テレビ、芸能

      
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■2005/12/13 1試合完全燃焼(ドラマ:アストロ球団)

 いろんなところに書いてきた通り、私は読書音痴だ。本はほとんど読まない。という場合、普通は「活字音痴」という意味で、「マンガは別」という人が圧倒的だと思う。しかし私の場合、マンガに関しては活字メインの本以上に縁がない。「ジャンプ」とか、「マガジン」とか、ああいうコミック誌ってのは生まれてこの方、一度も買ったことがない。コミックの単行本も、小学校3,4年の頃に「ドラえもん」を2冊ほど買った、それっきりである。なのに中学生に上がる頃までは、アニメはいっぱい見ていた。つまり「絵が動かないと駄目」ってことである。つまり、「マンガ」に思い入れは全くないし関心もないということである。

 そんな中、20世紀の終わり頃だったと思うけど、「アストロ球団というマンガが復刊する」という話題が、行きつけのサイトのいくつかで話題になっていた。内容があまりにも突飛で、ヤバイ関係上、実写化はおろか、アニメ化すらされなかったという、マンガに詳しい人以外には知られる機会すらなかったカルトな作品。あんまり騒ぎになってるし、あまりにもみんなが「ヤバイ、ヤバイ」っていうから、「怖いもの見たさ」な気持ちから、アストロ球団に関する個人サイトなどを検索して調べた。ストーリーを読む。確かに、あまりにも目茶苦茶だ。あり得ない魔球や打法の連発、試合中に血しぶきが飛び、死者も続出する。「魔球」といえば「巨人の星」「侍ジャイアンツ」を連想するけど、これらが現実的なマンガに思えるほど、あり得ない技の連発。しかもそれらの魔球や変則打法は、「相手を討ち取る」ための技ではなく、「相手を負傷させる」「相手を死に至らしめる」ための技ばかり。最早これは野球マンガでも、スポーツ・マンガでもない。確かにヤバイ。とはいえ、多くのアストロ球団に関する個人のサイトは、その「あり得ない」技や設定を笑い飛ばしているサイトが大半。だから、「ヤバイ」というより、「あり得なくって笑えるマンガ」というイメージが植え付けられてしまった。

 そんな2005年春、「アストロ球団ドラマ化決定」のニュースが。とはいえ、CS局制作らしい。うーん、見ることができないのか。と思っていたら、テレビ朝日系の局で地上波放送が決定、福岡の九州朝日放送では10月半ばから毎週日曜日深夜枠で放送・・・。ということで、「ぜひそのあり得ない、ヤバイという噂のマンガのドラマ化、見てみたい」と思っていた。ところが、10月半ばから入院してしまった私、第1回放送からずっと、見ることができない。諦めかけていた。何とか退院後、12月に入って以降は見ることができた。だけど、ラストの2回のみ、全部見ることができなかったのは残念に思う。

 で、ラスト2回しか見られなかったが、素直な感想。確かに設定といい、技といい、「あり得ない」の連発。試合中に死者が続出する。でも、「あまりのあり得なさに笑える」かということ、全然そんなことはない。はっきり言って、これを見て笑える人の神経が分からん、というのが正直な感想だ。確かに設定自体は「あり得ない」かもしれない。でもその「あり得ない」世界の中で、「あり得ない」野球をやっている男たちの気持ちは、熱く、真剣。そう、この物語は、そんな、熱く、真剣に生きている男たちのドラマ。そんな男たちの想いが痛いほどリアルに伝わる、だから見ていて感動こそすれ、「笑える」なんてことは有り得ない。彼らの信条は「一試合完全燃焼」。完全燃焼していきる男たちの姿を、一体誰が笑えるというのか? と問いたい。結局、最後の2話しか見られなかったことが悔やまれるし、最終回の放送が終わったにもかかわらず、突然私の中でマイブームが来てしまった。

 原作を知ってる人が見たら、「これはないだろう」な出来なのか、及第点な出来なのか、そんなことはどうでもいい。私はマンガじゃなく、ドラマにはまったんだ。ちなみに、ストーリーは若干短縮されていて(ブラック球団戦はなし)、最終回の結末も変えられているが(巨人との非公式試合中に落雷とともに突然ナインの姿が消えてしまう、以降消息不明)、結末はこっちの方がいいように思われる。そして川上監督のセリフも「君たちは30年(原作は20年)早すぎた」に変えられているあたりも絶妙。要するに2005年の現代に必要な球団、ということ。「1試合完全燃焼」の精神は、この腐りきった2005年、現在のプロ野球の世界にこそ必要なんだっていう、制作者のメッセージとも取れる終わり方だった。いや、野球だけじゃない、今の世の中「必死」は否定されがち。でも、そんな世の中だからこそ、「1試合完全燃焼」の精神は必要なんだって、そんな風に思った。これを見て笑える人は、「必死」になれない悲しい人なんじゃないか。しかしマンガの中では歌詞だけが繰り返し登場していたという「アストロ応援歌」に曲がつけられて、番組中で何度も流れていたんだけど、その曲が耳からはなれなくなってしまった。

■2006/01/08 年末年始に見たテレビ(戦国自衛隊、死亡遊戯、古畑任三郎完結編)

>戦国自衛隊

 深夜に放送されていた映画。そういえば最近、江口洋介主演でリメイクされたらしいけど、今回放送されたのは角川春樹制作、千葉真一主演の、1979年公開のオリジナルの方。実はこの映画、小学生の頃、父に無理矢理付き合わされて劇場で見た。当時見た時の印象は以前、ここに書いた(こちら参照)んだけど、いざ30代の大人になって見直してみると、若干印象が変わったところも。リーダーである千葉と、渡瀬恒彦演じる反リーダー的な隊員との対立、殺し合いは当時の私には「無益な仲間割れ」にしか思えなかったんだけど、実はあれをターニング・ポイントに、「戦いに生きる」ことを千葉は決意するわけで、結構重要なシーンだと思えた。ただし、やっぱり「タイム・スリップしたことによる隊員たちの苦悩」の描き方が浅くて、単なる「戦争もの娯楽映画」風な仕上がりに終わっているのが残念。でも、あの頃よりも面白く見ることができた。

>死亡遊戯

 これも深夜に放送されていた映画。中学生の頃、私のいたクラスでは「ジャッキー・チェン・ブーム」があったので、私自身はジャッキー・チェン世代。既に亡くなっていたブルース・リーは「伝説の人物」だった。というわけで、初体験のブルース・リー映画。期待して見ていたんだけど・・・。実は詳しい人ならご存知の通り、この映画の撮影中に彼は急死しているわけで、ホンモノのブルース・リーが登場するのは、最後の15分ほどだけ。その「残された未完成フィルムをもとに、無理矢理制作された映画」というのがこの映画の真相。その「最後の15分」に至るまでのストーリーも強引だし、それ以外の部分では「そっくりさん」が彼の役を演じている(しかも似てないし、終始グラサン:笑)わけで、不自然さは拭えない。正直、肩透かしだった。

>古畑任三郎完結編

 「異色の刑事もの」ってんで私、このドラマ、大好きでした、と、敢えて過去形。というのも、私が好きだったのは、1994年に放送された、最初のシリーズのみ。その後、スペシャルが作られたり、1995年、1999年にもレギュラー番組として放送されてきたけれど、人気が出たのはむしろこれら後年の方。だけど、変に人気番組になったせいか、後になればなるほど、初期の重厚さが消え、必要以上にコミカルな面が強調されたり、あまりにも凝り過ぎたトリックが多用されて非現実的になったり、犯人役のゲストの豪華さや意外性ばかりを強調したりと、内容が薄っぺらくなってしまった。なので今回の3夜連続の完結編スペシャルも、「お付き合い」程度で見ていた。でも、予想以上によかった。

 といっても、全話を絶賛する気はない。1話目、「本来犯人と思われた人(藤原竜也)が、実は犯人ではなかった」という大どんでん返し。ネット上を見ると、この話を絶賛している人が多いけど、私は断じてそうは思わない。というのも、この番組のセオリー、大原則をぶっ壊してしまっている。つまりこの話は「今までの古畑任三郎の否定」という風に映って、どうも感心しない。2話目、これは論外。「意外なゲスト(イチロー)で奇をてらう」という、私が一番嫌いなタイプの古畑。うーん、ここまでは今一つ。でも3話目があったことで、救われた気分になった。ゲストは松嶋菜々子、「最終回にしてはゲストが弱い」なんて、派手な話の方が好きな人は思うかもしれないけど、「狙い過ぎ」でないゲストがまずOK。ストーリーも地味でシンプル、「双子の姉と妹が入れ替わってた」って落ちも、すぐに読める落ちといえなくもないけど、これくらいシンプルな方がいい。そして何より、どこか悲しい運命を背負った容疑者。そのあたりをしっかり描き込んでる。地味だ、だけど「ああ、初期の古畑が帰ってきた」と思える、好感度の高いストーリーだった。最近のドラマはバラエティもどきばっかり。ドラマはバラエティじゃないんだよ、こういうのをドラマっていうんだ。さりげなく、第1回放送分の犯人の少女漫画家(中森明菜)のエピソードが語られたのもよかった。俺が求めてたのはこういう話なんだよ、って心から思った。ずっとこんな話ばかりなら、まだまだ続編を作って欲しいという気分にもなるというものだ。

