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■2010/6/13 はじまった、はずなのに・・・ いよいよ4年に1回のワールド・カップ・サッカーが開幕。以前から何度も書いてきたとおり、まだ日本ではサッカー人気の低かった高3の1986年にメキシコ大会をテレビ観戦して以降、毎回楽しみにして見てきたもの。とはいえ、2002年の日韓大会は「始まる前から楽しみでしょうがなかった」状態、2006年のドイツ大会は「はじまる前はなんとなく気持ちが盛り上がらなかったけれど、毎日見ているうちにのめりこんでいった」という感じでしたが、今回の南アフリカ大会、なぜかはじまる前も気持ちが盛り上がらず、開幕から何試合か見てきたにもかかわらず、未だにのめり込めない状態です。
ちなみに今日、6/13の午後までに、生中継で開始から終了まですべて見た試合は、日本時間の6/12の夜に行われたアルゼンチンvsナイジェリア戦のみ。アルゼンチンは今大会最高のプレイヤーといわれているメッシ他、テベス、イグアイン、さらには日韓ワールドカップ時の指令塔だった大ベテランのベロンなど、スター軍団、タレント集団で、いつものように優勝候補と目されているので「攻撃的でスペクタクルな、見ていて楽しい試合になるだろう」と思っていたんだけど・・・。前回の代表の中心だったリケルメやクレスポですら代表から外れてるんだから、なんという贅沢さ。確かに鋭いドリブル突破でディフェンダーを交わしてシュートを放つメッシの動きはレベルが違う感じがするし、ゴール前での細かく、早い華麗なパス回しにも目を引くものはあるけど、そういうシーンはほんの一瞬しか見られない。イグアインが何度も決定的なチャンスでシュートを打ったけどことごとく外れているし、メッシも「相手を交わして抜け出す」ところまではよいけど、シュートは入らないし。しかもスターぞろいゆえか、連携が悪くて攻めが単調でグタグタ。まあ、監督が「戦術など全くない」といわれるマラドーナだし、21世紀に入って以降のアルゼンチンって、毎回「スターぞろいで華麗なプレーは見せるけど、チームとしてのまとまりに欠ける」傾向にある。「いつものアルゼンチンだな」と。結果は1対0での勝利だったけど、ナイジェリアもシュートを外しまくっていたから、もしもナイジェリアに決定力があれば負けていたかも。見ていて面白い試合ではなかったし、消化不良気味でイライラさせられる試合だった。
他には6/11の開幕戦、南アフリカvsメキシコは途中の20分程度のみ、6/11深夜のフランスvsウルグアイと6/12深夜のイングランドvsアメリカは翌日の録画中継で後半のみを見ることが出来たけど、やっぱりどの試合も「グタグタ」という感じ。フランス、80年代のプラティニの時代、1998年に優勝したジダンを中心としたチームの頃のような華麗な「シャンパン・サッカー」とは程遠い、まるで今の日本代表のようなつまらない試合運びにガッカリ。0-0引き分けだったけど、ガッチリ守ったウルグアイの粘り強さばかりが目立った。イングランドも大会直前の日本との親善試合同様、やっぱりスターぞろいだけど噛み合っていない印象で、むしろ堅実なサッカーを見せたアメリカの試合巧者ぶりが目立った。ここまで引き分けだらけ、スペクタクルな攻撃や個人技など、見ていて楽しい試合は皆無。「サッカーって、こんなにつまらない競技だっけ」「ワールドカップって、こんなにつまらなかったっけ」と思ってしまった。25年近くもサッカーを見てきた私がそう思うんだから、本当に今大会のここまでの試合は、どれもつまらないんじゃないかと思う。
考えてみれば、前回「組織力と堅実な守備」を誇るイタリアが優勝。世界のサッカーが「個人技よりも組織力重視」な流れになりつつあるのは事実。だからウルグアイやアメリカのような、堅実なチームが「守って引き分けに持ち込む」ような試合運びをするのも、その流れなのかもしれない。でも、面白くない。思えば、1986年のメキシコ大会に熱狂した私、マラドーナ、ジーコ、ソクラテス、プラティニ、サンチェス(メキシコ)などの華麗なプレイにまさに「酔った」状態でした。でも次の1990年イタリア大会はほとんどのめりこんで見ることはありませんでした。BS放送が始まったので、生中継がほとんどBSで流されるようになって見ることが出来なくなったのも理由だけど、実は堅実な西ドイツが勝ち進んで、全体に派手さのない試合が多かったことも原因。その後、次の1994年のアメリカ大会も、西ドイツの優勝を受けて世界の流れが「組織重視」になってしまって引き分けの多い大会で、やっぱり面白くなかったもの。なので実はこの西ドイツ大会とアメリカ大会って、あまりのめりこんで見てませんでした。まだ2日終わっただけだからなんともいえないけど、今大会もまた、あの頃のような退屈な試合ばかりの大会になってしまうんじゃないか思うと非常に不安です。
それとあの、ハエや蜂の羽音のようなうるさい音のするブブゼラとかいう笛の音、見ていてストレスが溜まります。しかも試合開始前から、終了するまでずっと単調に鳴らし続けるのもどうかと。FIFAのテーマ曲に合わせて選手が入場するシーンって個人的には結構好きなんだけど、あのブーブーって音にFIFAのテーマ曲がかき消されてしまって、試合開始前の緊張感や高揚感がぶち壊しだし、イングランド・サポーターの「大脱走」やYou'll Never Walk Aloneの大合唱などの各国特有の応援や声援も全く聞こえないしで、雰囲気ぶち壊し。全面禁止ってのはやりすぎだろうから、せめて「南アフリカ代表の出る試合以外は持ち込み禁止」とかにできないものか。試合内容だけじゃなく、スタジアムや大会の雰囲気もよくない、これも今ひとつのめり込めない理由かもしれません。
■2010/6/18 番狂わせ2連発 先日書いた通り、2002年の日韓大会や2006年のドイツ大会と比べると今ひとつ気持ちが盛り上がらない今回のワールドカップ。だけど前回同様、今大会もテレビで生観戦したすべての試合の感想等、ここに書いていきたいと思います。
といっても、6月中旬以降忙しくなってゆっくりテレビ観戦は出来ない状態。夜10時過ぎに帰宅する日が多いので、日本時間の20:30開始の試合は絶対見れないし、深夜3:00開始の試合も翌日にさしつかえるのでなかなか見れない、唯一見ることが出来るのは23:00開始の試合のみ。よって当面は「23:00開始の試合で興味がある試合のみ観戦」という方向でテレビ観戦していきたいと考えています。
6/14(月) 23:00
日本1-0カメルーン2010年に入って全く結果が出ず、試合内容も最悪で、過去最も期待されておらず、逆にバッシングされ放題だった岡田ジャパン。私の場合は、この人が監督になった時点から期待できないと思っていたし、「勝てない」「点が取れない」「覇気がなく、やる気すら感じられない」「見ていて面白くない」ということで、おそらく世間一般のファンの人以上に「今回の日本には期待しない」「もう、どうでもいい」とすら思っていたんだけど・・・。
まさかのアフリカの強豪・カメルーン戦での勝利。それまでの大バッシングから一転、手のひら返しで大絶賛するマスコミには呆れてしまったし、急に注目し始めた「にわかファン」の態度にも怒りを感じるのは事実。だけど、それまで批判的な目を向け続けていた私自身も心底ビックリしました。今回のチーム、ただ「弱い」「面白くない」だけじゃなく、選手にやる気や覇気がまるでない=全然一生懸命さが感じられないことに最も苛立ちを感じていたんだけど、本番でいきなりこんなに激変するとは! まあ、衰えが著しい上に、女々しい態度をとり続けていた中村俊輔を外し、本田をフォワード、そのすぐ下で松井や大久保がチャンスを作り、中盤を長谷部が支えるという新しいシステムが当たって、別のチームに生まれ変わったかのように動きがよくなったことと、「ベンチの盛り上げ役」として川口を呼んだことでチームとしてのまとまりが出てきたことが「激変」の最大の要因でしょう。そのあたりは多くの人がもう語りつくしているけど、本番直前になってここまで「激変」したのは奇跡といってもよいかも。
ただ、一方でカメルーンの方は、かつてほどの強さが感じられず。確かに身体能力の高さは感じるし、エトーの技術の高さも感じられた。でも、大会前にエトーと監督の不仲とか、チーム内のゴタゴタが話題になっていたけど、確かに全くチームとして機能してなかった。ボールを持ってエトーが攻め上がっているのに周りが全然動いていなくって、思わずエトーが「上がれ」とばかりに味方を怒鳴っているシーンもあったし。確かに地力では絶対カメルーンの方が上だけど、チームとしてのまとまりという点で日本が上回ったということかな、という気はする。ただ、本田のゴールで先制したのはいいけど追加点が奪えず、1-0のまま後半30分以降に猛攻を受けたあたりは「あわや前回のオーストラリア戦の二の舞」とヒヤヒヤしたけど、何とか守りきった。
正直、残るオランダやデンマークとの試合は今回のようにはいかないとは思う。冷静に考えれば「今回のチームが1勝しただけでも奇跡」だと思う。期待していなかったチームだけに、1勝したくらいで過剰な期待はしていない。せめて次もよい試合、覇気の感じられる試合をしてくれればそれでよいと思っています。
6/15(火) 23:00
ポルトガル0-0コートジボアール2006年のワールドカップ・ベスト4のポルトガル。前回の大会、私はポルトガルを応援していました。「黄金世代」ただ一人の生き残りだったフィーゴに、新世代のクリスティアーノ・ロナウド、デコらを中心とした華麗なサッカーを楽しみにしてたけど、意外と手堅いサッカーをやっていたもの。今大会はフィーゴも代表を離れ、すっかり「クリスティアーノ・ロナウドのチーム」になっているようで楽しみにして観戦したんだけど・・・。
今大会に顕著な、典型的な「決め手に欠ける、見せ場がない、眠たくて退屈な試合」でガッカリ。眠いのを我慢して見ただけに、その「ガッカリ感」も大きくて・・・。まだ前回のポルトガルの方が遥かに見ていて面白くて強かった。今回は期待できそうもないかも・・・。一方のコートジボアールも日本との親善試合で腕を骨折したドログバが本調子じゃないし・・・。「屈指の好カード」の煽りも実に空しく聞こえました。
