頑固一徹ラーメン職人殺人事件

 

はいおまちどおさまでしたぁ〜」私の名前は南麻美。ちょっと流行ってるラーメン屋さんの一人娘。今日もお客さんがたくさん並んでくれてる。商売繁盛、嬉しいな。おっとぼやぼやしてられない、新しいお客さんだ。「どうぞ〜、いらっしゃ〜い」すぐに注文を取らなくちゃ!「こちらご注文は〜?」チャーシュー麺大盛りとライスね。「そちらのお客様は?」ラーメンっと。「はい」でも、こお客さんが『ラーメン“で”いい』って言っちゃったから、父ちゃんがおつもの癇癪をおこしちゃった。「ほらもう父ちゃん!」お客さんに延々お説教。はぁ〜、この頑固さには呆れるわよ、ホント。「父ちゃんもういいじゃない!」お客さんも謝ってることだしねぇ。「はい、ラーメン一丁!」怒られちゃったお客さんにはお詫びの営業スマイルっと。「はいおまちどおさまでしたぁ。はい、ライスも。はいどうぞ〜、はい

父ちゃんが殺人事件のニュースを見て、突然自首しちゃった!でも、父ちゃんが人殺しなんて信じられない。だから弁護士さんに相談にきたんだけど、昼間のお客さんだなんてビックリ。「はい、でも、父は、人を殺すような人間じゃありません。お願いです。信じてください。お願いします!

弁護士さんのところから帰ると、お店の前に人だかり。マスコミの人たちに囲まれているところに、怪しいおじさんがきて、マスコミの人たちを一喝。どういうことなのかしら・・・?

弁護士さんは身を隠せって言うけど、「身を隠すなんて。私は店を守らなくちゃ。父の無実が証明されて、父が帰ってくるまで」ラーメンを作れるかどうかだけど、「なんとか、みようみまねでしたら」だけど、みようみまねじゃできないかもしれない。「父は、スープを煮込むときは、誰も寄せ付けなかったんです」だけど、ちょっと自信はある。「だいたいはわかります。スープを煮込んだ後の生ごみ、捨ててるのはあたしですから。鰹節に、煮干、それと、鶏がらに野菜」弁護士さんのいう隠し味の謎がわからないのが不安だけど・・・。そしたら、さっきのおじさんがお店を手伝ってくれるって言い出して。弁護士さんのお墨付きだから、きっと信用できるよね。「ええとぉ、おじさんは?」尾花さんっていうんだ。「尾花さん、よろしくおねがいします

第一回公判。検察の主張にまったく反論しない父ちゃん。

お店に帰って味の研究。見た目はだいぶ似せることができるんだけど。「召し上がってみてください」弁護士さんに試食してもらう。「どうでしょう?」ダメ出し。「まずいですか?」父ちゃんの味には程遠いって。「父の言うように、時間をたっぷりかけたんですが」時間だけじゃだめだってことはわかってる。「生ごみを整理してみたんですが、煮干に鰹節、それから、鶏がらに野菜のくず」材料に何かが足りないみたい。尾花さんは海のものを入れてみたらどうかって提案。「でもそんな、出汁使ってるなら、生ごみの中に残ってそうだけど・・・」ラーメンの味もまだまだだけど、心配なのはラーメンだけじゃないんだ。「先生、あの、裁判の費用なんですが・・・」でも、弁護士さんは費用よりもラーメンだって。そうだ、頑張らなくちゃ。

第二回公判。被害者のことを地獄に落ちればいいだなんて、父ちゃん、どうしちゃったの?弁護士さんは突然スープの話を父ちゃんに質問。あのスープを考えたのは父ちゃん1人じゃないみたい?

ふたたび試食会。弁護士事務所のみなさんの誰も、なにかが足りないって。そのとき、尾花さんがある材料を試してみるようにアドバイスしてくれた。これならスープに入れても生ごみは残らない。その食材とは・・・。

第三回公判。私の作ったラーメンをみなさんに食べてもらうという弁護士さん。そして父ちゃんのスープへの愛情を証明するなんて。そして、スープを仕込む時間と殺害時刻の矛盾を指摘して、父ちゃんの無実を証明してくれた。でも、父ちゃんは自分が殺したって言い張る、どうしてなの?そして、スープの秘密、乾燥ホタテを証拠として提出。父ちゃんは誰かをかばっている。けど、それを認めようとしない。そして、父ちゃんがかばっていたのは植木屋の尾花さん。15年前、尾花さんが父ちゃんをかばって殺人事件の犯人になってくれたから。今度の事件で尾花さんをかばってた。そして、尾花さんが私の本当の父親だったなんて・・・。「待ってますから!父ちゃんと2人で、待ってますから。帰ってくるのを。お父さんが、帰ってくるのを・・・。お父さん!

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