■2006/03/23 最近見たテレビ(いかりや長介3回忌特番、寺内貫太郎一家)

といってもご存知の通り、最近のテレビなんて全然面白くないし、ほとんど見てないんですが、そんな中で印象に残った番組を。

いかりや長介3回忌特番

20日(月曜日)にテレ朝で2時間に渡って放送されてた。亡くなった時にはテレ朝、TBS、フジテレビ、それぞれが手持ちのVTRを流して追悼番組をやってたものだけど、なんと、今回はテレ朝制作であるにもかかわらず、「大爆笑」などフジテレビ手持ちのVTRまで流れたあたりが興味深かった。さすがにTBSは「全員集合」のVTRは貸さなかったか、まあ、DVD化もされてるから仕方ないか。

 ただしフジテレビ提供のVTRも、テレ朝の流したVTRも、大半がその、亡くなった時の追悼番組で流れたVTRと同じ。その分、新鮮味に欠けたのが残念。といっても「大爆笑」でやってた頃の「元祖・バカ殿様」を見ることができたのが嬉しかった。あのネタ、個人的には結構好きで、当時よく真似してたもの。「まあ、そりゃそうだ」とかって(笑)。田代あたりと組んでやってた「バカ殿様」って、全然好きじゃないんだけど、この、いかりやが家老をやってた頃が好きだったから。しかもゲストがデビュー当初の松田聖子と、引退して久しい桜田淳子ってのも貴重だし。

 ということで、今回の番組、全体に特に珍しいYTRが流れたってわけじゃなかったけど、この「元祖・バカ殿様」が見れただけで満足。「水曜スペシャル」でよくやってた、海外放浪ものの番組からのVTRも結構珍しかったかも。とはいえ、相変わらず最後は晩年の、渋い俳優として鳴らした頃のVTRで締め。亡くなった時にも書いたけど、個人的には彼は「怖くてうるさいオヤジ」のイメージが強いので、変に渋く締められると違和感が。彼が俳優やってた作品って、ほとんど見てないし。

寺内貫太郎一家

 入院中読んでいた雑誌で、このドラマがDVD化されるって記事を読んでいたし、その後、テレビの情報番組でも結構宣伝してたけど、その矢先、プロデューサーだった久世光彦氏が急死。ということで、13日(月曜日)にTBSで久世氏の追悼特番として、このドラマの第1回と最終回を放映してた。実は以前、「私はこんな番組は見なかった」ってのを書いたことがあるけど、そこで述べた通り、私はこのドラマ、全く見たことがない。リアル・タイムはともかく、再放送ですら。高3の時、文化祭でクラスの出し物として、同ドラマのパロディ劇をやったんだけど、みんな「懐かしい」なんて言ってて、でも自分だけが知らない、にもかかわらず、婆さんの役をやるという、無謀なこともあったので、「いつか見てみたい」と思ってたのは事実。ああ、あと関東に住んでた1999年頃、関東ローカルの「東京電話」のCMで、当時の出演者が当時の役のまま出演してたのも印象に残ってたし。というわけで、今回の特番ではじめて見ることができた。

 ということになると、感想とか書かないといけないところだけど、正直「予想通りの内容だった」。というのもこのドラマ、あまりにも有名だから、どんなドラマなのか、誰がどんな役なのか、どんなストーリー展開なのか、どんな名物シーンがあるのかとか、ほとんど知ってたから。「おお、これが噂のあのシーンか」って見方しかできなかった。小林亜星の大暴れシーンとか、ぶっ飛ばされる西城秀樹とか、樹木希林の「ジュリー〜」とか、西城秀樹&浅田美代子の物干し台のシーンとか、全部そんな感じ。とはいっても、こんな「家族もの」のドラマ自体が、今となっては珍しいし、「泣かせたり、笑わせたり」のドラマも珍しい。あの時代にはよくあったけど。だからはじめて見るのに、何となく懐かしい感じがした。それに今は亡き明治生まれの名喜劇俳優・伴淳三郎の存在感、久々に見ただけに、ちょっと懐かしかった。そういえば由利徹ももう故人か・・・。ああ、それと梶芽衣子、「女さそり」のイメージが強いし、今でも「怖いオバサン」役が多いだけに、ちょっと異質な役をやってて驚いたし、それに若くてキレイで、すごくいい感じだった。

 ということで、「イメージ通りだった」といいつつ、それなりに楽しめる要素が多かった。最後に、小林亜星、「セリフがほとんどない」と騙されて出演を引き受けたというだけあって、本当に演技が下手(笑)。怒って暴れてるシーンすら、セリフが棒読みだし。とはいえ、変に上手い人を使わなかったおかげで、より、貫太郎の武骨で不器用なキャラを強く印象づけることに成功してるんだから分からないもの。これが久世氏の計算だったとしたら、なかなか鋭いと思う。

 

 というわけで、「最近見た番組」といいながら、「振り返りもの」の番組ばかり。最早私は、こんな形でしかテレビに夢中になれないんだろうか。

■2006/12/09 あっしには関わりのないことで・・・(木枯し紋次郎)

 12月に入って、「昼から出勤」というパターンが多くなり、一時期の忙しさを脱した私。というわけで、朝は少しゆっくりする時間が増えてきました。で、朝起きてテレビをつけると、なぜか「木枯らし紋次郎」の再放送をやっていました。昭和40年代末、当時としては型破りで異色の時代劇として人気を博したとか、これに対抗して「必殺」シリーズが作られたとか、噂には聞いていたけど、一度もまともに見たことのない番組。「どれ、ちょっと見てみよう」ということで思わず見入ってしまいました。

 まあ、どんな番組だったのか、という知識はあった。中村敦夫演じる素性もよく分からない渡世人、紋次郎が、毎回旅先で事件に巻き込まれ、最初は「関わりのないこと」と、無関心を装いつつも、思わず首を突っ込み、事件を解決してしまう。ただし、よくある勧善懲悪ものと違い、紋次郎は地位も名誉もなく、なおかつアウトローな存在。必ずしも「悪」とは言い切れない人だって斬り捨てるし、いつもハッピーエンドではなく、どことなく哀しい結末を迎える話も多い。しかも紋次郎もみすぼらしい服装、だらしない、情けない姿を見せることだってあるし、太刀回りも全然華麗ではなく、泥だらけ、汗まみれになって、必死の形相で刀を振り回すような不格好なもの。確かに「勧善懲悪」が当たり前で、なおかつ「華麗な太刀回り」「ヒーロー然とした主人公が活躍する」という、時代劇の常識を破った作品だな、という気がする。私は「必殺」ファンだけど、「必殺」とはまた一味違う「異色の時代劇」だと思う。

 あと、「渡世人=流れ者」が主人公、旅も「あてのないもの」「目的もないもの」といったあたり、西部劇の流れ者や、もっといえば1970年代初頭のヒッピー的な存在とも捉えることも出来、「なぜあの時代にこのような作品が作られ、この作品が従来の時代劇を見ない若い層にまで受けたのか?」も分かるというもの。確かに「時代劇」なんだけど、実は1970年代初頭の、「あの時代」を反映した作品だなあ、という印象を受けた。それに「関わりがない」と無関心を装いつつも、思わず見知らぬ人に同情し、感情移入し、遂には助けてしまう、という紋次郎には、個人的には共感してしまうし、常にクールな彼のキャラもカッコよく映る。

 というわけで、本当に「何を今更」だけど、思わずはまってしまい、出勤前に毎日見てしまうようになった。どうしても80年代後半以降のドラマに馴染めない私、むしろこの頃の「必ずしもハッピーエンドではない」「救いようのない哀しい終わり方」をするドラマの方が性に合っている。こういうのは今は「ダサい」「暗い」のかもしれないけど、逆にこういう話の方が現実的で、だからこそ感情移入できるし、思わず共感もしてしまう。今ではこの手の古いドラマは、スカパーなどのCSで放映される機会が多くなり、地上波で再放送される機会はほとんどないけど、もっといっぱい見てみたい。