6/16(火) 23:00
スイス1-0スペインいつの時代も超攻撃的で最高に魅惑的なサッカーをするのがスペイン。今回は司令塔のシャビ、中盤のイエニスタ、ストライカーのフェルナンドトーレス、ビジャらスターぞろいで単に個人技が優れているだけじゃなく、チームとしても最高にまとまっているので、個人的には「最も見てみたいチーム」「最も期待したいチーム」。ただですら派手さのない、地味で退屈な試合の多い今大会なだけに余計に楽しみにして観戦したんだけど・・・。
試合開始と同時にずっとスペインがボールを支配して激しく動き回って、派手にパスを回す。前回の大会で鉄壁のディフェンスで決勝トーナメントに勝ち残ったスイスの硬いディフェンスのわずかな隙を縫うかのようにパスを回す様には、今大会始めて見ていて鳥肌が立ったし、何度も歓声を上げてしまいました。ああ、サッカーってやっぱり面白いなあ。
にもかかわらず点が入らない。シュートは打ちまくっているので決して「攻めあぐねている」わけでもないのに点が入らない。「いつ入ってもおかしくない」ほど一方的に攻めていたから、簡単に5点くらい入りそうな勢いで「いつかは入るだろう」くらいに思っていたのに・・・。後半、たった一回のカウンターでスイスが先制。それ以降もスペインが一方的に攻めているので「いつ追いついて、逆転するのかな」くらいの気持ちで見ていたのに、なぜか点が入らず・・・。後半30分くらいになって、あの1986年のワールドカップ準決勝、私が応援していたフランスに、たった2回しかなかったチャンスに2点を奪って「汚い勝ち方」(当時の私の気持ちです)をした西ドイツの勝利を思い出しイライラ・・・。そして結局、そのまま終了。
もちろん「個人技があれば勝てるわけではない」「いくら面白く華麗なサッカーをしていても、点が入らなければ意味がない」ことは分かってる。でも私は、テクニカルで華麗な、見ていて楽しいサッカーが好きだし、そんな試合を見たくてワールドカップを見てる。だから、スイスの勝ち方は「試合巧者」的な勝ち方といえる半面、こういうチームが勝ち上がって、スペインのようなチームが勝てないサッカーが世界の流れだとしたら、今大会は面白くない大会になるのかなと寂しい気持ちになってしまった。まあ、まだ全チームが1試合目を終わっただけなので、今後はもっと華々しい試合が増えればいいなと期待はしています。ただスペイン、これだけ攻めて勝てなかったというのは精神的ショックが大きいかも。
■2010/6/19 大善戦、なのにすっきりしない選手交代 6/19(土) 20:30
オランダ1-0日本カメルーン戦でまさかの勝利を収めた後、大会前はあんなに静かだったマスコミやにわかファンが騒ぎはじめて、いつもの「馬鹿騒ぎ」が始まった様子だけど、試合の時間以外は相変わらずケーブルテレビで昔の番組を見ていることが多いので、その「馬鹿ぶり」を感じないまま、テレビ観戦することが出来たのはラッキーでした。
なんといっても相手はトータル・フットボール=超攻撃的なオランダなので一方的に攻められ、一方的にやられる試合になる覚悟をして臨んだんだけど・・・。入場してくる選手が、大会前の親善試合と比べると生き生きとしている上に闘志も感じられるいい表情をしていたので、「勝てはしないまでも、いい試合は出来るかも」と思わず期待。前半はその期待にこたえて、オランダの猛攻をしぶとくしのいで無得点に抑えていたし、シュートもあまり打たれていなかったので、「いい感じだな」と。もちろん「後半はこんなに簡単じゃない」とは分かっていたけど、むしろ自分のサッカーを出来ているのは日本の方だという印象を持ちました。ひょっとすると、先日のスペインの猛攻をしのいで1-0で勝ったスイスのような奇跡も起こるかも・・・。
ところが、後半早々スナイデルに先制ゴールを許す。「やっぱり」「これから大量失点?」と思いきや、その後は逆に攻撃を仕掛けるシーンも。「後半に失点した後、ズルズルと大量失点を奪われる」という、ここ4年くらいの日本代表と違って、それ以上失点することなく1-0で終了。「まさかの大善戦」「よくやった」「大きな進歩」と本来なら手放しで喜んでいたはず。なのに、胸に残るこのモヤモヤした気持ちは一体何なんだろう・・・。
その理由は簡単。後半、オランダに先制を許した後、しばらく反撃に出て、何度もチャンスを迎えるシーンがあった。「まだまだ、これから」と思った矢先のまさかの選手交代。動き回っていて疲れの見える松井を交代させるのは妥当だけど、よりによって代わりに投入したのが中村俊輔。大会前から何度も書いている通り、この2年ほど衰えが顕著。技術的、体力的に衰えていても、激しい闘志で周囲を引っ張っていくとか、精神的支柱になれるとかだったら、否定も批判もしません。でもこの人、明らかに闘志も、やる気も、協調性もゼロ。「疲れて動きが鈍くなった選手=松井に代わって投入」されたのに相変わらず走らない、ボールをもらってもゆっくり動く、前に味方がいても後ろや横に緩いパスを出すだけ、相手のチャージを受けて簡単にボールを奪われてピンチを招く・・・。大久保、闘莉王をはじめ、みんなが闘志むき出しの表情なのに、無表情で淡々としていて声を出しもしない。明らかにひとりだけ浮いてる、別世界にいるようにしか見えなかった。まるでピッチを試合に関係なく、フラフラさまよっているかのよう。彼が入って以降、急にチーム全体が「大会前に不甲斐ない試合をして叩かれまくっていた岡田ジャパン」に戻ってしまった。この交代がなければ、または交代で入る選手が別の選手だったら結果はどうなっていただろう、そう思うと素直に「負けたけどよくやった」とは思えないのが悔しい。正直、やる気がないんだったら荷物をまとめて帰国して欲しいと思うし、同時に、岡田監督も使わないで欲しかった。彼が出てきた瞬間、「なんで?」とテレビの前で叫んでいた。
ただ、断っておきたいのは、私は彼のアンチではありません。デビュー当初はむしろ好きな選手だったし、彼のフリーキック、ちょっと昔のゲームメイカー的なプレーぶりは「木村和司の再来」という感じもしたし。でも、どうも性格や態度には感心できなかったというのは正直なところ。スタンドプレーが多く、闘志を表に出すことも少ないし・・・。何より私は、どんな競技であれ「闘争心のないアスリート」が最も嫌いなもので。でもまあ、プレーで結果を出してくれさえすれば批判する気はありませんでした。だから全盛期は「人物的には微妙だけど、プレイヤーとしては好き」だったんだけど、性格はそのままで、プレイヤーとしての部分が衰えてしまっているわけだから、最早今現在の彼には全く魅力を感じない。だからこそ辛口にもなるというもの。まして4年に一度のワールドカップの、日本代表チームの中で今日のような姿勢を見せられたら、怒りを通り越して呆れ返ってしまう。
「惜しい負け」「よくやった」という気持ちはあるのものの、なぜかモヤモヤした気分で、気持ちがすっきりしない、そんな今日の試合でした。
■2010/6/22 本当のカテナチオ? グループリーグの1戦目は「引き分けばかり」「無理して攻めない、退屈で眠たい試合ばかり」という印象。でも、さすがに2戦目ということになると決勝トーナメント進出がかかってくるから、点が入る試合、お互いに攻め合う試合が増えてきつつあるようで「ようやく面白くなってきたな」と。といっても、相変わらず見ることが出来るのは、夜の11時開始の試合ばかり。必ずしも「見たい試合」ばかりではないけど、この時間帯の試合は見ることができる限り、見たいと思っています。
6/20(日) 23:00
イタリア1-1ニュージーランド前回優勝のイタリア、1戦目はパラグアイとまさかの引き分け。その試合は見ることが出来なかったけど、ネットや新聞によると「ディフェンスのリーダーのカンナバロら前回優勝メンバーに衰えが目立つ」「前回と比較すると攻撃陣のタレントが不足している」「司令塔のピルロが故障で欠場した」等の理由もあって、いまひとつ強さが感じられなかったとか。もともと「カテナチオ」とも称される、鉄壁のディフェンスと組織力が伝統の国ではあるけど、前回はその伝統の守りに、ベテラン中心でフル出場は難しかったけどトッティ、デルピエロ、インザーギなどのベテランの攻撃陣が勝負どころでしっかり決めるなど、勝負強さを発揮しての優勝でした。なので「ただ守るだけ」という印象ではなく「勝負強い」「守備重視でもガチガチではなく面白いチーム」という印象を残したものでした。
ところが、このニュージーランド戦で見ることの出来たイタリア「これがあのイタリア?」。司令塔のピルロが不在だったとはいえ、単調な攻撃、シュートを打っても枠に行かない。こんな時こそ前回のようなトッティ、デルピエロら個人技のある攻撃の選手が必要なんだけど、今回はそうしたタレントはなぜか選んでない。まるでちょっと前までの日本代表のような単調な攻撃を繰り返すばかり。攻撃型の選手が少なすぎないか?しかも伝統のディフェンスもガタガタ。国内にプロリーグがなく、アマチュア選手中心のニュージーランドに先制されてしまう始末。一応、PKで追いついて引き分けに持ち込んだけど、そのPKもシミレーション臭いファールでもらった「拾い物」。これではほとんど負けに等しい。もともとディフェンス重視なので、伝統的に目を見張るほどの圧倒的な強さを発揮するチームではないけど、「攻撃は単調、伝統のディフェンスもガタガタ」では、とても前回の優勝チームとは思えない。試合終了後、負けたかのようにうなだれるイタリアの選手やサポーター、逆に勝ったかのように歓喜するニュージーランドの選手とサポーターの姿が印象的でした。スコアは引き分けだけど、イタリアにとっては惨敗、ニュージーランドにとっては大金星といってよいでしょう。
6/21(月)
