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『七つの大罪』 即ち 暴食 貪欲 嫉妬 怠惰 色欲 傲慢 そして、憤怒。 |
小さな町に警官が二人。もうすぐ退職するサマセットと、新任で新婚のミルズ。その二人の前に、「七つの大罪」を模す異常な連続殺人事件が起こる。
すっごい悪趣味な映画です。が、私はすごくすごく好きです。見終わったあと、ぞくぞくして、救いが無いのにうっとりしました。困ったものだ。
とにかくサマセットとミルズが格好よくて。前半格好良さにうっとりしつつ、スピードにまかせているうちに、後半たたみかけてきて、さらにうっとり。
ミステリな色合いも強いのですが、最後まで続く謎は、「殺人犯は誰?」というフーダニイット?ではなく、「何故そんなことをするのか?」のホワイダニイット?になります。それを美しく見せるのも、綺麗にかたをつけるのも難しいから、すごいなあと拍手なのです。
(ホワイダニイット、のよく出来たミステリのイメージは、「虚無への供物」みたいなやつ。違うかしら。)
この映画のスタンスって「聖書がどう」とか「人間がどう」とかいう理屈ではなくて、辿り着く未来への予言でもなくて。「とことん趣味の悪いジョーク」 としてこの映画はあるんじゃないかなと。だから素敵。メッセージ性なんかもたないでいいよ。あったら笑ってしまうから。
見終わった感触、すごく覚えがあるとおもったら「CUBE」のに似ている感触で、私はとらえていたようです。