舞台・映画フィルム保存室(room45)



47:Focus(cinema)






監督
  井坂聡 1996年 日本
キャスト
 浅野忠信/白井晃/海野けい子/佐野哲郎



◎総評◎ B
  「フィクション」と「ノンフィクション」の境目を、
  ソフトにえぐく描いてます。
  短めの時間で、きちんと最後の集結に向かっていて、きっちりしている。



 「起承転結」の「転」からのどきどきがすごい。承→転に転がるときの、ぷつんと切れる糸の反動がすごい。
 そして、結の、視聴者としての立場と、朝日。
 この作品は「映像」で撮らないと意味が無い、ことが、起承転結としてしっかり存在するのがすごく強いです。


 ほどほどに性格の悪い作りで、浅野くんはうっとおしく怖く、白井さんもほどよくうっとおしく。
 繰り返して見るには私には負荷が大きい作品ではあります。
 格好良い、とか、壮快、とかとは逆のベクトル。
 ただ、ひたすら、この映像の存在←→視聴者の存在関係がすごいので、記憶に残るな、という。
 ミステリの作品にある作品←→読者の存在関係では「あなたが犯人だ」というパターンをはじめて読んだときに近いどきどきがありました。




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