チリ1-0スイス地味なチーム同士の対戦かもしれないけど、個人的には「ちょっと気になるチーム同士」の試合。チリは先日、48年ぶりの勝利を収めた南米の古豪。実はワールドカップのはじまるずっと前、19世紀にサッカー協会が出来ていて、アルゼンチンなどの隣国と名勝負を演じていたという伝統国でもある。一方のスイスは、前回のドイツ大会では無失点のままベスト16まで進出し、無失点のままPK戦で敗退した「悲劇のチーム」。とにかく失点しない、硬いディフェンスがチームカラー。1戦目でスペインがそのディフェンスにやられたわけだけど、不思議と嫌いになれないチームでもある。むしろ今のグタグタのイタリアよりもスイスの方が「カテナチオ」の称号がふさわしいのでは?そんなこんなで「楽しみなチーム同士の対戦」だったわけだけど。
想像通りの「ガッチリ守るスイス」「猛攻を見せるチリ」という試合展開。何度も攻め上がるチリ、それを必死に防ぐスイス、0-0のまま前半を終わったわけだけど、点が入らなかったとはいえ、一瞬たりとも目の離せない大変面白い試合に。引き分けムードも漂い始めた後半の30分にチリがやっとの思いで先制。その後はスイスも攻撃を仕掛けたけど、そのまま終了。緊張感のある、とてもよい試合だった。両チームともスペインと同じ組に入っているので、どちらか片方がグループ・リーグ敗退になるだろうけど、もっと何試合も見てみたい、そんな両チームでした。
とはいえ、そんな名勝負に水をさしたのがレフェリー。やたら飛び交うイエロー・カード。ちょっと接触しただけでイエロー。両チームとも決してラフ・プレーをやっているようには見えなかったのに。しかもスイスはレッドカード=退場者も1名。それゆえに、せっかくの面白い試合、緊張感みなぎる試合だったにもかかわらず、妙にすさんだ印象が残ってしまった。この試合に限らず今大会、レッドカード、多すぎるんじゃないか? しかし、前半にひとり欠けた状態になったにもかかわらず、11人のチリと互角に渡り合ったスイスって、やっぱり凄い思う。途中、何度もひとり少ないことを忘れてしまっていたほどでした。
■2010/6/24 気の抜けたシャンパン&いつもの「王国」 6/22(火) 23:00
南アフリカ2-1フランスうーん、この日はこんな地味なカードしか地上波放送がないとは。開幕前の時点では「前回準優勝国と開催国の対戦」だから好カードだったのかもしれないけど、既にグループリーグ敗退が濃厚な両チームによる消化試合。不本意だけど他に中継がないからなんとなく観戦しました。
しかしフランス、あまりにも醜い。大会中に監督と選手がぶつかる内紛が起こってフォワードのアネルカがチーム追放。それに反発するキャプテンのエブラ、そして先日は選手全員が練習をボイコットと、まさにグタグタ。こんな状態では「試合に臨む」云々以前の問題なわけで、全くやる気も覇気も感じられず。まるでワールドカップ直前の日本代表のよう。南アフリカがレベルの高くないチームだったから2失点で終わったけど、もっとレベルの高い相手との試合だったら7-0、8-0になっていたかも。こんな露骨な無気力試合をワールドカップ本戦で展開するなんて「ワールドカップ史上最低のチーム」だと思うし、最高につまらない、情けない試合だった。
1986年にはじめて見たワールドカップで、プラティニを中心としたシャンパン・サッカーに魅せられて「世界のサッカー」を見るようになった私、その後1998年にはジダンを中心としたチームで優勝した際も、やはりその華麗なサッカーに魅了されたもの。今のチームは気の抜けたシャンパン。フランス国民も浮かばれないだろうけど、こんな醜態を世界中の人が見守る、世界的な大舞台で晒した罪は重い。次回のワールドカップは「予選への参加禁止」でもよいのでは?
6/23(水) 23:00
イングランド1-0スロベニア2試合終わって0勝0敗、わずか1得点で「あわやグループリーグ敗退?」状態のイングランド。この試合に勝たないと決勝トーナメント進出はない。ただ、サッカーの母国だの優勝候補だのいわれながら、パッとした成績を挙げることができないのも実は毎度お馴染みの姿。同時にグループリーグで調子が上がらないのも毎度お馴染み。なので「まあ、いつものイングランドだな」というのが正直な気持ちだったし「なんだかんだ言いながら、いつものようにグループリーグは突破するだろう」と思いつつ見守った。
しかしイングランド、開幕前に行われた日本との親善試合や、先日のアメリカとの初戦と比較すると随分よくなったなと。ルーニー、ジェラード、ランパードを中心とした多彩な攻撃には目を見張るものがあったし、この3戦目で初スタメンのデフォーのゴールで先制。この選手、前線で動き回って常に得点を狙う、イングランドには珍しい個性の持ち主で、意外と面白い存在。その後もイングランドが多彩な攻撃で何度も攻め上がるもののシュートが入らないので、見ていてちょっとイライラ。イングランドの弱点は決定力不足か。それさえなければ大差がつきそうなんだけど・・・。といっても、イングランドは伝統的にそうだけど、一方のスロベニアも縦への長いパスを多用するスタイルなので攻守の切り替えが激しい、一瞬も目が離せない試合で見ていて面白い試合。結局、そのまま試合終了、イングランドは決勝トーナメント進出を決めた。スロベニアも堅守と早い攻めのいいチームだったけど残念ながら敗退。もう1試合くらい見たかったかな。
きっと明日の新聞には「苦しみながらようやく」という見出しでこの試合の結果が報じられるんじゃないかとは思うけど、先も述べたとおり、私には結果だけ見れば「いつものイングランド」という印象。決勝トーナメントに向けて徐々に調子を上げていくのはいつものことだから。同時に「それでも優勝は厳しいだろう」という印象を持ったけど、それもまた、いつものイングランド。色々言われてきたけど、やっぱりいつものイングランドだと思う。
■2010/6/26 世界を驚かすサッカー、私が驚いたサッカー 6/24(木) 27:30
日本3-1デンマークあの、大会前は史上最弱、史上最悪と思われた日本代表、この試合で勝つか引き分けで決勝進出が決まる。ということで夜10時半に帰宅、11時に就寝、夜中の3時に眠い目をこすりながら起き上がって観戦。大会前は「どうせこの試合の頃には敗退が決まっているだろうから見る必要なし」と思っていたのに、まさかの「運命を決める大一番」になったので、これは無理をしてでも見ないといけないだろうと・・・。
デンマークは出場したワールドカップでは必ず決勝トーナメントに進出している常連国だし、日本の苦手な「高さ」を武器にしたチーム。勝つのは無理だろうけど、せめて引き分けてくれれば・・・、と思って観戦。案の定、開始早々デンマークの猛攻を受ける。マークがズレているようにも感じられたので、嫌な予感。前半17分、本田が直接フリーキックを決めて先制。とはいえ、相手は勝たなければ敗退が決まるので、これから猛攻が始まるだろうな、怖いな、先制した分、耐えて我慢する時間が増えるだろうと思いきや、意外にもしっかり守って、逆に攻勢をかける。そして前半30分にまたもフリーキック。本田が蹴ると見せかけて、走りこんでいた遠藤がまたも直接決めて2点目。「まさか、2点も先制できるとは」と驚き、喜んだ半面、「後半が怖いな」「いつまでこの好調が保てるかな」という不安を抱えたまま前半が終了。
そして後半、やはりデンマークが攻めてくる。後半35分にトマソンに決められて1点差。「引き分けでも進出できる」とはいえ、この時間帯に1点とられると、思わず前回のオーストラリア戦などに見られる「1点採られた後、一気に崩れる」いつもの悪い予感が頭を過ぎる。それでも全然「守りに入る」ことなく攻め続け、本田のアシストから岡崎が3点目を決める。そしてそのまま試合終了。夜中だし、隣の部屋で寝ている家族を起こしてはいけないので、声を殺して「やった」と呟いた。本当は絶叫したいほど驚き、喜んだんだけど・・・。
岡田監督は監督就任時「世界を驚かすサッカーをやる」と言った。でも私は岡田監督って地味なサッカーをやる人なので、この言葉に違和感を覚えたし、ましてワールドカップ開幕が近づくにつれて、勝てない、面白くない、やる気がない試合ばかり見せられて情けない気持ちにさせられていただけに、この言葉がどうしようないほど空しく感じられたものでした。「むしろ弱すぎて、やる気がなさ過ぎて世界が驚くよ」と悪態のひとつもつきたくなるような気分で・・・。
ところが、この試合はまさに「世界を驚かすサッカー」だったと思います。いや、1980年代のアマチュアの頃から日本代表を見てきたけど、この試合はその中でもベストゲームだと思う。今までも格上の、絶対に勝てないと思われる相手に勝った試合はいくつかありました。でもそれは大抵、真剣勝負ではなくって親善試合だったり、相手がベストメンバーでなかったりだった。それに今回のような「真剣勝負」の試合での勝利であっても、「相手の方が強いから引いて攻めず、ガチガチに守る」試合運びで勝った、と言うパターンが大半だったはず。それがこの試合は格上の相手に対して、しっかりディフェンスしつつも、一歩も引いたり、ひるんだりすることなく、ひたすら攻め続けた。1点とった後も守りに入らない、2点リードしてもやはり守りに入らない、2-1の1点差になっても守りに入らない。「真向勝負」で格上の相手に勝った。こんな試合は日本のサッカー史上、初めてだと思う。本当に「世界を驚かすサッカー」でした。いや、このサッカー観戦暦25年以上の私が心底驚いた、奇跡の試合。おそらく、1998年のワールドカップ出場を決めた「ジョホールバルの歓喜」以来の感動、奇跡でした。これは後世に語り継がれる試合になるはず。いや、眠い想いをしてまで観戦して本当によかった。それに「内容のない、面白くない試合」の多い今大会のワールドカップだけど、贔屓目じゃなく、最も面白くて内容の濃い試合だったと思います。
6/25(金) 23:00
ブラジル0-0ポルトガル中継を担当したフジテレビが「グループリーグ屈指の好カード」と煽った強豪同士の対戦。しかしブラジルは既に決勝トーナメント進出を決めていた上、カカーが出場停止。ポルトガルもほぼ決勝トーナメント進出を確定している中で行われたいわば「消化試合」。珍しくガッチリ守りを固めて攻めないポルトガル、攻守に無理をしないブラジル。実に退屈な試合でした。スタンドからブーイング。昨日の試合と違って見やすい時間の観戦であるにもかかわらず、思わず居眠りしてしまいました。こういう「無気力試合」をしたチームには柔道のように「教育的指導」が課せられる等のペナルティも必要なのでは?
