夜の散歩をしないかね 

第26話
霧深く煙る

マンハッタンへ

自慢のO脚の足を蹴って

ブルックリン橋を渡った

100年は建つであろう

その橋を後目にして

ジョークの1つでも

口にしたい気分だけれども

ジェントルメンのようには

いかない

コートの胸のポケットに

用意などなく

クソ真面目に

真っこうから

12月の風に吹かれる

ニューヨ−クの束の間が

始まった

もどろっかな。