■2007/4/15 動画三昧の日々(2)

 (「1」はこちら、こちらの続きになります)

  うーん、結局本当に長く間が空いてしまいました(笑)。4月に入って、少し落ち着いてきたので、一時期ほど忙しいって感じでもなくなりつつある反面、やはり「音楽より動画」な生活が続いているので、なかなかこの「落書き帳」すら、「よし、書こうかな」って気分になりにくくって。音楽はそうですねえ、やっぱりまだ依然としてほとんど聴いてません。

 とはいえ、新しいパソコンの購入により、やっとDVDの視聴が可能になったこともあり、音楽関連のDVDソフトを購入して、あれこれ見ていたりします。そのことによって、ようやく音楽への関心も取り戻しつつある今日この頃です。まだ「音楽を聴く」方には関心がいかないけど、徐々に「音楽モード復活」といったところです。

 というわけで、「動画三昧」といっても、なにも動画サイトばかりではなく、DVDもいっぱい見ています。ということで、今回は「DVD編」。新パソコン購入以降に購入して鑑賞したDVDについて語ってみたいと思います。といっても、ここでは敢えて音楽関連以外を。

■俺たちひょうきん族

 実は発売になった年に「今はDVDは見れないけど、すぐに廃盤になりそうだからとりあえず購入しておこう」ということで、購入して放置していたもの。1983〜1984年編ということで、この番組にいちばんはまっていた時代のもの。だから「絶対に楽しい、懐かしい、面白いはず」だと思って期待してたんだけど・・・。確かに番組の勢いはすごく感じるし、覚えているネタも多くって、懐かしかったのは事実。ただ、全体に「時事ネタ」「はやりもののパロディ・ネタ」「楽屋ネタ」が多いので、「リアル・タイムでは面白かった、笑えた、でも今見ると懐かしさだけ」という印象。もちろん好きだし、面白いけど、あの頃のように「心の底から」笑えないことに気がついた。あと、3枚組みでボリュームもすごいんだけど、一方で実際の番組と構成、進行が違うので、どこか違和感も。結局、「お笑い番組、バラエティ番組は、リアル・タイムで見てこそ面白いんだ」という結論に至った。今後、バラエティもののDVDの購入は控えようかなと。

■Gメン75

 実はリアル・タイムでは小学生だったので、「内容をちゃんと理解して見ていた」とは言い切れない番組。だからこそ、「大人になった今、改めて見てみたい」と思っていた番組のDVD4話入り。当時は小学生だったから、「オープニングがカッコいい」とか、「香港空手シリーズをはじめとした、国際犯罪絡みのアクションものの話のカッコよさ」ばかりが印象に残ってたんだけど、実は重厚で、悲しく、救いようのない結末を迎える話ばかりで、まさに「ハードボイルド」。最後に必ず、Gメンたちが絡んだ人々が死んでしまう。「社会派」で「考えさせられるストーリー」が多い、ってのは「特捜最前線」も同じだけど、あちらの方は「かすかな希望」を持たせる終わり方をする話が多いけど、こっちはむしろ「見ている人を突き放す」ような終わり方ってのが最大の違い。「どっちがよい、悪い」じゃなく、それが番組の特色ということで。1本だけじゃなく、2本、3本と見てみたくなった。

■暗闇仕留人

 「必殺」シリーズ4作目の作品で、藤田まこと演じる中村主水が登場する2作目。「必殺シリーズから何か1本」と思って物色してたんだけど、石坂浩二の「インテリ殺し屋」の登場、レントゲン写真を使った「心臓つぶし」の技、主題歌の大ヒットで有名な作品らしいけど、私は再放送ですら、一度も見たことのない作品だったので、これを選んだ。「幕末が舞台でなので、混沌とした時代背景を生かした、悲惨な話が多い」と聞いてたんだけど、私の買った巻には、「幕末」という時代を意識した作品は4話中1話だけだし、他の同シリーズと比べると、少し明るめの作品が多かったので、聞いていたのとは印象が大分違った。とはいえ、決して嫌いではなく、十分楽しめた。今後も同シリーズのDVDは、「仕留人」以外にも、いろいろ揃えていきたい。

■傷だらけの天使

 高校生の頃再放送で見てはまったドラマ。昨年末、岸田今日子が急死した時、彼女が演じた綾部社長の不気味さを思い出して懐かしく思ったりしたこともあったので、思わず第1巻を購入。オープニングの映像と音楽は大好きだし。ただ、今見ると、萩原健一演じる修、本当に「傷だらけ」。極貧で、かなり悲惨な生活してるし、身なりもズタボロ、手を染める仕事の内容もダーティだし、それをこなす姿もどこか悲惨で、情けない。スマート、オシャレ、ダンディ、そんな言葉とは程遠いほど無様だったりする。でも、無様で情けないのにカッコいい、こんな主人公の活躍するドラマって、今の時代には皆無だし、きっと、今の若い人が見ても、決して「カッコいい」とは思わないんだろうなあ。そう思うと、「時代は変わったなあ」と思ってしまった。少なくとも、私がこれを再放送で見た1985年の時点では、当時17歳の私には「カッコいい」と映ったんだけどなあ。確かに昭和は遠い昔だもんなあ・・・。

■スクールウォーズ

 何度かこの「落書き帳」にも書いたけど、高校生の頃はまったドラマ。4話入りのDVDで、有名な「109-0の敗戦」のストーリーが入っているもの。とはいえ、これはリアル・タイムで見て、思いっきりはまったドラマだったので、話の展開など、かなり詳しく覚えていた。だから、特別新しい発見などはなく、ただ「懐かしいなあ」という感慨にふけっただけだった。とはいえ、当時高校生だった私は、どうしてもラグビー部の生徒に感情移入して見てたものだけど、30代後半を迎えた今の私から見ると、岡田奈々演じる「性格もいい上に美人な先生のカミさん」に異様に萌えてしまった(笑)

■2007/5/3 ますますもって動画三昧(ケーブルテレビ加入)

 先日書いた通り、パソコンを買い直して以降の「動画三昧」で「音楽不毛」の生活も、4月半ばにまとめ買いした音楽関連のDVDを見たことで、「少しずつ音楽モード復活」の兆しがあったんだけど・・・。このところ、またも「音楽モード」が後退気味です。

 というのも、4月末に、私の住んでいるマンションにケーブルテレビが導入され、以降、スカパーなどでお馴染みのCS系のチャンネル40チャンネル以上が、自宅のテレビで視聴可能になりました。というわけで、一日中スポーツ中継をやっているチャンネル、一日中懐かしいテレビ番組が流れているチャンネルなどにすっかり夢中になっている状態。以降、「音楽を聴く」云々どころか、ネット、パソコンをやっている時間すら減少傾向。というわけで、私の生活の優先順位は

 (1)ケーブルテレビ視聴

 (2)ネット上の動画

(3)DVDの視聴

といった感じ。で、4月末以降、大型連休期間。私にとっても、「めったにない連休」なわけで、4番目に来るのは決して「音楽鑑賞」ではなく、「めったに行けないところを放浪する」ことの方。ご存知の通り、私は昔から「放浪癖」があるもので。やっと5番目に「音楽鑑賞」ということになるんだけど、さすがに私の体はひとつしかないので、なかなか「5番目」までには辿り着けない。よって、またしても「音楽不毛」な生活に逆戻り。いや、むしろ今はケーブルテレビに夢中なので、今まで以上に音楽とは縁遠い状態にあるといえるかもしれない。

 とはいえ、5月半ばには、さらに多くのチャンネルが見れる、新しいデジタル・チューナーが届く予定。そうなると、60,70年代のロック系の映像を多く流しているという「ミュージック・エア」というチャンネルも視聴可能になる。おそらく、このチャンネルが見れるようになれば、今度はこのチャンネルにはまってしまう可能性も大。ということで、そこで音楽モードが復活する可能性もあるので、決して「音楽不毛」な状態が永遠に続くとは思えないというのもまた偽らざる事実。ついでに、相互リンク先サイトの復活、リニューアルも多い昨今、いろいろ刺激を受けていたりもするので、このまま「音楽への関心が薄れる→サイト閉鎖」なんてことになるなんて、全く考えられない。「最近更新もないし、音楽の話題もないし、このサイト、終わったな」なんて思ってる人もいるかもしれませんけど、決してそんなことはありませんので、念のため。

■2007/6/3 モジャモジャ(石立鉄男死去)