この日でグループリーグが終了して、今日の夜からは決勝トーナメント。開幕前は今までと比べると気持ちが盛り上がらず、開幕当初も面白くない試合が多かったけど、思わぬ日本の頑張りもあって、ようやく気持ちが盛り上がってきました。しかしフランスに続き、イタリアも敗退。前回の優勝国、準優勝国が相次いで姿を消したのには驚きました。まあ、試合内容を考えれば、当然と言えるんでしょうけど。
■2010/6/29 決勝トーナメントになってようやく感情移入 26日から決勝トーナメントがはじまったけど、これからは23:00開始の試合と深夜3:30の試合の1日2試合。今後は組み合わせを確認しつつ「1日にどちらか1試合観戦」していこうと思っています。
ただ、26日は23:00から韓国vsウルグアイ戦をつけていたんだけど・・・。年明け以降の習慣になった「休日前日の夜の晩酌」しながら見ていたら、疲れと眠気に酔いが回ったことが重なって前半の途中で落ちてしまい、最後まで見ることは出来ませんでした(笑)。ただ、後でネットなどで結果や経過を見ると、この試合も深夜のガーナvsアメリカ戦も接戦だったようで、決勝トーナメントに入ってようやく動きのある見ごたえのある試合が増えてきたのかな。日本の次の相手はパラグアイ、そのパラグアイと同じようなカラーのウルグアイに、日本よりも実力的には上の韓国がやられたあたりに不安を感じなくもないけど。
6/27(日) 23:00
ドイツ4-1イングランドヨーロッパの強豪同士の好カード。とはいえ、グループリーグで2試合を見た限り明らかに調子が上がっていないイングランド、まだ1試合も見ることは出来てないけど、苦戦の続くヨーロッパ勢の中では比較的無難な勝ち上がり方をしてきたドイツと、ここまでの戦いぶりは対照的。それに、強豪と言われながら毎回調子が上がらないまま敗退することの多いイングランドと、ワールドカップでは毎回勝負強さを発揮して必ず勝ち上がってくるドイツ、そのあたりでも対照的といえるわけで「好カード」である一方、一方的な展開もありうるかなと。2002年からずっと何度も書いてきたとおり、個人的にはドイツ代表が好きになれないので、イングランドを応援しつつ見守った。
開始からルーニー、ランパード、ジェラードを中心に多彩な攻めを見せるイングランド。でもシュートが入らない・・・、というあたりはグループリーグと同様。そんな中、キーパーからの一本のパスを受けたクローゼのゴールで先制。2点目もカウンターからのポトルスキーのゴール。一方的に攻めてるのに決めきれないあたりは「相変わらずのイングランド」。一方で「わずかなチャンスを確実にものにする」したたかさは、「いつものドイツ」。イングランドも1点返し、その直後にランパードのゴール・・・、と思いきや、ノーゴール。ポストに当たってゴールライン内の地面に明らかに落ちているのに・・・。まさに「大誤審」。ただ、一方的にイングランドが押しているので「いつ追いつくかな」という展開のまま後半へ。
後半も一方的にイングランドが攻める、にもかかわらずシュートが入らず。そんな中、イングランドのフリーキックのチャンスからボールを奪ってのカウンター、さらにイングランドのコーナーキック直後のカウンターから立て続けにミュラーが2点を奪う。カウンターから速攻→シュートって、意外と入らないことが多いものだけど、これを決めるあたりもいつもの「いやらしいドイツ」。結局イングランドの決定力不足と、ドイツの相変わらずの憎たらしいほどの勝負強さが印象に残った試合でした。しかし、一方的に攻めていたのはイングランド、もしもあの「誤審」がなく、2-2で折り返していたら・・・、という見方もできるかもしれないけど、あれがなくってもドイツがしたたかに勝ってただろうと思える。こういう「勝負強さ」を発揮する時のドイツって、今までも勝ち進んでるし・・・。
・・・ちなみに、この日の深夜の試合はアルゼンチンがメキシコを下して準々決勝進出。初戦を見る限りでは個性派ばかりでバラバラに見えたアルゼンチンが、なぜかチームとしてまとまってきた様子。こういうときのアルゼンチンって強いはず。次のドイツ戦、面白い試合になりそう。一方で1986年のワールドカップ以来、なんとなく贔屓しているメキシコの敗退は悲しい。結局今大会、1試合も見ることが出来なかったし・・・。
6/28(月) 23:00
オランダ2-1スロバキアイタリアを倒して決勝トーナメントに進んできたスロバキアと、優勝候補のオランダの対戦。超攻撃的なオランダと守備的なスロバキアなので「オランダが猛攻、スロバキアが守ってカウンター」という予想通りの展開に。前半早々に、故障上がりでこの試合が初先発のロッペンが長い縦パスを受けてひとりで抜け出してのゴールで先制。ロッペンらしい、オランダらしいゴール。以降もそのロッペン、スナイデル、ファンペルシーを中心に攻撃を仕掛けるけど、スロバキアがガッチリ守って、時々カウンターをかける。攻撃に出た時の速くて華麗なパス回しや、めまぐるしいほどの激しい動きは、オランダ伝統の「トータル・フットボール」。だけどカウンターを受けてあわや同点のシーンが何度もありながら、それを跳ね返すなど今回のオランダって意外とディフェンスもよいかも。
後半も同様の展開が続くも両チーム得点なし。そんな後半39分、ファールの判定に対してスロバキアの選手が抗議をしている最中に、それに付け込むように早いリスタートからスナイデルが2点目を奪う。ロスタイムにPKで1点とられるも、オランダがそのまま逃げ切った。
毎回優勝候補といわれながら、どうしても優勝できないオランダ。トータル・フットボールといわれる速くて攻撃なサッカーが伝統である反面、肝心なところで脆かったり、大味だったり、ディフェンスが疎かになったりするのもまた伝統なわけで、それが優勝できない最大の理由だと思う。だけど今日の試合といい、グループリーグの日本戦といい、今回のオランダ、全然大味ではない。相手のミスや隙に付け込むしたたかさがあるし、ここぞという時のディフェンスの集中力も高い。今日のような試合運びなら、一躍優勝候補に躍り出る可能性もあるのでは? という気もします。
・・・今日の夜はブラジルvsチリ戦だけど、明日の日本戦に備えて今日は早く寝ようかなと。しかし決勝トーナメントになってようやく見応えのある試合が増えてきた。開幕前や開幕当初は「今まででいちばんのめり込めないワールドカップ」と思ってきたんだけど、ようやく私自身の気持ちも盛り上がってきた。でも、もう残り試合は決して多くないんだな、と思うとちょっと寂しかったりもする。
■2010/6/30 完全燃焼 6/29(火) 23:00
パラグアイ0-0(PK 5-3)日本日本の決勝トーナメント最初の相手がパラグアイに決まった時、「嫌だな」と思った。「ガッチリ守って速攻」「手堅く、試合運びが上手い」、だけどヨーロッパの同様のチーム、スイス、スロバキアなどと違って南米ならではのタフさ、泥臭さを兼ね備えているし、大きなミスもしない。カメルーンやオランダとやった時のように「引いて耐えて、隙に付け込んで攻める」戦法は通じないだろうし、デンマークの時のように真正面から突っ込んでも跳ね返されそうだし。ただ、あれだけ酷評された日本がここまで躍進できたのは、チームが一丸になってまとまったことが最大の要因。それに「何かやってくれそう」なのもこのチームなので、「今日もひょっとして」の望みを持って観戦しました。
やはり前半からガッチリ守って、カウンターを仕掛けて何度も攻め込んでくるパラグアイ。再三のピンチがあったけどキーパー川島の好セーブと、闘莉王、中澤を中心としたディフェンスで耐える。日本も何度かチャンスを迎えるも、パラグアイの堅いディフェンスに跳ね返される・・・。そんな展開が延々続く。ただやはりボールの支配率はパラグアイの方が高いし、中盤でのボールの奪い合いでもパラグアイの方が優勢。それでも耐える、凌ぐ。以前の日本代表ならそんな中で一瞬の隙を見せてしまったり、決定的なミスを犯したりして、そこに付け込まれて失点するケースが多かったけど、そういう瞬間は一度もなかった。大会に入って「アンカー」を置く新布陣で臨んだわけだけど、後半にはそのアンカーの阿部を攻撃的な「トップ下」の中村憲剛に代える。今大会初めて攻撃的な布陣に切り替えて攻撃するも、やはりパラグアイのディフェンスは固かった。0-0のまま延長戦。延長に入ってパラグアイが更なる猛攻を仕掛けてきたので、以降は必死に耐え続ける。結局、そのまま終了。PK戦にもつれ込んだ。
正直私はPK戦なんて「くじ引き」みたいなもので「勝敗」を決めるものではないと思っています。試合はあくまでも引き分け。ただ「どちらが残るのか?」を決めるための抽選のようなもの。はっきりいえば「PK戦に勝った=勝者=実力的に上」「PK戦に負けた=敗者=実力的に劣る」というわけではないというのが私の解釈。過去にPK戦でいろんなドラマがあったのは事実だけど「両方勝者」と解釈してもいいくらいに思っている。1994年の決勝戦のブラジルとイタリアも、事実上「引き分け」と考えている。だから駒野がPKを外して日本が敗退したけど、駒野を責める気はないし、「日本は負けた」とも思っていない。「試合は引き分け、でも抽選で次に進めなかっただけ」だと解釈してる。何度もいうけど「敗退」だけど、「負け」じゃない。
