Marc Jordan
マーク・ジョーダン(70年代後半から活躍するカナダのAORミュージシャン)

渋い声と洗練されたサウンド・メイキングで評判のカナダのミュージシャンで他のアーティストへの曲も提供している。その、ソング・ライティングの才能には定評がある。アルバムは寡作だがどれも高水準の傑作ばかりである。

ロックdeポン!!特別編集
Marc Jordan のベストアルバム5選!november,1999
アルバムタイトル/発表年代
アルバムの内容等(もちろん感想も入ってる!!)
1.Mannequin(マネキン)/(1978) ファーストアルバムにして傑作、プロデューサーにスティーリー・ダンのプロデュースで有名な、ゲーリー・カッツを迎えてアルバムが作られている。なんと言ってもその豪華なメンバーに目がくらむほどである。ドナルド・フェイゲン、ハービィー・メイソン、ラリー・カールトン、トム・スコット等々、デビュー・アルバムでこれだけのメンバーを集めて発表するには、レーベル側のジョーダンへの期待の高さが伺いしる事ができる。その、ソウルフルでジャージーなサウンドは未だにこのアルバムをマーク・ジョーダンの最高傑作と評価する声が多いのも事実である。クレジットにはないが、ジェイ・ク゜レイドンも2曲ばかり、ギター・ソロを録音している様である。
2.Blue Desert(ブルー・デザート)/(1979) ジェイ・グレイドン”プロデュースによるAORの名盤として名高い作品。その参加メンバーも豪華なもので、マイケル・オマーティアンの華麗なキーボード・ワークとジェフ・ポーカロのドラムスと言うウエスト・コースト・サウンドのお手本の様なメンツで構成された音作りは当時の最先端をいっていた。ジェイ・グレイドンは翌年の80年にデビッド・フォスターと「エアプレイ」を結成する事になるのだが、すでにこのアルバムでTOTOのメンバーやビル・チャンプリンらと素晴らしいワークスをしている事が際確認する事ができる。1曲目の”ジェネラリティーズ”でステキなSAXを披露しているのはアーニー・ワッツであり”ロスト・イン・ザ・ハラー”ではチャック・フィンドレーのフリューゲル・ホーンのソロも聴く事ができる。もちろん、ジェイ・グレイドンの計算しつくされた変幻自在のギター・ソロも聞き所の一つとなっている。ファースト作「マネキン」ではまだ日本では無名のジョーダンもこのアルバムで一躍脚光を浴びる事ととなる。(←本国でも無名だったかも?)
3.A Hole in the Walll(愛しのマルガリータ)/(1983) ブルー・デザートでのTOTO〜エアプレイ風サウンドがもっとも前面に押し出されたアルバである。メンバーは、グレイドン、フォスター、スティーブ・ルカサー、マイケル・ランドー、マイク・ポーカロ、ロベン・フォードといったオールスターである。しかし、このアルバムの特筆すべき点は何といっても「ペイジズ」のふたりがすばらしいコーラス・ワークを披露している事だ!ほとんどの曲で聴くことができるバック・ヴォーカルはスティブ・ジョージとリチャード・ペイジのLAAOR御用達チームのコーラスである。このすばらしいアルバムの幕開けは”スリッピッング・アウェイ”からはじまる、そのハードなギター・ワークはマイケル・ランドーのもので、ロビー・ブキャナンの華麗なキーボードと合わせて聴いて戴きたい。続く邦題のアルバム・タイトルともなった”愛しのマルガリータ”は渋いバラッド・ナンバーでショーダンの曲作りのうまさを知る事ができる逸品といえよう。
4.Talking through Pictures(トーキング・スルー・ピクチャーズ)/(1988) こちらは前作より5年ぶりとなる、レーベルをRCAに移籍してのものである。AOR風味は薄れロック・マインドに溢れる作風はキーボード・オーケストレーションを大胆に取り入れたものとなっている。キーボードはKim Bullardが担当しておりこのアルバムがトータル的に仕上げられている事がわかる。このアルバム発表の前後に日本で行われた世界歌謡祭に出演していたことは当時のAORファンも見逃していたかもしれない?メンバーは前作までの流れと全く別のミュージシャンで構成されており、レーベル側の意図する方向性が明かにAOR路線から脱却しようとしていたことがわかる。ステュアート・ハム、トレバー・ラビン、パット・マステロット等のメンバーである。(時代的に言えばAORと言う言葉自体消滅していた時であった・・)このアルバムは兄さんとしては大好きなものの1つではあるが、マーク・ジョーダンのファンからはあまり高得点は稼いでいないのが事実であり、兄さんとしては大変残念で有ります。 
5.Reckless Valentine(レックレス・ヴァレンタイン)/(1993) これは新興レーベル”sin-drome”からの3年ぶりのアルバムである。RCAからの2作品は想った様な作品に仕上げられなかったという本人のインタビューもあり、このアルバムは従来のジョーダンの持つソウルフルかつジャージーな味付けの作品である。デビュー・アルバムにもっとも近い印象のアルバム作りがなされている。自身のアルバム作りの傍ら数々の作品を多くのアーティストに提供してきたジョーダンが満を持して発表した起死回生のアルバムであり、とても暖かみのあるすばらしいAOR作品となっている。ハスキーでちょっと粘りのあるジョーダンのヴォーカルをより強調した曲は、パラッド曲にセンスの良い所が浮き彫りにされる。アコースティック風味の落ち着いた曲調のものが多く感じられるのは、大人のヴォーカル・アルバムの証といえるであろう。しっとりとした極上のテイストが味わえるアルバムでございましょう!

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