第12回:東京は夜の7時/矢野顕子
本当に本当に、矢野さんはロックなお人です。私はこんな
『サッちゃん』(#3)聴いたことありません。
結成直前のYMOがベース・ドラム・キーボードで、バックコー
ラスに山下達郎・吉田美奈子という日本ポップス史上最高バンド
の夢のライブが収められた本作。1978年9月26日の中野
サンプラザのコンサートがおもな内容です。実は、録音ライブ会
場と吉田美奈子の参加については資料で確認にあたっていたとこ
ろ諸説出てきてしまいました。ここでは、『ひとつだけ〜The very
best of Akiko Yano 』(1996)のブックレットにある矢野さんの
インタビューを資料とさせていただきました。それ以外の話も知
りたい!という方は、こちらをご覧下さい。知ってても得するか
どうかはよく分かりませんが(笑)。
とにかく20年以上前のものですが、これと同等のクオリティの
ライブアルバムを出すのは現在のJ―POP最前線のメンバー
でも不可能かと思われます。
70年代の矢野さんというのは、子もちの若妻、とにかく奔放で
めちゃくちゃなのですが、とにかく神がかってます。何かが乗り
移ってます。信じられないような音の響きが渦巻いていて、恐くて
泣いちゃいます。CDなのに。
そして天才は天才を呼び、お互いを高める。細野さんベースや
ユキヒロさんドラムは、天才って言うか、鬼です。こちらも神がかっ
てる。余談ですが先述の『ひとつだけ〜』収の‘気球に乗って’も
ティン・パン・アレイで演ってます。必聴!!
こんなエキセントリックで神がかりなアルバムが廉価盤に生まれ変
わって1500円!倍でも買うのに。
******disc date******
●東京は夜の7時/矢野顕子(徳間ジャパンQ盤)
#1GOD‘S LOYAL LOVE〜東京は夜の7時
#2WATER WAYS FLOW BACK AGAIN
#3サッちゃん
#4行け柳田
#5気球に乗って
#6いもむしごろごろ
#7カタルンカララン
#8ト・キ・メ・キ
#9WALK ON THE WAY OF LIFE