 「パパと呼ばないで」「雑居時代」「玉ねぎむいたら」「天まであがれ」等ホーム・コメディ・ドラマでの、「決してカッコよくはないし、がさつでぶっきらぼうだけど、でも優しくて温かみのある不器用な男」、「夜明けの刑事」での、「見た目と裏腹の型破りでハードボイルドな課長」、「トミーとマツ」での「口うるさいわりにはどこか抜けてる管理官→後に課長」、「鉄道公安官」での「カッコ悪いけど、優しく温かみのある主任」、一連の大映テレビ関連のドラマでの、大げさであり得ないキャラ(例:「薄汚ねーシンデレラ!」)・・・。物心ついた頃〜高校生くらいの頃まで、一度見たら忘れられない「モジャモジャ頭」(「トミーとマツ」の中で、彼が演じる課長を称して松崎しげるがよくそう呼んでいた)と、一度聴いたら忘れられない甲高くて大げさな叫び声でお馴染み、なおかつ、なぜか慣れ親しんだドラマでよく姿を見かけた石立鉄男が急逝した。正直言えば、「好きだった」というほどではないけど、今も述べた通り、なぜか一時期よく見るドラマに登場していたし、ルックスもキャラも強烈な人だっただけに、個人的には「忘れ得ぬ俳優」「印象に残る俳優」のひとりであった。

 近年は姿を見かける機会が激減していたから、私の中では「懐かしい人=過去の人」という思いも強かったというのは偽らざる事実。だけど、実は先日書いた通り、4月下旬に私の住むマンションにケーブル・テレビが入った関係上、この1ヶ月ほど、暇さえあれば「懐かしいドラマ」ばかりを見て過ごしていた。そんな中で彼の主演した名作「雑居時代」と、「モジャモジャ課長」を演じている「トミーとマツ」がちょうど今、放送されており、このところ頻繁に見てきたことから、今の私の中で彼は「タイムリーな存在」だった。ある意味、最近は私の中で「石立鉄男再評価ブーム」だったわけで、そんな矢先の訃報。それなだけに、とても寂しく、残念なニュースだった。

 冒頭に書いた通り、私は物心ついた頃〜高校生の頃まで、彼の出演したドラマを多く見てきた。「モジャモジャ頭の2枚目半」「独特の甲高い声を張り上げる大げさな演技」が特徴ではあるけど、やはりドラマによって演じた役は様々だった。個人的には「夜明けの刑事」の課長がカッコよくって好きだったけど、やはり一番彼が個性を発揮したのは、「がさつでぶっきらぼう、でも実は優しく温かい」役を演じたホーム・ラブ・コメディ系の作品だったということには疑いの余地はない。幼少の頃、「パパと呼ばないで」で彼の「優しいパパ(本当の父親ではないけど)」を見て、「こんなお父さんがいればよいのに」と思ったりもしたけど、まさに今、ケーブル局でやっている「雑居時代」がやはり最高だと思う。大原麗子演じる女性と、顔を合わせると口げんかばかり。お互いに惹かれあっているくせに、素直になれずに思わず憎まれ口。でも、いざというときにかすかな優しさを、しかも不器用に垣間見せる・・・。近年の「ベタベタ優しいだけで、カッコつけてばかりの恋愛ドラマ」ってのはどうも性に合わないし、共感もできないんだけど、私はむしろ、こういうタイプの「優しさ」にこそ共感できるし、リアリティを感じるし、思わず温かい気持ちになれる。今の時代にはこういうドラマってもう通用しないのかなあ、こんなドラマこそ俺はいっぱい見たいんだけど・・・、そんな思いが渦巻いていた。ということで、久々に「雑居時代」を見て、「いいなあ」としみじみ思っていた矢先の訃報だったので、本当に残念な気分だ。

 まあ、実際の彼はこの役のような人ではなかったと聞くけど、でも、そんなことはどうでもよい。この1ヶ月ほどケーブル・テレビで昔のドラマを多く見て、「ああ、よいドラマってのも、音楽や映画、小説のように、いつまでも残るんだ」ということを実感している。これからも彼の出演したドラマは、ケーブル局で多く目にする機会もあるだろうし、私の記憶にも永遠に残るだろう。とはいえ、80年代半ばまでの彼の活躍を思うと、90年代以降に急激に表舞台から消えてしまっったこと、その影響で今回の急逝のニュースも、扱いが小さくなってしまっている(全盛期を考えれば、新聞一面トップでもおかしくないはず)ことを思うと、一抹の寂しさを感じる。いずれにしても、またしてもお馴染みの、慣れ親しんだ人が逝ってしまったこと、それ自体があまりにも寂しい。

■2007/6/10 約10年ぶりの「テレビ三昧」

 何度かここに書いてきた通り、私は物心ついた頃〜高校生の頃までは、いわゆる「テレビっ子」でした。その辺は「私はこんな番組を見てきた」なるものを書いて、「テレビへの想い」を述べたりもしました。一方で1990年代以降はその気持ちも年々冷めてゆき、特にネットをはじめたり、長いひとり暮らし生活を終えたりしていく中で、ますます「テレビ離れ」が進んでいった過程も、「みなさん、テレビは見てますか?」「みなさん、テレビは見ていますか?(2)」みなさん、テレビは見ていますか?(3)」 などで述べてきました。さらにこの2,3年に至っては、1ヶ月に何回かしかテレビをつけない状態と化していました。

 それが4月末のケーブルテレビの導入で生活が一変。懐かしいドラマやアニメばかり流してるチャンネルに夢中で、「家にいて暇さえあればテレビをつけている状態」に。上でリンクした過去ログからも分かる通り、私は別に「テレビ嫌い」じゃないし、むしろずっと「大好き」だった。でも、90年代半ば以降の番組は全然私の趣味に合わず、「面白い」とは思えなかった。つまり「テレビ自体は好き」だけど、「見たい番組、自分の趣味に合う番組がない」から、「全く見ない」状態になったわけで。だから「見たい番組さえあれば、夢中で見る」だろうということは、何となく自分でも認識していました。でも、まさかここまで夢中になるとは!! 年明け以降、新しいパソコンを購入して、「動画サイトやネットに夢中」で、「音楽モード減退」だったわけだけど、ここにきて、そのネットやパソコンまで遠ざけてしまって、「寝ても冷めてもテレビ」な状態に。5月、6月と、それほど忙しくないから、暇な時間が多く、だから「テレビを見る」「ネットする」のに時間はかなりかけてるけど、やっぱり「音楽」までにはなかなかたどり着かない状態が続いています。でも、以前と比べると聴く時間は徐々に増えていますが。とはいえ、やはり最優先はテレビ。このところ、ずっとそんな生活が続いています。

 というわけで、よく見てるのは懐かしいドラマやアニメが大半。ただ、ケーブル・テレビが見れる環境になる前は、「昔の番組はすべて面白い、今の番組はすべて面白くない」と思ってたんだけど、意外とそうでもないなということにも気がついてきました。確かに「名作」といわれ、今でも語り継がれている作品はどれも面白い。「太陽にほえろ」「特捜最前線」「Gメン75」「雑居時代」「必殺シリーズ」「ウルトラマン」「ウルトラセブン」「初代ルパン3世(緑ジャケット)」なんかは、「今見ても面白いなあ」と思う。反面、今ではマイナーになってしまった作品(具体的なタイトルは挙げませんけど)を見ると、もちろん面白いものもある反面(「明日の刑事」がリアル・タイムで見た時以上に面白く感じられる)、「ああ、懐かしいなあ」だけで、別に面白くないものも見受けられる。あと、今タイトルを挙げた「名作」の中でも、時期や回数によっては、「今日のは面白くないなあ」という回もあったりします。特に昨日の夜見た「Gメン」の心霊の話は、とても刑事番組とは思えず・・・(笑)。どうも私は「最近のテレビへの絶望感」と「過去の作品の過大評価」に走っていたのかも。もちろん、最近は地上波での再放送がほとんどないから、「見たい、見たい、でも見ることができない」って、気持ちだけが先走って美化していたのかも。だから「気軽に昔の作品が見られるようになった」今、やっと冷静に過去の作品と向き合うことができるようになったのかな、という気もする。あと、「ザ・ガードマン」など、「番組名は知ってたけど、見たことがなかった番組」との「出会い」もあるわけで、私の「テレビに夢中」な生活は当分続きそうです。

