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| 発売日 | 1969.9.21.(英) |
*ベスト盤につき、以下のデータはアルバム未収録曲、未収録バージョン(1,6,10,11,12)のもののみ記載。
なお、5はDECEMBER'S CHILDREN、2はAFTERMATH、4,9はBETWEEN THE BUTTONS、3,8はTHEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST、7はBAGGER'S BANQUETをそれぞれ参照。
| プロデューサー | アンドリュー・ルーグ・オールダム(6,10,11) ジミー・ミラー(1,12) |
| レコーディング | 65.10.(11)、66.11.(10)、67.7.(6)、68.3.(1)、69.5.(12) |
| イアン・スチュアート(key:1,p:12) ジョン・レノン(bvo:6) ポール・マッカートニー(bvo:6) ニッキー・ホプキンス(p:6) | |
| 手持ちのCD | P25L-25044 |
| 購入時期 | 1989年初頭 |
| ミック・ジャガー(vo) キース・リチャード(g,b) ブライアン・ジョーンズ(g,key:1,6,10,11) ミック・テイラー(g:12) チャーリー・ワッツ(d) ビル・ワイマン(b) |
| 69年7月3日に急死したブライアンの追悼盤という形で発表されたベスト・アルバム。66年に発表された最初のベスト盤BIG HITS [HIGH TIDE AND GREEN GRASS]同様、イギリス盤とアメリカ盤では全く収録曲が異なっている。
現在はイギリス盤のCDは廃盤だが(後記参照)、ここでは敢えてイギリス盤をご紹介する。ただ、どっちがよいということでもなく、単に私が持っているのがイギリス盤だったというだけのことである。だけど、ご紹介済みのBIG HITS [HIGH TIDE AND GREEN GRASS]もイギリス盤でご紹介した関係上、
こちらをご紹介せざるを得ないというのも事実。片方をアメリカ盤で購入して、もう片方はイギリス盤を購入してしまった場合、収録曲にダブりが生じるので、両方アメリカ盤を購入するか、両方イギリス盤を購入するかした方が賢明である。 収録曲は基本的に66年〜69年のヒット・シングルが中心。うち5:You Better Move OnはDECEMBER'S CHILDREN、2:Mother's Little HelperはAFTERMATH、4:Let's Spend The Night Together、9:Ruby Tuesdayは BETWEEN THE BUTTONS、3:2,000 Light Years From Home、8:She's A RainbowはTHEIR SATANIC MAJESTIES REQUEST、7:Street Fighting ManはBAGGER'S BANQUETに収録済み。 ただ、このうち5:You Better Move Onだけが極端に古い音源で、63年にイギリスで発表された4曲入りEPに収録された曲で、アメリカでは65年にアメリカのみで発売された編集盤、DECEMBER'S CHILDRENに収録されていた。イギリスではこれまで一度もアルバムに収録されなかったということもあって、ここに収められたものと思われる。 それ以外がアルバム未収録曲。 まず、11:Sittin' On A Fenceはミックとキースがフォーク・デュオ、トゥワイス・アズ・マッチに贈った曲で、65年の録音(アメリカ編集盤FLOWERSでも聴ける)。キース、ブライアンのギター、ブライアンのハープシコードをバックに、ミックが珍しくジェントルなボーカルを聴かせており、 ストーンズらしくないものの、曲の出来は悪くない。6:We Love Youは、67年8月にシングルのみで発売された曲。この年、ミック、キース、ブライアンが相次いでドラッグで逮捕されているが、それを皮肉ったサイケでダークな雰囲気の曲で、コーラスにビートルズのジョンとポールが参加しており、 全英8位、全米50位を記録した。そのB面として発表されたのが10:Dandelionで、ストーンズには珍しい、クラシカルでポップなナンバー。B面ながら全米で14位を記録した。だが、このベスト盤の収録曲で最も重要なのは1:Jumpin' Jack Flash、12:Honky Tonk Womenの2曲であろう。どちらもオリジナル・アルバム未収録だが、 説明の必要もないストーンズの代表曲である。1:Jumpin' Jack Flashは68年、アルバムBEGGAR'S BANQUETに先駆けて発表された曲で、キースの弾くイントロ、リフの印象的なR&R。個人的には私とストーンズの出会いの曲だったということもあり、この曲への想い入れは強い。全英1位、全米3位を記録。 12:Honky Tonk Womenはミック・テイラー加入後、初のシングルでアルバムLET IT BLEEDに先駆けて発表された。キースとテイラーのギターの絡みが印象的だが、これは以降のストーンズのトレード・マークになる。個人的にはこの曲でのキースのギターは、彼のベスト・プレイではないかと思っている。 全英、全米共に1位を記録した。 