夜の散歩をしないかね 

第21話
間違いだらけに風は吹きぬけ

ピンクの花びらは刹那に舞った

澱みの中を

忍ばせたそれは鋭い光を放っている


変わらぬものの不確かさに

目が廻り

足元がおぼつかない

一人横たわり

鋭い光を見つめている

飽和して

壊れて

「とるに足らない話でいっぱいの人生で

 くるべき死を
 
 待ちながら」

  チャールズ・ブコウスキー


老いぼれ爺は本の冒頭にそう記していた

僕は胸を撫でおろした

そんな笑いに


忍ばせたそれは

汚れた大地にでも埋めればいい

それをかざしてふるう事など

山ほどあると言っている気がする




もどろっかな。