■2007/8/5 素晴らしきピープロの世界

 以前から書いている通り、今年の4月末にケーブルテレビを見ることができる環境になって以降、懐かしい番組を放送するチャンネルに夢中な私。おかげで「以前親しんだ懐かしい番組」はもちろん、「番組名だけは知っていた、見たことのなかった番組」や「幼少の頃に見て以降、一度も見たことのなかった番組」など、本当にさまざまな番組に親しんでいる、そんな毎日を送っています。そんな中、7月は「日本映画専門チャンネル」で「スペクトルマン」が一斉放送、そして7月末からは「時代劇チャンネル」で「快傑ライオン丸」の放送が始まり、毎回とはいかないまでも、よく視聴しています。どちらもいわゆる「ピープロ」製作の特撮ヒーローもの。ピープロの作品って、どうしても円谷プロ製作の特撮ヒーローと比較されて、今では「B級」のレッテルが貼られがちだし、目にする機会も多くない。私はどっちもリアル・タイムで見ていたけど、前者は3,4歳の頃、後者は幼稚園児の頃の放送、しかも再放送で見たのも、おそらく小学校低学年の、昭和50年代前半が最後だったので、内容も「なんとなく覚えてる」レベルで、「いつか見てみたいなあ」と思っていた作品。それなだけに今回、思わず夢中になって見てしまったというわけ。

 今では特撮マニアの間では「B級」扱いされるピープロ作品だけど、リアル・タイムで見ていた頃に、そんな風に思ったことはなかったし、今回、久々に見て、そんな印象は受けなかった。まず「スペクトルマン」。確かに怪獣の造形が子供だましでショボかったり、ストーリー展開が強引な回やグタグタの回もあるし、予算の都合か、表現が難しいシーンはアニメになったりはする。こういうところを指して「B級」と呼ぶのかもしれないけど、その強引さゆえに、荒削りでパワーがみなぎった作品に仕上がってるし、ストーリーも重苦しく、考えさせられるようなものが多いし、人間が死んでいくシーンの描写がかなりどぎつく、残酷だったり、ゴリとラーという、あまりにも魅力的な悪役キャラがいたりと、円谷プロものをはじめとしたほかのヒーローものと明らかに違うカラーが、今見ると新鮮だったりする。大人になった今見ても、思わず引き込まれるようなストーリーも多いし、なぜか敵キャラのゴリやラーに共感できる部分もあったりで、見ごたえ十分でした。リアル・タイムで見たのは3,4歳の頃、しかも後に再放送で見たのも、おそらく小学校低学年の頃だったから、あんまり覚えてはおらず、そういう意味では「初見」同様に新鮮な気持ちで楽しめた。

 一方の「ライオン丸」。こっちは幼稚園児の頃に、結構夢中になって見ていたし、おもちゃの刀を使って真似もしていたから、当時は大好きで、同時に記憶に残ってる番組でした。「時代劇版のヒーロー」というのはなんとも斬新だし、それでいて変身するのが忍者ってことで、決して「強引」な感じもしないし。で、久しぶりに見たんだけど、大人になった今見ても、子供の頃に感じた「カッコいいなあ」という感想は変わらなかった。ストーリーもよいし、ライオン丸に変身する獅子丸のキャラも「いかにもヒーロー」でカッコいいし、一緒に旅をする沙織と小助のキャラもいいし、なによりオープニングのテーマ曲がカッコいい。まだ始まったばかりだから登場してないけど、後にはライバル・キャラのタイガー・ジョーが出てくるはずだけど、このキャラもまた好きだったもの。こっちも所々でアニメとの合成になったり、「羽の生えた空飛ぶ白い馬」が、ただの普通の馬に発泡スチロールの羽をつけただけの情けない造形だったりするけど、まあ、目をつぶれるレベル。純粋に「カッコよくって面白い番組」という印象を持った。

 特撮ヒーローのマニアの人は「B級」というけど、どちらもストーリーやキャラクターはしっかり作りこまれているし、私は「ウルトラマン」をはじめとした円谷プロものや、「仮面ライダー」などに勝るとも劣らない番組だと思う。もちろん、映像や技術面のショボさを感じることはあるけど、作品自体のクオリティはとても高いと思う。「スペクトルマン」は終わってしまったけど、「ライオン丸」ははじまったばかり。これから楽しみに見て生きたいと思っている。

■2008/1/2 年越しは・・・「少年の頃への郷愁」(映画「銀河鉄道999」)

 当然、大晦日は紅白なんて見てませんし(ずっとアンチ紅白です!)、地上波のテレビも見てません。でもケーブルテレビ局でも面白そうなものはやっていなかった。そこで、実は私が加入しているケーブルテレビ局には「オンデマンド」なる、番組を有料で購入して、期間限定で視聴できるシステムがあります。通常は「金がかかる」「24時間程度しか視聴できない」からってんで、このシステムは利用しないんだけど、「さすがに大晦日→年明けは、カウントダウンなんてものに付き合うのが嫌(気分が鬱になる)だから、このオンデマンドで長編映画でも見てやり過ごすしかなかろう」と思い、「いい番組はないかな?」とばかりに物色してみた。

 すると、1979年に公開された劇場映画版の「銀河鉄道999」を発見。以前、「こんなもの」を書いたこともあるほど、このアニメ映画は、私にとっては思い入れも、インパクトもあった作品なので、「よし、久々に見てみよう」というわけで、画面のガイドに沿って「購入」して、視聴することにした。

 私がこの映画にどれほど強い影響を受けたのかは、何度もリンクするけど「こちら」で語り尽くした通り。でも、実は1979年に劇場で見て以降、一度も視聴したことがなかった。テレビの特番とか、テレビの映画番組などで、1980年代くらいまでは頻繁に再放送されていたけど、そんな時も一度も見たことがなかった。つまり今回は「映画館で見た1979年以来=11歳の頃以来、約30年ぶりの再会」だったというわけ。ところが、ストーリーはほとんど覚えていたし、「このシーンを見た時、こんな風に感じた」とかってことも、かなり事細かに覚えていた。一方で、「テーマは『少年時代からの旅立ち』。俺は主人公である鉄郎と同世代の頃に見たから、だからこそ感情移入して、共感して見ることができた。でも40歳を前にした俺が見たって、何にも感じないんじゃないか?」という危惧もあった。ところが、今の私の目で見ると「過ぎ去った少年の日への郷愁」といった、また違った感動と感慨を覚えた。そして、1979年のあの日と同じように、エンディングのゴダイゴのテーマ曲が流れる頃には、思わず呆然としている自分に気がついた。そして、時計を見ると、ちょうど12時を過ぎ、年を越したばかりだった。

 というわけで、約30年ぶりに見たけど、また違った感慨と感動を覚え、あの日と同じように「興奮して眠れない」状態になった。やはり今の私の目で見ても、この映画は「今まで見た映画で最も素晴らしい作品」「今まで見たアニメ作品の中で最も素晴らしい作品」だった。久々に素晴らしい作品、想い出に「再会」することができた。「振り返ってばかり」だった2007年を締めくくるにふさわしい作品を見ることができて、至福のひと時だった。

■2008/1/5 なぜだかのめりこんでしまう(スクールウォーズ、俺たちは天使だ)

 というわけで、正月は暇だったんですが、ケーブルテレビで集中放送されていた、ある往年のドラマと、年明け前にロックスリーのCDと一緒に通販でDVDを購入した、これまた往年のあるドラマにドップリ浸っていました。

■スクールウォーズ(ケーブルテレビで集中放送)

 いうまでもない、「大袈裟であり得ない演技とストーリー」でお馴染みの大映テレビが制作した、80年代の人気ドラマ。このドラマに関しては、以前「こんなもの」を書いて思い入れを語ったことがあった。高校時代、「あり得ない」「クサ過ぎる」と言いつつも、なぜか見はじめると「来週の放送が楽しみで仕方ない」状態になるほどのめり込み、感情移入し、感動し、大変なインパクトと影響を受けたドラマだった。とはいえ、後追いで振り返ると「まあ、好きだったけど、今思えばなぜあんなにのめりこんだんだろう?」と不思議に思えたし、1話だけとか、ワンシーンだけとかを抜粋してみたら、「馬鹿馬鹿しい」と思えるほどにクサくて、あり得ないし、むしろ「笑えるドラマ」だと思えることだってある。事実、昨年の3月頃に、「109vs0の大敗→部員全員を殴る」回の収録された、全3話入りのDVDを購入して見たんだけど、「うーん、あの頃は感動したんだけどなあ、今はむしろ・・・」という気分になってしまったものでした。

 ところが、今回は12/29〜1/4にかけて、「全26話一挙放送」。さすがに全話は見なかったけど、1話から順に抜粋して何話かを見てみた。1話から順にストーリーを追って見ていくと、最初は「もうストーリー覚えてるよ」とか、「クサい」「あり得ない」と思っていたはずなのに、思わず引き込まれ、感動させられてしまった。結局、このドラマは「1話から順に追って見てこそはまる、のめり込むドラマ」なんだなと実感した。しかし「クサい」「あり得ない」「もう分かってる」人をも、こんなにグイグイ引き付けていく、このドラマの持つパワーと魅力って一体何なんだろう? なぜこんなにも引き込まれるんだろう? 

