりという風潮を見るにつけ、 私は彼らを忌み嫌っていた。ビートルズにはまったばかりの頃の私は、亡き父(ロックのことなど知らないごく一般的な認識の人)に「ビートルズの次に出て来た同じようなバンドがモンキーズ」と言われ、猛然と「比べるな!」と言い放ったこともあった。リアル・タイムじゃない、1980年代末の話です(笑)。そんなこんなで彼らを「聴かず嫌い」してきた私だったが、ラジオやオールディーズのオムニバスで曲を聴いているうちに、「曲は純粋によい」ということに気がつき、 興味を持つようになった。彼らは「アーティスト」ではないが、ラトルズのような「プロジェクト・チーム」。メンバーの4人だけじゃなく、ソング・ライター、スタジオ・ミュージシャン、テレビ局やレコード会社の担当者のような仕掛人とともに作りあげた 良質なプロジェクト・チーム。つまり、ラトルズのようなもの。そうだとすれば、「アーティスト」ではなくっても、楽曲自体がよくって、聴いていて楽しめればそれでいいじゃないか。そう思うと素直に受け入れられたのである。

  で、「いつかはCDを手に入れたい」と思っていた私が買ったのは、なんと、この「駅売り」のCD。駅のコンコースなどで1000円で投げ売りされている怪しげなCDである。本当はこんなの買っちゃあいけない、ここで紹介してもいけない、音楽ファンにあるまじき行為なのかもしれないけど(笑)、思わず買ってしまった次第。 ちょっと自分でも情けないので、いつか公式のベストを買い直さねばと思っている。収録曲はわずか12曲、フェイド・アウトの早いテイクも多いし、音もよくないから、やっぱり買い直さねば(笑)。

  大半の曲はグレン・キャンベル、レオン・ラッセル、ハル・ブレインなど辣腕の「影武者」が演奏を担当、リード・ボーカル以外のコーラス、ハーモニーすら外部のミュージシャンが担当しているものも多い。しかし、一流ソングライター総動員ということもあってか、曲のよさは文句のつけようがない。 ゴフィン=キング、ニール・ダイヤモンドも名を連ねるが、ヒット曲を多く手がけているのはトミー・ボイス&ボビー・ハート。彼ら自身もデュオとして活動していたそうだけど、ここでは演奏、バック・ボーカルすらも担当、まさに才能をこのプロジェクトに捧げた2人ともいえそう。 個人的に気に入っている曲は、ポップなメロディにディストーション・ギターが炸裂する1.The Monkees、ガレージ・バンドのようなギター、サイケなオルガン&コーラスが絡む3.She、ボーカルを除けばほとんどスモール・フェイセズのような10.I'm Not Your Stepping Stone。 意外とモッズっぽいオルガンが前面に出ていたり、初期キンクスのようなディストーション・ギターの炸裂する作品も目立つので、世間でいわれるように「ビートルズ的」一辺倒じゃなく、いろんなタイプのブリティッシュ・ビートを思わせる。また、時代はサイケ全盛。その辺の流行に目を配ることも忘れていないのもポイント。しかも、作者は アメリカのトップ・ライターだから、アメリカン・ポップス的なエッセンスも上手くブレンドされていて、そこが個性になっている。世間一般で代表曲とされる2.Last Train To Clarksville、4.Daydream Believerも同様。後者はラヴィン・スプーンフル&60年代中期のキンクス風かな。 後期のエスニックな12.Valleriも印象に残る。

  とにかく、「作られたスター」ということで毛嫌いしいる硬派系ロック・ファンも多いようだけど、先入観を取り払ってぜひ聴いて欲しい。純粋にいい曲が多いし、ブリティッシュ・ビート好きならはまること間違いなしだから。 私もちゃんとしたアルバムを買い直さないといけないな(笑)。買い直したらレビューも書き直します。余談ですが、レコード会社(PC社)とテレビ局(Fテレビ)が結託して「作り上げた」往年の日本のアイドル、おニャン子クラブは、モンキーズ売り出しの手法をパクッたものだと私は信じているけど、みなさんはどう思いますか?

   アルバム好感度     60

                                                                   *:2001年7月16日UP


      
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