THE KIDS ARE ALRIGHT / THE WHO

      
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収録曲
1.My Generation13.Magic Bus
2.I Can't Explain14.Happy Jack
3.Baba O'Riley15.A Quick One
4.Shout And Shimmy16.Cobwebs And Strange
5.Young Man Blues17.Sparks
6.Tommy, Can You Hear Me18.Barbara Ann
7.Pinball Wizard19.Roadrunner〜My Generation [Blues]
8.We're Not Gonna Take It [See Me, Feel Me]20.Who Are You
9.Anyway, Anyhow, Anywhere21.My Generation
10.Success Story22.Won't Get Fooled Again
11.Substitute23.Long Live Rock
12.Pictures Of Lily
 

 

 

 

      
公開1979年
ザ・フーピート・タウンゼンド(g,vo)
ロジャー・ダルトリー(vo)
ジョン・エントウィッスル(b,vo)
キース・ムーン(d,vo)
ゲストリンゴ・スター他
手持ちのVTBVVP-72(BMGビクター)
購入時期1992年頃


解説
 1979年に公開されたザ・フーのドキュメンタリー映画。公開前年の1978年にキース・ムーンが急死しているため、キースへのトリビュートのようなイメージで語られる傾向にあるが、 実は制作が始まったのは1977年だった。つまり、もともとの制作意図はそうじゃなかったのに、偶然にも、そして悲しいことにそうなってしまったものである。しかし、デビューからキースの亡くなる直前の78年までの様々な映像、メンバーのコメントなどで埋め尽くされた内容は、 「これさえ見ればザ・フーのすべてが分かる」と言い切ってしまってもよいほど充実したものである。おそらく、ロック関連のドキュメントものの中では文句なしの最高傑作の部類に入るといってもよいのではないか。 「ザ・フーってどんなバンドなの?」と思っている初心者の方や熱狂的なファンはもちろん、ロックは好きだけどザ・フーは知らないという人にも絶対に見て欲しい、「全ロック・ファンが一度は見なければならない一本」だとまで言い切ってしまいたい。また、公開時にはキースが亡くなって、後任のケニー・ジョーンズが加入していたにもかかわらず、 その事には一切触れていない。その辺は意見の分かれるところだろうけど、キースが亡くなった時点でザ・フーは終わっていたと考える人もいるだろうし、そこまで思えない人は「キースのいた時代のヒストリー」と思えば受け入れられるはずだと思う。私の場合、逆に触れていないが故に潔く感じられるとともに、 「その事には触れたくない」というピートたち残された3人の気持ちが表れているように思われる。

ザ・フーを知りたい人は迷わず見よう
 ザ・フーというバンドは、イメージが掴みにくく、語りにくいバンドだ。私にとってザ・フーは、ビートルズ、ストーンズの次に大事なバンドだ。にもかかわらず、サイト開設後ザ・フーを一切語ってこなかったのは、まさにそのためである。 大好きなのに語れない。それほど奥が深く、ひとことで語り尽くせないバンドなのである。例えば、ビートルズなら「ロック以外のジャンルの手法を取り入れて、ロックを変えたバンド」、ストーンズなら「危険でダーティーで、ブルースの影響の濃いR&Rバンド」などと、 強引に短い言葉でイメージを表現することができる。ところが、ザ・フーの場合はそれができないのである。ライブで楽器を壊した破天荒なバンド、それじゃあパンクみたいで一元的。もっとインテリな要素もあるもんな。だからといって、「ロック・オペラといわれるコンセプト・アルバムを」云々とだけ述べたとしたら、今度はプログレとかと間違えられそう。 「モッズ・バンド」っていっても、それはすぐに卒業してるし、ハード・ロックっぽいとこはあるけど、純粋なハード・ロックでもないし・・・。この通り、短い言葉で簡単にイメージを表現することが不可能なバンド、いろいろな顔があって奥の深いバンド、それがザ・フーなのである。