日本が過去、ワールドカップで決勝トーナメントに進出したのは2002年の日韓大会のみだけど、あの時は決勝トーナメント初戦でトルコに敗れて16強どまりだった。つまり今回と結果自体は同じ。ただ、内容は全く違う。あの時は1-0で敗れた。しかもミスに付け込まれての失点だったし、気の抜けたような、本調子とはいえないような試合をしての敗戦だった。あの日のゲスト解説者は実は岡田武史氏だったけど「納得いかない」「不完全燃焼」と連呼してたけど、私の目にも「自分たちの試合が出来ないまま負けた」という印象だったし、試合後の選手たちがやけに冷めた表情で、全然悔しそうじゃなかったのを覚えている。つまり前回は「不完全燃焼での完敗」今回は「死力を振り絞って、自分たちの持ち味を発揮し尽くしての敗退」だし、試合自体は引き分けだから、その値打ちは全く違うと思う。確かに敗退して悔しい反面、「よくやった」「よく頑張った」と素直に言えます。私はスポーツ観戦していて、「負けたけどよくやった」と思うことはあまりないんだけど、今回は素直にそういえる。いや、何度も言うけど「敗退」だけど「負けた」んじゃない。自分たちの持ち味を発揮し、常に果敢に攻めた末の敗退。胸を張って帰国して欲しいと思う。
■2010/7/1 No More Fantasista ワールドカップはベスト8が出揃い、残り試合もあとわずか。開幕以来、毎日のように試合が行われてきたけど、今日と明日は試合がない日。「家に帰ってテレビをつければサッカーの試合をやっているのが当たり前」になっているだけに、「試合がない」だけでなんとなく物足りなく感じてしまいます。日本の「PK戦での敗退」から丸一日、ちょっと冷静に日本サッカーのことを考えられるようになりつつあります。
何度も述べてきたとおり、今回ほど開幕前に全く期待されていなかった日本代表って、はじめてだろうと思います。勝てない、面白くない、選手に覇気がない、それが開幕と同時に一変したんだから何度も書いてきたとおり「奇跡」といってもよいと思います。大きく変わった点は2つあったと思います。
ひとつは「戦術が変わった」。80年代から日本のサッカーを見てきた私だけど、なぜか日本人って、中盤の選手を重要視する傾向がありました。80年代当初でいえば木村和司、水沼、金田、その後も帰化した与那城、ラモス、Jリーグ開幕以降でも澤登、前園、名波、中田英寿、藤田、中村俊輔、小野、小笠原等、挙げればきりがないほど優秀なミッドフィルダーを輩出してきたし、ミッドフィルダーになりたがる人が圧倒的に多かったと聞きます。ファンもマスコミもミッドフィルダーに注目し、人気も独占し、同時に彼らの個人技を楽しみにサッカーを見る人も多かったように思います。またチームを作り上げる際も、あくまでもその「司令塔」的な選手を中心に、その選手の個性にあったようなチームを作ってきたもの。もちろん私自身も80年代に木村和司や水沼のプレーに心酔してきたクチなので、「中盤の選手の個人技嗜好」の強いサッカー・ファンであったことは否定できません。
ただ今回上手くいったのは、その「中盤の選手の個人技頼み」の戦術を放棄して、守備的なシステムに変更したことが大きな要因。常に絶対的司令塔だった中村俊輔を外し、代わりに守備的な中盤=アンカーとしての阿部を起用、これが当たったということ。悪く言えばガチガチに守って派手さのない戦術、攻撃的な面や華麗さや個人技を一切排した戦術ともいえる。これは80年代以降、日本の選手やファンが嗜好してきたサッカーを一切排除したやり方だったとも言えます。先も述べたように、私は「攻撃的なサッカー」「華麗なテクニック」「個人技」を生かしたサッカーが好きなのは事実だし、そういう試合が見たいのも事実だし、できることなら日本代表にもそういうチームになって欲しいと思っている。でも、今回のことで分かったのは「そういう戦術は日本人には向いていない」ということ。「面白みがない」かもしれないけど、個人技に頼らず「全員でガッチリ守って、チャンスと見ればカウンターに転じる」サッカーの方が日本人の身の丈に合っているんだと心底気がつかされた次第。もともと日本人なんて、どんなに頑張ってもブラジルやアルゼンチン、スペインなどの選手のような華麗なテクニックなんて持ってないんだし、追いつけるわけもない。にもかかわらず、無謀にも背伸びしてブラジル人などの真似をしてきたのがこれまでの日本のサッカーだったんじゃないか。日本人には、日本人にしか出来ないサッカーがあるはず。日本には所詮、ファンタジスタなんていないんだ、いや、ファンタジスタなんていらないんだと思う。世界のサッカーを見るときにはファンタジスタがいて欲しいと思うし、ファンタジスタのプレーを見たい。でも、日本にはいらない。
ただ、「ガッチリ守ってカウンター」という戦術を今後も日本がとり続けるとすれば、やはり課題は得点力。「ガッチリ全員で守る」ところまでは今回、出来上がった。ワールドカップ後に監督も交代、選手も入れ替わるはずだけど、この戦術は変えるべきではないと思う。今回の代表を手本にすればいい。だとすれば、今後は「有能な司令塔」よりも「有能なフォワード」が必要だと思う。フォワードがいないから、仕方なく中盤が本職の本田を起用したらたまたま当たった、というのが今回の結果。「守れたけど、得点を奪えなかった」のが敗退の原因。だとすれば、やはり点の取れる、ホンモノのフォワードが欲しい。そのホンモノのフォワードが登場したときこそ、ベスト8、ベスト4と、もっと勝ち進んでいけるんじゃないかと思う。
・・・もうひとつの大きく変わった点については、また明日。
■2010/7/2 必死に、泥臭く 先日の続き。
ちょっと話が脱線するけど、中学生の頃「クラスマッチ」という名目で、クラス対抗のサッカー大会が行われていました。女子はバスケット、男子はサッカーだったんですが。確か2年の時だったと思います、こんなことがありました。私のクラスはバラバラで、全くまとまりのないクラスでした。いわゆる「ツッパリ・グループ」(「不良」とはちょっと違う、本当は気のいい奴ら)の連中が数名いて、暗くておとなしい連中も数名いて、高校受験にしか興味のない勉強一筋の者が数名いて、誰もまとめる人もおらず・・・。クラスマッチの時も、やる気を出している者は数名しかおらず。ちなみに私はスポーツ観戦は好きな反面、かなりの運動音痴なので「ミスして目立たなきゃいい」程度の気持ちで。最初の相手は、運動音痴な人が集まったクラス。いくらやる気がないうちのクラスといえども「この日は勝てるかな」くらいの軽い気持ちで試合に臨みました。ところが結果は4-1で完敗。相手は「自分たちが弱い」ことが分かっているから、捨て身で必死でぶつかってきた。でも、うちはみんなやる気がない。必死にボールを追わない、ミスしてもヘラヘラ笑ってごまかす、観戦している女子の前でカッコつけることしか考えていない奴もいるし、「ミスして目立ちたくない」から無理してボールを追わない私のような者もいるし・・・。ところが負けた瞬間、「ツッパリ・グループ」のひとり(一応、エースストライカー)が激怒。「あんな相手に負けるのも悔しいけど、必死にやらずに負けていることの方が悔しい」。この言葉を聞いて、突然、私を含めて全員が悔しがりはじめました。私は「ミスして負けるよりも、ミスを怖がって何もせずに負ける方が遥かに情けない」と発言したのを覚えています。それに対してスポーツの得意な奴が「ミスしたって俺は責めたりしない」と発言したので、私も覚悟を決めたものでした。その日の放課後、誰からも強制されてもいないのに、ほぼ全員がグランドで居残りで練習。そこから不思議なくらいクラスがまとまり始めたし、全員がやる気を見せ始めた。「勉強一筋」のはずの奴までもが泥にまみれて必死にボールを追っていた。その後、うちのクラスは連勝。優勝候補だった体育の得意な奴が集まっているクラスにも接戦の末、勝利した。結果は優勝。勝因は「全員が必死になったこと」と「クラスがひとつになったこと」だと今でも思っています。
ということで、前置きにしては長くなったけど、今回の岡田ジャパンが奇跡を起こした理由のふたつ目は、実はあの時の私のクラスと同じ、「必死さが出てきたこと」「チームがまとまったこと」だと思います。「チームがまとまっていた」という点、このあたりはあちこちで語られているけど、川口が入ったことで控え選手が出場している選手をしっかりサポートしていたとか、闘莉王の提案で全員が肩を組んで国歌斉唱したとか・・・。とにかくチームが崩壊して惨敗したフランスとは対照的に「チームワークが素晴らしい」と世界でも絶賛されているけど、まさに「チームワークの勝利」だったと思う。
