給料日前だ。
日本全国およそ5万くらいの人が今もこの辛い期間を乗り越えるため耐えにたえているに違いない。
参謀長も、一月の間にベースとバイクを買うと言う、今までの自分からは考えられない暴挙に出てし
まったため中々にtightな日々を過ごしている。
お昼ご飯は会社の人たちとの重要なコミュニケーションの場なので、つい付き合ワザルを得ない。
都会のメシは高い。最低でも700円以上はする。でも、払わざるを得ない…周りに流される日本人なのだ、
参謀長も。
よって、そのあおりは朝と夜の飯に来る。 朝は今までウィダーインゼリーだったのだが、最近はカロリーメイト一袋になっている。 夜は素麺か、時間があれば米。そして玉ねぎかモヤシだ。 たまにふんぱつして魚肉ソーセージなんかが食えちゃったりする。 もしくは安ウインナー2、3本。これはリッチな方。 今我が軍の台所は極めて厳しい状況にある。 これでも一日食費で1000円近くかかってるってんだからどうしてくれようってナものだ。
今日も愛用の穴開き包丁君(100円ショップ出身、たたき上げのナイス刃物)が
「参謀長、俺最近玉ねぎと魚肉ソーセージしか切ってないんすけど…。
いや、たまにはホラ、肉とか魚とか切ってみたいなとか思いません?」
とか言ってくるの。いや、切るのは君なんだがナ。俺は切らないって。それはさておきスマン。
給料が入ったらドどーんと凄いもの切らせてやるからさ…ボローニャハムとか。
「ヤッパ加工品じゃねぇか!」
!…すまん。やっぱフレッシュ・ミートだよな。ピュア・ミート切らせてやるよ。
任せとけって。
そうだな…
…ササミとかさ。
「参謀…長…」
包丁は言葉を詰まらせると、何故かそれ以上何も言ってこなかった。
相棒のまな板と一緒に、ただ静かに濡れている。なんだお前ら、泣いてるのかヨ?
いや、泣いているのは僕の方か…?
ち、今日の玉ねぎは目に染みやがるぜ。
今日は炒め玉ねぎといつぞやの袋ラーメンの余スープ(味噌味)による 「一見味噌ラーメン風スープ」と、ご飯。 合掌! いただきます。