 まあ、私自身も、ロック・ファンには稀だと思われる「すぐに熱くなる」気質の持ち主だし(よく周囲からも言われる)、「もともとスポーツ観戦が好き」な奴だから、ってのもあるかもしれないけど、ただそれだけでもないでしょう。シーンひとつひとつを見れば、やっぱり「クサい」し「あり得ない」し、時として馬鹿らしいとすら思えるのに。やはりこのストーリーの大半が実話であること、そして80年代、テレビ局や制作会社などの、作り手側も、今と違って「熱かった」から、その気持ちがダイレクトに伝わるからなのかもしれない。今回、久々に1話から順に見たわけだけど、久々にあの頃と同じように、思いっきり引き込まれ、夢中にさせられた。

■俺たちは天使だ(DVD購入)

 実は年末に久々にネット通販でCDを購入した際、「年末年始は暇になるかも」と思って、「そんな時のために」ということで、このドラマの2話入りのDVDを購入してた。このドラマは1979年に日本テレビで放送された、故沖雅也主演のコミカルで、だけどスマートな探偵アクション・ドラマの傑作。個人的には大好きなんだけど、私の加入しているケーブルテレビ局では、どうしても日テレ系の番組を見ることが難しいので、敢えてDVDを購入したというわけ。

 久々に見たけど、軽快でコミカルなシーンが多くって笑えるのに、決して「寒い」とか、「ダサい」ということはなく、ひたすらスマートでカッコいい。最近の「コメディ系ドラマ」って、わざと無表情だったり、大袈裟だったりする演技が多くって、どうも個人的には違和感がある。宮藤系のドラマとか、「トリック」とか、正直私は全く笑えない。「いい、悪い」じゃなく、感性が合わないだけだろうけど。何より、沖の他、柴田恭兵、渡辺篤史、神田正輝といった、おそらく世代が近いと思われる人たちが、「仲間内で楽しくやってる」雰囲気がよい。個人的には「必殺」や「太陽にほえろ」のクールな沖が好きだけど、こっちの方が地に近いんだろうな。このドラマに関しては、約20年ぶりに見たけど、「面白くって、笑えて、でもカッコいい」という、昔の印象のまま。単に「懐かしい」だけじゃなく、本当に面白く、楽しかったし、これまた思わずのめり込んだ。2話だけじゃなく、もっともっと見たくなった。

 そして多岐川裕美。当時の私は小学生だったから、「20代半ばの女性=親のような人」という印象だったんだけど、いや、この人はキレイで、しかも可愛すぎる。そのことが再発見。というか、「スクールウォーズ」の岡田奈々と並んで、「今の年齢になって見てはじめて魅力が分かった女性」といったところ。

・・・というわけで、やっぱり「懐かしい番組」に夢中になってしまった私。先日の「銀河鉄道999」も然り。とはいえ、「面白いから見る」んじゃなく、「のめり込んでしまう」のはなぜだろう。単なる懐古趣味云々じゃなく、単純に私の感性は70,80年代のものの方が合ってるのか、それとも、本当に「この時代のドラマの方が、今のドラマよりも濃厚で人を引き付ける魅力がある」のか、まあ、両方ありだろうなあ。

■2008/1/20 Re-Make/ Re-model(ヤッターマンのリメイク)

 私が小学生の頃人気のあったタツノコ・プロ制作のアニメ「ヤッターマン」がリメイクされたことが話題になっているよう。先週の月曜日がその第1回の放送だったわけだけど、祝日だったこともあって家にいたから、偶然見ることができた。個人的には「よくもなく、悪くもない」レベルだと思ったけど、ネット上の評判などを見ると、大不評の様子。まあ、しょうがないだろうなあ。

 正直、アニメやドラマの「続編」「リメイク」で、「よかった」と思えるものは少ない。「白黒時代のアニメやドラマを、カラー時代になってリメイクしたもの」は悪くないんだけど、それ以降では皆無に等しい。古くは「新巨人の星」「タイガーマスク2世」「スカイライダー」「ウルトラマン80」、記憶に新しいところでは「太陽にほえろ2001」「必殺仕事人2007」等。まあ、「続編」は決して「外れ」ばかりでもなかったけど、やっぱり「最初のシリーズのイメージが強い」ケースが多いし、「リメイク」に至っては、成功例がほとんど思い浮かばない。むしろ「見ているだけで腹立たしい」ものが多いから、私は「リメイクもの」には一切期待しないことにしてる。「出来が悪くて当たり前」と。

 だからこそ、今回の「ヤッターマン」は、「可もなく、不可もなく」という印象を持った。もちろん「よかった」とは思わない。だけど、「悪役3人組」の声優、ノリ、ギャグ、キャラ、センス、お約束の台詞などをそのまま再現しているあたりは、純粋に懐かしいし、見ていて嬉しくもあった。一方でヤッターマン1号が「やる気のない駄目な男」になっていたりと、「現代風」に変わっていたあたりに違和感を感じないでもない。とはいえ、「旧作をそのまま再現する」だけでは、単に「昔見てた人が懐かしがってみるだけの番組」になってしまうわけだから、適度なマイナー・チェンジを加えたのは、決して悪いことではないと思う。この番組の真の主役はむしろ、誰が見たって悪役の方なわけだから、その悪役はそのまま、表向きの主役の方を変えたというのは、妥当な選択だったと思う。

 ただ、「昔の通りに再現した部分」と、「変えてしまった部分」が混在している分、どことなくギクシャクした出来になっているという印象も拭えない。その分、「こじんまりとしてて、勢いやテンポに欠ける」のも事実。「旧作をなぞろう」とするあまり、「冒険」ができないといおうか、窮屈といおうか。というわけで、「懐かしい」けど、決して「面白い」という感じではないし、旧作にあった、型破さや勢いは感じられないから、おとなしくって保守的な仕上がりというのが正直な感想。まあ「懐かしい」から、別に「悪い」とは思わないし、他のリメイクものを見た後に感じた「ガッカリ感」はなかったんだけど、「2回目以降も見たい」気持ちにはなれないなあ。

 と思っていたら、先週からケーブルテレビのアニメ専門チャンネルで、1977年版の「ヤッターマン」の放送がはじまった。そっちも見てみたんだけど、やっぱり、こっちの方がはるかに面白いし、型破りで勢いがある。「やっぱりオリジナルが一番」、そんな思いを強くさせられた次第です。

■2008/2/3 私鉄沿線97分署

テレ朝で80年代に「西部警察」の後番組として放送されていた刑事ドラマが、ホームドラマ・チャンネルで放送開始。大きな事件も起こらず、派手なアクションもなく、まるでホームドラマのようなほのぼのとした、当時としては異色の人情系の刑事ドラマで、個人的にはリアルタイムで見ていた高校生の頃、「地味だけど、なぜか安心感があって大好き」なドラマでもあった。特に日曜の夜8時「ああ、また明日から学校」という欝な気分を、ほんの少しだけ和ませてくれるというか、そんな安心感が心地よくて、よく見ていたもの。とはいえ、再放送もなく、「隠れファン」は多い反面、注目を浴びるような派手なドラマでもなかったから、話題になることも少なかったので、本当に久々に見ることになる。

 で、これもやう20年ぶりに見たわけだけど、やっぱり見終わった後「いいなあ」という、なんともいえない、温かい気持ちになった。主役らしい主役はいないけど、初期はしいて言えば時任三郎ということになるのか。「普通のお兄ちゃん」のような刑事を演じていて、なかなかよい。当時の私は高校生だったから、彼のことはすごく大人に映ったものだったけど、今の私の目で見ると、まだあどけなさも残る青臭い若者という感じで好感が持てる。それと、坂口良子演じる女刑事も、ちょっと男勝りだけど美人で、なかなかよい。とにかく、番組の雰囲気も、出演者それぞれのキャラクターもよい。おそらく、2,3年続いた番組なので、週1話ずつだと当分放送は続くわけで、しばらくこの雰囲気に浸れることが嬉しい。

■2008/4/4 スーパーロボット、レッドバロン

 幼稚園児の頃(昭和48年ごろ?)に放送されていた、実写巨大ロボットが活躍する特撮ドラマ。当時は「巨大ロボットアニメの元祖」ともいえる「マジンガーZ」と同時期に放送されていたこともあって、私の中では当時この2つが「2大ロボットもの」という印象が強かった。両方をいろいろ比較して楽しんで見ていたもの。ケーブルテレビ局で放送が始まり、約30年ぶりに見ている。