でも私はむしろ「必死さが出ていたこと」の方を買いたいと思います。Jリーグ開幕当初の日本代表=オフト・ジャパンは、とにかく熱かった。ラモス、柱谷哲二、北澤、中山らが闘志むき出しで、必死の形相でボールを追いかけ、ピッチ上で叫び、怒鳴っていたもの。おそらくJリーグ開幕からサッカーを見始めた人って、サッカー選手=熱いというイメージを持っていたんじゃないでしょうか。それがアトランタ五輪代表世代やその少し下の「黄金世代」から、なんとなくイメージが変わり始めた。無表情で飄々としていてクールな選手が多かった。その代表はやはり中田英寿だったと思います。まあ、中田英寿はクールな佇まいとは正反対の、実は熱い心を持った人だったけど、意外と同世代の選手には「見た目も、中身もクール」な人が多かった。その分、2000年以降のサッカー選手=クールで無表情、というイメージ。中田英寿のように実は内面は「熱い」のならいいけど、そうでない人が増えてきたというのも実情だったのではないでしょうか。2002年の日韓大会でトルコに負けた時、なぜか無表情で、全然悔しそうではない選手たちの姿に違和感を覚えたし、2006年の時も敗退時にピッチに倒れこんで涙を流していた中田英寿以外の選手から悔しそうな様子は感じられなかった。そして岡田ジャパンになって以降、もはや「無表情」どころか、「やる気がない」「無気力」にしか見えない選手も多くなった。選手同士で試合中に叫んだり、怒鳴ったりしている姿も全く見ることが出来なくなった。まさか「無表情がカッコいい」とでも思っているのか、いやまさか本当にやる気がないんじゃないかとすら思えた。
それが開幕前のイングランド戦との親善試合で少しだけ様子が変わった。明らかに選手たちの表情が違う。必死さが伝わるし、お互いに声を掛け合っていた。何かが変わったと感じた。後でネットを見たら、あの試合の数日前に選手だけでミーティングを行い、お互いに言いたいことを言い合ったんだそうだけど、その中で闘莉王が「俺たちは下手なんだから、カッコよくやろうとしても駄目。泥臭く、必死にボールを追っていかなきゃ」というニュアンスの発言をして、全選手が同調、それから急激に選手の目の色が変わった、との記事があった。なんとなく納得した。しかし日本人の血が若干混入っている(祖母が日本人)とはいえ、ブラジルからの帰化選手である闘莉王が「サムライ」的なスピリットを蘇らせたというのは、なんとも興味深いところ。
「クールなのがカッコいいんじゃない、下手な日本人は必死に、泥臭く、闘志むき出しで臨まなければ勝てない」そのことが分かった、そしてそのことが実証されたことは大きい。もちろん、時にはクールな選手も必要だろうけど、やはり必死で泥臭く、闘志むき出しのプレーが日本には必要。そのあたりも次の代表は継承していって欲しいと思っています。
■2010/7/5 南米の大国撃沈の準々決勝 日本が敗退してにわかやマスコミの馬鹿騒ぎは収まった様子だけど、いよいよ準々決勝、ここからが本番。試合が行われるのは金曜と土曜、1日2試合で23:00〜と27:00〜。土日休みの人にとっては「週末でよかった」というところなんだろうけど、実は私は今週は土日が休みではない。よって、1日に2試合見るのは無理なので、この両日は23:00〜の試合だけで我慢。毎回、準々決勝が最も盛り上がるケースが多いので、本当は全試合見たいんだけど・・・、
7/2(金) 23:00
オランダ2-1ブラジル優勝候補同士の対決。ブラジル=圧倒的で華麗な個人技、オランダ=フィールドを広く使った超攻撃的な「トータル・フットボール」というのが両国の伝統なんだけど、ここまで2試合見る限り、今回のオランダは攻撃一辺倒でもない。一方のブラジルは、今大会はまだ「消化試合」だったポルトガル戦1試合しか見ていないからイメージが掴めないけど「今までで最も守備的」とか「今までで最も地味」と言われている。ということで、いつになく地味で守備的になった両チーム、といっても「ブラジルにしては」「オランダにしては」というレベルなので、きっと激しい攻め合い、点の取り合いになると予想してたんだけど・・・。
前半早々にロビーニョのゴールでブラジルが先制。しかしこのゴールもそうだけど、長い縦パスと俊敏な動き等、ブラジルの攻撃は速攻が中心。「ゆっくり動いて、ゆっくりと短いパスを繋いでチャンスをうかがい、ここぞというところで速攻」というのがブラジルの伝統のはず。確かにいつものブラジルじゃない。カカーやロビーニョ、ルイス・ファビアーノら個人技を持ったタレントが揃っているわりには、その個人技が目立たない。一方のオランダは日本戦や先日のスロバキア戦同様、速攻を仕掛けるも、ブラジルの固くて早いディフェンスに阻まれる。こんなにガチガチでしぶといディフェンスも、ちょっといつものブラジルとは違う。前半はブラジルのよさだけが目立った。
後半になってオランダがより積極的に攻め上がる。後半8分にスナイデルのクロスがブラジルのディフェンダーに当たってゴールに入り、同点に追いつく。ここからは完全にオランダ・ペースになって、23分にコーナーキックのチャンスからスナイデルが逆転ゴール。以降は激しいぶつかり合い、ボールの奪い合いになるけど、ブラジルは退場者を出して10人になって、以降は防戦一方に。時々速攻を仕掛けたけど及ばず。そのままオランダが逃げ切った。
個人的にはオランダを応援して見ていたので、オランダが勝ったことは嬉しく思います。後半はオランダのいいところが出たという印象でした。一方のブラジル、「守備的で今までにないチームになった」と話題になっていたけど、「こんなブラジル代表は見たくない」。「ガッチリ守って速攻を仕掛ける」というのは、今大会多くのチームが行っているサッカー。なのでこれが「2010年の世界のサッカーのスタンダード」なんだろうとは思います。でも、ブラジルは回りの国がどう変わろうと、時代がどんなに変わろうと、いつものブラジルでいて欲しい。誰がなんと言おうと個人技を重視、パスをゆっくり回してゆっくり動く、ディフェンスより攻撃重視。例えば2002年の日韓大会も守備的なチームが多かった大会だけど、そんな中でもロナウド、ロナウジーニョ、リバウドの個人技を生かして優勝した。ブラジルってこうでなきゃいけない。実際、今日の敗因もチームカラーを変えたせいじゃないかと思う。退場者を出してシステムが崩壊した後、自分たちで立て直すことが出来なかった。ドゥンガ監督による規律や約束事で縛られたチームだから、イレギュラーを打開する応用力がなかったのではないか。いつものブラジルなら、こういう逆境を「個の力」だけで強引に打開する強さがあったはず。ブラジルにはこのようなサッカーは合わないと思う。実際、カカーやロビーニョが全く輝いて見えず、平凡な選手にしか見えなかった。オランダの勝利は嬉しい反面、ブラジルにはガッカリさせられた。やはりブラジルはブラジルらしくなければ。
7/3(土) 23:00
ドイツ4-0アルゼンチン1986年メキシコ大会、1990年イタリア大会で決勝を戦った両国の対戦。「優勝候補同士の好カード」であると同時に「因縁の対決」でもあるので、激しい点の取り合い、潰し合い、そんな壮絶な試合になるだろうという期待と怖いもの見たさ的な気持ちで観戦。
ところが、前半3分にいきなりミュラーのゴールでドイツが先制。といっても、メッシ、テベス、イグアインといった攻撃陣に多彩なタレントを揃えるアルゼンチンだから「いつ追いつくのか」「いつ逆転するのか」という気持ちで見守った。事実、アルゼンチンは何度も猛攻をかける。しかしそこは伝統のしぶといドイツ、得点を許さず、そのまま前半終了。
後半もやはりアルゼンチンの猛攻「いつ追いつくのか」「いつ逆転するのか」と思って見ていたら・・・。イングランド戦同様、わずかな隙をついて後半23分にクローゼが追加点を奪うと、アルゼンチンのディフェンスは緊張の糸が切れたかのように崩壊、あっという間に4点差がついた。アルゼンチンも諦めずに攻撃を仕掛けるもドイツのしぶといディフェンスに阻まれてそのまま試合終了。
「激しい点の取り合い」を予想していたし、内容的にもアルゼンチンが押し気味だったにもかかわらず、スコアだけ見れば4-0の一方的な試合。勝負強さ、わずかな隙を突いて得点を奪うしたたかさ、しぶといディフェンス等、伝統のドイツらしい強さだけど、ここぞという時の攻撃力、速さは、今までのドイツとは一味違う。司令塔のエジル、中盤のミラー等、若い選手の台頭がその要因か。ましてアルゼンチンは今大会の全出場国中、最も強力な攻撃力を誇っている。その相手を0点に抑えたんだから恐れ入る。正直、以前からあまり好きなチームではないけど、思わず「強い」と呟いてしまいました。一方のアルゼンチン、「タレントは揃っているが、チームとしてのまとまりを欠く」あたりは毎度お馴染み。「こういうチームは勢いに乗ると強いかも」と注目してたんだけど、逆に駄目なときの脆さも露呈してしまった格好。大会No1プレイヤーといわれていたメッシも本領発揮できず。世間一般ではマラドーナ監督ばかりが注目されていたけど、泥臭く必死でボールを追っていたテベスの姿がむしろ印象に残った。
