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グループ/タイトル・発表年代 |
作品解説等(ロック兄さんの感想も入ってる!!) |
| 1. NightWinds / same (1979) | このアルバムは79年当時はどこにも存在しなかった、というよりは発売されなかった幻のアルバムらしい。90年代の復刻CD化ブームに乗ってアメリカのプログレ・レーペルの「The Lasers Edge」がマスターテープを探しだして発売したものであると言う。メンバーは全員カナダ人らしく、一人もなじみの名前は見あたらない。しかし、その、メロディアスさやテクニカルな面は、アメリカン・プログレ・ハードのグループたちと聴き比べても全く見劣りしないばかりか、なぜこんなに完成度が高い作品を発売しなかったのか?不思議に思ってしまうほどである。作品内容は、洗練されたプログレッシブな要素とテクニカルな演奏に裏打ちされており、カナダ特有のヨーロピアンな雰囲気も少々スパイスをきかせた作りとなっている。(←よー分からん説明だなぁ・・)メンバーの中には、当時ビートルズが名前をふせて録音したと噂されたスタジオ・ミュージシャンの集合体「クラトゥー」のツアー・メンバーだったジェラルド・オブライエンが入っている。作曲は、そのオブライエンを中心に、作詞はヴォーカリストのサンディ・シンガーズが受け持っている。シンガーズのスタイルはカナダのグループSAGAやRUSH、FMのヴォーカリスト達に共通の中高音域に特徴が見られるもので、ズブトイ声に魅力を感じる方にはあまりオススメできない。だが、楽曲のプロダクションの高さと、各人のテクニックが安定している事もあり、キーボードとギターの使い方、特にアコースティック・ギターの導入やピアノによる小技とかが効いて、アレンジの巧みさもあって、グループとしてのまとまりも感じられ安心して楽しむ事ができるのである。現在では、廃盤状態かもしれないが、探せばみつかるかも・・。持っていればいつかプレミアが付くこと間違いなしの逸品でございましょう。 |
| 2. POLLEN / same (1976) | こちらは、カナダでもフレンチ風味のバンドである。カナダの公用語は仏語と英語であるが、この「POLLEN」は仏語による曲展開でアプローチしているのである。フレンチ・プログレに近い印象があるかも知れないが、その演奏スタイルはむしろブリティッシュに近いものを感じる事ができる。(フランス語版のYESと紹介された向きも有るようだっ)このアルバム1作だけで「POLLEN」は消滅してしまうのだが、当時マニアの間では大変なプレミアが付いていた様である。メンバー構成は4人であり、ギター、ベース、ドラムス、キーボードでベースがヴォーカルを兼任している。早い曲展開の中にヴィブラホーンやフルートを絡み合わせている所などは、さすが裏名盤と思わせる内容で、当時LP盤を血眼に探した人がいたことはこのアルバムの完成度の高さを体験すれば解ると言うものだっ。アコースティック・ギターの使い方や静寂の場面はフレンチ・プログレの良質な部分も吸収している。ヴォーカル・スタイルはやはりフレンチ・プログレの特徴とする語り口調がかっており、こういった引きの所に魅力を感じる方には大変オススメではあるが・・。(アンジュとかが好きならOKよ!)キーボード・オーケストレーションも他のユーロ・プログレの名盤群に見劣りする事なく、堂々としている。4曲目の”Tout l'temps”などのハープシコード風オルガンのリリカルな演奏などは、フランス語の壁さえ取り払えばメジャー級のサウンド・プロダクションを誇っていたのだが・・1作だけで消えていくには惜しい気もするが、良い作品でも多くの人に聴いてもらえなければレーベル側もどうしようもなかったのだろう。すばらしいゾッ、カナディアン・プログレッシブ・ロック! |
| 3. VISIBLE WIND / EMERGENCE (1994) | このアルバムの主人公である、「VISIBLE WIND」は80年代後半からの活動であり、比較的新しいグループであるが、カナダ特有のヨーロッパ感覚とアメリカンなポップ&ハードな面を併せ持つ新世代のプログレ・グループである。こちらも基本的な4人編成のグループであり、キーボードがヴォーカルを兼任している。ほとんどが英語の歌詞なのだが1曲だけフランス語で歌われているものがある。オープニングの”Sweet Perdition”曲から大胆なキーボード・オーケストレーションでハデに打ち上げてくれている。組曲形式でテクニカルなインストゥルメンタルが7分間緊張感ある演奏で聴くものをひきつけるのだっ。全体として14分にわたる超大作なのだが、2セクション目でやっとヴォーカルが登場してくるあたりは往年のプログレ・グループが取った手法である。2つのセクションが合わさり初めて1つの組曲が完結するのだ。アルバムもトータルなコンセプトに基づいた作りであり、ダイナミックでハードな演奏の中で見え隠れする、フランスとブリティッシュがミクスチャーされた文化が息づく音作りを感じさせる。(←なーにっ、また訳の解らない事言って・・)中にはシットリしてメロディアスな曲もあり、アコースティック・ギターとサンプリングされたと思われるSEも効果的に使用して、起伏に富んだアルバム構成を形作っている。本国カナダでの人気がいかほどのものか解らないがインナーにあるライブフォトを見る限り、ライブ演奏もたぶんすばらしいパフォーマンスで観客を圧倒するのではないか?(いや、してほしいのだっ!)ぜひ、ライブを体験してみたいグループであるが・・、現在どの様な活動をしているか不明だが、日本でライブを体験できる時代ではないので、せめてライブ・アルバムでも発表してもらいたいものでございます。 |
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