  それ故に困ってしまうことも多い。「ザ・フーはまだ聴いたことがないんですけど、最初はどのアルバムから聴けばよいのですか?」。はっきりいって回答不能。ベスト盤? いや、この人たちは典型的なアルバム・アーティストだから胸を張って「まずはベスト」とはいえない。名盤から? うーん、でも初心者がいきなり 難解なTOMMYやQUADROPHENIA(四重人格)を聴いたら混乱してしまうだろうし、WHO'S NEXTもはじめて聴く人にはとっつきにくそう。そうだ、ザ・フーといえばライブ。ロック史上最高のライブ・バンドだもんな。だけどLIVE AT LEEDSをお勧めできるか? うーん、できない。音だけだと意外とショボく聞こえそう。それに日本人はライブ盤にディープ・パープルのLIVE IN JAPANのような、分かりやすさや流暢なソロを求めがちだし。じゃあどうする? そんな時にお勧めなのは、実はアルバムじゃなく、この映画のビデオなのでは? 「ライブでこそ本領を発揮するバンド」だけど、「音を聴くだけでは魅力が伝わりにくい」ということになれば、これはもう動いている姿を実際に見てもらうしかない。「ワイト島」などのライブもののビデオでもいいんだろうけど、それだと「破天荒なライブ・バンド」という一元的な姿しか見えてこない。 その一方にある「インテリジェンスで繊細な面」まで知っていただくには、やはりメンバーのコメントも挿入されたドキュメントものが最適だろう。私はそういう結論にいきついてしまう。もちろん、このビデオの中のザ・フーも、その奥深い世界のわずかな部分しか描かれていない。でも、「破天荒な面」と「インテリジェンスな面」という二面性が伝わればまずはOK。 あとはオリジナル・アルバムを順次聴いていただければいいだろう。

  しかし、本当にロック関係のドキュメントとしては、これ以上素晴らしい作品はないんじゃないだろうか。何しろ、メンバーのコメントやライブ映像などで淡々と進行されているだけ。歴史を追って説明している訳じゃないし、凝ったナレーション、解説などは一切ない。それなのに、何故か熱いものを感じるし、ザ・フーというバンドの本質や魅力が伝わり過ぎるほどに伝わってくる。 それは他でもない、彼ら自身がいかに魅力的で、生き生きとした熱い人間であるかということの現われだろう。おそらく、ザ・フーに興味のないロック・ファンの人が見たって、感動して引き込まれてしまうんじゃないだろうか。とにかく、はじめて見た時の感動と興奮は今でも忘れられない。「俺、ロック・ファンになってよかった」。心の底から思ったものだ。 すべてのロック・ファンが絶対に見なくちゃいけない。しつこいようだけど、繰り返し力説したい。

  ザ・フーは生真面目なバンドだ。もちろんユーモアのセンスはあるし、何よりもキース・ムーンという、あまりにもおかしなメンバーだっている。私が言いたいのは「音楽に向かう姿勢が生真面目」ということ。音楽に向かう時にビートルズのように「遊び心」を採り入れることは少ないし、ストーンズのように、いい意味でのいい加減さもない。どんな時にも命懸けで、真剣に、まっすぐにロックに取り組んだバンドだった。ライナーに載っていたピートのコメントにそれが現れている。 「あるファンにこんな手紙を貰った。『ザ・フーのレコードは全部買いました。毎日あなた方のことを考えて暮らしています。僕がどれだけあなた方のことを想っているか、分かってもらえないでしょうね』。俺は返事にこう書いた。『俺たちがいつもどれだけ君たちのことを想っているか、分かってもらえないだろうね』と。 俺たちはR&Rとは何かを知っている、唯一のバンドなんじゃないかな」。もうひとつ、私の持ってるベスト盤のライナーから。「R&Rは人生を解く鍵の一つだ。R&Rに夢中になること、それは最高の鍵の一つなんだ。俺たちの音楽がティーンが人生を解く時の手助けになれたらいいなと思う」。ロックに真剣に取り組む姿勢、ファンを心から思う気持ちが伝わってくる。こんな熱く、真剣なコメントを残せる人を、私は絶対に嫌いにはなれない。