他にはウルグアイ、スペインが準々決勝進出、「今大会はヨーロッパ勢より南米勢の方が強いのでは?」という評判とは逆に、3チームがヨーロッパ、ウルグアイのみが南米勢という、意外な結果になった。なんといっても「南米の大国」であるブラジルとアルゼンチンの敗退は意外でした。実は準々決勝が始まる前、ベスト8の顔ぶれを見て「ブラジルとアルゼンチンの南米の大国同士の決勝になりそうだな」と予想してたんだけど、見事に外れた。個人的にはスペインに優勝して欲しいけど、やはりドイツが一番強そうかなあ。
■2010/7/9 真夜中の準決勝 準決勝はともに夜中の3時半開始。よって、試合当日は「夜10時過ぎに帰宅、すぐに就寝→夜中の3時に起きてテレビ観戦→試合終了後にもう一度就寝」という、なかなか過酷でハードな生活(笑)。初めて観戦した高校3年の時の1986年メキシコ大会も、ほとんどの試合が夜中の3時ごろの放送だったから、毎日夜10時頃に寝て、試合開始時間に起きて観戦して、もう一度寝るという生活をしながら観戦したもの。その頃の気持ちを思い出してしまいました。といっても、あの頃とは年齢も違うので、さすがに翌朝起きて家を出るときは辛かったですけど・・・(笑)。
7/6(火) 27:30
オランダ3-2ウルグアイ「手堅くガッチリ守りを固めて、ここぞというところでは速攻でカウンターを仕掛ける」という戦術のチームが今大会は圧倒的に多くて、パラグアイ、スロバキア、グループリーグ敗退したとはいえ印象的だったスイス、そして日本もそんなスタイルに本大会で方向転換したことで勝ち進んだし、あのブラジルでさえ、それに近いチームを作り上げてきたわけだけど、ウルグアイもまさにそんなチーム。スアレス、フォルランの2トップで得点を狙い、残りの選手でガッチリ守る。ところが、準々決勝のガーナ戦でその一方のスアレスが相手のゴールを阻む捨て身の故意のハンドを犯して退場に、この試合は出場停止。一方のオランダはスナイデルが好調だし、故障で欠場していたロッベンが復活して上り調子。よって、オランダの快勝を予想していたんだけど・・・。
確かに前半からオランダがボールを支配していたけど、得意の華麗な速攻は見られず。ボールを持っているにもかかわらず、チャンスを作れない。つまりウルグアイの固いディフェンスに阻まれている。前半18分にオランダが先制するも、41分にすぐにウルグアイが追いつく。オランダの方がボールを持っているのに攻めあがれない、パスが回らない、明らかに「守り勝つ」ウルグアイのペース。
後半に入ってようやくオランダが攻勢に出て、25分にスナイデル、28分にロッベンと立て続けにゴールを決めて突き放す。にもかかわらず、やはり「守って時々速攻」をかけ続けるウルグアイ。後半ロスタイムに1点差、さらにロスタイムの約3分の間、一方的に攻め続ける。試合終了のホイッスルまで「いつ追いつかれるんだろう」という展開だったものの、そのまま試合終了。
個人的にはずっと以前からオランダの攻撃的なサッカーが好きだったので、オランダを応援しながら観戦していましたが、「ボールを持っているのに攻め上がれない」オランダ、こういう光景はめったに見ることが出来ないし、むしろウルグアイのディフェンスの固さ、そして最後まで諦めない粘りが印象に残った試合でした。「華麗だけど、逆襲されたり、攻めあぐねたりした時は脆い」のもオランダの伝統だったけど、こういう試合に勝てるあたりに、従来にない勝負強さを感じるのも事実。こと攻撃に関しては、いつものオランダと比べると物足りなさを感じる反面、チームとしてのまとまりという点では、私がリアル・タイムで見てきた1980年代以降では最高かもしれません。
7/7(水) 27:30
スペイン1-0ドイツスペインの試合を見るのは、スイスにまさかの敗戦を喫したグループリーグの初戦以来。それ以降の試合の経過や結果をニュースなどでを見る限り、依然として調子は上がっていない様子。ストライカーのビジャが得点王争いに名を連ねている反面、故障上がりのフェルナンド・トーレスが絶不調、相変わらず華麗に、派手にパスを回すスペクタクルなサッカーを展開している反面、肝心のゴールが奪えず「やっとのことでの勝利」ばかり。一方のドイツはイングランド戦やアルゼンチン戦を見る限り、文句なく「強い」という感じ。「今回のドイツは強すぎるからドイツ優位、でもスペインのサッカーが好きなのでスペインに勝って欲しい」、そんな気持ちで見守った。
立ち上がりから例によってスペインが華麗で細かいパスを回して一方的に攻撃。それをドイツが凌いで、一瞬の隙を見てカウンター、という試合展開は戦前の予想通り。スペインが「何度も攻め上がるものの、点が取れない」のも予想通りだけど、一方のドイツも中盤でボールが奪えず、ポトルスキーやシュバインシュタイガーがあまり目立たないし、いつものような鋭い速攻が見られない。ボール支配はスペインが圧倒しているものの、得点を奪われていないあたりにいつものドイツらしさを感じる反面、「速攻のカウンター」もあまりないので、ドイツも本調子じゃないなという前半だった。
後半も同様の展開。ボールを支配しているのに点が取れずにスペインに焦りが。それでもいつものようにドイツがその隙を突いてくることもなく・・・。ひょっとして延長? と思った後半28分に、コーナーキックのチャンスに、攻撃参加していたディフェンダーのプジョルがヘディングシュートを決めて先制。以降はドイツが攻め続けるも、スペインがそのまま逃げ切った。
スペインを応援していたので嬉しい結果だった一方、嫌いなはずなのに思わず「強い」と呟いてしまう、そんな強さを誇ったドイツが敗れたというのは、意外な結果でした。今回のドイツって、今までのような「いやらしい強さ」だけではない、エジルら若い選手を中心とした果敢な攻撃で「一味違う」強さを感じていただけに思わぬ負け方でした。まあ、若い選手が多いので、次のワールドカップの頃には、もっと強くなっていそう。一方のスペイン、この試合もまた「華麗なパスワーク」は息を呑むほど素晴らしいのに、点が奪えない。決定力があれば、フェルナンド・トーレスが本調子だったら、もっと「圧倒的な強さ」を見せているかもしれない。でも「苦しんでいる」からこそ、個人技やエゴを発散させる選手もなく、珍しくチームがまとまっているともとれるわけで・・・。スペインもオランダ同様、毎回攻撃力は素晴らしいのに、肝心なところでの脆さや、チームとしてのまとまりのなさが原因で敗退を繰り返していたわけで、今回勝ち進んでいるのは、点が取れないからこそ、チームが結束している結果なんじゃないかと思う。
というわけで、どちらが勝っても初優勝になる両チームの決勝戦。しかも、両チームとも華麗なテクニックと攻撃力が伝統のチームカラー。こういう両チームの対戦は、きっと面白い試合になるはず。前回のイタリアの優勝以降、過剰なほど守備的なチームが増え、そうした戦術がもてはやされてきたわけだけど、正直、見ていて楽しいものではないので、こういう両チームが決勝を戦うということは、個人的にはとても嬉しいこと。だけど悩みもあり。両チームとも、もともと好きなチームだから、一体どちらを応援すればいいのか・・・。それが一番の悩みだったりします。
■2010/7/13 美学を貫いたチームと美学を捨てたチーム いよいよ決勝戦。日曜の深夜なので、翌日に差し支えないように夜10時に一度就寝→3時に起きて観戦→終了後に2度寝という、またしても過酷なスケジュール(笑)。
7/11(日) 27:30
スペイン1-0オランダ(延長)先日も述べたとおり、両チームとも私の好きな「華麗な個人技」「圧倒的な攻撃力」が伝統のチーム。「どちらを応援すべきか?」とても迷ったんだけど・・・。直前にネットで様々なニュースを見たところ、「例え負けたとしても、自分たちのスタイルを変えずに、華麗に、美しく戦う」とスペインのイニエスタがコメントしていた。それに対し、オランダのロッベンの「例え美しくなくってもいいから、とにかく勝ちたい」とのコメントも見かけた。「負けても自分たちのスタイルと美学を貫く」「どんなことをしてでも勝ちに行く」どちらをカッコいいと思うかは、人によって違うと思います。ただ、この両チームに限っていえば、いつの時代も「美しく華麗なサッカー=自分たちの美学を貫いてきた」チームだから、いきなり泥臭くなって欲しくない、自分たちのスタイルを貫き通して欲しいという想いが拭えないのも事実。ただですら前回のイタリアの優勝の影響か、今大会は「地味に守り勝つ」チームが多くて、はっきりいえば、世界的につまらないサッカーがスタンダード化しつつあると感じているわけで・・・。そんな時代だからこそ「華麗な個人技重視の美しいサッカーをもう一度」というのが個人的願望。よって、その「美学を貫き通す」と宣言したスペインの方を応援することに決めて、観戦した。