以上見てきたように、ストーンズが最も激動した時代のベスト・アルバムということで、この時代のドキュメントを見せられているような気持ちになる。またベスト盤ではあるが、1:Jumpin' Jack Flash、12:Honky Tonk Womenというアルバム未収録曲ながらストーンズの代表曲である2曲が収録されているので、絶対外せないアイテムである。 「60年代のストーンズを手っ取り早く知りたい」という人がいれば、私はこのアルバムとBIG HITS [HIGH TIDE AND GREEN GRASS]の2枚を購入することをお勧めするだろう。全英最高位2位。LP時代は八角形のジャケットも話題になった。そんなこと抜きで、私はこのアルバムのいかにも「ロック・バンドのアルバムだなあ」という雰囲気の ジャケット写真が大好きだったりする。 (後記):2002年、当アルバムのイギリス盤CD、復活しています |
*アルバム好感度 80
| 発売日 | 1970.9.4.(英) |
| プロデューサー | ローリング・ストーンズ グリン・ジョンズ |
| レコーディング | 69.11 |
| イアン・スチュアート(p,org) | |
| 手持ちのCD | POCD-1918(ポリグラム) |
| 購入時期 | 1995年初頭 |
| ミック・ジャガー(Vo,har) キース・リチャード(g) ミック・テイラー(g) チャーリー・ワッツ(d) ビル・ワイマン(b) |
| ドラッグによるメンバーの逮捕劇、ブライアンの脱退と死などのゴタゴタのため、ライブ活動を行えなくなっていたストーンズが、69年11月に3年ぶりに行った全米ツアーのライブ・アルバム。
わずか3年でPAシステムが導入され、会場から歓声が消えるなどロックのライブを取り巻く環境は激変。ストーンズもミック・テイラーが加入し、アメリカ南部的なサウンドを追求して、演奏もルーズな
ノリを重視したものに変わっている。ここに収められたテイクは11月26日のボルティモア公演、27,28日のニューヨーク、マジソン・スクエア・ガーデンの公演での演奏を寄せ集めたものである。 収録曲はアルバムBEGGAR'S BANQUET、LET IT BLEEDという、最新の2枚からの曲や、同時期のシングル曲が中心。先に述べたようにルーズなノリを生かした演奏がこのアルバム全体の特徴で、 1:Jumpin' Jack Flash、9:Honky Tonk Womenなどは、スタジオ・テイクよりもグッとテンポを落とした、(変な表現だけど)引きずるような演奏が印象的。それは、ファースト・アルバムで演奏したチャック・ベリーの 2:Carol、このアルバムではじめて演奏された同じく、チャック・ベリー・ナンバー8:Little Queenieにも顕著で、とてもチャック・ベリーの曲だとは思えないようなルーズな ノリで演奏されているのが面白い。特に、66年の初のライブ盤GOT LIVE IF YOU WANT IT!で、全曲スタジオ・テイクよりもやたら速いテンポで演奏されていたことを考えると余計にストーンズの変化がはっきりと分かる。もうひとつの特徴は、何といってもキースと新加入のミック・テイラーの2本のギターのアンサンブルである。特に6:Shympathy For The Devilは、スタジオ・テイクのパーカッションの穴を 2本のギターで埋めるという「荒技」も用いており、エンディングでは2人が交互にソロを弾くなど、ブライアン在籍時になかった「ツイン・リード」的なバンド・アンサンブルを構築するに至っている。特にテイラーは、キースや ブライアンになかった流暢で繊細なギターをストーンズに導入、4:Love In Vainのスライドが圧巻でスタジオ・テイクを大きく凌ぐ出来だといって過言ではないだろう。そして、映像がないにもかかわらず、 ミックのボーカリストとして、パフォーマーとしての存在感は一種神懸かり的で、特に5:Midnight Rambler、6:Shympathy For The Devilなどの長尺なナンバーにそれが顕著である。 テイラーの加入と2本のギターのアンサンブル、ミックの圧倒的な存在感と、ストーンズが「ライブ・バンド」として大きく成長したことが分かる。ストーンズの「ライブ・バンド」としての絶頂期は70年代初頭だという声が強いが、 ここではその全盛期を前に「ライブ・バンド」として大きく飛躍していく「前夜」の姿がしっかりと記録されている。結局、その70年代初頭のライブ盤は発表されることなく終わっているのが残念だが、このアルバムは その穴を埋めるには十分、とはいえないまでも、ある程度不満を解消してくれるものである。ただし、このツアー最終日に有名な「オルタモントの悲劇」が起こってしまうわけで、順風満帆とはいかなかった。なお、日本では 5.:Midnight Ramblerのブレイクの部分で、客席から日本語で「カッチョイイ!」という歓声が上がることでも有名である。だけど、この声に関しては詳細は不明で、本当に日本語の歓声なのか、それとも 空耳なのかもはっきりしていないし、この声の主が誰なのかも不明である。この会場でライブを見たという、村八分のチャーボーが声の主、という説もあるが、本当のところはどうなのだろう・・・。 |
*アルバム好感度 80
*:1999年12月26日UP
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