Baba O'Riley & Shout And Shimmy
 まずは67年9月15日、アメリカのテレビ番組「スマザーズ・ブラザーズ・ショウ」の映像からスタート。ありがちな60年代のテレビ番組で、司会者はコメディアンか。メンバーとのコミカルなやりとりが展開される。しかし、ザ・フーの4人のコメントは人を食った、冷めたようなところがあって、 ビートルズやストーンズの同様のテレビ・ショウでのしゃべりとは明らかに趣が違う。ビートルズやストーンズは、それらの番組でも、それなりに楽しんでいる様子が窺えるんだけど、彼らの場合、どこか居心地が悪そうに映る。その後、My Generationの演奏がはじまる。 そして、エンディングで突然アンプから煙が出て、ピートがギターを叩き壊す。しかし、ギターを壊す前に既にアンプから煙が出ていることからも分かる通り、これは「演出」。事実、ピートの髪はコントにありがちなように、 何時の間にか爆発状態(笑)。最後にアンプが大爆発、キースが気絶してステージに転がっている(笑)。そこに何故かギターを抱えて登場する司会者。そのギターを取り上げてぶっ壊すピート。うーん、当時のピートのトレード・マーク、「ギター壊し」すらも「お笑い」のネタにされて、こんなことまでやらされてたのかと少し悲しくなる。 しかも、放送はあの「ジミヘンがギターを燃やし、ザ・フーが楽器を壊して暴れた」ことで有名な「モンタレー・ポップ・フェスティバル」の後。つまり、話題に便乗した「ネタ」なわけで、メンバーのあまり乗り気じゃなさそうな表情の意味も分かるというもの。司会者のギターを壊すピートの映像に、映画のタイトル文字が重なって映画はスタートする。

  次にアメリカの有名なテレビ番組、「シンディグ」からのI Can't Explainが登場するが、これは「ロック映像年鑑」などでも見ることのできた有名なもの。放送は65年10月6日。さらに70年代後半のテレビ番組と思われるインタビューの映像が登場、このインタビューはこの後も何度も挿入されている。続いてBaba O'Rileyのライブ映像。これは1978年5月25日、映画用に行われたファン・クラブのメンバーを前にしてのライブ。 イントロでタンバリンを叩きながら雄たけびをあげるピート、エンディングで公式テイクにはないハープを吹き鳴らすロジャーなど、メンバーの気合いが伝わってくる。78年頃のザ・フーといえば、パンクの登場に押され気味だったし、「キースは既に使いものにならなかった」(ピート)そうだし、ライブ・バンドとしては 既にピークを過ぎていたと見られがちだけど、ここで見ることのできるフーには、そんなことを微塵も感じさせない勢いを感じる。それに、この曲のライブ自体がとても貴重だし・・・。公式テイクよりもよい。

  78年の当時の最新映像に続いて登場するのが、デビュー当初のモノクロ映像。65年8月6日ロンドン・リッチモンド・ブルース&ジャズ・フェスティバルでの、ジェイムズ・ブラウンのShout And Shimmyのライブ映像。これは「シンディグ」のスタッフが撮影、同番組で放送されたものである。ロジャーの思いっきりJBを意識したボーカル、キースのドラム・ソロに合わせて踊り出すピートなど、この時代ならではの姿が収められているのが嬉しい。しかしまだ幼さの残るメンバーのルックスが微笑ましく、 30代に突入した、前の78年の映像と対照的なのも面白いところだ。しかしこの曲、アルバム未収録なため手元にない。デビュー当初のライブの定番曲だし、熱いロジャーのボーカルが魅力的なテイクなだけに、個人的にはCDで手元に置いておきたい(追記:2002年MY GENERATION [DELUXE EDITION]発売、これに収録されめでたくCD化)。この2曲の映像が個人的には「序盤のハイライト」。人によって思い入れは違うだろうけど。 そして、ここで再び70年代後半のインタビュー映像。しかし、突然キースが靴下を脱ぎ、インタビュアーに手渡すという奇行。と思っていると、何故かどんどん服を脱いでいき、ブリーフ1枚になったところで次の映像に続いていく・・・。本当にキースは変な人だ。


