disc review


第13回:future shocking pink/Little
creatures

   今いちばんヒップでクールでポップ。あざとくも哲学的な
ノスタルジックアーヴァンミュージック!
何のこっちゃと思った方も、これがCD一枚に収まる事は、
奇跡であることは分かっていただけるでしょう。

以前ベスト盤を紹介した little creatures の三年振りの
ニューアルバムは、その奇跡の連続。littele creatures
自体としての活動はわずかであったものの、port of norts や
combo piano ら参加のコンピレーション『 sign off from
amadeus 』のプロデュースや、青柳卓次氏がports畠山美由紀
さんをフィーチャリングしたPermafrost(コンピ『temple of
dub 』収録。聴くべし。)など、そのクリエイティブな才能は
はち切れんばかりでした。

『temple of dub 』への参加からも伺えるように、そのサウンド
は以前にまして音響的。かといって聴いてるだけで眠くなるよう
な手抜きはしていません。ちょっと話がそれますが、私は音響派
の音楽はどうしても眠ってしまいます。ジム・オルークとか、
5分持たない。ダヴはけっこうスキなんですけどね。

で、何故この作品では眠くなってしまわないのか、という話。
かっこ良すぎて寝てなんかいらんないんです。アコースティック
楽器のシャープな響きに反応しちゃって。美しい旋律がダヴな音
に乗って、何処までも心地よくそれでいて哲学的な匂い。本当に
頭良い人って、口に出さなくても佇まいで分かっちゃう、
そんな感じ。

******disc date******
●future shocking pink / Little creatures(EMI)
01.mosquito curtain        02.house of piano
03.new europians 04.town'ssoul
05.blossom inlaid 06.dead p.c.
07.blame          08.the apex
09.he passed deeply 10.mirage
11.far and wide 12.no reil trains
  


※おまけです。ダヴとはなんぞや、という方にオススメのCD。
little tempo /Ron Riddim(エイベックス)

*back number*

第12回:東京は夜の7時/矢野顕子

第11回:LES MASQUES/V.A.

第10回:Bossa House N' Breakes/V.A.

第9回:complain too much/port of nortes

第8回:RADIO COLLECTIVE/LITTLE CREATURES

第7回:FUTURE KISS/サニーデイ・サービ

第6回:色彩のブルース/EGO-WRAPPIN'

第5回:ホプキンス・クリーク/直枝政広

第4回:LONG DISTANCE/IVY

第3回:home girl journey/矢野顕子(epic)

第2回:4 flasher/スガシカオ(キティ)

第1回:ERA/中村一義(EMI)

番外編:ロックといふ事/200.10.20