舞台・映画フィルム保存室(room28)



30:ネネム〜おかしなおかしなオバケのはなし(play)




演出
 佐藤信 2000年 日本(再演)
脚色
 藤原正教
原作
 宮澤賢治
出演
  毬谷友子/みのすけ/結城孫三郎 



 宮澤賢治原作の、「ペンネンネンネンネン・ネネムの物語」の音楽・人形を交えた劇です。子供用につくられた劇なのですが、すごーく出来がよくて、すごーく泣けました。私はとても好きです。
 毬谷さんに唄わせたい演出のひとは多いのか(笑)主題歌にあたるようなうたを彼女が唄います。うたはいくつかあるのですが、シンプルな、みんなでうたううた、なのですが。きいたのはその一度きりなのに、を二年たってもまだ唄えるところに驚きがあるかと思います。私にとっては、印象を深くあたえる劇だったようです。音楽はアレポスの清水一登さんが担当していたりします。

人間の登場が非常に少なく、台詞のある役どころは毬谷さんとみのすけ氏のふたりがほとんど。(踊ったりとか、はいるんだけれど)そのほかは人間の半分より小さい操り人形(人形使いのひとびとも舞台のうえにいるんだけど、それが全然不自然じゃないんだな)で、それがすごくプラスに効果していました。毬谷さんが演じる不思議な女性は、不思議な女性だし、ネネムの役も演じるし、ネネムの妹も演じるし。いろんな役をやらせたら面白いひとなだけに(声もくるくるかわるし)うっとりです。みのすけ氏演じる「記憶をなくしたおとこ」の立場に、すごく引っ張っていかれました。

 「世田谷パブリックシアター」でやっている、「こどものための音楽劇」というのは一種のシリーズものみたいで、「双子の星」ともども再演の可能性があります、ので、あったらこれは是非みにいってください。なきたいひとは(笑)




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