普通の男 Ordinary Man

 

田畑を耕す人々も、僕を普通の人だと思うのですか?

学校の先生にはよくしかられたよ

僕のペンは、長い間ほとんど動かずにいた

僕は部屋の窓から通りを歩く人々を眺めていた

あの人は、子供の頃から神経質だったようだね

 

上手に演奏しても、人々は振り向いてくれない

僕は行き先なんて決して人に話さない

なぜって、それじゃ聞くけど

彼らはどこに行くんだい?

僕の普通の男としての人生は

振えているかもしれない

魔法の愛のある場所の内側で

 

裏通りに目を向ければ

少女が険しい顔で楽譜を手に持ちながら

ピアノのレッスンに行くのだろうか

僕は空がどれだけ広いのかを知ろうしている

そして、僕の心に触れる人をただ捜している

 

本を読む人々も、その著者のことを普通の人だと思うのですか?

彼らは読み終わると、多くのものを捨てて

彼に別れを告げる

もう一つの窓から大通りを歩く人々を眺めていた

あのビジネス・マンも家族に会えるのを楽しみに家路を急ぐ

 

Hiroyuki Kusama/Junji Mitsuzuka
©1996 C-Flat Music Limited