56:すべては夜から生まれる(cinema)
監督
甲斐田祐輔 2003年 日本
脚本
木田真
キャスト
西島秀俊/甲田益也子/川口潤/水沢螢
◎総評◎ D−
綺麗なんだけど。
タイトルに騙されました。
もとい。
タイトルは私の好みなんですが、中身は合いませんでした。残念。
ものすごーく大きく空間をとって、雰囲気や空気の漂いをとじこめようとしている感じはします。台詞は少なく、音も少なく、刺激のある映像は無く。登場人物たちの感情も、表に強く出されることはなくて、それでも無表情の内側にはいろいろ感情はあるらしく。
でも私には、伝わってこなかった。
登場人物は二組のカップル。
売れない俳優(男)とその恋人。
絵描き(男)とその恋人。
仕事が無い俳優は、仕事をしているふりをして夜を喫茶店ですごす。
絵描きは絵を描く間、そばに人にいてほしくないので、恋人はその夜を喫茶店ですごす。
その夜のなかでであった二人は。
ほんと台詞が少ない。それでいて、物語に流れがないわけじゃない。なんだか舞台設定がレトロで、携帯電話が出てこないし、暮らしているマンションの調度も古めかしい。
影像はとても綺麗。夜のなかの明かりとか、目にさしこむ光とか、マンションとか階段とか、夜あるく風景と歩数のカウントとか。
でも、よく私にはわからなかった。
格好良く形作られただけのものが、よくわからないで並んでいると、それはただつまらないものになるのだなあ・・と思いました。
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