「あの頃は楽器屋からギターをパクっていた」
そのキースのブリーフ姿は69年12月14日ロンドン・コロシアムでのYoung Man Bluesのライブ映像と切り替わる。ライブ・バンドとしての全盛期の映像、しかも当時のライブの定番曲。ブレイクが効果的な曲で、そのブレイクでピートがジャンプや腕回し、キースはスティックを投げ上げたりと、視覚的にも最高にカッコイイ。 ところが、カメラワークに難が。ステージに向かって左隅から、ステージの右サイドを撮ったショットばかり。 そのためいちばん右端のピートが画面の中心、一方でキースはあまり映らず、ジョンに至っては画面の外。演奏もいいし、ピート&ロジャーのパフォーマンスが素晴らしいだけに残念。まあ、この曲は「ザ・フー・ライブ・ベスト」や「ワイト島」(ザ・フーの単独ビデオの方)でも別の映像を見ることができるし、 パフォーマンスも演奏もこのテイクと遜色がないから、今はそっちで楽しんだ方がよいかな。

 その映像にピートが「ギター壊し」についてコメントしている70年代後半の映像が重なる。そこで登場するのが表題の言葉というわけ。つまり、連日ギターを壊していたから金が足りなくなり、「明日必ず払う」と言い残してギターを持ち去りそれっきり、ということをしょっちゅうやっていたんだとか(笑)。「おいおい」と思っていたら、話はキースのドラム壊しへと続き、リンゴ・スターが「友人代表」として登場してキースの奇行についてコメント、キースのSMプレイ(ふざけてるだけなのか、それとも本当にそんな趣味があったのか?)の映像と続く。 唐突に旧西ドイツのテレビ番組「ビートクラブ」からのTommy Can You Hear Meが登場。お馴染みのTOMMY収録の小作だけど、演奏は口パク。メンバーが並んで歌ってるんだけど、ここでもキースがふざけていたり、段々声が小さくなり、最後にロジャーひとりの声になるところでピートとキースがじっとロジャーの方を見ていたりと面白い映像。普段は口もきかないほど仲が悪いといわれる ピートとロジャーも、キースを挟めばお互いに笑い合える、そんなザ・フー独特の人間関係が現れているところが注目。再びリンゴが登場、「ロジャーについてどう思う?」。これにキースが答える。「素晴らしいシンガーだよ。マイクだけを持って人前に出るなんて俺にはできない。観客にものを投げつけられるからね」。「奇人」として有名なキースだけど、私はこの人って意外と繊細なところがあって、 それを隠すためにふざけることもあるんじゃないかと推測している。もちろん、本当に「奇人」なんだろうけど、意識的にやってる部分も少しはあるんじゃないか。この言葉には、そんな彼の普段は隠している繊細な性格が現れている、そう思うんだけど深読みのし過ぎかな。だけど、その後に「彼(ロジャー)のところには卵やトマトが飛んでくる。俺はそれをシンバルでよけてサラダを作る」とふざけて、いつものキースに戻るけど。


