死ぬかと思った・・・。

12/19。今日は徹夜バイト明け。
実はバイト中にとんでもないものに出逢ってしまったのだ。
あ〜、思い出しただけでむかついてきた!
でも読者の皆さんに
「死ね!キ×ガイ」って思っていただければ僕はこれ幸いかな。

午前3時30分ごろ、ちょうど日配品を品出ししている最中、
(そもそもこんな時間に来ること自体とんでもないのだが)
2人組の中年の工員風(作業服着ているから明らかに工員だろう)が入店。
「いらっしゃいませ」
「おにいさん、こわいよ〜」
????????
確かに今、この工員の片方の男が幼児言葉でそう話しかけてきた。
大の男が。(しかも酔っぱらっているようなので以下は文脈で聞き取りました)
「????・・・・・」
「ホモ、ホモだよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜」
(ぴき〜ん!)
「あ、あぁ・・・外になんか変質者でもいるのですか???」
「はぁ!?俺!俺、ホモなんだよ!」
「はぁ・・・・。」
「ねぇ、おにいさんよぉ。おじさんと腕相撲しない?アームレスリング。」
男は急にその生暖かい手を差しだし僕の手を握りしめてこう言った。
僕はその時、その男の潤みがちな目とそのテの人特有のおちょぼ口で舌足らずな口調で、
おおかた事態を把握した。
「す、すいません。僕腕相撲弱いッスから。」
「ほんとぉ?いい腕しているじゃない〜」
「そんなことないッス。」
「おっ!ちょっと便所借りるよ。おい!コーヒー買っとけ」
男はもう一人の方に命令してトイレへと消えていった。

 ・・・ひと安心。
しかし、ホモ野郎、トイレでなにしているんだ?
ひょっとしてさっきの僕の手の感触を思い出しながら何かに耽っているのだろうか?
いやだ、店内のトイレ掃除をあとでしなくちゃいけないのは僕なんだよ。
頼む!早まるな!

もう一人の一重まぶたの男はどうやらノンケらしいが、
何年もそのホモ野郎の下で働き続けているらしく、
「まったく、○○さんったらしょうがないなぁ」
そんな姿勢で付き合っているように見えた。
一重まぶたは温かいコーヒーを2本レジに差し出した。
ピッ、ピッ、「241円です。」
「あれ!?200円しか持ってない・・・ちょっとまってね。」
ホモ野郎がトイレから戻ってきた。
「コーヒーはどうした?」
「あのぉ、41円足りないんですよ」
「ちょっと待てよ・・・・」
ホモ野郎はポケットを探っているが、小銭がないらしい。
二人してそれっぽっちも持ち合わせていないのかよ!
お前ら、駄菓子を買いに来る小学生じゃないんだから!
「あ、じゃあ、免許証渡しておくから、金は明日持ってくるよ」
ツケようってかい!?
しかもこいつらは来店が初めてだというのに!
(二度と来るな!)
明日返すと言っても僕は明日はシフト入っていないし。
明日シフト入っている店長にこのこと説明しなくちゃいけないのか!?

「・・・困ります。」
僕はそう言ってツケを断った。
すると、ホモ野郎は急に逆ギレした。
「おい!おめぇ、おっちゃんの言うことが信用できねぇか?
あと241円は明日持って来るって言ってるだろ!」
横にいる一重まぶたがツッこみを入れる。
「○○さん、だから・・・あと41円ですって。」
「おめー、今いくら持ってる?」
「200円ですって。」
「200円!?41円払えばいいんだろ!足りるじゃねぇか!」
「じゃあ、僕の分はいいですから、○○さんの分1本で120円。こうしましょう!」
「なに訳わかんねぇこと言ってるんだ!」
読者の皆さん、訳分からないのはどっちだかお分かりですよね?

「??????」
(ダメだこりゃ)・・・・(品出しが遅れるよ)・・・・
「おい!おめぇ、なに見てるんだよ!俺がコーヒーを盗むとでも思ってるのかよ!?
警察でも何でも呼んでみろよ!俺の後ろにはなぁ・・・・」
「いや、だから今日はたまたま持ち合わせがないんですよね。」
「はぁ???」
なんかとんでもない方向に・・・。
「・・・・・。」
「おめぇ、俺とタイマン張るか?」
ホモ野郎は作業服の襟を開いて胸元を露わにした。
やばいっ!ホラレるよ。
今まで守っていた城がこんな形でボロボロと音を立てて崩れ行くのか?
これじゃぁ、レイプ以下だ。
俺の人生なんて・・・いや、こうやって文学に目覚めてしまうのか?
確かに、才能ある芸術家にありそうなエピソードだ・・・。
芸術か・・・いいかも、いや!よくない!!!

しかし、ホモ野郎が見せたのは脂と汗のしみこんだ男体ではなく、
三流の彫り師によって描かれたであろう稚拙な彫り物であった。
こいつやばいよ・・・やばいのは重々承知だが(笑)
タイマンって、そっちの方だったのね・・・。
いや、両方ってテもあるか・・・上も下も血まみれ・・・いやだいやだ!
「おいっ!俺こういうやつなんだよ!」
遠山の金さん症候群?やっぱり自慢したくなるものなのね。
「はぁ・・・。」
「『はぁ』じゃなくって『はい』だろ!?」
「はい」
「だから俺とタイマン張るのかって聞いてるんだよ!」
「遠慮します!!!」
一重まぶた・・・よぉーく見るとこいつみたいだ。
一重まブタがホモ野郎に諭した。
「もう帰りましょうよ」
「るせぇ!これからこの兄ちゃんと大事な話があるんだよ。なぁ、おめぇ。」
「いや、なにも話すことはありません。」         
「あ?」
一重まブタがホモ野郎の腕を引っ張り店から出ていった。

マジで死ぬかと思った。
死なないにしても実質上男としての尊厳を崩されるところだった。
僕はやり場のない怒りを段ボールにぶつけた。
「ボフッ!ボフッ!」

品出しが終わり、外を掃き掃除しながら思った。

「さっきのキ×ガイ工員・・・土木作業員・・・へぇ、分かったゼ!
昼間は道路に穴掘って、
肩には絵を彫って、
夜は夜でホる。」


チャンチャン。

もどりんこ

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