 しかし「実写」だからこそのよさ、悪さがあるわけで、そのあたりは見ていて楽しい。反面、簡単に人が惨殺されたりと、意外とストーリーは重苦しく、後味が悪い。特に第1回で主人公の両親と幼い弟が惨殺され、第2回ではレッドバロンを開発したロボット博士でもある兄が目の前で爆殺されたりと、かなり残酷。まあ、だからこそリアルだし、単純な「ヒーローもの」じゃなく、「人間ドラマ」としても見ることができる。主人公の所属するSSIという「悪と戦う」組織のメンバーもカッコいいし、意外と強かったりする。

 ということで、ほかのヒーローものとは一味違うし、アニメのロボットものとも違った趣があるから、斬新で、新鮮で面白い。幼い頃は純粋に「ロボットによる戦い」を楽しんでみていたけど、約30年ぶりに見ると違った楽しみ方ができる。

■2008/4/29 科学忍者隊ガッチャマン

 タツノコプロの名作アニメ。約20年ぶりに見ることになる。リアル・タイムで見ていた頃は幼稚園児、再放送で見たのも小学生の頃だから、当時は純粋に「カッコいいヒーローもの」として見ていたんだけど、この年になって見ると違った印象も。「毎回怪人や怪獣が暴れる→それをヒーローがかっこよくやっつける」っていう、典型的なお約束のストーリーは少ない。毎回敵の組織・ギャラクターの引き起こす事件は、「ロボットや怪獣で襲撃してくる」こともあれば、「物資や金銭を強奪して経済の混乱を引き起こす」こともある、といった感じで実に多彩。ちょっと「犯罪組織」っぽい分、リアリティもある。そして科学忍者隊の5人の人間関係や、彼らに関わる人たちとの関わりをディープに描いた「人間ドラマ」的な側面もあったりする。悲惨な終わり方をすることあったりと、意外とハードでディープで、大人も楽しめる世界。単なる「カッコいいヒーローもの」に終わらないあたりが、「名作」といわれる理由なんだということがはじめて分かった。

■2008/4/29 パパと呼ばないで

 石立鉄男演じる独身サラリーマンと、子役時代の杉田かおる演じる、彼が引き取って育てることになった、亡くなった姉の娘との関係を描いたホームドラマの名作。放映されたのは私が幼稚園児だった昭和40年代末。当時幼稚園児の私は、同じ幼稚園児という設定だった杉田かおる演じる「チー坊」に親近感を覚えて自分と同一視したり、同時にあんな「優しいパパ」(といっても、本当の父親ではないが)がいればいいのに、と羨ましく思いながら見ていた記憶がある。そんなこんなで、「本当に内容を理解していた」とは言い難い年齢だったはずなのに、なぜか夢中になっていた、でも最後に見たのは再放送で見た小学校低学年の頃=昭和50年代初頭。今、この年になって見たらどんな印象を持つんだろう、見てみたいなあ、そう思いながら見ることができなかったこのドラマも、CS局で放映が始まった。

 しかし、まずビックリしたのは、第1回を見た時、テーマ曲を完璧に覚えていたこと、さらに第1回の話の展開(どういういきさつで引き取って育てることになるのか?が描かれている)もほとんど記憶通りであること。幼稚園児の頃に見た番組なんて、意外と覚えているようで覚えてないもの。子供向け番組でない限り、内容までは覚えていないものなのに。それほど当時から夢中で見ていたということの現われか。しかし下宿先の米屋一家の人たち等、登場人物のキャラクター設定も完璧だし、下町の情緒のようなものも上手く盛り込まれていて、2人の関係だけじゃなく、とにかくよくできたドラマだと思う。「名作」といわれるのも頷ける。しかし実は、私のような「40歳手前、いまだ独身」の者じゃなくって、「父親になった40歳前の人」が見た方が、意外と感じるところがあるんじゃないかな、という気がしないでもない。

■2008/6/1 大空港

 成田空港開港に合わせるかのように、1978〜1980年にかけて放送された、「空港特捜部」の刑事の活躍を描いた刑事ドラマ。リアルタイムで見ていた頃は小学生だったので、内容までははっきりとは覚えておらず、今回がほぼ初視聴になる。ちょっとハードで重苦しい話が多かったとか、殉職が多くてメンバーがよく入れ替わってたことくらいしか印象にないけど・・・。

 鶴田浩二が「チーフ」。鶴田浩二って人は、元海軍にいたこともあって、その体験をことあるごとに語ったり、ドラマや映画の役柄の中でも自身の戦争体験を語ったりしてたそうだけど、この「チーフ」も同様に戦争体験を語るので、どことなく鶴田浩二自身の思想のようなものを生かしたストーリーが目立つ。その辺が現代に生きる者の目から見ると少し新鮮だったり、気になったりする。とはいえ、ちょっとストーリーが強引である反面、緊迫感のあるハードな展開の話が多くって、意外と悪くない。丸2年も続いて、メンバーの入れ替わりも激しいので、今後どんな展開になるのか楽しみ。

■2008/6/1 「太陽にほえろ」−ボギー刑事登場

 「ファミリー劇場」というチャンネルで、第1回から約10年がかりで週1回、1話ずつを放送してきたみたいだけど、今ちょうど「放送10周年」の頃=昭和57年頃の分を放送中。「10周年」のこの頃は、初回から出続けていたベテランが相次いで降板して、代わりに若手ばかりが加入して番組のイメージが大きく変わった時代。個人的にはゴリさん、長さんなどの、番組を象徴するキャラクターがどんどん消えていくので、この辺の放送分を見ると寂しくなるし、リアルタイムで見ていた頃も「別の番組になってしまう」と思ったもの。つい先日の放送で長さんが降板、来週にはとうとうゴリさんも消えてしまう・・・。

 一方で、「若手だらけ」な中で、異彩を放つのが、今月上旬の放送分から加入した、世良公則演じるボギー。無鉄砲で怖い者知らずな型破りなキャラは、まあ萩原健一の演じていたマカロニの再来を狙ったものであるけど、ライトでコミカルで明るく、軽い雰囲気のドック(神田正輝)やラガー(渡辺徹)と違った、初期のこの番組の空気が感じられてよい。ボギー登場以降、「面白い話が多くなった」気がする。特にゴリさんとの絡みが絶妙でいいんだけど、ゴリさんはもうすぐ降板するわけで、2人が同時に出演したのがたった5話なのが惜しい。しかもゴリさんの後釜が、地味でキャラクターのはっきりしないトシさん(地位武男)だからなおさらそう感じられる。

■2008/8/3 私鉄沿線97分署(2)
  

以前、この番組の放送がホームドラマ・チャンネルで始まった時に思い入れを述べたけど、開始半年目にして最初の大きなメンバー交代。時任三郎演じる若手刑事、片山が突然の退職。もともと「主役のいないドラマ」だったけど、初期はこの人の成長物語が軸のストーリーが多いから、事実上の主役の「退場」。しかももうすぐ坂口良子演じる本田刑事も栄転という形でいなくなるわけで、ちょっと寂しさを感じる。この番組のオリジナル・メンバーでは、この2人が好きなだけに・・・。

  

とはいえ、一方でこれ以降は本当にしばらく「目立った主役のいないドラマ」「派手な事件のほとんど起こらない、ほのぼのとした異色の刑事ドラマ」になって、このドラマの本領発揮の時期に入るわけで楽しみではある。それに、この「第2期」から主題歌、エンディング・テーマが松山千春からワイルドワンズに変わるけど、個人的には音楽面ではこの時期が一番好きだし。

■2008/10/1 テレビアニメ版「銀河鉄道999」
  

なんでも、「放送開始30周年」ということで、ケーブルテレビで放送開始。映画版の方への思い入れは、ここでも何度か述べてきたけど、正直テレビアニメ版の方はリアルタイムでは映画ほどには入れ込んで見た記憶はありません。もちろん、毎週欠かさずは見ていたけど、同じ松本零士作品の「宇宙戦艦ヤマト」や「キャプテン・ハーロック」のような戦闘シーンはないし、一話完結で、その話のメイン・キャラが最後に死んでしまったりという、悲しい結末、やりきれない結末が多かったから、当時小学生だった私には映画版と比べると「地味」「暗い」「重苦しい」という印象が強くって。

 ただ、この年になって見ると、逆にその悲しい結末に、いろいろ考えさせられることがあったりとか、しみじみとさせられたりで、ちょっと違った見方が出来る。これは宇宙を舞台にしていて、しかも松本零士作品だけど、「SF」というより、童話や寓話に通じる「ファンタジー」としてよく出来ていると思う。いや、むしろ今見ると、映画版よりいいかも。まだはじまったばかり、1週間に2話ずつでも丸1年以上かかるようなので、当分楽しめそう。