しかし、前半は両チームとも本来の姿とは程遠い。スペインは細かいパスを回してはいるけど、いつもと比べると動きが鈍く、しかも前を向いていない。ボールをキープしているけど、ゴール前まで攻め込んで来る場面がほとんどない。一方のオランダはその猛攻に耐えて、時々速攻を仕掛けてくる。スペインは攻めあぐねている、一方のオランダが耐えてカウンター、なので試合の主導権はオランダが握っているといってもよいかも。ただ、やけにオランダの選手のラフプレーが多い。この両チームって、もともとラフプレーが少ない分、「クリーンな試合になる」と予想していただけに、オランダのラフプレーの連続がとても残念に思われた。後半、オランダが何度も速攻を仕掛ける。特にロッベンが快足を生かしたドリブルで抜け出して、キーパーと1対1になってシュートを打つ決定的な場面が2回もあった。しかしキーパー、カシージャスが2回ともファインセーブで防ぐ。一方のスペインも自ら突破してチャンスを作ることの出来るヘスス・ナバスとセスクが入ったことで、攻撃のリズムが変わって何度も攻めあがるも得点は奪えず。そのまま延長へ。
延長に入ってからも一進一退で「PK戦か?」と思われた延長後半、イニエスタが決勝ゴール。直前にスナイデルのフリーキックがキーパーの手に当たってラインを割ったのにゴールキックと判定されたり、一人が退場になったりでオランダの選手が苛立って、集中力を欠く中での決勝点。一方のスペインはキーパーのカシージャスとプジョルを中心としたディフェンダー陣がしっかり守って、そのまま逃げ切った。「美しさや華麗さを捨ててでも勝ちたい」と言っていたオランダの監督や選手。しかし「勝ちに行く=ラフプレー、冷静さを欠いて苛立つ」ことではないはず。この日のオランダはただただ苛立って、自分たちの長所を逆に殺してしまっているようにしか映りませんでした。一方のスペインも、いつもほど華麗ではなかったし、よいサッカーをしていたとは思えません。これだったら、負けたスイス戦の方が内容的にはよかったくらい。でも、「上手くいかない」中でも苛立ったりせずに、しっかり守ったディフェンス陣や、相手が苛立ったことによって生じた隙に付け込んで決勝点を挙げた攻撃陣等、自分を見失うことのない試合運びが出来ていた。それがスペインの勝因だと思う。「自分を見失うことがなかった=自分たちのスタイル、美学を貫いた」方が勝利した。ごく自然な結果だと思った。
正直、両チームとも本来の持ち味が出ていたとは言い難いし、オランダのラフプレーと本調子でないスペインの攻撃陣のせいで、決して「いい試合」「面白い試合」ではなかった。そのことはとても残念に思うし、なんとなく気持ちがすっきりしないのも事実。だけど、この「ガチガチの組織力」が主流の今の時代に、「華麗なパスサッカー」という、時代に逆行するようなスタイルのスペインが優勝したことは、今後のサッカー界が大きく変わるきっかけになるかもと、少しだけ期待してしまいます。
しかし、本当にもう終わってしまったのか。スペインのカシージャスがワールドカップを頭上に掲げて歓喜する姿を見ると、感動した反面、「もう終わり、また4年も待つのか」という寂しい気持ちに襲われてしまいました。いつものことながら表彰式は感動的な反面、とても物悲しいものです。また4年後、短いようで長いなあ・・・。
■2010/7/14 4年に一度の「夢のような1ヶ月」の終わり というわけで、またしてもワールドカップ期間中、ワールドカップ・ネタ一色になってしまいました。「過去ログ集」を見てもらえれば分かるとおり、2002年も、2006年も同様だったわけですが・・・。今までと違うのは「いつもは頭の中が音楽=ロック一色なのに、この期間だけワールドカップ一色になって音楽=ロックを忘れてしまう」状態になったのが2002年と2006年。でも今回は、3年以上も続く「音楽気分減退」の中でのワールドカップ。いつもは「忙しく働いて、プライベートな時間はケーブルテレビを見て過ごす」毎日なのが、この時期は「プライベートな時間はワールドカップ」に変わっただけ。よって「特別な1ヶ月」という感慨は、2002年や2006年と比べると薄かったというのが正直な感想でした。
とはいえ、以前だったら地上波のテレビでハイライト番組や、ワールドカップを特集した番組をいっぱい見ていたものだけど、今回は試合の生中継以外、ワールドカップ関連の地上波の番組は全く見ていません。試合を見ている時以外は、いつもと同じケーブルテレビを見ていたせいですが。おかげでタレントなどを動員した、馬鹿騒ぎな便乗番組を目にすることがなかったので、にわかファンやマスコミを中心とした「過剰な馬鹿騒ぎ」を目にすることもなく、意外と静かに見ることが出来たのはよかったかな、と思います。今回も世の中、主ににわかやマスコミが過剰な馬鹿騒ぎを展開していたそうだけど、全く見ていないので「世の中が過剰に浮かれていた」という実感が全くありませんでした。
あと、大会が始まる前は、私自身は全く気持ちが盛り上がらず、「そういえば今日から開幕?」という感じで、今までにないほど冷めた目で大会を見ていました。日本代表がガタガタで全く期待が持てなかったこと、開幕から何試合か見たけど、異常に守備的なチームが多すぎて眠たくなるほど面白くない試合が多かったことがその最大の要因。グループリーグの1試合目が終わった時点では、「はじめて見た1986年以降のワールドカップの中では、1990年のイタリア大会と同じくらい面白くない大会になりそうだな」と・・・。ところが、日本代表の奇跡の大変貌で、徐々に私の体内にある「サッカー熱」に火がつき始めて、日本代表がデンマークを破った試合で遂に本格的に気持ちが盛り上がり始めました。つまり、やっと以前のように熱中して観戦し始めたのは、あの日本vsデンマーク戦から。そして決勝トーナメントに入って以降は、意外と点の入る面白い、見応えのある試合が増えたので、やっといつものワールドカップと同じくらい熱中して観戦出来る様になりました。振り返れば、始まる前から待ち遠しくて仕方なかった=1986年メキシコ大会、2002年日韓大会、始まると同時に気持ちが盛り上がってきた=1998年フランス大会、2006年ドイツ大会。でも、今回は「始まる前は全く盛り上がらず、日本が奇跡を起こして勝ち進み始めて次第に気持ちが盛り上がり、決勝トーナメントに入ってやっと本格的に盛り上がってきた」、こんなに感情移入できるまで時間のかかった大会は初めてでした。でもそれは「守備的過ぎて面白くない試合、チームが多かった」ことの現れ。無理に点を取りにいかない、攻めない試合ばかり。グループリーグは「過去30年間の日本代表のベストゲーム」だった日本vsデンマーク、目の離せない名勝負を展開したスイスvsチリ戦以外はつまらない試合ばかりで、あと何年か経って振り返っても、きっと印象に残っていないんじゃないかと思う。逆に決勝トーナメントに入ってからは、「負ければ終わり」だから、「点を取りに行かない」わけにはいかないので、多少は動きのある試合が増えたので、「ようやくまともなサッカーの試合をやってるな」というレベルでした。ただ、決勝戦もオランダのラフプレーで台無しだったし、守備的過ぎるチームが多すぎるせいで、メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、カカーなどの、派手な個人技を持ったスター選手=ファンタジスタが全く目立たなかったりで、「後年まで印象に残る」様な試合、シーン、選手が少なかったのが残念でした。
まだ終わったばかりだから何とも言えないけど、あと数年経って振り返った時に印象に残りそうなものは「奇跡を起こした日本代表」「やかましいブブゼラの音」「万年優勝候補だったスペインの初優勝」くらいになりそう。グループリーグは退屈、決勝トーナメント以降は決して「全く面白くなかった」とまではいかないし、なんだかんだで試合を見ている瞬間は楽しめたのは事実だけど、あとから思い返した時に「一生記憶に残る」ほどの大会ではなかったかな、という気がします。とはいえ、前回のワールドカップ後のこの4年間は、日本代表がつまらない試合を繰り返したせいで「サッカーの面白さ、楽しさ」を忘れていたような気がします。もちろん、サッカーが嫌いになったことはなかったし試合も見ていたけど、以前ほど夢中になったり、熱くなったりして見ていなかったのは事実。それがこの大会での日本の奇跡的な変貌と、時代に逆行した、華麗なパス回しが持ち味のスペインの奇跡の優勝によって、ちょっとだけ「サッカー気分が復活した」様な気持ちになった、それは個人的には収穫だったような気がします
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