Aim


冷たいマシンガンの様なその視線で
狙いを定めた
照準は合わせたけれど…
薄氷一枚で隔てた様な微妙な距離を保ちながら
その向こう側に憧れる
…何故
決して割れないガラスに包み込んだ心を覗こうとする
その中身を知りたがる
…何故
その眼が私を恐怖に陥れるのに
いっそ消えてしまえば楽かもしれない
いっそ否定してしまえば全てが終わるかもしれない

早く逃げなきゃ
飲み込まれる
早く逃げなきゃ
喰われる…

それでも足を止めてしまう
…何故
息を殺して近付いて行く
…何故
暗闇の鼓動が聞こえる
…何故
ガラスを割りたいと思う
…何故

きっと永遠に狙いは外れ続けるだろう…


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