■2008/10/10 初のDVDレコーダに悪戦苦闘
  

 ここ5、6年ほどずっと「DVDレコーダが欲しい」と言いつつ購入を見送っていたんですが、先日遂に購入しました。もちろん「次世代DVD戦争」に勝って、「今後は主流になる」はずのブルーレイ・レコーダ・・・。ずっと「必要だ」「欲しい」と言いながら購入しなかったのは、「次世代DVDになるのがブルーレイなのか?HD DVDなのか?」決まらず、メーカー同士の「戦争」が続いていたので、「どちらかに決まるまで静観しよう」と思っていたからこそ。ようやく「ブルーレイの勝利」が決まったようなので、「そろそろ購入しよう」と思っていたわけで、ようやく購入できました。「DVDを見る」だけであれば、昨年購入したパソコンで視聴が可能になったんだけど、こと「録画する」のは、未だにVHSのビデオだったわけだから・・・。

 ただ、ようやく購入したのはよいけど、やはり課題が山積み。なにしろ、今までずっとビデオしか扱ってこなかったわけだから、知識は乏しいし、使い慣れてないし・・・。接続は結構簡単に出来た。だけど、うちにはケーブルテレビがある。私が今「テレビを見る」という時、それは地上波じゃなく、すべてケーブルテレビ。単純にテレビとブルーレイ・レコーダを繋ぐのは難しくないけど、このケーブルテレビのチューナーと繋ぐのに一苦労。

 そして「よし、ようやく上手くいったぞ」と思ったのも束の間、ケーブル・テレビの番組がブルーレイ・ディスクに録画できない。実はうちのケーブル・テレビはデジタル放送なので、いわゆる「コピー制限」がかかっている。今の接続方法のままでは、この制限のせいで録画できないらしい。I Linkというケーブルを繋げば可能らしいけど、私の使っているチューナーにはI Linkの繋ぎ口がない。なので、まずはケーブル・テレビの会社に連絡をして、チューナーの機種を交換してもらわなければいけないようだ。・・・いきなりのつまづきだった。

 それ以外にも、私の認識不足が多数。実はレコーダにはHDDが内蔵されており、「まずはHDDに録画、その後、ブルーレイやDVDにダビングする」のが普通の操作。予約録画以外の方法では、直接ブルーレイやDVDには録画できない。私はてっきり、いきなりブルーレイやDVDに録画できるものと思っていたのに・・・。「何を今更」と思う人もいるかもしれないけど、使い勝手の悪さを感じた。

 さらに、ケーブルテレビ導入以降、「残したい」番組はいっぱいビデオに録画していた。これは「DVDレコーダを購入後、DVDにダビングする」ためだった。ところが、やはりコピー制限の関係でケーブル・テレビからビデオ・テープに録画した番組は、DVDーR等の、従来型DVDにはダビングできるが、ブルーレイ・ディスクにはダビングできない・・・。せっかく録画してきた番組は、永久に「次世代DVD」として残すことが出来ないらしい・・・。

 まあ、ずっと旧式のビデオ、テレビ、チューナーを使っていて、いきなり最新型のものに買い換えてしまったからこそ感じる弊害や使い勝手の悪さなのは分かるけど、せっかく購入しながら、「なんとなく使いこなせない」「面倒くさい」という思いの方が強くなってきた・・・(笑)。まあ、パソコンの時もそうだったけど、急に最新のものに買い換えると、いつもこうなってしまう。当分は「楽しい」というより、「悪戦苦闘」の毎日になりそうです。

■2010/1/29 叶警部補死去
  

 新聞を見ていたら「俳優・夏夕介死去」とあった。夏夕介って、どこかで聞いた名前だなあ、と思ってよく考えたら「特捜最前線」で叶刑事を演じていた俳優だった。正直言えば「特捜最前線」以外に出演しているところを、ほとんど見たことがない。幼少の頃に、会場での公開放送という異色のヒーローものだった「突撃ヒューマン」という番組を見たことがあって、その番組で主役を務めていたのが実は彼だったらしい。ただ、そのことを知ったのはごく最近のこと。また、全く見たことがなかったけど、小学生の頃に放映されていたヒーローもの、「宇宙鉄人キョーダイン」という番組でも主役を務めていたらしい。ただ、一度も見たことがないから、全く馴染みがないし・・・。だからやっぱり、この人は私にとっては「特捜最前線の叶刑事」でしかないわけで・・・。

 とはいえ、リアルタイムで「特捜最前線」を見ていた頃、叶刑事には思い入れはなかった。「メンバーでいちばん若いわりには、地味で、オッサンくさくて、堅苦しいエリート」というイメージで。ただ、この数年、久々にケーブルテレビで「特捜最前線」を見ていたら、意外と彼が主役のエピソードに、面白い話が多くて驚いたもの。若いわりにはクールで、あまり熱くならないし、犯人にはちょっと冷徹で、同情したりもしない。そのくせ、時々暴走したり、クールに振舞いながらもちょっと優しかったりで、意外とつかみどころのないキャラクター。個人的には、普段はクールなくせに、ちょっと可哀想な境遇の犯人に対して、ほのかな優しい目を向ける「通り魔・あの日に帰りたい」「六本木ラストダンス」が好きでした。

 しかし、まだ59歳。この番組の全盛期のメンバーでは最年少だったはず。番組最年長の大滝秀治が80歳を過ぎても現役で頑張っているのに、あまりにも早すぎる。またしても残念なニュースでした。

■2010/2/18 主水死す(藤田まこと死去)
  

 俳優の藤田まことが死去したという。なんといっても私は中学生の頃に「必殺仕事人III」を見て以来、ずっと「必殺ファン」だったので、「ああ、とうとう中村主水が・・・」という寂しい気持ちになった。ケーブルテレビ加入後も、あちこちのチャンネルで「必殺シリーズ」の再放送が頻繁に行われていたし・・・。「普段は仕事が出来ない窓際族の同心、家でも婿養子で、姑や嫁にいびられっぱなしの情けない男。だけど、実は裏の顔は・・・」という設定は絶妙だし、その「表の情けない顔」と「裏の凄みのある、渋い顔」の2つの顔を上手く演じ分けていて「必殺シリーズ」のキャラクターの中でも、本当に好きなキャラクターだった。

 とはいえ、「中村主水」は好きだった反面、「俳優・藤田まこと」に対する気持ちというのは、実はちょっと複雑なものがあった。実は私は中学生の時に「必殺仕事人」を見るまで、藤田まことという俳優のことは全く知らなかった。名前を聞いたこともなければ、顔も見たことがなかった。「てなもんや三度笠」なんて、ちょうど生まれた頃にやってた番組なので全く馴染みはなかったし、自分が見ていたドラマや映画にも出ていなかったし・・・。なので、「必殺」を見始めた頃の私にとって、「必殺でしか見かけない人」でしかなかった。その後、もともとはコメディアンだった人だと知ったけど、テレビでは「お笑いをやっていたのは昔のことだ」と、ちょっとお笑いを否定するような発言をしたり、「俺は大物俳優」とでも言いたげな発言が目立った。「中村主水はともかく、藤田まことという俳優はあんまり・・・」というのが、それ以降の私の、この人に対する正直な気持ちだった。「必殺」シリーズでも、過去にエンディングのクレジットで、自分が主役扱いになっていないことに腹を立てて降板を申し出たこともあったとか、晩年のシリーズでは、自分の娘に主題歌を歌わせたりとか、という話も聞いた。また、個人的には「きれいごとばかりの偽善者刑事の話」という思いもあって、好きではなかった「はぐれ刑事」シリーズを、刑事というには無理のある、70歳を過ぎてもやり続けたり、「ジャニーズ・タレントの学芸会」レベルの、21世紀の必殺シリーズにまで顔を出したりというあたりも、私にとってはイメージがよくなかった。「いつまでも同じ役にこだわりたくない」として、何度も復帰の要請を受けながら拒み続けている念仏の鉄・山崎努と比較すると、「潔くない」というイメージがあって・・・。

 とはいえ、やはり「死去」のニュースを聞いた瞬間、そうした悪いイメージはすべて吹っ飛んでしまった。今は純粋に寂しい。私を夢中にさせ、影響も受けまくったキャラクターであった中村主水がいなくなってしまった、そのことはこの上なく寂しい。いかりや長介の死去の際同様、私にとっての「大事な一部分」がなくなってしまったかのよう。雪の降る中、マフラーを巻いて外を歩いている際、いつも私の頭の中には「仕事人」の出陣の際のBGMが流れていた。それほど、私にとっては大きな存在だった。


      
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