「俺たちには(音楽の)質など関係ないのさ、音楽で客を煽ってるだけだ」
次に登場するのが、1969年8月17日伝説のウッドストック・フェスティバルの映像で、曲はともにTOMMYからのPinball WizardとSee Me, Feel Me。 後者は映画「ウッドストック」でも見ることができた。しかしあの映画は、画面が3分割された不自然な映像で構成されていたので、狭いところに押し込められ、ステージの熱気がダイレクトに伝わりにくいものだった。 だけど、ここでは別ショット、しかも分割なんてされてないから、画面いっぱいに動き回るザ・フーの姿を見ることができる。実は私がはじめて見た「動くザ・フーの映像」は「ウッドストック」の映画のビデオだった。 「ピートは腕を回したりジャンプしたりする」とは聞いていたけど、まさかここまで執拗に連発するとは思ってなかったから、はじめて見た時はかなりのショックを受けたもの。白い作業服姿のピート、胸のはだけた「晩年のエルヴィス」風のロジャーのファッションも新鮮だった。 今見るとこの日のパフォーマンスは彼らにしては今一つなんだけど・・・(ロジャー曰く「ザ・フーのワースト・ライブ」)。さらに「ウッドストック」に絡んだインタビューを受けるピートの姿が映し出される。 「ウッドストックは大成功を収めた。(中略)だけどあの後、どんな変化があった? 君たちはあの後、一体何をしたんだい?」。何とも辛辣な質問。それに対してピートはひとこと吐き捨てる。「考えたくもねえ」。 60年代末、ロックは「反体制のシンボル」だった。それが皮肉にも、あのフェスティバルやストーンズの「オルタモント」を経て、「ビジネス」になってしまった。実は「愛と平和の祭典」であったはずのあのイベント自体が、逆にロックをビジネスにしてしまった。そしてそれに自分たちが関わってしまった。 そのやりきれない気持ちがこの短い言葉にこもっているような、そんな気がする。短いけど、実に重い言葉だ。

  場面は変わって1965年5月21日、イギリスの人気番組「レディ・ステディ・ゴー」の映像。この映画では最古の映像になる。表題はその中でのピートの言葉。要約すると「観客は俺たちが暴れているのを見にきているのであって、演奏は聴いてない。だから音楽の質なんて関係ない」といったニュアンス。続いて同番組からのセカンド・シングルAnyway, Anyhow, Anywhereの演奏。 出だしは当時ありがちな超ポップなビート・ロックなんだけど、間奏でキースがドラム・ソロを叩きはじめると、ピートはフィードバックを聞かせる。当時としては斬新な曲だったことは間違いない。さらにピートのモッズ、ファッション、メンバー間の関係についての60年代当時のコメントが重なってくる。 後に「俺たちはモッズじゃなかった」と言い出すピートだけど、ここでは「モッズに受けている」「ファッションに拘っている」「女の子はファッションを見に来てるだけ」と力説している。ただし、「モッズだ」とも言ってないけど・・・。さらに、他のメンバーについては既に辛辣なコメントも発している。 デビュー時から既に仲がこじれていて、解散や分裂の噂が飛んでいたバンドだったわけで、このコメントにもそんな内側が垣間見えてくる。それに続いて、今度は70年代末のインタビューでもメンバー間の関係について聞かれている。だけど、ここではキースが「仲は最悪」とか、 「ほとんどの曲は俺が書いた」などとふざけているので、本当の話は聞けないが・・・。うーん、わざとはぐらかしたのか、単にいつもの「天然」が出ただけなのか・・・。もしも狙ってはぐらかしたとしたら、これはかなり上手い応対だけど、まあそれはないか(笑)。 その後にジョン作のSuccess Story(THE WHO BY NUMBERS収録らしい、実はこのアルバムは持ってない)のプロモが登場、ゴールド・ディスクを投げ上げ、それを銃で射ち壊すというショッキングなものだ。

  再び60年代の「レディ・テディ・ゴー」のシーン。先の「音楽に質は関係ない」に関して突っ込みを受けるピート。そんな中でこんな質問が。「ビートルズは良質なバンド?」。ピートはこう答える。「(歌とバックが別々に出てくるステレオ・バージョンのLPで)演奏だけを聴いてみたけど、ちゃちな音楽だぜ」。きっとこのサイトを見てる人の多くはビートルズ・ファンだろうから、 これを見ると怒るのかも。でも、ピートが言いたいのは「ビートルズはちゃちだ」ということじゃない。「音楽の善し悪しは、演奏の善し悪しで決まるわけじゃないんだ」、「質の善し悪しで音楽のよさが決まるもんじゃない」ということ。確かに当時の多くのバンドは、ビートルズに対抗意識を持っていたからその辺からくる言葉かもしれないけど、それ以上に言いたかったのはそのことの方だと思う。

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